SW-PBM #070 人形屋敷の奥方 |
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■厨房地下/貯蔵庫 |
ホークの言う貯蔵庫は厨房の地下にあるらしい。
カテリーナの指示で、床板の一部を開くと地下への階段が現れた。その階段を降りていくと、そこはひんやりとした地下室だった。
辺りを見回すと確かに、色々な食べ物等が保存されているようだ。
■ホーク(人形) To:ALL |
あれか・・・? 奥の方にある大きな瓶を調べてくれないか。大きさから言って、多分それだろう。 |
なるほど。ホークの言う様に、部屋の奥には人間がスッポリ入る位の大きな瓶が見えた。
それが全部で6つある。
■アイシャ To:ALL |
1つに1人ずつ入ってるのかなぁ?(どきどき) カテリーナさんとホークさんとエレと…あと3人?? |
■ホーク(人形) To:ALL |
そういう計算になるな・・・。 まぁこの場合は君達の肉体を保存する分だったと、見ていいんじゃないかな。 |
■バジル To:ホーク |
うげ……用意がいいねぇ。 もっとも腐った死体が入ってるよりはずっと良いけど。 |
■シーアン To:みんな |
ポムを待たしてんだ、さっさと行くぜ。 |
そう言うと、順番に壷を見ていく。全ての瓶の中に、羊水のような半透明の生暖かい液体で満がされていた。
その内2つには膝を抱えるような格好で、人が液体の中に浸されている。
一つは昨日見たカテリーナと思しき肉体。もう一つは男性のようだ。
■シーアン To:カテリーナ(人形) |
これは誰だ? |
■カテリーナ(人形) To:ALL |
あぁ・・・よかった。 これはホークの身体です。どうやら無事のようですね。 |
■アイシャ |
良かった〜♪ |
■ルタード |
……しかし、まあ、強すぎる魔法の力というのは人の心を狂わすものなのじゃなあ。 フェイしかり、この前のレクナムしかり、ろくでもないことを平然とやりよる。 普通の神経なら、こんな魚や肉のように保存された人間の身体に乗り移って生きようなどとは、気味が悪くて考えられないはずじゃ。 大昔の魔法王国が滅び去った理由も、なんとなく分からんでもないのう。 |
■ホーク(人形) To:ALL |
そうだな・・・・・。 執着というものは、人を変えてしまうのだろうな。 その代償に、失うものもあるだろうに・・・。 |
ホークも同じ様に感じていたようである。
■シーアン To:みんな |
さ、体が無事なのは確認したぜ? 上に戻ろうか。コマンドワードを聞き出さないといけないもんな。 |
■シーアン To:人形達 |
念のために聞くんだけどよ、エレもカテリーナも聞いてないんだよな? |
■カテリーナ(人形) To:シーアン、ALL |
あの・・・。何の事をでしょうか? |
■アイシャ To:人形達 |
おまじないなの〜。 |
■ルタード To:カテリーナ(人形) |
あの女魔法使い、フェイが垂れ飾りを使って魂を入れ替えるときに使う合言葉ですわ。 それが分かれば、カテリーナどのたちを元の身体に戻してさし上げることができるかも知れんのです。 |
■カテリーナ(人形) To:ALL |
すみません・・・。私には心当たりがないです。 エレはどうかしら? |
■アイシャ To:人形達 |
人形にされた時の事を覚えてる? フェイが何か言ってなかったか思い出して欲しいの〜。 |
■エレ(人形) To:ALL |
そういえば・・・、何か変な言葉を唱えていたような・・・。 え〜と・・。 |
エレは一生懸命思い出そうとしている。
■ルタード To:エレ(人形) |
もしかすると、魔法の言葉かも知れんのですけども……。 |
■エレ(人形) To:ALL |
た、確か・・・。 ヴァリル・・すみません。この後がよく思い出せないです。 |
■ルタード To:エレ(人形)ほかみんな |
いや、ありがとうございます。少しでも情報が得られるだけで助かりますから。 では、上に戻りましょうか。 |
■シーアン To:みんな |
はぁぁ・・・。 フェイが観念して素直に話してくれればいいんだけどな(^^; |
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