Sword World PBM #29 |
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宿の一階 |
再び宿屋。
マリエルが去った後───
アーギーは、嘲笑じみた笑みをまだ浮かべている。
■アーギー |
・・・ハッ、つくづく礼儀が分かってないようなクズにはなりたくないもんだな・・・。 |
アーギーは大きく一呼吸すると、アスタルテの方を向き、軽く肩を叩いた。
食事中にメイスを振り回すのは、テーブルマナーの一種だったのだろうか………
■アーギー To:アスタルテ |
さてと、食事の続きといこう・・・・・。 (と、食事に手をつけかけて) ああ、そうだ。アスタ・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。 (テーブルの、先程メイスで叩かれた部分に目をやりながら、アスタの耳元に小声で) ・・・・・このテーブル、もし修理代要求されたら、自分で責任持って払った方がいいよ。 それが・・・・「礼儀」ってもんじゃないかな・・・・。 |
■アスタルテ To:アーギー |
う゛……… (上目づかい+うるうるの瞳で見つめ上げながら) |
■アーギー To:アスタルテ |
・・・・・・・・・・・ (悲しそうな表情をして、上目遣いを真正面から見つめ下ろす) アスタ・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・それ、もし本気で言ってるんなら・・・・・・・悲しいよ、オレ・・・・・・・。 君の嫌いなはずの・・・・「卑怯」じゃないか・・・・。 |
アーギーがなにやら自分の中の世界では揺るがないらしい正義観を振るう。その雰囲気に、アスタルテはますますひるんだ。
■アスタルテ |
そ、そんな事はないわよ(たぶん)。 私がやってるのは卑怯な事じゃなくて単なるごまかし……、じゃなくて。 これはパーティの団結って奴よ。 うん、そうよ、そうなのよ。 あ、あははははは……………(-_-;) (ちぃ、やっぱりアーギーには通用しなかったか。 |
■アーギー To:アスタルテ |
・・・・・・・「逃げてる」な、アスタ・・・・・・・。 (ふうっと残念そうにため息をつく) ・・・・・「正義」の人でいたいなら・・・・・そんな言い訳だけはしちゃ駄目だよ・・・・・。 「正義」が聞いてあきれるよ・・・・・。 |
アーギーはアスタルテから目を背け、食事の続きを始めた。
■アスタルテ |
………冗談なのにそんな言い方しなくったっていいじゃない。 |
アスタルテは、少しむっとしたように呟いた。
■イルミナ To:ALL |
賞金首らしき人というのは私が先ほど二階で見かけた男の人のことかもしれないわね。 二階の一番奥の部屋に入っていったからそこに泊まっている人の名前をマスターから聞く事ができれば少しはわかることがあるかもしれないけど... |
ようやく収拾がついた気配に、クレフが椅子を元に戻して座り直す。
■クレフ To:ALL |
はぁ・・・それにしても、彼らとは完全に敵対しちゃいましたねぇ・・・ま、最初から「協力」関係ではないからかまわないかもしれませんが・・・ははは(ぽりぽり) (突然真顔になって) 気になるのは3つ。グレッグソン、謎の男、それからエルダーボックスの効能です。 キノコに関しては、ドリスが戻ったら確認しましょう。彼女、詳しそうだったから、知ってるかもしれません。問題はグレッグソンのことと、謎の男ですが・・・どうしましょうか? |
■イルミナ To:ALL |
そうね、とりあえず二階の男の人については今聞いてくるわ。ひとつずつやれる事をやっていきましょう。 ちょっとまっててね |
そう言って、イルミナは小走りにカウンターへ向かった。
■アスタルテ To:イルミナ |
わかった。 |
そう言って、再び食事に挑みかかるアスタである。
カウンター |
■イルミナ To:ALL |
(小声で)ねぇマスター...二階の奥の部屋に泊まってる人なんだけど、名前とかわかるかしら? |
■マスター To:イルミナ |
ん?ヴィオさんか?さっき、彼のことで何か騒いでいたようだが、どうかしたのか? いや、それよりも……… |
そう言って、アスタが壊したテーブルの方を指さす。イルミナはそれを視線で追い───
■イルミナ To:マスター |
えっ、あっ... (マスターの方に向き直って)ご、ごめんなさい。仲間がとんでもない事を... |
イルミナはすまなさそうに頭を下げている。
■イルミナ To:マスター |
あ、あの弁償しますから...このくらいでたりないかしら? |
そう言って、イルミナは20ガメルほど懐から取り出した。
■イルミナ To:マスター |
あっ、本人の方からも謝らせますので... |
■マスター To:イルミナ |
いや………5でいいよ…これ以上壊さないならね。 |
■イルミナ To:マスター |
そ、そうですか...すいません。それでは... |
5ガメル数えマスターに手渡す。
■イルミナ To:アスタ |
アスタさ〜ん、ちょっとぉ〜 |
■アーギー |
待てイルミナ・・・。君の手から払う必要はないよ・・・・。 ・・・・そもそも頭を下げるべきは君じゃない。当然・・・・。 (すっ・・・と、合図をするかのように視線をアスタに向ける) |
■アスタルテ To:マスター&アーギー・イルミナ |
わかってますって。(T-T) (再び上目づかい+うるうるの瞳で見つめ上げながら) |
■アーギー(心の声) |
・・・・・・。 「マイリーに」許しを請うべきはテーブル壊したことよりさっきオレに言い訳をしたことのような気がするが・・・・・・。 |
アーギーの心の声には誰も反応しない。同意もないし反論もない。だって心の声だから。
■アスタルテ To:マスター |
マスター、このお詫びは私が体でお支払い致します。 |
───と言うと、もそもそと鎧を脱ぎ始める………
■アーギー |
?・・・お、おいっ、ちょっと・・・ |
■マスター To:アスタルテ |
……… |
じろじろ。
じろじろじろ。
■マスター To:アスタルテ |
………いや、遠慮しておく。 |
あっさりと首を横に振るマスター。
■アスタルテ To:マスター |
えぇぇぇぇぇ、なんでぇぇぇぇぇ。 なんで、どうして、ほわあい(why)。 テーブル壊すような女にさせる手伝いは無いって言うの。 私のこのやる気は何処へ行けばいいのよ。 私だって皿の一枚くらい洗えるんだからね。 |
■アーギー |
・・・・・・・・。 |
■アスタルテ To:マスター |
(お金だけじゃなく労働でも奉仕しようと思ったのに…… なんか誤解されるような事言ったかな?) えーと、マスター。 |
■イルミナ To:アスタ |
あら、別によかったのに(^^ あれはあれで、私にはできないことだけど気持ちは同じだったんですから(^^ |
そう言いながら、イルミナはアスタルテの差し出した銀貨を受け取った。
■イルミナ To:マスター |
あっ、そうそう 迷惑のかけついでで申し訳ないんですけど、えっと...ヴィオさんでしたっけ? その方がどんな方なのかご存知ないかしら?なぜこちらにお泊りになっているのかとか? |
■マスター To:イルミナ |
彼もキノコを取りに来たようなことを言っていたけど、詳しいことまではね。 |
■イルミナ To:マスター |
そうですか(^^どうもありがとうございます |
宿の一階 |
と───そこへ、ドリスが宿に駆け込んで来た。雨がぱらついてきたので、走ってきたらしい。
キョロキョロと店内を見回し、仲間を見つけるとテーブルの方にやってくる。
■ドリス To:イルミナ |
あっ、ただいまぁっ。話聞いてきたよ〜っ♪ えっと、後で詳しい話するね。 |
■アスタルテ To:ドリス |
あ、お帰りドリス。 |
■イルミナ To:ドリス |
あっ、おかえりなさい その様子ですと、十分な情報をえられたようですね(^^よかった(^^ |
ドリスは空いた席に座り───
■ドリス To:マスター |
お腹すいちゃった。お食事もらえるっ? ここの自慢料理とかあったらそれお願いね♪ それからワインもお願いねっ(ニコニコ) |
■カルソニック To:マスター |
俺もなんか少ない量で味を楽しませてもらえる物が欲しいな。 それと酒はバーボンを頼む。 |
■マスター To:ドリス |
まあ、自慢料理ってほどのものはないけど、そうひどい味でもないと思うよ。 ワイン付きで5ガメルだが、いいかい? |
と、マスターが指さす鍋からは、なかなかいい匂いが漂ってきている。そうひどいものではなさそうだ。
■ドリス To:マスター |
うん、いいよ。それでっ(ニコニコ) |
■ドリス To:ALL |
(テーブルの真新しいへこみに気付いて) あれ? どしたのこれ??? |
■カルソニック To:ドリス |
おおかた酔っぱらった誰かが勢い任せにドツいたんだろ。 マスターも気苦労が絶えないだろうさ。 |
■イルミナ To:カル |
あっ、いや.... |
イルミナが気まずそうにマスターとアスタルテに目をやる。
■アスタルテ To:ドリス |
(あさって方を向きながら) ほ、ほんと、マスターも大変だよね…… (-_-;) |
■ドリス |
??? |
■アーギー |
・・・・・ま、一悶着あったってこと・・・・・。 |
■マスター To:ドリス |
ほい、できた。見てくれはあまり良くないが味はそう悪くないよ。 |
話を逸らすように、マスターが食事とワインを持ってきた。
■アスタルテ |
ナイス、マスター。 グットタイミング!!(心の中で「ヨッシャ!!」とガッツポーズ) |
■アーギー |
・・・・・・・・・・・・・・。 |
■ドリス To:マスター |
あっありがとっ ぱくっ。もぐもぐ。 うんうんっいけるいけるっ。はむはむはむはむ(*^-^(*) |
■カルソニック To:マスター |
・・・うん、美味しい。 |
見事に話をそらされている単純なドリスである。
■イルミナ To:All |
皆さんお食事が済んだらどちらかの部屋に集まって明日の予定でも立てますか? 私達の部屋はそれほど大きくなかったんですがクレフさん達の部屋はどうでした? まぁ、全員が入れれば問題ないのでどちらの部屋でもいいんですけど(^^ それとも、今ここで話をしてしまいますか?もう時間も時間ですしね(^^ |
■クレフ To:イルミナ |
こっちは6人何とかは入れると思いますよ。6人で寝るにはきついと思いますけどね(^_^;)部屋で情報交換したほうが何かと・・・ |
■カルソニック To:クレフ |
まぁ、食事が終わってから集まる、でイイんじゃないのか? |
■ドリス |
はむむっ? ごほごほ。ごきゅごきゅ。 (喉に詰めかけたのをワインで流し込み) けほっ……。んとね〜。あたしは、ここより部屋の方がいいと思うなっ。 それじゃ、後で部屋に行って相談しよっ。 聞いて来た話とかもそこで説明するねっ。 |
■イルミナ To:All&マスター |
さて、それではお食事を済ませてしまいましょう(^^ あっ、マスター。ワインのおかわり頂けますか(^^ |
■マスター To:イルミナ |
ほい、どうぞ。 |
■アーギー To:ALL |
んっと・・・・・・・・・。 オレ、先に部屋に行ってしばらく休んでるから・・・・・・。 ・・・・食事終わって相談とかする時になったら呼びに来てくれないかな・・・・。 |
■ドリス To:アーギー |
は〜い。じゃ、後でね〜 |
■アスタルテ To:ALL |
じゃ、じゃあ私も部屋に戻ろっかな。 あはははは…… お先にぃぃぃぃぃ。 |