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はるかな昔、魔法を使えないというだけで奴隷にされていた時代。
そんな私たちを同じ人間として認めてくれたラングドーフ 彼はもういない。
残されたのは、彼が
そう。 |
ある日の銀の網亭 |
いつものように新顔の冒険者が現れ、なじみの冒険者たちが大量に帰ってきて、大騒動が起こり、やがて去る者に別れを言い、新たなパーティーを結成して意気揚々としている頃。
■ おやじ |
うーむ、足りんなぁ… |
おやじは掲示板を見て一人悩んでいた。パーティーは全部で8つ。ところが、掲示板の依頼書はどう数えても7枚しかない。
■ おやじ |
この前のように、飛び入りでいい依頼が舞い込んできてくれるといいのだが… |
おやじの期待をよそに新たな依頼が来る気配もなく、宴会の終わったパーティーから次々と依頼書を持っていき、そして最後のパーティーが姿を見せた。
■ おやじ |
さて、どう話を切りだしたものか… |
笑顔で2階の個室から降りてくる冒険者たち。彼らの次の仕事は、どうやら自分達の仕事を見つけることから始まりそうだ。
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