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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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恋人たちと月時計

〜 2 〜


  西の館

リュントとアールは、針葉樹の陰に隠れながら、こそこそとツール入れを取り出し変装に取りかかる。
暗闇の中、息をのむような静寂の中で、ぱたぱたと白粉をはたく音が響く……
アールの施した変装は、一般人でもすれちがいざまに違和感を抱かれてしまうような、ある意味怖い出来映えだった。
化粧の中に微妙に漂う男性らしさ。
同業者ならばかなりの確率で見破られてしまうだろう。
女性ならむしろ逃げ出すかもしれない。
自分でも不自然さが気になるのか、手鏡で何度も見直しながら出てくる。
リュントは持ち前の器用さで見まごうような美女に化けていた。
まるで瞳の中に百万の星を宿したかのようなぱっちりとした目元、
自然な光沢をもつ唇。
男性らしい体格をマントで隠しさえすれば完璧だろう。
街を歩けば、振り返る男性もいるかもしれない。
■ノール To:リュント&アール
Σ す、すすすげーっ! ふたりともぜんぜん違う意味ですげぇっ!!

■ミァ To:リュント&アール
Σ ほ、ほほほんとに凄いでスヨー!! どっちも原型留めてないのでスー!

■リュネット To:ALL
どおぉ?
これなら、私が男だってのはちょっとやそっとじゃ分からないでしょ〜?

言葉までお姉言葉に。
しかし、声質は変わらず(笑)
■ミァ To:リュネット
………………(=▽=)

生暖かい眼差しを送った。
■リュネット To:ミァ&ALL
そこ!固まるんじゃない!!
やっぱ無理があっから言葉は普通にしよ。

自分でもきついのが分かったらしい(笑)
■ジン To:リュネット
ほう、やるじゃないか。
この出来栄えなら文句ない。
んじゃ、こいつは返しとくぜ。

リュネットへ魔晶石(2点)を渡す
更に押し返す
■リュネット To:ジン
今後必要になるかも知れないから、持っとけよ。
でもプレゼントじゃないから有意義に使うように!

■ジン To:リュネット
ふむ・・・そうゆうことなら、預かっておこう。

ちょっと躊躇しながらも、魔晶石を受け取るジン。
■ミァ To:リュネット&ジン
ここだけ見てると、美人さんがスマートエルフに言い訳しつつプレゼントしてるよーな場面に見えなくもないでスネー。
おおう、化粧の神秘…(=▽=)

■リュネット To:ミァ
そういう構図に見れなくもない。
しかし、間違っては困る。
俺は女好きなんだ!!

■ジン To:リュネット
・・・なんか、妙な気分だな(^^;

■ミァ To:リュネット
リューちゃん…その格好でその台詞は、なんだかとっても説得力がないのでスー。
寧ろ、そっちの趣味のひとっぽい?なぁんて(・▽・)

■リュネット
女装を解いたら襲ってやる

■ミァ To:リュネット
んに〜? なあんか言ったでスカー?

■リュネット To:ミァ
いえ、こっちの事よ〜(はあと)

また、お姉言葉再開か?
■ノール To:ジン
ミァっちを押し倒したり……
ししょーからプレゼントをもらったり……
ジーちゃんばっかりいい思いしてズルイぞっっっ!(びしっ)

■ジン To:ノール
あー、あれはだな(^^;
んんっ・・・まあ、ミァはともかく、女装のリュントからのプレゼントを羨むのはどうかと思うぞ。

■ノール To:ジン
それもそーだなっ!
おいら、自分より背の高い女にキョーミないし!

■リュネット To:ノール
なんなら、お前にも魔晶石やるか?
なんに使うんだ?んん??

他意はないです、嫌味を言っているだけです。
■ノール To:リュント
売って金にして、ミァっちにぷれぜんと購入っっっっ!(びしっ)

一瞬の迷いもなく即答。
■ミァ To:ノール
きゃー。ノールんってば素敵ー(=▽=)♪
ミー、美味しいフルコースがいいでスヨー。

■ノール To:ミァ
おぅっ! 任せとけっっ!
おーどぶるからでざーとまで待った無し! オランに帰ったらすぺしゃるでーとだなっ!

有頂天。
■リュント To:独り言
生きて帰れればな

■アール To:リュント
なあ、リュント…
やっぱ、ダメだよなぁ…w

さすがに自分のに手応えがない状態でリュントを見ては消沈。ちーんw
■リュネット To:アール
う〜〜ん(苦笑)
もう少し、なんだな。
変装術は練習が必要だな(笑)

あまりの顔に笑えなくなってしまった
■ジン To:アール
おいおい、女装の腕競って落ち込むなよ(^^;お前さんの本分はこっちだろ?

人差し指を鍵爪状に見せて不敵に笑うジン。
■ヒノキ To:アール
……そんな腕前見せられて信用しろって方が無理あるよ、やっぱ。

ヒノキのアールへの信頼度(元からあったか不明)がさらにダウン!
■ヒノキ To:ALL
さて。私は……こんなモンでいいか。

髪型を軽くいじくって、薄く化粧を変えた程度。
■リュネット To:ヒノキ
ヒノキはそんなもんで大丈夫じゃねえか?
元々、女なんだから、表情さえ誤魔化せりゃいいんだし。

まずまず、無難な仕上がりだったらしい
■ミァ To:ALL
んじゃミーも華麗にへんしーん!するですカネー。
んーとんーと。ちょちょいちょいちょい。ちちんぷいぷい……

いつものおだんごを解いて髪を下ろすと、ふわふわピンク髪のウェーブが姿を現す。
大きなバンダナを巻きスカート風に留め、両手にはしゃらりと金のアクセサリ。
更にいつもはしない化粧でほんのり表情を彩る。
グラスランナーの特徴的な耳が髪で隠れていることもあり、一見すると普通の人間のお嬢さんのようにしか見えない出来である。
■ミァ To:ALL
んに、まあこんなもんですかネー。
ミーの腕前に掛かればちょろいちょろーい(^▽^)b

■ノール To:ミァ
Σ み……ミァっち……髪をおろしたのも可愛いぜっっっ!(///

今にも鼻血を吹き出しそうな勢い。
■ミァ To:ノール
でもおだんごが無いと、こう、重心がずれるんですヨネー。
って、なに赤くなってるんでスカー、ノールん?(首かくり)

顔から湯気を放出しながら、だらだらと鼻血を流すノール。
……幸せそうだ。
■リュネット To:ノール&ミァ
やっぱ、化けるもんだな〜
お前はミァがどんな格好をしていても可愛いって言うんじゃねえか?

■ノール To:リュネット
おうっ! どんな格好しててもミァっちはミァっちだもんなっ!

■ミァ To:リュネット
にはははは、リューちゃんほどじゃないでスヨー(・▽・)

■リュネット To:ミァ
俺はどんな格好をしても、様になるからな(笑)

■ミァ To:リュネット
そうでスネーほんと。
でもリューちゃんが、こおんなに女装がハマるとは…新・発・見!でシター(にしし)

■リュネット To:ミァ
今回は仕方なく女装なんだからな!
ここでの記憶は無くすように。

■ヒノキ To:リュネット
そのカッコで【俺】はヤメロ。
しっかし、そんだけ上手く化けるんなら声色を変える訓練もちゃんとしとけよなぁ。

■リュネット To:ヒノキ
あたいって一人称の方がいい?

■リュネット To:パフィオ
あと、知っている限りで良いんだが、中にはアバランとリナリア以外はあんな怪物連中ばっかりか?

■パフィオ To:リュント&ALL
(西方語)
えっとね、動物か虫しかいないよ〜♪
僕みたいに、言葉をしゃべれる種族って、僕たちが初めてなんだって〜♪
これからは、言葉もしゃべれて頭のいい種族も徐々に増やしていくって言ってたよ〜♪ だから君たちも、歓迎されるよ〜♪

■アール To:パフィオ
(西方語):通訳しながらあと、門番たちも含めて、あそこでは「この言葉」で話をしてるのか?
(この言葉ってのは西方語ね)それと、アバランは毎日ここでパーティをしてるのか?
アバランが留守でもパーティをするのかな。

■パフィオ To:アール&ALL
(西方語)
うん、カボチャ君や僕たちは、この言葉だよ〜。アバラン君もしゃべれるよ♪
アバラン君は毎晩パーティやって、毎晩同じ時間にお出かけしてるみたいだよ〜♪

その時、一行の視界に見覚えのある光景が飛び込んできた。
2階の南側――こちらからは見えない、館の裏側――の方から、唐突に光の輪が空に向かって弾かれたように飛んでいくのが見えたのだ。
暗い夜空に白い光の軌跡を生み、それはやがて消えた。

と同時に、ジンの「魔剣」にかけていたロケーションは、いきなり遙か遙か遠い、とても歩いては行けないような距離の北の方角へと、一瞬にして指し示す方向を変えた。
■ジン To:ALL
おい、「魔剣」が動いたぜ。

そして、その光の輪が合図だったかのように、館の屋根に止まっていた禿鷲たちがバサバサと飛び立ち、パーティの頭上を素通りし、北の方角に向かってまっすぐと飛び立っていった。
■ジン To:ALL
北はスノードラゴンのねぐらだったな?
こいつは・・・とても追いつけんぞ。

■ヒノキ To:ジン
とりあえず、向こうは放っておくしかねぇな。

禿鷲の行方を目で追おうとし、夜空を見上げた者は気づくだろう。
白く輝く丸い月が、館の屋根に寄り添うようにしてぽっかりと浮かんでいるのを。
わずかずつ傾き続ける月は、あと数刻で、紫色の屋根にかかるはずだ。
■アール To:パフィオ
アバランが出かける時間っていうのは今頃なのか?

■パフィオ To:アール
(西方語)
うん、そうだよ〜♪ お月様が今くらいの位置にあるときだから♪
ふしぎな腕輪をはめて、ごにょごにょ言ってるの見たことあるよ〜♪
そのあと、光の輪っかといっしょに消えちゃうんだ〜。すっごいよね〜♪

■ミァ To:パフィオ
へええー。そのふしぎな腕輪ってゆーのは、アバランだけがしてるでスー?
そりとも他の人…リナリアらしきっちもしてたり?

■パフィオ To:ミァ
(西方語)
えっとね、ひとつの腕輪を貸し借りしながら使ってるみたいだよ〜♪
リナリアちゃんは、木の実を拾いに行ったりする時に使ってるみたいだよ〜♪

■ミァ To:パフィオ
なるなるー。
そういくつもあるって訳じゃ無いんですネー。
しっかし木の実拾いに使うとは……何気に日常的に使ってまスネー(=x=)

■リュネット To:ALL
今のはアバランが出掛けた証拠だよな?
俺の魔剣も一緒らしいし。
少なくとも、リナリアは居ないって事だろう?
今のうちに突入しようぜ!
正面から入れないなら、俺だけでも裏口から侵入するからさ。

■アール To:リュント
アバランかどうか…わからないが、少なくとも相手が一人でも減るなら、最悪力押しも可能かもね。

■ミァ To:ALL
そうでスネー。今が絶好のちゃぁんす!
こりを逃したらおつきさまも大笑いなのでスー。
考えて時間が過ぎちゃうより、れっつら特攻ー?

■ヒノキ To:ALL
【潜入】をするのか?
それとも【突入】か?
そこだけでもハッキリさせとこうぜ。
ばーさんとリナリアを連れ出すのを最優先させるんなら、私としては騒ぎは極力避けたいけどな。

■アール To:ALL
いきなり突入はないだろう。
突入ってことはカボチャとも戦うってことだよな?
まず【ご招待にあずかる】
その後に、場内の状況により探索、場合によっては暴れる…で、どうだ?
状況によっては、陽動のために騒ぎを起こすとか必要かもしれないから、できるだけ2人組で動くとかね。

■リュネット To:ALL
今回は潜入が優先だな。
アールの言う通り、2人組である程度ばらける感じでな。

■アリス To:ALL
入る順番はどうしよっか?
あと、入った後どうするのかも決めておいた方がいいかも。
入ったあたりで待ってればいいの?

■ヒノキ To:ALL
入るときにバラけるのに、中で集まっても怪しまれるだろ?
館を脱出する時間だけ取り決めておいて、中では逆になるべく接触しない方が良い。
何かあった時に非常召集を掛けられる手段だけ用意しておけばいいだろ。

■リュネット To:ALL
ヒノキの言う通りだな。
カップルは別にして、単独で入る連中はそれぞれ別行動にしようや。
何か問題があった時には頭を掻くなり、他の人間に知らせて合流するくらいで良いんじゃねえか?
ただ、常にみんな一緒のフロアにいるとは限らないから、「大きな音」で全員、玄関前のロビー集合でな?

■アール To:リュント
「大きな音」ってのは、なにかあった時という意味か、リュントが鳴らすのか、どっちだ?(苦笑)

■ジン To:ALL
まあ、屋敷はそれほど広くないし、
フロアを移動する時は全員で移動、でいいんじゃないか?
非常時こそ「大きな音」が立てられない状況の方が多いだろうしな。

■リュネット To:アール&ALL
もちろん、危険を察知した人間だから、俺とは限らないけど、ジンの言う通り、極力同じフロアにいるようにするか。
別のフロアへ移動する時には、他の誰かに必ず知らせてから移動するって事で、みんないいよな?

各自見回す
■ミァ To:リュント
ほーい、いいでスヨー。
不自然にならないよーに、みんなしてそれぞれ調べてく、でスネー。
んにんに、頭にメモしましター。

■リュネット To:ミァ
頭んなか?
大丈夫か〜?

■ミァ To:リュネット
へーきへーき。忘れたらリューちゃんに聞けばいいんでスヨー(・▽<)

それは平気と言わない。
■リュネット To:ミァ
俺も3歩歩いたら忘れんだからな〜?
ミァがしっかりとしてくれないと………

とても、密偵希望者とは思えない言動
■ミァ To:リュネット
えええええ、リューちゃん頼りにならないんでスカー!?(がーん)

こ、こうなったら…ジンえるにー!
ジンえるにーなら、そこはかとなく覚えてそうっぽいオーラがっ。

次のたーげっと、ろっくおん。
ジンはミァのこめかみをつついて、
■ジン To:ミァ>ALL
こらこら、「記憶術」はギルドのお家芸じゃなかったのか(^^;
残念ながら、俺だって短時間で大量に覚えるのは無理さ。
何か見つけたら、一人でなんとかしようと思わずに、皆で協力し合うことが肝要だな。

■リュネット To:ジン
見たものを覚えるのは確かに得意なんだけどな〜
作戦内容とかを覚えるのは耳を使うだろう?
ちょっと苦手なんだよな(笑)
みんなで、それぞれ覚えておくか(笑)

■ミァ To:リュント&ジン
そそそ。ぱっと見て覚えて人相書きとかは得意なんですけどネー。
んに、じゃあ覚えてー協力してー頑張ってー。
みんなの潜入作戦、ごーごーごーなのでスヨー!(>▽<)9



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