#03:スラムの賢者
第9章.この箱何の箱?

このページでは新しい投稿が下に表示されます。

第8章へ戻る 第10章へ進む

 レンシオ、ジル、ラフィアンがファレンの家へ着くと、そこには既に ダーナ、ヘルムンス、リュセラが待っていた。
(ダーナ達が戻ったのが午後7時ぐらい、レンシオ達が戻ったのが午後9時ぐらい)

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ダーナ&ヘルムンス&リュセラ
お待たせして申し訳ありません、みなさん。どんな叱責もお受けします。
しかし、それ相応の収穫があったと思います。
見てください、この箱。廃屋で見つけたんですが、鍵がかかっているようでして・ ・・。
開けるだけなら私の魔法でも何とかなったのですが、万一罠があったときのことを 考えてリュセラさんにお願いしようかと。
あとついでにネズミの穴があったので塞いでおきました。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:レンシオ
穴は在ったけど、ネズミは居なかったんだ。
それで、見つけた穴は仮に塞いだだけだよね。
出てくるのを待ち伏せて、尻尾を手に入れるんでしょ?
いつ行く?

あ、その箱調べてみるんだっけ…。貸してみて。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:リュセラ
はい、箱です。

それはそうと、無理言わないでください。深さが10メートルもある直径30セン チの穴の底にがれきを放り込んで、どうやって掘り返すのです?
・・・いずれにせよ、最も確実であろうネズミの出入口を完全に塞いでしまったの は私の判断ミスです。申し訳ありません、みなさん。(_ _)

 リュセラの厳しい突っ込みに、周りがハラハラ(^^;

■ ファレンの家
☆From:ダーナ To:無し
−リュセラ嬢に言われた事を気にして部屋の隅で一人落ち込んでいる。
−レンシオとリュセラ嬢の上の会話を聞いて。

(あいつ誰にでもあんな意地悪な言い方をする奴なんだ。
いちいち気にしてても仕方ないな私だって悪気無かったんだ。)

−自分にそう言い聞かせてちょっと立ち直ったダーナ。

 と思いきや、先ほどから落ち込んでいたダーナは、逆に少し復活(^^;;;

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:レンシオ〜ダーナ
え…、完全に塞いじゃった訳?

ふーん。
そう。
なぁんだ。
なるほどね。
(受け取った箱を調べながら、ちらちらとレンシオの方を見る)

だってさ、リーダー。
少なくともこの箱の中にネズミの尻尾が入ってるとは思えないし、 次はどうする?

 ここで宝物鑑定と、罠感知。シーフ技能:2、知力ボーナス:+3、
宝物鑑定の2D:5、合計:10。罠感知の2D:7、合計:12

 鑑定の結果、リュセラには以下の事がわかる。
鉄の箱は、(土汚れや傷はあるけれど)実は案外新しく、せいぜいここ1〜2年。 3年より古くはないと見た。上蓋に、フックをひっかける為の、 取っ手?のようなものがあるだけで、特に他に変ったところはない。 鍵をかけられるが、箱自体にはたいした価値はないと思われる。
 罠を探してみたが、罠は見つからなかった。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:リュセラ
・・・・・(何か思うことがあるらしい)

(^__^#)(出来る限り、笑顔を保とうとしている・・・らしい)
リュセラさん、言い過ぎって言葉をご存じですか?ご存じなら、言葉の意味を噛み 締めてみましょうね。ご存じでないなら・・・まあ、そんなところでしょうね。

■ ファレンの家
☆From:ヘルムンス To:レンシオ
まぁまぁ。2人ともそう険悪な雰囲気にならなくても。

確か先程のリュセラ嬢の情報では、北の方にももう1つ怪しい建物 があるということですし、そちらを当たればすむことではないですか。
被害の拡大を防ぐという意味では、レンシオさんのおこなったことも間違い ではないのですし。

レンシオさんも、それくらいのことでむきにならなくてもよいのでは。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ヘルムンス
(^__^)(不自然な笑顔をまだ、保ち続けている。しかし、こめかみの血管は消 えている・・・)
いやはや、どうもすいませんねヘルムンスさん、仲裁していただいて。
でも一つ言っておきますが、私は決してムキになってませんよ。
(とか言いつつ、筋力17の怪力で握りしめられてるメイジスタッフは、なぜかぎしぎし言っている・・・)

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:レンシオ
えと…、遠慮しないって言葉は好きな言葉だけど。
言い過ぎって言葉についても、今度よく考えて見るね。

それで、箱。
特に怪しいところは無いし、鍵開けるよ。
(どんな鍵かな♪ とレンシオの怖い笑顔は忘れることにする)

 ここで鍵開け判定。シーフ技能:2、器用度ボーナス:+2、2D:7で合計11。
鍵穴に細い針金のようなものを差込み、小刻みに動かしていくと、しばらくしてカチリと言う音がした。

 一瞬息を呑む。・・・リュセラは少し間を置いてから、蓋を開いてみた。
箱の中には小さな袋が3つ。中を覗くと、どれも銀貨(1ガメル)がぎっしり。
さっそくリュセラが数え始める。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:メンバー
・・・・・。

(がっくり、とうなだれる)
完全に見当違いのものだったようですね・・・。
多分・・・これは、アインスさんの金庫のようなものなのでしょうね・・・。

(以下独り言)
みなさんの収入を減らすような大きな間違いをしたあげく、
他人の金を持ってきてしまうとは・・・。
ああ、なさけない・・・(TT)

■ファレンの家
☆From:ジル To:レンシオ
ん?アインスの金庫?
これは、王国時代の下水道で見つけたのじゃから、王国時代の財宝ではないのか??
もしかして、アインスの物だったら返さなければならんのかの?

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ジル
(まだ、がっくりしている)
古代王国時代のものな訳ないでしょう・・・。その銀貨はガメル銀貨なのですし、 箱自体はまだ比較的新しいのですから・・・。
もちろんアインスさんのものなら、返さないといけません・・・。

 リュセラが数えた結果、銀貨は全部で300枚、つまり300ガメルあった。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:メンバー
みんなの食事代くらいにはなるかもね。
(これから情報料引かなかったら、だけど)

アインスの金庫なのかどうか知らないけど、この銀貨は 私達がネズミ退治をする為に有効に使っていいと思うな。
今こうやって鍵が開けられたのも、運命の巡り合わせって奴よ、きっと。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:リュセラ+ダーナ&ヘルムンス
(リュセラの言葉を聞くなり復活する)
その銀貨は今までの経緯から考えて、十中八九アインスさんのものです。
なら、そこまではっきり分かっている以上、もとの持ち主に返すべきですよ。
もし私たちが依頼を完遂できず、アインスさんが亡くなってしまい、かつ家族がい らっしゃらなかった場合のみ頂くべきだと思いますよ、私は。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:レンシオ
もう。軽い冗談じゃない。
私も悪人じゃないんだから、これが盗みなら賛成しないって。

でも、聞いた話だとアインスの物でない可能性もあると思うけど?

ちゃんとした持ち主なら、金庫にまで入れた銀貨を手の届かない場所に 隠すなんて事、普通しないよ。
するとしたら、何かの理由で手元に置けない場合だろうけど、 私だったら宝石にでも替えてもっと簡単に隠すし。

それにしても、こんな手の込んだ事をしてるんだから何か特別な物が 入ってて良さそうなのにね…。
(箱の中を調べ始める)

 残念。何度調べてみても、箱はただの箱。上げ底や二重蓋のような細工はなかった。
(捜索の2Dは6ゾロ!)これ以上調べても何もないことがわかった。

■ ファレンの家
☆From:ダーナ To:みんな
-部屋の隅からふらりと皆の所に歩いてくる。

ふ〜む、これはアインスが悪い事をして貯えた金かも?
この事を知られたくなくて酔っ払って近づいたと言ってたのかもな。
それにギルドの動きも気になるな..。
これは単にネズミ退治の事件だろうか?
みんなの持ち帰った情報を元に検討をしてみないか。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:リュセラ+ダーナ&ヘルムンス
・・・そういえば、まだ私たちの行動報告をしてませんでしたっけ。簡単に説明し ておきます。
アインスさんは正常な会話さえ、出来ないほど重体でした。そこにいた治療師、ホ ーフさんがおっしゃるにはあと四日くらいしか持たないそうです。

廃屋についてですが、ほとんど瓦礫の山です。かろうじて部屋らしいところの一角 に、狭くて深い穴が、不自然に、新しい木箱の下にありました。そこで、ネズミ穴 とその鉄の箱を見つけたわけです。ロープはあってもフックがなかった私たちは、 ホーフさんの所にフックを借りに行ったのですが、渡されたフックはホーフさん曰 く、アインスさんのポケットに入っていたそうです。

以上です。

■ ファレンの家
☆From:ヘルムンス To:レンシオ
ふむ。仮にその箱がアインスさんのものだとすると、縦穴を塞いだのは当然 アインスさん本人だということになりますね。

彼が襲われたのは3日前ですから、それ以降にジャイアントラットを目撃し た人がいないのであれば、そこの穴しか出入り口はなかったということが言 えるかもしれません。
そうでないとしたら、他に出入り口があるか、穴を塞いだ時にすでに外に ジャイアントラットが出ていたということでしょう。

さらに、ジャイアントラットは夜行性ですから、もし2、3日のあいだに昼 間に目撃例があったとしたら、穴を塞いだ時に外にいたジャイアントラット が戻れないでいるという可能性が高いですね。

いずれにしても、最近の目撃例がないかどうかをファレンさんに聞いてみて はどうでしょう?

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:パーティーメンバー
そうですね。それでは私の犯した失策を取り繕うためにも、私が聞いてきましょう 。

ぐうううぅぅぅぅ(辺りに異様に低い音が響きわたる)
・・・その前に、ダーナさん。私が頼んだ、弁当と保存食いただけませんか?先ほ どから腹が空いて空いて目が回りそうです。

■ ファレンの家
☆From:ダーナ To:みんな
腹の虫が鳴いたか、頼まれてた弁当買ってきたぞ。
とりあえず飯でも食おう、私も腹が減って良い考えも浮かばん。
ほい、(弁当取り出して)さあ、食おう。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:メンバー
(レンシオの方をやれやれ、という顔で見て)
そういえば、街で林檎買ってきてるんだけど食べる?
いつも、保存食ばっかりじゃ味気ないでしょ。
たまにはこんなデザートでもないとね♪
(そう言って、林檎を等分に切り分けて配る)

 心なしか、レンシオの分だけちょっと大きかったりして(笑)
彼女なりに気を遣っているようではある。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:パーティーメンバー
あ、リンゴですか。
すいませんね、リュセラさん。
では一つ頂きます。(^^)(←ちなみにこれは自然な笑いである)

それではみなさん。食事中に失礼ですが、ファレンさんに質問してきますね。

 そう言うと、レンシオは席を立った。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:パーティーメンバー
ドンドン(ファレンの部屋の扉をノックする)
すいません、ファレンさん。またお聞きしたいことがあるのですが、よろしいでし ょうか?

■ファレンの家
☆From:ファレン To:レンシオ君
 あ、どうぞ。
(扉を開けてレンシオを招き入れる)
僕も丁度君たちに聞こうと思ってたところだったんだ(^^)。
調査の方はどうかな?
あ、いや、一日目だし、急かすつもりはないよ(^^;

 レンシオは東の廃屋で縦穴を見つけたこと、穴の底に箱と横穴を見つけたこと、 箱を引き上げてみたら、それにはジャイアントラットの毛が付着してたこと、 ガレキで縦穴を埋めたことなどをファレンに話した。

 レンシオの報告をファレンは満足そうに聞いていた、続けてレンシオが質問する―――。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ファレンさん
では質問です。先ほど申し上げた穴を塞いでいた木箱ですが、アインスさんがやっ たものかと思われます。つまり、ネズミ発生源がそこだけなら、アインスさんが襲 われた日以降はネズミが出なくなるわけですが、ここ2,3日の間にネズミは目撃 されてませんか?
あとアインスさんについて何か知ってることはありませんか?家族構成とか職業と か何でもいいですから、教えてください。

■ ファレンの家
☆From:ファレン To:レンシオ君
(少し考えて)
 今日、患者さんから聞いたんだけど、昨晩南の倉庫の辺りで、 大きな動物が残飯をあさっていたらしい。ただ、怖かったんでちゃんと見ないですぐ に立ち去ったらいんだよね(^^;
 もしかしたらジャイアントラットかもしれないが、野犬かもしれないし。
どうだろうね。

 それから、アインスさんについては、僕もよく知らないな。
家族や友人はいないんじゃないかな。誰も見舞いに行ってないみたいだし・・・。 職業も思い当たらないけど・・・。あの衰弱の状態を考えると、何年も貧しい生活を 送ってきたことだけはわかるよ。
まぁ、だからここに住んでいるとも言えるんだけど(苦笑)

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ファレンさん
・・・・・(何か考え込んでいる)
そうですか、分かりました。では、失礼します。


 レンシオが報告している間、部屋ではリュセラがあれこれ考えていた。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:(食べながら考え事)
依頼には直接関係ないけど、アインスの行動は妙なの。
穴は地震の後でネズミが掘ったもの?
それとも、前から在った穴が地震で地下の遺跡と繋がったのかしら。
アインスが穴を何処で知ったのかも問題ね。
ネズミの事を知ってて近づいた…訳ないか。襲われてるから。
偶然に見つけた?
――それじゃ、新しい木箱があるのは不自然か。
あ、不自然なら偶然に見つけた時に、動かしてみたくなるかもね。
でも、アインスはポケットにフックを入れてたっていうし…。
それに、木箱が「ちゃんと」蓋になってたのも気になるな。
襲われた後で、アインスが動かした?
…ネズミを倒してるんなら判るけど、きっと逃げるので精一杯のはず。
倒れてるアインスを見つけた人が蓋をした、なんて話は無かったよね。
大体、この金庫は何の為に?
仮にアインスの物じゃないとしたら、誰かが穴の中に降ろしたんだろうけど。
それも、わざわざネズミの巣に繋がる穴に、かな。

んー。1人でであれこれ悩むには情報が足りないみたい。

 扉が開く音がして、思考は中断された。レンシオが戻って来たのだ。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:パーティーメンバー
(食事中の仲間の所に戻って、聞いた話を申告する)
・・・と言う訳です皆さん。それにしてもアインスさん、どうやってここスラムに て300ガメルも稼いだのでしょうね。もっとも、今の私たちにはあまり関係のな いことですけどね。出来るだけ急いで、尻尾の回収をしましょう。
では、明日の行動指針を決めませんか?

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:みんな
ちょっと依頼の話からは外れるんだけど、
(と言って、先ほど考えたアインスの行動についての話をする)

で、アインス自身かホーフっていう人からまだ何か聞いてない?
何か気になるのよね、「新しい木箱が蓋をしてた」とか…。

■ ファレンの家
☆From:ヘルムンス To:リュセラ
これはあくまで私の想像なのですが...
おそらくアインスさんは、かなり前からその穴の存在を知っていて (もしくはその穴を自分で掘って)、お金の隠し場所にしていたのでは ないでしょうかね。
それがしばらく前の地震が原因でジャイアントラットの穴とつながって しまい、そうとは知らなかったアインスさんが襲われてしまった... というところではないでしょうか。
木箱の話ですが、私の記憶が確かならば、ラットディジーズは即効性の ものではないはずですから、その場はなんとかジャイアントラットを追 い払って自分1人で木箱で蓋をするってこともできるでしょう。
それで自宅にもどってから発病したのではないですかね。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:パーティーメンバー
ヘルムンスさんの推理に特に矛盾点はないですね。しかし、それ以前にアインスさ んに追い払うほどの力がなければ成り立ちません。追い払ったのではなく、何とか 逃げきったとも考えられますが、まさかそんな所に戻りたがる人はいないでしょう 。

ところで話は変わりますが、私たちが最優先に考えることとは何でしょう?依頼を 完遂することではありませんか?アインスさんの行動にも疑問はありますが、依頼 をこなさないことには始まらないと思うのですが・・・

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:ヘルムンス〜みんな
 最初は私もそう思ったんだけど、やっぱりその通りなのかな。
ちょっと考えすぎなのかもね。

でも、金庫と新しい木箱を揃えるのも無料じゃないだろうし、 廃屋に物を隠すなら廃材の方が目立たない…。
注意してたにしても、初めて訪れたレンシオ達が見つけられる 隠し場所だった訳なのよね。
(余計に訳が判らなくなってきたので、考えるの中断)

それで、今度は南に出たの?
(呆れた、って感じで)
スラムの地下って本当、どうなってるのかしら。
ギルドの情報に従うなら、次は北の方に向かうのが良さそうなんだけど、
この際手近な枯れ井戸か下水道で十分だったりして。
それか、この辺りで残飯が集まってる場所で待つのも手ね。

■ ファレンの家
☆From:ダーナ To:みんな
−皆の話を聞きながら夕食をもくもくと食べていたダーナが ちょっと考えた後に口を開いた。

行動方針の話し合いは良いと思うが不完全な情報を元に
推理をしても不完全な答えしか出ないと思うぞ。
今回は時間が無さ過ぎるアインスの容体の事も有るし..。
とりあえず行動しよう、行ける場所を全て回った上で推理が必要なら
推理をしよう。
アインスの容体も良くなれば謎もとけるさ。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:メンバー全員
で、私の意見なのですが、ジャイアントラットは夜行性です。よって、尻尾を回収 するのでしたら、今からがまさにそのチャンスです。 どうでしょう?今から、行動しませんか?多少眠いかもしれませんが、回収は早い ほうが良いですよ。

■ ファレンの家
☆From:ジル To:メンバー
(やっと食事を終えて)
そうじゃな。どうせ夜の張り込みは必要になるじゃろうから、それならば早い方 がよかろう。
全員が起きてなくても、交代で休めばいいじゃろうしな。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:ジル
さすがジルさん、話が早いですね。
(残ったメンバーを見回して言う)
では、他の皆さんはいかがでしょう?

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:みんな
アインスの病状も心配だけど、早いところこんな食事の続く生活 終わらせたいし。
今晩から張り込みでも、私はいいわよ。

(問題は食事だけじゃないのよね…。
 もし、今晩はここで休むなら、ファレンさんに聞いてみようかな)

 パーティ唯一人の女性であるリュセラは、昼間歩きまわった汗を流したいなぁ、 とか思うのだった。
(スラムじゃなかったら読者サービスのシーンなのにね(笑)<誰かが挿し絵書いてくれればだけど)

■ ファレンの家
☆From:ヘルムンス To:レンシオ&みんな
ふむ。私は別に行く行かないどちらでもかまいませんが。
ただ、行くとしたら今度は2手に別れずにまとまってどちらかのポイント で張り込んだ方がいいでしょうね。
ここはスラムですから。あまり人数が少ないとジャイアントラット以外に もお相手しなければならない対象が増えるなんて羽目になりかねませんよ。

 反対はしないものの、実はかなり疲れていて、休みたいエルフ(笑)。

■ ファレンの家
☆From:ダーナ To:みんな
ふむ、ヘス参謀の言うとうりだろ。
−もちろん私も今夜の見張りには異論は無いぞ、
早く済ませるに超した事はない。
ヘス参謀の言ったとうり一所にまとまって行動しよう。
無用な争いは避けたいのも有るが、人間はなるべく斬りたくないからな。
さて、それじゃ南か?北か?信憑性のある方に行こう。
みんなどうかな?

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:みんな
さすが皆さんも、話が早いですね。では、さっさと行動に移りましょう。私としま しては、北に行きたいですね。
というのも、確固たる目撃例、及びに盗賊ギルドの情報があるからです。
南にも目撃例らしきものはありますがあくまで、それらしきもの、でしかありませ んからね。

■ ファレンの家
☆From:ヘルムンス To:レンシオ&みんな
私も北の方が出会う確率は高いとみますね。
行くのなら北の方でしょう。

■ ファレンの家
☆From:リュセラ To:レンシオ、他
私の持って来た情報が役に立つんだから、反対なんてしないわよ。
それに、ギルドの話だと一度に4匹のラットを見たらしいから 行くなら固まってが得策なのは確かね。

■ ファレンの家
☆From:レンシオ To:みんな
(辺りを見回しつつ)
えーと、私の北へ行くという案に反対する人はいないようですね。
では、早速出発しましょうか。言うまでもありませんが、私は夜目が利きませんか らどなたか明かりお願いしますね。

 レンシオの呼びかけにリュセラが応えた。シーフであるリュセラがランタンを持つことになり、 一向は夜のスラムを北に向かった―――

第8章へ戻る 第10章へ進む


シナリオ#03の目次へ戻る
シナリオページへ戻る
メインページへ戻る

連絡先

GM:澤口 佳子(かなめ)
E-mail:kaname@yk.netlaputa.ne.jp