Sword World PBM #37
可愛い子には旅をさせろ
第4章 めでたしめでたし

依頼完了!

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■イバーロン

 翌朝、「元」山賊達はオランに先行させることにして、一行はイバーロンに向かう。
 元山賊のドグマ達には、銀の網亭の主人宛に「依頼完了」と「一行の帰りが遅くなるかもしれない」という旨の手紙を渡してもらうよう頼むことにした。村人は、イバーロンまでの保存食を感謝のしるしとして譲ってくれた。ちなみに、これ以上襲われたら大変だと思ったのか何なのか、元山賊のオランまでの保存食(但しこちらは一日2食分だが)も出してくれた。
■ノエル To:村人
ありがとうございます。

■ノエル To:元山賊
気をつけて……っていうか、誰にも迷惑かけずに帰るのよ

■ガンマ To:ドグマ
だってさ、大将(大笑)

■ドグマ To:ガンマ
くぉ〜〜っ。
……ど、努力するっ。

 ちょっとは堪えるということを学んだ……のカモしれない。
■パトス To:ノエル&ALL
お前達も…気をつけてな。

■ノエル To:山賊達
ありがとう。あなたたちもね。

■ミルマ To:山賊たち
ばいばーい!元気でねぇ〜〜

■シェル To:山賊ズ
ドグマ達も気をつけてね。
それじゃ!

■レンシオ To:山賊達
手紙はよろしく頼んだぞ〜

 元山賊達のパーティを見送った後村人に別れを告げて、一行は本当の目的地であるイバーロンへ旅立つのだった。
 イバーロンまでの道すがらは特に何があるわけでもなく、ここまでの足止めに比較してすんなりと到着できた。イバーロンの村はギルドでの情報の通りオベローに比較すれば人の往来も多く町として栄えている規模だ。村の門もオベローの柵もどきとは比較にもならない、自衛団と思われる番もついているくらいだ。
■レンシオ
ふぅ………多少の道草は食ったけどようやくついたなぁ………

■シェル
へぇ〜(¨ )( ¨)
イバーロンってけっこう賑やかなんだな〜。

 ルーイは村に着くと、両親の居るはずである宿屋のメモを取り出して門番に場所をたずねている。 一行を案内してくれるようだ。
■ルーイ To:ALL
あっちの宿らしいです(^-^)

■ノエル To:ルーイ&ALL
じゃぁ行きましょうか
ルーイ君のお父さんってどんな人かなぁ。興味あるなぁ。

■シェル To:ルーイ
うん。じゃ早速いこ(^^)

■ミルマ To:ALL
いこいこっ!(^^)

■レンシオ To:シェル、ミルマ
お〜い、そんなに走る必要ないってば〜。って、お〜〜〜い。

 ルーイのつたない案内で一行はとある広場にでた、そこには人垣ができており誰かが歌を歌っているのがわかる。その歌声はどこかできいたことがあるような……。
■ルーイ To:???
あっ、父さんっ!

 ルーイは嬉しそうに声をかけると、人並みを潜り抜けて前のほうへテケテケ〜♪
 歌を歌っている人物は言われればルーイに似た感じがあり、歌の唄い方の癖も似た印象を受ける。ルーイが近づいて入ったのには気が付いたらしく、その後ろにいる一行にも一度目を向けた、どうやら一曲聞き終わるまでは話しができる感じではないのだが。
■ミルマ 
ん〜、評判とおりいい声だねぇ……
ダーナの旦那の妹さんが夢中になるのもわかるねぇ……

 詩人は一曲弾き終わり聴衆から集金後、笑顔でルーイを迎えた。
■ルーイ父 To:ルーイ&ALL
やぁ、ルーイ。
ちゃんとここまで来られたようだな(^-^)

ああ、皆さんはこの子が雇った冒険者の方ですね、この子がお世話になりました…。
ああ、ここではゆっくりお話しもできませんね、私達はあちらの宿をとっていますので、皆さんさえよろしければ、食事でも如何ですか?

■ミルマ To:ルーイパパ
わーい、ごはんごはん〜〜 (^^)/

■レンシオ To:ルーイパパ
どうも初めまして。わたくし、レンシオと申します。
しっかりした依頼人の護衛が出来て何よりです。よい息子さんをお持ちですね(^^
では、お言葉に甘えさせてもらいます。

■シェル To:ルーイパパ
あ、ボクはシェルっていいます。よろしく〜(^^)
それじゃ、ごちそうになりま〜す♪

■ノエル To:ルーイパパ
ありがとうございます(^^)

 もちろん誰も断らない(笑)
 一行は宿兼食堂に案内され、好きなものを注文する。全ては奢りとの事である。食事をしながらルーイはこれまでの経緯をちょっとだけ?脚色をつけて両親に語る。
■ルーイ父 To:ルーイ&ALL
よく頑張ったものだ。
それにしても皆さんには、予想以上にご迷惑をお掛けしてしまったようですね。
改めてお礼を言います、ありがとうございました。

あ、ルーイ、依頼人としてやらなくてはいけないことがまだあるはずだ。

■ルーイ To:ALL
え?……。
あ、そうですね。皆さんに報酬をお支払いしなくちゃ。
え〜っと……。

 袋をごそごそ。残りの300ガメルを取りだします。ミルマが手を出して袋を取り、ガメルの数を数えてからレンシオに渡してみる。
■ミルマ To:レンシオ
たしかに 300 ガメルあるよ〜、レンシオ君。

■レンシオ To:ミルマ
あ、悪いね〜、俺が数えておこうと思っていたんだけどね(^^;;

 ミルマのことだから数え間違ってないか心配。
■ミルマ To:ルーイ&パパ
ありがとね、ルーイ君。
ミルマ、ルーイ君と一緒で楽しかったよぅ。ルーイ君はきっと立派な詩人さんになるよ〜 (^^)

■シェル To:ルーイ&ルーイパパ
迷惑だなんて、とんでもないですよ。
ルーイ君と一緒に旅ができて楽しかったです〜(^^)

■ルーイ父 To:ALL
……後、些少ですが私のほうから息子がお世話になったお礼です。
山賊の件の追加報酬とでも考えてくだされば結構ですので……。
息子によい経験をさせていただいて…感謝します。

 ルーイの父は、脇にあった袋を差し出しした。中には1000ガメルも入っていた。 満面の笑顔でレンシオが受け取る。
■レンシオ To:ルーイ父
それはまたお気遣い有り難うございます。有り難く受け取らせていただきます。
ちなみに良い経験になったのはルーイ君がそれを生かそうとしたからであって、私達はきっかけに過ぎませんから(^^

 それを見て隣から冷やかすミルマ。
■ミルマ To:レンシオ
ホントに金銭感覚はしっかりしてるのねぇ……

 感心するシェル。
■シェル To:ミルマ&レンシオ
二人ともしっかりしてるね〜。
ボクはとてもそこまで気がまわらないよ(^^;;)

■ラウル To:ミルマ
ま、そのおかげでオレなんかは金勘定のこと考えないで済むから、楽で良いけどな(笑)

 笑顔のラウル。
■ノエル(心中)
ルーイ君に頼んでいたのは危険手当だけど、あれって村のほうから依頼の形でもらっているし、第一こっちから危険に首つっこんだわけだし。いいのかな?
断る理由も……ないかなぁ……

 ひとり悩む苦労性のノエルであった。
 結局その晩の食事までルーイ一家に奢ってもらう形になった一行は、そのまま2〜3日イバーロンに滞在することにした。きれいな水が湧くという泉や名産?の薬草などをとったりして日々を過ごすことにする。
 一仕事終えて、のんびりするのもよいものだ。

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GM:彩樹
E-mail:saiki@na.sakura.ne.jp