パダの街・希望の日の出亭 |
歌姫の宮殿で一夜を明かした冒険者達は帰り支度を整え、遺跡を後にした。
行きのルートを今度は逆に歩いていき、翌日の夕方、何事も無くパダの街へとたどり着いた。
旅立ったときと同じようにパダの街は冒険者で溢れ、活気に満ちていた。
そのまま行きの約束通り”希望の日の出”亭を目指す。
日の出亭は相変わらずの混雑であったが、顔を見せた冒険者達に対しておかみが声をかけてくる。
■ おかみ To:ALL |
おや、おかえり。 無事に帰ってこれたようでなによりだ(^^ 今日は泊まっていくのかい? |
■ガイ To:おかみ |
おう、おかみ、相変らずの混みようだな。 もちろん、泊まっていくさ! |
■ コリューン To:おかみ |
ただいま〜☆ 遺跡でねぇ、すっごくお得な体験しちゃったんだよ〜♪ おかみさんにも教えてあげるから、泊めてちょ〜だいね〜☆ |
■ エレボス To:おかみ |
ただいま戻りました。 |
■おかみ To:コリューン |
あはは、そりゃよかったね(^^ ほら、部屋の鍵だよ。 こないだと同じ部屋が空いてるからね。 |
おかみはそう言って鍵を2つ渡します。
■クラウディア To:おかみ>ALL |
ありがとさん(^^) それじゃ、荷物を置かせてもらうよ。 すべてはそれからだね。 |
■ジェスタ To:おかみ |
ただいま☆ 素敵な夜だったね〜。 |
■おかみ To:ジェスタ |
そりゃ、なによりだ(^^ |
■ アルフレッド To:ALL |
さて仕事も上手く行った事だし、部屋に荷物を置いたらとりあえず「宴会」かな? |
■ガイ To:ジェスタ&ALL |
おっ!そいつはいいなー! よーし、荷物をおいたらみんな、「宴会」と行こうぜ! |
■クラウディア To:ALL |
そうだね。 ユリアさんの声がもどったことを祝って、祝杯を上げよう。 |
■ユリア To:ALL |
ありがとうございます(^^ でもなんか照れますね(^^* |
一端冒険者達が部屋に行き、荷物を置いて戻ってくると、丸テーブルの一つに前回よりも山盛りの食事が用意されていた。
■おかみ To:ALL |
さあ、腕によりをかけたうちの料理をたんとめしあがれ。 で、一段落ついたら冒険の話しを聞かせてくれなさいな(^^ |
■ジェスタ To:おかみ&みんな |
わ〜い、ありがと〜♪ 食べよ食べよ〜☆ かんぱ〜い♪ |
日の出亭で一泊し、山盛りのご飯と清潔なベッドで墜ちた都市での冒険の疲れをすっかり癒した冒険者達は、早朝パダの街を後にし、オランを目指すことになる。
■ガイ To:ALL |
しかし、昨日の飯はうまかったな〜! まだ、腹がはってやがるぜ! |
■ コリューン To:胸中 |
(でも、きっと後10分もしたら、腹減った〜とか言うんだろうなぁ) |
■ コリューン To:ALL |
オランまで、どうやって帰る〜? 歩く? それとも、また馬車に乗る〜? 私は馬車に一票ね〜☆ |
■ アルフレッド To:コリューン&ALL |
賛成、俺も馬車に一票〜。 さすがに疲れたよ。 |
■ジェスタ To:みんな |
どっちでもいいよ〜。早く出発しよ〜。 |
■ガイ To:ALL |
よ〜し、じゃ、馬車にしようぜ、みんな。 |
■クラウディア To:ガイ&ALL |
そうと決まったら、早速予約入れてこようかね。 空きがなくなっちゃ大変だ。 |
クラウディアの言葉に慌ててパダ・エクスプレスの事務所に駆け込む7人
その日の朝発の馬車には運良く空きがあったようだ。
料金を払って出発間近だった駅馬車へと騒々しく乗り込む7人。
■御者 To:ALL |
では出発しますよぉ〜 |
■ガイ To:ALL |
頼んだぜ、御者さんよ! じゃ、出っ発ー! |
曙光と落日の街道 |
馬車は曙光と落日の街道を進み、一路オランを目指す。
街道には行きと同じように多くの旅人が歩いていた。
これから夢を求めてパダを目指す者、夢やぶれてオランへと戻る者、または夢をかなえてオランへと戻る者、それぞれだろう。
■クラウディア To:アルフレッド |
そうそう、アル先生。 銀の姫の歌、書き留めていたよね。 あれ、良かったら写させてくれないかい? ついでに、読み方も教えてもらえると嬉しいんだけど…… |
■ アルフレッド To:クラウディア |
ええ、もちろん構いませんよ。 昨日清書した分と共通語に訳した物がありますから、それを見れば解りやすいと思います。 あと読み方は・・・。 |
馬車に揺られながら「アルフレッドの古代語講座・初級編」開始。(笑)
■クラウディア To:アルフレッド>(胸中) |
なになに…… 君はおぼえているか? それはある春の日のことだった。 青緑の草原で2人が出会った日………。 …………。 (詩文にするには想像力を働かせなくちゃだめみたいだねぇ……) |
■ エレボス To: |
くぅ〜 (_--)_Zzz |
エレボスは帰りも行きと同じく夢の世界へ・・・・ってまた寝るんかい!
■ジェスタ(心の中) |
ドワーフさんって、良く寝る種族なんだなあ…… |
エレボスの寝顔を観察しながら、しみじみと頷くジェスタ。
いや、エレボスをドワーフ代表と見ないほうが……(笑)
■クラウディア To:アルフレッド |
出来た出来た!こんな感じだね!! ♪汝が心に残りしは 新緑春日の出会いかや? 童にかえりて胸刻み 思い伝うに文いらず 汝陽なれ、我は陰 汝天たれ、我大地 共にあれかし永久の時♪ |
なんだかちょっと違う気が……(^^;
へんなドワーフがここにもひとり(笑)
■ アルフレッド To:クラウディア |
う〜ん、女の子のラブソングみたいですから、もう少し語感をやわらかくした方が良いと思いますよ。 |
「アルフレッドの古代語講座・初級編」の授業はまだまだ続きそうである(^^;
オラン・東門前広場 |
そしてその日の夜、冒険者達はようやくオランへと戻ってきた。
馬車は行きと同じように東門の広場へと到着した。
■御者 To:ALL |
長旅お疲れさまでした。 次も是非パダ・エクスプレスをご利用ください(^^ |
■ジェスタ To:御者&みんな |
ありがと〜☆ やっと着いたね〜♪ |
■クラウディア To:御者 |
ありがとさん、おかげで助かったよ。パダへ行くときは、また宜しく頼むね(^^) |
■ガイ To:ユリア&ALL |
やっと着いたぜ! ユリア、すぐにエルドリックに知らせてやれよ。 声が出たことをな・・・・。 あんたにとっちゃ、”特別”な人なんだろう、エルドリックは・・・。 |
■ユリア To:ガイ |
はあ・・・(^^; |
むむ、なんかガイに勘違いされてるのか?(^^;;
■ガイ To:ユリア |
なんだ、違うのか・・・。 俺はてっきり、エルドリックといい仲だと思ってたんだがなあ・・。 |
■ユリア To:ガイ |
マネージャーさんです(^^; 第一私の趣味ではありませんし・・・(ぶつぶつ) |
ユリアはちょっと不満そうです(笑)
■ コリューン To:ユリア |
まぁ、“特別”かどうかはともかくとして、早くお店に帰った方が良いと思うよ☆ エルドリックさん、心配してるだろうから。 お店まで、私達も一緒に行って良いよね〜? |
■ アルフレッド To:ユリア&ALL |
そうだね、ユリアさんを無事送り届けるまでが今回の依頼だからね。 |
■ユリア To:ALL |
そうですね、よろしくお願いします(^^ |
■ガイ To:ALL |
よ〜し、決まりだ! じゃあ、”天使の歌声”に行こうぜ! |
オラン・「天使の歌声」付近 |
ということで冒険者達はユリアを送りに、オランの中心街にある”天使の歌声”へと移動する。
開いているのか、店から灯かりが漏れ、そして音楽もまたかすかに聞こえてきていた。
■ユリア To:ALL |
あ、裏手の方にまわってください。 さすがにこの格好では表からは入れませんので(^^; |
■クラウディア To:(胸中) |
(裏ねぇ……あの黒服さんにはあまり会いたくないんだけれどねぇ(^^;) |
■ガイ To:(ひとり言) |
だろうな・・・この間、追い返しやがったからな・・・。 |
裏手の方にまわるとユリアは裏口の戸をノックする。
すぐにこの間ガイとクラウディアを冷たくあしらった店員が姿を見せるが、戸を叩いたのがユリアだと知ると驚いているようであった。
■ イーゼル To:ユリア |
ユリアさん?! その格好はいったい?? それに・・・・彼らは? |
ガイ、驚いているイーゼルに向かって、
■ガイ To:イーゼル |
へん!・・・だから、知り合いだと言ったろ。 |
腕を組んでいかにも”ざまあ見ろ”という態度のガイ。
■ユリア To:イーゼル |
ちょっといろいろあってね。 エルドリックさんはいるかしら? |
■ イーゼル To:ユリア |
ああ、はい。ちょっと待っててください。 |
イーゼルはそう言ってすぐに店の中へと引っ込んだ。
■ユリア To:ALL |
エルドリックさんを脅かしたいので、声が戻ったって言わないで下さいね(^^ |
ユリアは冒険者の方を振り返ってそう言う。
■クラウディア To:ユリア |
わかったよ。 まかせておき(^^) |
■ コリューン To:ユリア>胸中 |
あいよン☆ (ユリアさん、これが地っぽいにゃ〜) |
■ジェスタ To:ユリア |
フフフ。ユリアさんって面白い人だったんだね〜。(^^) |
■ガイ To:ユリア |
おっ!ユリアもやるね〜。 エルドリックがどんな顔しやがんのか楽しみだな(笑) |
しばらくして大分慌てたようにエルドリックが出てくる。
■ エルドリック To:ユリア |
おお、ユリア。無事に戻ったてきたんだね。 で、声の方はどうした?戻ったのか? |
■ユリア To:エルドリック |
・・・・・・・・・・・・ |
だが、ユリアは神妙な顔でエルドリックを見るばかり。
■ エルドリック To:ユリア |
・・・・・・駄目だったのか。 |
エルドリックはがっくりと肩を落とします。
■ユリア To:エルドリック |
・・・・・なんてね(^^ 彼らのお陰でちゃんと声は戻りましたよ。 |
満面の笑みでユリアはそう言った。
■ エルドリック To:ユリア |
脅かすんじゃないよ・・・・・ |
エルドリックは崩れおちそうなほど脱力して、そうつぶやいた。
■ジェスタ |
……ぷぷぷ…くくく………あはははは☆ |
ジェスタは我慢できなかったようだ。(笑)
■ガイはっ |
がっはっはっはっはっ!! 驚いただろうー! |
■ コリューン To:エルドリック |
良いじゃん、声が戻ったんだからサ♪ 遺跡で歌を聞かせてもらったけど、すっごく良い声だったよ〜☆ |
■エルドリック To:コリューン |
・・・・ま、まあ、そうだな。 良い声だったろう? 何せうちで一番の歌姫だからな(^^ |
■ コリューン To:エルドリック |
うん♪ エルドリックさんも、来れば良かったのに〜☆ |
■ガイ To:エルドリック |
コリューンの言うとおりだぜ、来ればよかったのによ〜。 |
■エルドリック To:コリューン&ガイ |
だだだだから私は用事があると言っただろう(^^;;; |
■ エレボス To:エルドリック |
ご心配をお掛けしましたが、何事も無く無事に戻って来ました。 |
■エルドリック To:エレボス&ALL |
うむ、ありがとう(^^ 君たちに頼んで良かったよ。 これは報酬の残りの部分だ。 |
といってエルドリックは革袋を一つ渡します
■ガイ To:エルドリック |
よし!確かに受け取ったぜ! |
■エルドリック To:ALL |
それと無事彼女の声を取り戻してくれたらボーナスを出す約束だったな。 |
■ガイ To:エルドリック |
ああ、ああそうだ、きっちり頼むぜ! |
と、ここでユリアがエルドリックに耳打ちします。
■エルドリック To:ユリア > ALL |
ふむ、それもそうだな。 どうだろう?私としては報酬に上乗せするつもりだったが、ユリアは歌を聴きに来て欲しいそうだ。 |
■ コリューン To:ユリア |
私、チケット希望にゃ〜 =^^o^^= |
■ エレボス To:ユリア |
私もチケットでお願いします。 |
■クラウディア To:ユリア |
あ、あたしもチケットを頼むよ。 こんな機会、逃してたまるかってんだ(^^) |
■ アルフレッド To:ユリア |
私もチケットをお願いします、ステージの上のユリアさんを見たいですから。 |
■ジェスタ To:エルドリック&ユリア |
ユリアさんのステージ、とっても見たいし、聞きたいんだけれど…… わたし、お金に困ってて……その。。 |
ジェスタがボンビ〜から脱出できる日はいつになるのだろうか?(^^;
■ コリューン To:ジェスタ |
スタちゃん、せっかくなんだからチケットを貰いなよ。 お金なら、私が貸してあげるからサ☆ |
コリューンはこっそりと、500Gほど包んだ羊皮紙の包みをジェスタに渡す。
■ジェスタ To:コリューン |
え? いいの?? ありがとう☆ |
ジェスタはコリューンに抱き付いて、ぴょんぴょん飛び跳ねます。
■ジェスタ To:エルドリック&ユリア |
……あの、あの、わたしもステージ見に行きます☆ |
■ガイ To:エルドリック |
俺としては、どっちも欲しいんだがなぁ・・・。 しかし、ユリアのあの歌声をもう一度聞けるんなら、だんぜんチケットだ! |
■エルドリック To:ALL |
なんだ、全員チケットか(^^; では、こちらがそのチケットだ。 たぶん、明後日くらいからユリアがステージに復帰することになるはずだ。 あわせて来てくれたまえ(^^ あ、ちゃんと正装をしてきてくれよ(笑) |
そう言ってエルドリックはガイにチケットを6枚渡します。
チケットにはVIPという文字が燦然と輝いていた(笑)
■クラウディア To:エルドリック>(胸中) |
も、もちろんだよ……ははは。 (う……明日買いに行かなくちゃ(^^;) |
■エレボス To: |
正装か、そんな服持ってたかな…… |
■ガイ To:ジェスタ |
正装・・・そんなものしたことねぇぞ! |
■ アルフレッド To:ユリア |
そうだ忘れるとこだった、これ遺跡で見つけたプレートと歌を書きとめた物なんですけど良かったら・・・。 |
■ユリア To:アルフレッド |
私がもらってもいいんですか? ありがとうございます!(^^ |
ユリアは満面の笑みを浮かべたあと、アルフレッドの頬に軽く口付けをした(笑)
その後、彼女は改まって冒険者達を見回す。
■ユリア To:ALL |
今回はありがとうございました(^^ あなた方のおかげですばらしい経験をすることができたわ。 このことは一生忘れられないと思う・・・。 また、何かあったらよろしくお願いします。 |
■エルドリック To:ALL |
そうだな、なにかあったらまたよろしく頼むよ。 |
二人はそう言って冒険者達に頭を下げる。
■ アルフレッド To:ユリア |
ええ、困った事があったら何でも言って下さい。(´▽`*) |
■クラウデイア To:ユリア |
あたしも忘れないよ! あんたの歌!! |
■ガイ To:ユリア&エルドリック |
こっちこそ、あんなすばらしい歌声を聞かせてもらって、感謝してるぜ! もし、また声が出なくなったらいいなよ、またあそこに連れていってやるぜ! ああ、それからそんときはエルドリック!あんたも一緒だぜ(笑) |
■エルドリック To:ガイ |
ああ、機会があったらな(^^; |
■ユリア To:ガイ > ALL |
ええ、約束ですよ(^^ では、今度はステージで会いましょう。 |
そして二人は天使の歌へと入っていった。
■ジェスタ To:ユリア&みんな |
ばいば〜い☆ ……じゃあ、わたしたちも帰ろっかあ〜。銀の網亭に☆ |
■ガイ To:ALl |
じゃあ、行こうか、みんな! |
■ コリューン To:ユリア&エルドリック>ALL |
明後日になったら、絶対に聞きに来るからね〜(^o^)/
・・・さてと、そんじゃ銀の網亭に戻ろ〜☆ |
■ガイ To:コリューン&ALL |
あったりめぇだ!今日はとことん食って飲むぜ! |
コリューンは、銀の網亭に向かって飛び跳ねるように走り出した。
■ エレボス To:コリューン |
嬉しいのは分かりますが走ると転びますよ。 |
ぽて!
かなり先の方で、誰かがコケた音がした。
■ エレボス To: |
やっぱり転んだみたいだ(^^; |
■ガイ To:ジェスタ |
ところで、ジェスタ・・・”正装”ってどうすりゃいいんだ? |
最後まで、おとぼけのガイである。
■ジェスタ To:ガイ |
えっとねえ……狼の毛皮を纏って、大鹿の角のついた兜をね…… |
勘違いしている人間がここに一人。(爆)
■エレボス To: |
正装か……ローブに聖書と聖印を持っていれば大丈夫かな??? |
そしてあまり理解していない人がここにも(爆)
やれやれ(^^;
まあ正装なんてすることはないか(^^;
オラン・「天使の歌声」 |
その二日後の夜−
冒険者達は思い思いの正装をして、再び天使の歌声へとやってきた。
コリューンはシルクのドレスにあわせた白い革靴と白いバック。
アルフレッドはタキシードにユリアに渡す為の花束を抱えていた。
クラウディアは派手な羽飾りの帽子とスパンコールぎらぎらのバックがちょっと目立っている。
エレボスは聖印が白く染め抜かれたローブを纏っている。
まあ、この4人(エレボスはぎりぎり(笑))はなんとか正装といいきれるのだろうが、どこでどう間違ったのかガイは白のタキシード、ジェスタにいたってはウェディングドレスであった。
場違いなことこの上ないなぁ(^^;さてユリアが再びステージに立つ、という話がすでに伝わっているのか、店は思いのほか混んでいた。
彼らもチケットを渡して人の波をかき分けて店内に入ると、一人の黒服が声をかけてきた。
■ イーゼル To:ALL |
この間は失礼いたしました。 席のご用意ができております。 どうぞこちらへ。 |
イーゼルは一瞬ガイとジェスタの格好に面食らったものの何も言わず、彼らを店内へと案内していく。
連れて行かれたのは店内の席で一番ステージに近い席。
”予約席”という札の置かれたテーブルへと案内された。
■ イーゼル To:ALL |
こちらです。 ご用があれば、遠慮なく私どもにおっしゃってください。 |
■クラウディア To:イーゼル |
あ、そう。 それじゃ全員に飲み物をおくれね。 アルコールとそうじゃないのを一杯ずつね。 種類はお任せするよ。 |
■イーゼル To:クラウディア |
かしこまりました。 |
イーゼルはそういうと、一礼して去っていった。
■ コリューン |
(・_・) |
コリューンは澄ました顔で座っている(※実は固まってるらしい)
■ アルフレッド To:コリューン |
大丈夫、肩の力を抜いて。 今日のコリューンは、どこから見ても立派なレディだよ。(^-^) |
■ コリューン To:アルフレッド |
ののののののののφ(__ *) |
照れてるのかコリューンはテーブルに、小さい“のの字”を書きまくっている。
■クラウディア To:コリューン |
なにやってるんだい? 別に非常識な振る舞いしなければいいんだからさ。 あちらさんだってあたしらに、王族並の行儀作法を期待しちゃいないよ。 |
クラウディアは派手な帽子をはずして、ばたばた仰ぎながら話しかける。
おばちゃんの神経はミスリルワイヤー並の強度を誇っているらしい。
■イーゼル To:ALL |
お待たせしました。 |
■ アルフレッド To:イーゼル |
ありがとう。(´▽`) |
イーゼルはお酒とジュースの入ったグラスをテーブルの上に並べると、再び一礼して去っていく。
しばらくは上等の酒と雰囲気を味わう冒険者達。
そして店内の照明が落とされ、代わりにステージに美しくドレスを着飾ったユリアが姿を見せる。
彼女はステージの中央まで歩いてきて、客席の方を向くと、深深と一礼した。
■ ユリア To:ALL |
皆様、ようこそ天使の歌声へお越しくださいました。 今宵の私の歌ですが、実は本日私の大切な友人達を招いておりまして、一曲目は彼らに聴かせたい歌を選びました。 曲の名はありませんが、これは古代の歌姫の歌いし歌。 伝説と呼ばれた歌姫にはおよびませんが、皆様どうかお聴きください。 |
そう言って大きく深呼吸した彼女がアカペラで歌いはじめたのは、遺跡でセリーヌとともに歌った歌。
少しざわめいて客達も、否、本来なら店内を動いていなければならないはずの店員達も思わず立ち止まり、聞き入ってしまうほどの歌だった。
下位古代語で歌われているはずだったが、その歌と彼女の歌声はその場所にいた皆を圧倒したのだ。そして、歌が終わり、一瞬の間を置いて店内に拍手の嵐が訪れた。
今宵の彼女のステージは長くなりそうであった・・・。
■ コリューン |
♪ |
SW-PBM #60 "The Silent Singer"
Play Time: Jun.24.2000 - Oct.10.2000
GM:gimlet/SGM:miya/Scenario source:gimlet
PL:dora/hibiki/rishi/jeager/roda/IF
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