ご注文はトラブル?
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■オベロー村・宿屋 |
やがて食事も終わった頃、またもやシェビィがやってきて、ルーイに歌を要望した。
ルーイも歌が受けてリクエストされるのは嬉しいみたいで『うん、いいよ』と快諾する。
そしてルーイは2〜3曲先程と同じ傾向の歌を唄った。
どれも正義の味方の活躍する勧善懲悪モノの歌だ。 歌が一通り終わると、パチパチパチと拍手をした後、シェビィが立ち上がり酒場の客を指さすと、
■シェビィ To:酒場の客たち |
ほら、そこっ!! ただ聞きしないのっ! 曲聞いたんだからちゃんと代金は支払う |
そういってすたすたと客達を回って歌の代金を集めに回り出す。
■ルーイ To:シェビィ |
あ、そんなっ。そんな無理矢理強要したら困るよっ。 気に入った人だけ、払ってもらえればいいんだから…… |
慌ててシェビィと止めに行こうとするルーイ。
しかし時既に遅く、シェビィはお金を集め終わってしまっていた。
■シェビィ To:ルーイ |
いいのっ。これは正当な報酬なんだからっ。 最後にこれがあたしの分……と。はいっ。 |
シェビィは集めたお金に数ガメルを追加するとルーイに手渡した。
ルーイは、このまま受け取っていいものかどうか渡されたお金を手にして困っているようだ。
■ミルマ To:ルーイ |
イイんじゃな〜い、もらっとけばぁ? 正当な労働には正当な対価が支払われるベキでしょ〜 |
■ノエル To:ミルマ、シェビィ |
本当にそれ、正当なものなの? |
■ミルマ To:ノエル |
ん〜?なんで正当じゃないの〜?唄った対価にもらったんでしょ? |
■ノエル To:ミルマ |
でも、そこのおじょうちゃん以外の人には聞こえてきただけだよね? そして、その人たちが本当に気に入ってくれたのか……つまり、ルーイ君の歌に金を出す価値があると思ってくれたのかは、これじゃわからないよね。 価値がないと思う、あるいは聞いてもいない歌の対価を要求するのどうかと思うわけ。 ま、価値がないと思えばお金出すの断るだろうし、深く気にすることもないとは思うけど。 |
■シェル To:ALL |
ん〜どうなんだろ? 普通、吟遊詩人さんが歌ったときって、聞いてた人が自分からお金出すよねー。 今みたいに集金に回るのはありなのかなぁ。 もしかしたら、集金にきたからお金出したって人もいたかもね。 でも、誰も文句はいってないみたいだからいいのかな。 |
■ミルマ To:ルーイ |
じゃあ、もらったお金でここにいるみんなにおごっちゃうとか♪ |
■レンシオ To:ミルマ、ルーイ |
おっ、ミルマ冴えてる。 それなら、差し引き0だしね。 |
■ルーイ To:レンシオ |
あっ、それいい。そうしましょう(^^) |
■ルーイ To:宿の主人 |
すみませ〜ん。このお金であっちの人達含めてみんなにお酒お願いします。 あと僕にもお酒……じゃなくてオレンジジュースを(^-^;) |
途中でレンシオを見て注文を変えたらしい
■ノエル To:ルーイ&おやじ |
私はいらない。 ……かわりに暖かいスープでもいいなら、そうして欲しいかな。 |
■シェル To:ALL |
あ、ボクもスープの方がいいな。 ところで、そろそろ部屋に入らない? |
■宿の主人 To:ALL |
スープが2つ、オレンジジュース1つ、後の方は酒ですね。 すぐ持って来ますからお待ちください。 |
主人は注文を確認すると、その場を去った。
■シェビィ To:ルーイ(小声) |
ねぇねぇところでさ、あなたの連れの人達強そうじゃない。 ちょっと頼みたいことがあるんだけどさ……。 |
■ルーイ To:シェビィ |
えっ? 頼みたいこと? |
ノエルは無言で視線で拒否している。
■ミルマ To:ルーイ |
ルーイ君。明日もあるし、もう部屋に上がるよぅ〜? |
ミルマは『さっき言ったことは聞いてたよね?』とニッコリしてみる。
■レンシオ To:ルーイ |
さて、明日も早いよ。 さっさと寝ようか。 |
レンシオ、ルーイをつまみ上げて部屋に退散。
■ルーイ |
え? うわわわっ |
つまみあげられて暴れるルーイ。
■シェル To:レンシオ |
レンシオさんてば、つまみあげるの好きだなぁ(^-^;) |
■シェビィ To:レンシオ |
ちょ、ちょっとあなた。 まだ人がお話してる最中にっ! 失礼な人ねっ |
自分の失礼さは棚に上げているシェビィ。
■ミルマ To:シェビィ |
あ、サインならマネージャ通してねぇ〜 ファンレターなら道中ゆっくり読むからぁ、今夜ゆっくり書いといてぇ〜。おやすみぃ |
■シェル To:シェビィ |
ごめんね〜 ボクら、今日一日山道登ってきたから疲れちゃったんだ。 話だったら明日の朝でもできるよ。 それじゃ、おやすみ〜。(=o=) |
シェルとミルマもレンシオとルーイの後に続いて退散。
そこへ注文の酒、オレンジジュース、スープやら抱えて宿の主人が戻って来た。
■宿の主人 To:残ってる人 |
おや? ここの人達は? |
■シェビィ To:宿の主人 |
知らないわよっ |
怒ったようにいうと、てけてっと店の奥に引っ込みます。
■ノエル |
あとで謝りに来たほうが良さそうね。 (ホントに困ったお嬢ちゃんだこと) |
後半は口には出さないが、思わず表情に出てしまう。
■ノエル To:主人 |
ごめんなさい。疲れてきちゃったんでみんな部屋に引きあげたんです。 飲み物いただいていってもいいでしょうか?食器は後で持ってきます。 |
■宿の主人 To:ノエル |
ああ、そうですか。構いませんよ。 食器は後で取りに伺いますから。 |
そして全員部屋へ退散。さてさて、このまま何事もなく終わるのか……?