SW-PBeM Scenario #30
呪いの解き方教えます
1章 まずは依頼を決め方

痴漢を撃退するには?

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盗賊ギルド  奧の小部屋

 その店を訪れる人間は、大なり小なり臑に傷を持つ者がほとんどである。
 決まりどおりの挨拶をしたザックが店の奧へと招き入れられると、ミスティこと「暴風の」ミストラルがテーブルの上で手を組み、入ってきたザックに意味深な笑みを投げかけた。
■ ミスティ To:ザック
いらっしゃい。そろそろ来る頃だと思ってたよ。
まさか、忘れてる、なんて事はないだろうね?

■ザック To:ミスティ
いや、忘れたいんだがな・・・・まあ、おきまりだからしゃあねえな
とりあえず、一杯なんかくれや
(酒をもらい)ほんじゃあまあ上納金をお納めしますわ。まあ今年もおねがいっていうことで
(500ガメル渡す)
で、さっそくお願いなんだが、リトナル商会とその周辺の情報なんかあったらくれねえかな?

 ザックが差し出した金を素早く数え終えると、
■ ミスティ To:ザック
これからも、頑張って稼ぐんだね(^^)
今日の酒代ぐらいは奢ってあげるよ。

で、リトナル商会だって? 何だってまぁ、あの店は……。
また何かあったのかい? あたしが教えられることと言えば、ほら、この前の……


■ ザック To:ミスティ
ああ例のネックレス事件のことかぁ
そーいやそんな話しもきたことがあったなあ
あの事件は昔の連れのアルト達の山だったそうだがねえ
ま、あそこはへんなもんくさるほどあるからそれ絡みなんだろうなあ
期待しないでいくとすっかな
ほんじゃあまたそのうちくるわ。じゃあな
(ギルドを後にする)

■ ザック To:ミスティ
次は、しっかり金落としていきなよ(笑)


銀の網亭  寝室(男部屋)

 鎧戸の隙間から射し込む朝焼け光が、リムリィの柔らかそうな頬の産毛をきらきらと輝かせた。
 昨夜、ザックがギルドに向かうために銀の網亭を出てから、一行は男女に分かれて部屋を借り、床についたのだった。
 チーゼル、カヴァレスも各自のベッドで、これが最後になるかも知れない静かな眠りをむさぼっていた。
 今日、目が覚めてからは、次にベッドで休める日がいつかは全く分からないのだから……。

 ちょうどその頃、ザックがギルドの訪問を終え、大人の時間を過ごしてからこっそり部屋にもどってきた。

■ ザック To:独り言
ふう。さすがにくたびれたな
さーて少しの間寝るとすっかな
(ベッドを見回す)
うーん。このベッドでいいか・・・

 しかしザックの入ったベッドにはすでに先客がいた……それはリムリィであった。
 …………やっぱり、狙ってやってない?(^^;;
■ チーゼル
う〜ん…ふぁ…あ…ザックさん帰ってきたんだ…
…って、ちゃんと寝なきゃ…

 その微かな気配に、チーゼルはうっすらと瞼を開いた。
 今日から仕事の始まる緊張からか、なかなか寝付けずに、寝て起きてを繰り返していたようだ。
■ リムリィ
 ううん………

 そして数分。
■ ザック To:寝言
うーん。モニカもう勘弁してくれよ
ひゃ・・ひゃ・・ひゃ・・・
(なにやらわらっている)
そういう悪い子にはこうだ
(リムリィにしがみつき)
ヂョリぢょりヂョリヂョリぢょり

■ リムリィ
 ううう………ん………

 邪な気配と不快感に、ちょっと寝返り。
■ チーゼル
寝付けない…
…あれ? ザックさん…なんでリムリィさんと一緒のベッドに入って…
まさか…そういう仲なのかな?

…まさかね…

■ リムリィ
 来るなぁ………

 ドス。
 ザックの鳩尾に、見事に肘がはいる。
■ ザック To:寝言
グォ・・・ウ
な・・・なか・・やるね・・・・
そんなとこもまた・・・・ね
ま・・・な
チュ

 苦痛にうめきながらも、めげずにリムリィの頬にキスをすると反転しイビキをかいて寝始めた。
■ チーゼル
…!(@@)
(今…良く見えなかったけど…多分…だよ、ね…)
(そっか…あの二人って…そういう仲だったんだ…)

 チーゼルには、少し刺激が強すぎたようだ。
■ リムリィ
 ………ぅぅぅ………来るなぁ………寄るなぁ………

 げし。
 悪い夢でも見ているのか、リムリィは激しく足を動かすと、横でイビキをかく物体をベッドから蹴り落とした。
■ チーゼル
(あ…愛想つかされたかな? ザックさん…かわいそうに…)
(……でもきっと起きたら二人とも「普通に」振る舞うんだろうな…)
(きっといつもの事なんだ、うん)

(………寝付けないよぉ)

 無理やり自分を納得させて、頭から毛布を被り直すが、ショックは大きかったようだ。
 こうして、人は大人になっていくんだね(違)

 一方の、既に大人な彼は床の上で、

■ ザック To:寝言
うーん・・・・モニカ・・・・
アーシャ・・・・
うーん・・・・・

 リムリィにやられたみぞおちをさすりながら安らかな眠りに入っていた。

 いつの間にか日は昇り、往来にも人気が増えてきたころ。
 床で寝た痛みからか、ザックが目を覚ました。
■ ザック To:リムリィ&チーゼル
ふぁーあん?なんでおれ床で寝てんだ?
まいいか
いやーなかなか昨日はいい夜だった。
なかなかい夢もみれたしな
うーん、でもなんかみぞおちが痛てえな
どっか打ったかな?
(ムクっとベッドとベッドの間から起き、左右を見る)
リム公、チー公おきてるか?
ちー公顔色悪いな。さては昨日緊張してねれなかったな
(ザックは初めての冒険を目の前にしての緊張だとおもっている)
リム公はまた悪夢でもみたのか?
ひゃひゃひゃ

■ リムリィ(寝ぼけてる?)
 ………んぁ………ぁ………おはよう…ございま………

 ドス
 何故か、ザックに肘鉄を喰らわす。……条件反射?(笑)
■ リムリィ To:ザック?
 あ………ザックさん、おはようございます。
 ………どうしたんですか?

■ ザック To:リムリィ
ゴフ!!
ぐ・・・・
相変わらず寝相わりいな・・・・
リム公め・・・

■ チーゼル To:ザック&リムリィ
え、えっと…おはようございま…

 と言ってなんとか毛布から顔を出すものの、ザック&リムリィの顔をみると少し赤くなってまた毛布に潜ってしまう。
 こんなシャイで、これから大丈夫なんだろうか?
■ カヴァレス
クク,こりゃぁ良いぜぇ。

 どこまで状況を把握しているのか不明だが、チーゼルの反応に面白い玩具を見つけた子供のように笑うカヴァレス。
 でも、その邪悪な笑顔は恐すぎる(^^;;
■ チーゼル To:ザック&リムリィ
(…なるほど…改めてみると結構お似合い…かも?)
(それに…まぁリムリィさんなら無理もないし…)

あ、っと、どうもすみません。すぐ支度しますから。

 毛布の影に隠れるように二人を眺めながら、いろいろと怖い想像を巡らせるチーゼル。
 しかし、皆が部屋を出る支度をしているのに気付き、ようやく我に返りごそごそと起き出した。
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