銀の網亭 カウンター |
おやじは、カウンターでゆっくりとオレンジを絞りながら呟いた。
■ おやじ |
さて、にぎやかになる時期が来たようだな。 ミルクにオレンジジュース、エールにウオッカ、それに……火酒、これを忘れちゃいけねえ。 あと、食べ物もこれで足りるな。 |
来店して、声を掛けて来たのは、虹色のマントにシルクハットという格好をした若い男。
■ フェリオ To:おやじ |
お〜っす、おやっさん! こないだの初仕事も上手く行った事だし、またやっかいになるぜ。 まぁ前の仲間とは別れちまったからまた一から探さなきゃなんだけどな。 つー事でとりあえずエール頼むわ(^-^) |
■ おやじ To:フェリオ |
そうか、うまくいったのか。それはめでたいな。 そうそうエールだな。たっぷり準備しているからたっぷり飲んでくれよ。 又いい仲間が見つかると良いな。 |
エールを渡すおやじ。
■ フェリオ To:おやじ |
お、サンキュー。 そんじゃ仲間探しに行ってくるぜ(^-^) ・・・とりあえず女の子だな・・・女の子・・・。 |
店内を眺めて、さっそく仲間になってくれそうな者を探し始める。
続いてもう1人。両手剣を携えた軽戦士が来る。
■ ジーク To:おやじ |
ふぅ、よーやく帰って来れましたね(^^) おやじさんただいまです(^^) 無事お仕事も終わりましたよ♪ あ、エールを一杯頂けますか? さて・・・・・次の冒険の仲間を捜さないと・・・・ 頼れるリーダー候補にならないと行けませんからね♪ |
■ おやじ To:ジーク |
そうかうまくいったのか。 まあ、ジークの顔を見るとよく分かるがな。 エールか。ほいほい。とりあえず一杯でいいかな。 じゃあ、まあ、ゆっくり仲間を捜すことだな。 |
■ ジーク To:おやじ |
あ、ありがとうです(^^) はは、そうですか(^^ゞ やっぱり顔に出ちゃってますかね? さて仲間か。あ、掲示板お借りしますね♪ |
ジークは、掲示板の情報を確かめに席を立った。
メイジスタッフを持った魔術師が席に座る。若い女性である。
■ アルト To:おやじ |
や、マスター。何だか今日は賑やかだねぇ。 昨日まで暇そうにグラスを磨いてたってのに、商売繁盛で結構なことだよ。 とりあえず、私にも酒を一杯もらえるかい? …まぁ、手の空いた時で良いからさ(^^; |
■ おやじ To:アルト |
おお、アルトか。相変わらず元気そうだな。 酒か。エールで良いか。飲み過ぎるなよ。 美人が台無しになるからな。 まあ、アルトなら大丈夫だろうがな。 |
■ アルト To:おやじ |
ありがとさん(^^) でも美人の秘訣も仕事の成功も、私の場合、全ては一杯の旨い酒にあり…ってね。 これが無くちゃ、どうにも一日が始まらないよ。 んじゃ、今回も良い仲間に出会えることを願って、まずはマスター自慢のエールをゆっくり味わせてもらうとしようか。 |
アルトの姿を見つけ、フェリオが声を掛けて来た。
■ フェリオ To:アルト |
よう、また逢ったな、アルト。 どうだい? 調子の方は? 見た目は相変わらずの美人のようだけどな(^-^) ・・・でここにいるって事はまた冒険をしようってんだろ? よかったら一緒にいかねえか? 優秀で美人のソーサラーは冒険には欠かせねえからな。 |
■ アルト To:フェリオ |
見た目通り、調子も良好だよ。 冒険の誘いかい? フェリオとなら、大歓迎だよ。 愉快で明るい奇術師も、楽しい冒険には欠かせないからねぇ(^^) |
■ フェリオ To:アルト |
へへっ、そりゃ嬉しいね。 でもな俺だって少しは鍛えたつもりなんだぜ? この前ん時に結構ヤバかったからな。 ま、積もる話は置いといて・・・もっと仲間を探そう。 二人だけじゃ依頼は受けられねえろうしな。 さぁ、行くぞ〜、どんどんナン・・・もとい誘うぞ!! |
張り切るフェリオ。
■ アルト To:フェリオ |
そいつは頼りがいがあるねぇ。楽しみにしてるよ、フェリオ。 んじゃ、見知った顔も何人かいるみたいだし、私も適当に声かけてみるとしようか。 フェリオもナンパ頑張んなよ。 |
■ フェリオ To:アルト |
うぅ・・・い、いや・・・とにかくがんばってくるぜ(^-^;; |
行動が見透かされているフェリオであった。
エルフの娘も戻って来た。今回の冒険の報告をする。
■ ヴェアリアス To:おやじ |
マスター、ただいまぁ(^^) 今回もなんとか無事に終わったよ(^^) ちょっとひやひやしたけどね。 そうね。今日はちょっと疲れたから果実酒をもらえる? それからなにか甘いものが欲しいなぁ。 あ、ロードの分もお願いね。 |
■ おやじ To:ヴェアリアス |
相変わらず綺麗だな。元気そうで何よりのことだ。 仕事も無事に終わったのなら良いことだな。 果実酒か、そういえばこの前オレンジからつくったお酒ってのがあったな。これでいいか。 後、ロードの分か。 ほいほい。これでいいな。 |
■ ヴェアリアス To:おやじ |
マスター・・どうしたの、いきなり? でも、綺麗と言われて悪い気はしないけどね(^^) 誉めてくれてありがとう♪ そういえば、人が増えてきたわね。 ロードの食事もあるし、もうちょっと様子を見てようかな。 |
カウンターで、ゆっくりと過ごす事にする。
初めて見る、男のドワーフが店に来た。髭が無いせいで、小柄な人間にも見える。
■ エレボス To:おやじ |
こんにちは、ここは銀の網亭ですか? やっと一人前と認められ、今日より冒険者になったエレボスと申すものだが…。 おっと、すまん、ひとまずミルクを一杯頂きたいのだが…。 |
■ おやじ To:エレボス |
ん、エレボスっていうのか。 仲間を捜すのなら丁度良かったな。 今はここ数月で一番混んでいる時期だからな。 いい仲間が見つかると良いな。 あ、すまんすまん、ミルクか。たっぷり飲んでくれよ。 |
■ エレボス To:おやじ |
ありがとう。 では、ちょっと声でも掛けてみるよ。 |
エレボスは、さっそく近くに居たエルフの娘――ヴェアに声を掛ける。
■ エレボス To:ヴェアリアス |
ちょっと隣宜しいですか? 私はエレボスと申すものなんですが、駆け出しの冒険者で仲間になってくれる人を探していまして。 私は少々神の加護があるんですが、精霊にはまったくウブなんで声をかけたんですが・・・・。 |
丁寧に挨拶をする。
■ ヴェアリアス To:エレボス |
ええ、どうぞ(^^) ・・・・? え、ぼく何歳? でも私が精霊と話ができるってよくわかったわね(^^) 冒険? そうね、冒険には仲間がいるわね。 私はいいわよ、エレボス君♪ |
■ エレボス To:ヴェアリアス |
これでも34歳です。 髭が無いのは剃っているんです。 |
■ ヴェアリアス To:エレボス |
・・へぇ、34歳なんだ・・・34歳!? あ・・・えーと、ごめんなさい(^^;; 私勘違いしてたみたい。 |
■ エレボス To:ヴェアリアス |
あ、あとお名前宜しいですか? それと、そこの鳥さんの名前も…。 |
■ ヴェアリアス To:エレボス |
そういえば私の名前まだ言ってなかったわ。 私はヴェアリアス。みんなからはよくヴェアって呼ばれてるわ。 それからこの子はロード。私の親友よ。よろしく(^^) |
多少の誤解はあったが、自己紹介を済ませる二人。
■ エレボス To:ヴェアリアス |
ヴェアリアスさんとロードか。無粋な私の名と違って素敵な名前だ。 |
■ ヴェアリアス To:エレボス |
ほめてくれてありがとう(^^) そろそろ人が増えてきたことだし、仲間集め始めようか? |
■ エレボス To:ヴェアリアス |
こっちから声をかけときながら、こんな事を言うのも何なんだがこんな私でも良いのか? 駆出しの冒険者の私はもしかしたらヴェアさんの足手まといになるかもしれんぞ…。 それでも構わないのならこっちは有難いんだが…。 |
■ ヴェアリアス To:エレボス |
私はかまわないけど・・・・ でもエレボスさんにも考えはあるものね。エレボスさんにまかせるわ。 楽しい冒険も負担を感じるようだったらおもしろくないしね。 |
■ エレボス To:ヴェアリアス |
そう言ってくれるなんて嬉しいです。 では、改めて言わせてもらいます。 「私を仲間にして下さい」 |
■ ヴェアリアス To:エレボス |
(^^) こちらこそ、改めてよろしくね。 |
二人は、仲間になってくれそうな人に声を掛けて周る事にした。
草妖精の女性が、カウンターの椅子に座った。おやじも初めてみる顔である。
彼女は恐る恐るおやじに声を掛ける。
■ エデン To:おやじ |
………………………………。 あ、あの………お水と、乾パン………いただけるかしら? |
■ おやじ To:エデン |
もうすぐグラスランナーの仲間が何人か来るから気にしなくて良いぞ。 まだ、誰も来てないだけだよ。 で、水と乾パンか。それだけじゃおなかがすくだろう。 このオレンジをあげるよ。 これは俺のおごりだから気にせず食っておけよ。 |
■ エデン To:おやじ |
……あ、あの………………。 ……いえ……お気遣い有り難う御座います………(T-T) |
受け取って、礼を言う。
実はオレンジは食べられなかったのだが、言い出せなかったエデンである。
仲間を探していたフェリオが、エデンを見つける。
■ フェリオ To:エデン |
あのさ・・・君ってぐらすらんな〜だろ? って事は、色々と変わった事とか出来るよね? |
フェリオの服装と声の掛け方に、サーカスの勧誘かと疑うエデン。
■ エデン To:フェリオ |
いいえ。それほど変わったことはできませんわ。 ……皆様と同じ……せいぜい、遺跡荒らしの真似事くらいですわ。 |
■ フェリオ To:エデン |
遺跡荒らし? そうそう、それだよ、そういう事が出来る人が欲しかったんだよ(^-^) 実は今、仲間を探してんだけどさ、今んとこ、マジシャンの俺とソーサラーの二人しかいないんだ。 よかったら君も仲間になってくれないかな? |
■ エデン To:フェリオ |
……あの……私……サーカスはちょっと……ごめんなさいましね。 |
■ フェリオ To:エデン |
は? サーカス? ・・・俺、冒険者なんだけど・・・。 っと、紹介の仕方が悪かったかな? 俺は神官戦士でもあるんだ。 ま、本業はマジシャンだけどね、でもまぁ収入の道が欲しくってさ。 それで冒険者やってて冒険の仲間探してるんだ。 |
まだ少し疑っている、エデンの目。
■ エデン To:フェリオ |
あら? そうでしたの……私、勘違いしておりましたわ。 御免なさいませね。 |
■ フェリオ To:エデン |
な〜に、よく間違えられるから気にしてないよ。 |
それを聞いて納得するエデン。
■ フェリオ To:エデン |
そんでさ、冒険の仲間として君に一緒に来て欲しいんだけど、どうかな? サーカスなんて、見る物で売る物じゃないから安心しなよ(^-^) |
■ エデン To:フェリオ |
お仲間に加えていただけるのは嬉しいですわ。 ………私でお役に立てるとよろしいのですけれど………。 |
■ フェリオ To:エデン |
よっしゃ、おっけーおっけー。 これで三人目だな・・・っと名前名乗ってなかったな。 俺はフェリオ、フェリオ・ベオレルフってんだ。 アレクラストナンバー2の大マジシャンにして、チャ・ザの神官戦士でもある、よろしくな。 君は何て名前なんだい? |
■ エデン To:フェリオ |
私……エデン……エデン=フォレスターと申します。 それでは、これから宜しく御願いいたしますわね、フェリオ様。 |
■ フェリオ To:エデン |
エデン=フォレスターか・・・んじゃ改めてよろしくなエデン。 それと俺の事は様付けじゃなくてフェリオって呼び捨てでいいぜ。 さ〜ってと、自己紹介も済んだとこでまだまだ人数が足りないから勧誘に行くぞ〜、ちゃんとついて来いよ〜。 |
フェリオはエデンを連れて、一旦アルトと合流する事にした。
アルトと合流するフェリオ、そしてエデン。
■ アルト To:フェリオ |
おっ、フェリオ、そっちにいるのは新しいお仲間かい? どうやらナンパは成功したみたい………だ……ね…………。子供? |
暫し、まじまじとエデンを見つめる。
その後、フェリオを横目で見ながら諭す。
■ アルト To:フェリオ |
…………まぁ、世の中色んな趣味の持ち主がいるだろうしね。 とやかく言うつもりはないけど……犯罪にだけは走っちゃいけないよ? フェリオ。 |
■ エデン |
(……犯罪者!? ……いよいよ危険ですわ……) |
■ フェリオ To:アルト |
こら・・・だ・れ・が・犯罪者だ・・・。 この子はな、ぐらすらんな〜と言って色々と器用な事に通じた、冒険に必要な仲間なんだよ。 |
エデンの肩に手を置くフェリオ。
(ビクッ!)
…怯えるエデン。
■ アルト To:エデン |
私の名前は、アルト。ホントに仲間になってもらえるのかい? 嫌なら、遠慮なく言ってくれて良いんだよ? でも仲間になってくれるのなら、しっかり魔の手からは守ってあげるから、安心しな(^^) |
■ エデン To:アルト |
………お……御願いいたしますわ……アルト様……。 |
■ フェリオ To:アルト、エデン |
って聞いてねえな・・・(--;; |
知らぬ顔で、店内を見渡すアルト。
■ アルト To:フェリオ、エデン |
………っと、そろそろ混雑してきたことだし、テーブルに移った方が良さそうだね。 |
■ フェリオ To:アルト、エデン |
まぁいいけどよ・・・とりあえず、あそこのテーブルがあいてるから移動しようぜ〜。 |
■ アルト To:エデン |
おっけー、あのテーブルだね。 んじゃ……行こうか?え〜と……(名前知らない)……お嬢ちゃん。 |
■ エデン To:アルト |
………判りましたわ。それではそちらに移ります。 |
三人はテーブル席へと移動した。
銀の網亭 テーブル席 |
腰を落ち着ける三人。
■ フェリオ To:アルト、エデン |
ふぅ・・・さて、場所も落ち着いた事だし、また仲間集めを再開するか・・・。 とりあえず後三人だ。 ・・・出来れば可愛い女の子を・・な。 |
■ アルト To:フェリオ |
後三人だね。 それじゃ、私もひとつフェリオに負けないように仲間集めに精を出すとするよ。 頑張っていい仲間を見つけなくちゃね。 ………っと、あれ……? 誰かがこっちに………。 |
テーブル席を、ヴェアが訪れる。
■ ヴェアリアス To:アルト |
あの、ちょっといい? あなたって・・・魔術師よね? 私達今魔術師や他の冒険をしてくれる仲間を探しているんだけど・・・ あっ、あなたにも仲間がいるのよね。 よかったら私達も一緒にさせてくれかなぁ? 私の名前はヴェアリアス。 (エレボスを指して)彼がもう一人の仲間よ。 もしよかったら、後で声を掛けてくれるかしら? あっ、ロード、もう食べ終わったみたい。片付けなくちゃ。 ごめん、戻るね(^^;; |
■ アルト To:ヴェアリアス |
こりゃあ……まさに渡りに船ってやつだね。 仲間になってくれるってのなら有り難い。 こっちもまだメンバーが揃わなくて困ってたとこでさ……っと…。 |
返事を返していると、ヴェアはもう何処かに去っていった。
■ アルト To:ヴェアリアス |
………なかなかせわしいねぇ(^^; ま、カウンターにいるって言ってたし、ちょいと声をかけに行って来るとしようか…。 |
■ エデン To:アルト |
………………………。 ……あの………私も、何かお手伝いできまして? |
■ アルト To:エデン |
えーと……それじゃ悪いけど、ちょっとここで留守番してもらってても良いかい? すぐに戻ってくるからさ。 少しの間、よろしく頼むよ。 |
エデンに留守を任せると、アルトとフェリオはカウンターに移動した。
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