Sword World PBM #29





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美味しいキノコの
美味しい食べ方


むろん、その通りです。



ドナルド商会・裏口

 陰気男(仮)に案内されてとある屋敷(というにはやや小さい。ちょっと大きめの家)にたどりつく。
 一行は、なにやら妙にこそこそと路地の方に案内され、そのまま裏口の方に連れられた。
 がちゃ、と(案外まともな)音を立てて扉が開く。
■貧相な男 To:ALL
 ……どうぞ………お入りください……
 ………取って食べたりは………しませんから………

 いちいち念を押すから余計怪しい。
■アスタルテ To:貧相な男
 ほ、本当でしょうね。 オドオドオド(ヘビーメイスを両手に握り締めてついて行きます)

■イルミナ
(小声で)じょ、冗談に聞こえないのよねぇ...(苦笑)

■カルソニック
俺達に襲いかかる前に俺に一刀両断されてると思うがな。

 その根拠のない自信がどこから来るのかは不明。
■アーギー
(視線は向けないまま、嫌味を込めた口調でわざとまともに答える)
 そうか、取って食べないのなら安全だ、よかったよ、フフッ・・・(暗笑)
 ・・・じゃ、入るかな・・・。

■貧相な男 To:ALL
 ………もちろん………冗談ですよ………アハ、アハ、アハ、アハ。

 さわやかに笑ってるつもりらしい。アーギーの嫌みも、全く気にした様子がない。
■ドリス
 あはははー。それじゃ遠慮なく〜。(すたすた)

ドナルド商会

 あまり関わり合いになりたくないと思ったのか、ドリスはさっさと屋敷に入る。何となくおかしなものが無いか周囲を警戒することも怠らない。
 この男なら、裏口のドアに罠を仕掛けていましたとか言われても全然不思議な気がしない。
■クレフ
あっはっはっは(ぽりぽり)・・・・・・って笑ってないで入りましょうか(笑)

■イルミナ To:クレフ
そうね。そう毎回毎回気にしていたんじゃきりがなさそうだし(苦笑)

 そんなこんなで家の中を案内され、少し進んで、一室の前で止まった。
■貧相な男 To:ドア
 ………旦那様………お連れしました………

■部屋の中にいる男 To:貧相な男
 うむ、鍵は開いている。入って頂け。

 部屋の中から中年のものらしき声が返ってきた。結構渋い声(?)である。
■アスタルテ(独り言)
 ああ、この中にきっと人喰い妖怪の親玉が……

■ドリス To:アスタルテ
(小声で) あ、あのさ。アスタちゃん立派な勇者様目指してるんでしょ?
 それならこの程度でびびってちゃ駄目だよ。
 人食い妖怪が出たなら退治してやる!ってぐらいの気持ちでいなきゃ……。
ねっ♪(ニコニコ)

■アスタルテ To:ドリス
 ギクギク……
(う……、ま、まずいわ。このままだと私の威厳に傷が……)<--そんなもんないって(笑)

 あ、あははははは……。
 や、やだなあ、なに言ってんのよドリス、怖がって見せているだけに決まってるでしょう。
 さささ、みんな行くわよ、ついてきなさいよね。


 と空威張りで言い放つアスタルテの背中は、冷や汗でべっとりと濡れている。
■ドリス To:アスタルテ
 ……(^-^;)

 そういう言っている間に、カルソニックが、意に介した様子もなくずかずかと部屋に入った。
■アスタルテ To:カルソニック
 あ、あれ……………
(カルを首だけで見送ります)

■カルソニック
入らせてもらうよ。依頼人。依頼に付いて詳しい話を聞かせてもらおうか。

 実に良いチームワークである。まったくもって。
ドナルド商会・書斎

 部屋の中には、50代後半くらいの紳士がいて、デスクを挟んで向こう側に座っている。
■紳士 To:ALL
 おおっ!!

■貧相な男
 おおぉぉおぉおぉぉおおぉぉぉお………

 陰気男(仮)が(勝手にハモって)呻いているが紳士は無視して続けた。
■アスタルテ
(おお、人間だ、人間がいる。
 い、いや待てアスタルテ、あれは擬態かも……
 あはは、なんてね。)

■ドナルド To:ALL
 いやいや、よく来てくれた。私がドナルドだ。
 まあ依頼の話はそこのオルクに聞いているだろうが、まあ座ってくれたまえ。

 と、ちょっと高級そうなソファを勧められる。ドナルド氏は、少なくとも遣いの陰気男よりはずっとまともそうに見える。少なくとも人間だし、むしろ若い頃は(もしかしたら今も)もてたであろう容貌の中年である。
■アーギー To:オルク
 あ・・・・そう言えば名前すら聞き忘れていましたね。すみませんでした、オルクさん・・・。
(オルクに軽く頭を下げたあと、ソファに座る)

■オルク To:アーギー
 ………アハ、アハ、アハ………むろん…その通りです………

 何がだ。
■アーギー
 ・・・・・・・・・・・・。
(ハッ、ダメだこりゃって感じだな・・・)

 敢えて口に出しては言わないあたりが、なかなかさわやか。
■アスタルテ
 名前があったんだ、あの人……。

 あると困るのだろうか………。もっとディープな名前を期待したのかもしれないが。
■クレフ To:ドナルド
(なんだか2人で楽しそうだなぁ(笑))あのぅ、それで、早速なんですが、依頼内容について詳しい話をお聞きしたいんですが・・・(苦笑)

■イルミナ To:ドナルド
(クレフに続いて)実はまだ何も聞いていないんですよ。えっと、そこの...オルク...さんからは...
ですから、話の発端から説明願えますか?

■ドナルド To:オルク
 ん?なんだ、話していなかったのかね?

 ドナルドがオルクの方に訊ねる───
■オルク To:ドナルド
 ………えぇ………むろんです………

 オルクはゆっくりと頷いた。そして、堂々と言い放つ
■オルク To:ドナルド
 ………話しておりません。

■ドナルド To:オルク
 ああ、そうか。

 ドナルドはまったく動じた様子なし。しかも、さらっと流し、話を続ける。慣れの問題だろうか。
■ドナルド To:オルク
 まあいい。では今のうちに例のものを取ってきてくれ。

■オルク To:ドナルド
 ………お任せください………必ずや………

 それだけ言い残してオルクは足音も立てずに部屋を出て行った。
■イルミナ(心の声)
今までの言動も十分怪しかったけど...あの身のこなし...ますます怪しい人だわ...


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ゆな<juna@juna.net>