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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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イェズニカ薬舗 |
一行はイェズニカ薬舗の一階客間に通された。
簡素な木製のテーブルセット。真ん中に小さな花が活けてある。
■セルフィド To:ALL>スイリン |
ちょっと調合なべをおろしてくるので、お待ちくださいね。 スイリン、みなさんにお茶を。 |
■スイリン To:セルフィド |
はい(^^ |
テーブルで書類を整理していた少女が、ぱっと立ち上がってお返事。
年は16歳前後、あどけない顔立ちではあるが、なかなか聡明そうである。
スイリンは冒険者たちにぺこりとお辞儀すると、ぱたぱたと奥へ。
■オルフェ To:ALL |
ふむふむ、これはなかなか。 数年後が楽しみだね? |
スイリンを見ての感想を言う。
だが、周囲に同意を求めるのはどうだろう。
■キルリック To:オルフェ |
そうですね。 冒険者になれば、頼りになりそうですね。 |
既に、論点が違う。
■ミァ To:キルリック |
確かにしっかりしてそーでしたけど。 お笑い技能はどうでしょうネー。 |
それは必要なのか?
■リュント To:独り言 |
ミリィのライバルがちゃんと居やがったか・・・ |
■ミリスレスカ To:リュント |
……? リュントさん、今ボクのこと呼びませんでしたか? |
■リュント To:ミリスレスカ |
ん?どうした? |
奥には台所と研究室があるようだ。
なんともいえない複雑な匂いがわずかに漂って来ている。
調合の真っ最中だったらしい。
しばらくして人数分のお茶をトレイに乗せたスイリンが戻ってきた。
■スイリン To:ALL |
どうぞ〜。 |
慣れた手つきでお茶を配っていく。
■リュント To:スイリン |
すまないね〜余計な仕事を作っちまって。 |
■スイリン To:リュント |
いいえ〜(^^ |
■オルフェ To:スイリン |
ありがとう。 よければ、今度は私が君にお茶をご馳走するよ。 |
とりあえずコナをぱらぱら。
■スイリン To:オルフェ |
そんな。ありがとうございます(^^ |
トレイで口元を隠してにっこり。
■アリエラ To:ALL |
あ、またオルフェさんの「なんぱ」が始まりましたね〜。(ひそひそ) |
■リュント To:アリエラ |
リーダーのは病気だからな |
■ミァ To:リュント&ALL |
まあその分、やる気も出るでしょうカラー。 にしてもリィダァ、意外と守備範囲広いでスネー(・x・) |
■リュント To:ミァ |
確かにそうだな・・・ 女であれば良いのかな? |
■ミァ To:リュント |
どーなんでしょうネー。 女性には声を掛けるべし!とゆーのを、「紳士のたしなみ」って考えてるのかもしれまセーーン。 |
■オルフェ To:ミァ |
ははは、何を言っているんだい。 そんなの当然じゃないかな? |
どうやら全部聞こえていたらしい。しかし誰の言葉も否定はしなかった。
■ホェルン To:ALL |
す、すいません!? |
慌てて駆け込んでくるホェルン。
すでにお茶の準備までされているのを見て硬直していた。
■ミァ To:ホェルン |
にはははは、固まってるのでスー。 |
■セルフィド To:ホェルン |
お疲れさま。さ、あなたも座りなさい。 |
研究室から戻ってきたセルフィド。すでにエプロンは外していた。
うなだれて席につくホェルン。
■リュント To:ホェルン |
荷下ろしは終わったかい? でも、俺らを主人に会わせるのが先だぜ? |
細かい事を・・・
■ホェルン To:ALL |
ううう……申し訳ないです……(がっくし) |
普通に凹んでいた。
■アリエラ To:リュント&ホェルン |
ま、まあまあ。急ぎ必要な荷物があったのかもしれませんから…。 |
■キルリック To:リュント |
ミリィのライバルと言うより、純粋にホェルンのライバルっぽいですね。 |
■リュント To:キルリック |
ライバルと呼べるかどうかも疑問だな・・・ 明らかにホェルンの方が格下? |
■キルリック To:リュント |
結果が分かっていても、ここは濁しておくのが人の情かと・・・(苦笑) |
■ミリスレスカ To:キルリック |
……? キルリックさん。今ボクのこと、呼びませんでしたか……? |
■キルリック To:ミリスレスカ |
はぃ、ミリィにもライバルが居ると、より切磋琢磨して、日々を過ごして行くんだろうなという話を、リュントとしていました。 何と言うか、兄弟(兄妹)を見守る心境ですかね(笑) |
■セルフィド To:ALL |
改めまして。セルフィド・イェズニカです。 かぜ薬から石化防止薬まで、何でもござれの薬舗です。 助手はホェルンとスイリンの2名。どうぞよろしくお願いします。 |
■アリエラ To:セルフィド |
あ、私はアリエラと申します。 精霊使いです。 よろしくお願いします。 |
■オルフェ To:セルフィド |
リーダーのオルフェです。 あとは、そちらから順にキルリック、ミァ、ミリスレスカ、リュント。 以後お見知りおきを。 |
■ミァ To:セルフィド |
ハイヨー! よろしくなのでスヨー。 |
■セルフィド To:ALL |
さっそくですが、依頼のお話をさせていただきますね。 だいたいのところはホェルンからお聞きになられたと思いますが、お願いしたいのは「みっつの材料を探すこと」──です。 |
セルフィドはおもむろに3枚の古びた羊皮紙を取り出した。
■セルフィド To:ALL |
で、こちらがヴァイロ様から送られてきたレシピですね。 |
テーブルの上に並べられたそれらには、落書きとしか呼べないようなさし絵と、短い下位古代語の文章が記されていた。
内容は──
【1枚目】
文字=「水の流れ別れし場所、その底」
挿絵=二股に分かれた川の絵。その横に、円にsに似た線が入った記号。
【2枚目】
文字=「闇に燃えさかりし場所、その底」
挿絵=背の高い建物の絵。その横に、円にwに似た線が入った記号。
【3枚目】
文字=「滾(たぎ)る熱の出づる場所、その底」
挿絵=ごつごつした岩の絵。その横に、円にTを逆さにしたような線が入った記号。
■ミリスレスカ To:ALL |
たぶんこれ、「目印にできる」もので、「短期間では変化しない」もの、だと思んですけど……。 記号で表記してるくらいだから、当時は「すぐにわかる」ようなもの、ってことでしょうし……? ええと、これは……水路とか、地下水脈の分岐のこと、かなぁ……? 高い建造物で、夜間に火が……灯台……? あと、これは火山とか……温泉、の、原泉の場所……? |
■アリエラ To:ALL |
これって…何語で書いてあるんでしょうか? 誰か、翻訳してもらえませんか? |
■ミリスレスカ To:アリエラ |
あ! ごめんなさい、つい夢中になっちゃって……! ええと、この文字はですね…? |
■オルフェ To:アリエラ |
これは下位古代語さ。 ほら、遺跡で見た覚えが無いかい? 内容は…… |
羊皮紙の内容を、声に出して読み上げる。
■ミァ To:オルフェ |
へええー。なぁるっほどー。 リィダァ、さんきうなのでスヨー(^▽^) にしてもなんてゆーか、こう、いかにもレトロな宝の地図っぽいでスー(わくわく) |
■リュント To:セルフィド |
ホェルンから材料がこの街にあると聞いているんだが、それの情報源は明かせるかい? それと言える範囲で構わないんだが、領主からの手紙の内容とやらも。 |
■セルフィド To:リュント |
まず、材料がこの町にあるとふんだのは、レシピの「序文」の内容からです。 ヴァイロ様からはもう一枚、古びた羊皮紙が送られてきてまして、 そこには、「序文」と題して薬の効能と調合のしかたが書かれていました。 ──その中に、『トールクーベが抱く宝が材料になる』、という意味のことが書かれていましたので。 |
■アリエラ To:セルフィド |
ということは…、トールクーベならではのものが、材料になる、ってことですよね? |
■セルフィド To:アリエラ |
そうですね。トールクーベにしか存在し得ない何か……トールクーベ由来のもの……といったところでしょうか。 |
■ミァ To:セルフィド |
えーと。序文にはそれ以外に、何か手掛かりになるっぽいよーなことは書かれてあったでスカー? 効能と調合以外で。なんでもいいんですケドー。 あとレシピの作成者の名前とかは書いてなかったんでしょうカー? |
■セルフィド To:ミァ |
効能と調合以外のことは書かれてなかったですね。 作成者の名前もありませんでした。 わりとメジャーなレシピだったのかもしれませんね。 |
残念そうに苦笑を浮かべる。
■セルフィド To:リュント |
次にヴァイロ様からの手紙ですが、さすがにお見せすることはできませんが……必要としている薬の内容と、目的、とても急いでいることなどが書かれていました。 |
■キルリック To:セルフィド |
お互いに信用して仕事をするわけですが、薬の効能等は教えていただけませんか? |
■セルフィド To:キルリック |
一応、内密にとのお達しでして。申し訳ないのですが。 危ない薬ではありませんよ。(にっこり) |
■リュント To:セルフィド |
その言葉を信用するしかないな。 依頼内容にも薬の効能は秘密ってのが、含まれているって事だろう? |
■セルフィド To:リュント |
そういうことになりますね。 材料を探す過程で、特殊な薬の材料であることや、ヴァイロ様が特殊な薬を求めていることなども漏らさないようにお願いしますね。 |
一呼吸置き。
■セルフィド To:リュント |
まぁしかし、このまま最後まで何だかわからないままというのも納得できないことと思います。 ですので、材料がすべて揃った時点で薬の効能をお教えしようと思っています。 それでよろしいでしょうか? もちろんヴァイロ様にもみなさんの功績をご報告するつもりですよ。(にっこり) |
■リュント To:セルフィド |
それなら了解だな。 最後まで判らないのも一興ってやつだな。 |
■ミァ To:セルフィド |
んーと。ちょっといいでスカー? 薬はひみつのおくすり。 でも材料を探してるのが領主だってバレなきゃへーき? 具体的にゆーと、あんたさんが特殊材料探してるって感じに、街中で聞き込みしても平気かってことですケドー(・x・)ノ |
■セルフィド To:ミァ |
ええ、それなら構いませんよ。 私が変な薬を作ることなんて日常茶飯事ですから。(にっこり) |
隣でこくこく頷いているホェルン。
■ミァ To:セルフィド、ホェルン |
ほっほーう。変な薬キングと(頷き頷き) ちなみに今までにどんな変な薬を作ったことあるんでスカー? |
■ホェルン To:ミァ |
そ、それはもぅ、ここじゃ言えないような世にも恐ろしい…… っていうか僕、いつも毒味させられるんですよぅ……(泣) |
■セルフィド To:ミァ |
ホェルンは私にとって欠かせない優秀な助手の一人ですよ。 胃袋が丈夫と言う点において。(にっこり) ミァさんも機会があったら味見してみますか? |
本人は「毒」とは言わず。
■ミァ To:セルフィド |
・・・・・・ホェルンっちが助手なのは、なるほど、そーゆー・・・・(=x=; ・・・・・あ、えーと。 ミーはにっがい薬は苦手なのでスヨー! むしろ、うちのパーティーにはそーゆー薬ぽいにがーーいお茶を専門にしているキーちゃんとゆーのが居てですネー。 |
さり気なくスルーパスしてみた。
というより寧ろなすりつけた!
■キルリック To:セルフィド&ミァ&リュント |
まぁ、薬茶は好きで良く飲みますが、一応、お茶であって薬ではないですならねぇ。 まぁ、我がパーティで胃袋の強さを競うなら、ミァにかなう人は居ませんよ(笑) いやっ、もしかしたら、ミァと張り合える、リュントなら、もしかしたら・・・ |
リターン(ミァ)&センターリング(リュント)
■ミァ To:キルリック&リュント |
Σ むむむ、キーちゃんもなかなかやりまスネー(額の汗拭い) しかしここは、そう! やっぱりリューちゃんに華麗に決めてもらいたいところでスー(=▽=)ノシ |
■リュント To:キルリック |
ミァが出来る事なら俺だって! 何でもやるぜ!! |
ミァの額に汗を全く気付かず・・・
何も考えていない、心底冒険者?
■セルフィド To:リュント |
ではリュントさん、今度お仕事の合間にでもお願いしますね。(にっこり) |
決まってしまったらしい。
ホェルンが哀れっぽい顔でリュントを見ていた。
■リュント To:セルフィド&ホェルン |
おう!当然だ!! いつでも声を掛けてくれ。 なんでそんなに悲壮感の漂った顔をしているんだ、少年? |
周りの空気を読めない奴。
教室で一人くらいは居ると思われます。
■キルリック To:セルフィド |
『トールクーベが抱く宝が材料になる』ですか・・・ 名物は温泉卵だとお伺いしたのですが、他に特産品とかはありませんか? あと、この材料のレシピが指し示す場所の心当たりとかはどうですか? |
■セルフィド To:キルリック |
特産品……とまで呼べるものは温泉たまご以外に無いですね。 トーベルクーベルは若い人に人気らしいですが。 場所の心当たりですか? う〜〜む。 強いて言えば……最後の「滾る熱」というのは温泉に関係ありそうな気もしますね。 あとは……この町には川も流れてませんし、この絵にあるような建物もありませんので、何とも。 |
■ミリスレスカ To:セルフィド |
それから、この街の現在の地図と、それと照らし合わせることができそうな古地図の類をお持ちではないでしょうか? 今は目に触れていない場所とか、地形が変わってしまった場所とかが、今回の目当ての場所かもしれないですし……。 |
■セルフィド To:ミリスレスカ |
そうですね。現在の地図は簡単なものならスイリンに描かせましょう。 古地図は、図書館にならあるかもしれませんが観覧は……ふむ。 私の名前を出してもらえれば観覧できるかもしれませんね。 あとで証明になるものをお渡ししましょうか。 |
セルフィドがスイリンに目線で指示を送ると、スイリンは奥へ引っ込んでいった。
■ホェルン To:ひとりごと |
うう……どうせ僕は絵が下手です…… |
描くつもりだったらしい。
■アリエラ To:セルフィド |
あ、薬の材料って、どんな形状のものが考えられるか、お聞きしてもいいですか? 薬草とかならわかるのですが…他にもありますか? |
■セルフィド To:アリエラ |
材料になり得るのは、おっしゃるとおり薬草や、石、特殊な動物の肉や器官、などなど…様々ですが。 このレシピの形状については記載がないので、悩ましいのですね。 ただ、調合のしかたに「はじいて混ぜて煮込む」、とありました。 はじく、ということは、ある程度の堅さのある固形物なのかと思いますが… 何かの比喩表現かもしれませんし、何ともいえないですね。 |
■ミァ To:セルフィド |
はじく? そりはまた謎なぞりーですネー。 普段の調合方法の中には、「はじく」ってゆー過程はないんでスカー? |
■セルフィド To:ミァ |
無いですねぇ。言葉そのものの意味で考えると意味不明です。 まぁ、とりあえず材料を見つけたら指ではじいてみようとは思っていますが。 |
割と行き当たりばったりらしい。
■リュント To:セルフィド |
そう言えばホェルンからは期限として早ければ早い程良いと言われたけど、 1週間位は待てるのかい?それとも3日以内とかの希望はあるのかい? |
■セルフィド To:リュント |
そうですねぇ、できれば3日以内くらいが望ましいですが。 まぁ1週間はお待ちします。それ以上かかるようでしたら、経費のこともありますので、別の方法を考えるしかないかもしれませんね。 |
別の冒険者を雇うという意味だろう。
しかしあまりそうなるとは思っていないのか、単に楽観的なだけなのか、セルフィドは終始にこやかであった。
■リュント To:セルフィド |
目標は3日以内に依頼を成功させるように努力するよ。 |
■ミァ To:セルフィド |
んにんに。ミーたちにどどーーんと任せなサーーイ!(えへん) |
■セルフィド To:リュント&ミァ |
ありがとうございます。頼もしいですね。(にっこり) |
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GM:ともまり |