冒険者シナリオ01 第6章その5 冒険者稼業も大変だ?!


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冒険者稼業も大変だ?!その5(1998.09.19 UPDATE)

 四日目の野営地 

☆From:フェイ To:ALL
さて・・・・これで全て話したはずだ。
儂らは法を犯した。その償いはしなければなるまい?
儂らをどうするのか決めてくれ。

フェイはぐるりと冒険者を見回してそう言います。
ブレフの方は何か言いたげですが、もう冒険者達を口車に乗せようと言うのは諦めていたのか口を開こうとはしませんでした。

☆From:ノエル To:ALL
(まずリグの顔を見て、それから一同を見回し、フェイを見て、また最後にリグを見て)
そうね・・・その女の人と娘さんの話が本当なら、フェイさんには一刻も早く迎えに行ってあげて欲しいな・・・
フェイさんとおじさんはどうしてほしいのかしら?

☆From:アトール To:ALL
まあ、2人に聞くより、俺たちがフェイやこいつらをどう扱うかがポイントになるだろうな。
これは、シーフの立場としての意見だから、あくまで選択の一つとして考えてほしいんだが、俺たちは少なくともシオンを通して、盗賊ギルドから今回のことを依頼されている。
そして、このおっさん達の事を知ってしまったのは事実だ。
これを、見逃すと俺達も盗賊ギルドを裏切ったと思われる可能性がある。
正直言って、その状況だけはなんとしても避けたい。

☆From:ノエル To:アトール&ALL
そうよね・・・
自分たちを危険にさらしてまでおじさんたちのこと見逃すほど私たちお人好しじゃないしね。
そんな義理があるわけでもないし。

☆From:アトール To:ALL
そうならないためには、おっさんは衛兵に突き出すんじゃなくて、ギルドに突き出すのが一番だと思うんだ。
処遇は、ギルドに一任して俺らは関知しない。
お人好しのやさしい奴みたいだから、真摯に話せばギルドも許してくれるかもな。

☆From:おっさん
・・・・・・・・(がっくり)

縄張り荒らしやもぐりでの仕事はギルドにとっては見逃すことの出来ない大罪です。
おっさんの落胆もうなずけるでしょう

☆From:ノエル
くすっ

☆From:スレイ To:ALL
うんうん、ならギルドにお願いしましょう(にこにこ)

☆From:アトール To:ALL
あと、フェイについてだが・・・・
(いったん言葉を切って、みんなを見回し)
少なくとも、俺達はフェイからは今のところ何の被害も受けていない。
このおっさんたちと手を組んでいるという証拠も何も無い。
現時点では、俺達の依頼人であり仲間であることは間違い無いと思うけどどうだろ?

☆From:スレイ To:アトール
そうですね、アトール。
フェイは、わたし達の依頼主でもあり仲間でもありますよ。

☆From:アトール To:フェイ
そして、フェイ?
俺ら、冒険者に払えるお金が全くない訳じゃないんだろ?
娘さんに幾ら送ろうとしていたのかしらんけど、その額から比べたら、俺らに払う額なんて微々たるものだんな
だとすれば、俺らの立派な依頼者であり、俺らは雇われた冒険者だ。
そうだろ?

☆From:フェイ To:アトール&ALL
・・・・ありがとう。
ああ、儂は商売人だ。報酬の約束は違えんよ

柄にもなくフェイは涙目になっています。

☆From:アトール To:フェイ
今からでも、遅くない。まじめに働いて、テンチルドレンに行くお金を貯めて、お金を渡すんじゃなく、自分で会いに行ってやれよ。
何年先になるかわからなくても、そのとき護衛が必要なら
俺達「幸運の運び手」が手伝ってやるからさ(得意のウインク)

☆From:ノエル To:アトール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆From:フェイ To:アトール
迎えに行く・・・・ああ、そうすることにしよう。
この一件の償いを済ませたらすぐにでも、な。

☆From:ノエル To:フェイ
よかった。
早く娘さんのところに行ってあげるのが、私にとっては一番の償いよ。

☆From:スレイ To:フェイ
勇気をだしてくださいね。きっと娘さんも喜んでくれますよ(^^)

☆From:リグ To:フェイ
・・・・ぐす。
(フェイをみていて涙を流しているいるリグ。)
うん、今の素直な気持ちを忘れないでねフェイさん。

☆From:アトール To:all
しかしフェイ、老いぼれたとはいえ、あんたついてるぜ。
なんと言ったって、今回紹介してもらった冒険者が、俺達「幸運の運び手」だったんだからな(笑)
その、運の良さは大事にした方がいいぞ。
(ニヤッと笑いながら)
カードの方はからきしだけどな(笑)

☆From:フェイ To:アトール
なに、次はまけんさ。

涙を拭った後、精一杯不敵な笑みでそう返します

☆From:スレイ
アトールが強すぎるだけですよぅ(^^;;

☆From:リグ
あははははは。

☆From:アトール To:リグ
こんな感じでどうだろ?リグ。

☆From:リグ To:アトール
うん、バッチリだよアトールおじさん。
さっすが亀の甲より年の功、かっこいいし頼りになるー♪ ね、ノエル姉ちゃん。 (ウインクしてみんなに笑いかけます。)

さて、おっさん&下っ端2人とフェイの処遇も決まり一段落したところで冒険者達はその夜を終えました。
もちろんおっさん達が逃げ出さないように見張りは立てていましたが(^^;
さて翌日もおっさんらがいる以外はいつもと変わらぬ朝を迎えました。

☆From:スレイ To:ALL
あ、そうだ。これから、どに向かいましょうか?
ワインの輸送ってのは、嘘だったのですよね。
このままブラードに向かいますか?それともオランに戻りましょうかね?

☆From:ノエル To:スレイ
そりゃオランに戻るでしょ。
フェイさんだって早くテン・チルドレンに向かいたいだろうし、こっちのおじさんたちもさっさとギルドにつきだしてあげなくちゃね。

☆From:フェイ To:スレイ&ALL
そうだな。ここからならブラードに行くよりはオランのが近いだろう。
儂のことを気にしないでくれ。君らがブラードに行くのならそれでもかまわんよ

嘘、というのを聞いてフェイは少しばつが悪そうです。

☆From:スレイ To:ALL
オランですね。今日もいい天気ですし、良い旅になりそうですね〜(^^)

冒険者達は野営地を引き払い、オラン目指して間道を引き返していきます。
おっさん達3人を連れて(^^;


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シナリオ担当GM:gimlet@mars.dti.ne.jp