06a 生鮮市場通り、夜

すっかり日の落ちた生鮮市場通り。
一方は薬草を求めて、一方は情報を求めて訪れ、この地で合流を果たした一行。
しかし、店はどこも木戸を閉ざしており、ひっそりと静まり帰っている。
ギルドで得た情報を元に騒動があった店まで来る。
この店だけは、木戸の間から光が漏れており、中から人が話す声が聞こえる
■スカンピン To:ALL
すっかり店じまいされてるのぉ。トマトを売ってる店はどこじゃろ(・x・)?

■ミァ To:ALL
・・・・・・んに?
此処だけ賑やかさんなんでスネー(・x・)

■オルフェ To:ALL
この店かな?
でこぼこトマト、残っているといいんだけどね。

コンコン、と木戸を叩く。
■オルフェ To:木戸の向こう
遅くにすみません。
「でこぼこトマト」を探しているんですが……。

■ミァ To:木戸の向こう
そりと追加注文で、ちょっくら聞きたいこともあるのでスヨー。
だからさっさと顔出してくだサーーイ!(びっ)

■おじいさん To:ALL
なんじゃい。もう店じまいしとるぞい。
今日はろくな客が来んのう。
悪いが「でこぼこトマト」は売り切れじゃて。

■かごを背負った少年 To:おじいさん
じいさん、またトマトの客かい?
今日は良く売れるねえ(^^;

■スカンピン To:おじいさん
なんじゃ、今日は「でこぼこトマト」がそんなに売れとったのか?学院でも栽培して無いらしくてここまで来たんじゃが。

■おじいさん To:スカンピン
売れるも何も、1人の客の買占めじゃよ。
わしらの今日食う分まで持っていきおったわい。

■ミァ To:じーさんと少年
ちちちっ。なんであれお客は大事にしないと駄目ーなのでスヨー!
売れたって、どんなヒトが買っていったのでスカー?
ミーたちも早急に必要としてますから、出来ればそのヒトに分けて貰えないか交渉したいナー、とか思ったんですケドー(=x=)ノ

■おじいさん To:ミァ
20そこそこくらいの若造だったのう。
じゃが・・・あの耳。ありゃエルフじゃな。
分けて貰うもなにも、どこの誰かもわからんぞい?

■リエラ To:おじいさん
そのエルフさんの特徴って、もう少し詳しくわかりませんか?
髪の色とか、長さとか、服の感じとか。
それと、その人って、この辺では初めて見る方だったのですか?

■おじいさん To:リエラ
新顔じゃったのう。
短い金髪で、服装はあんたらみたいな格好じゃな

■キルリック To:ALL
同業者ですか・・・

■少年 To:ミァ、ALL
ねえ、あんたらなんで普通のトマトじゃなくて、でこぼこトマトの方を欲しがるんだ?
まあ確かに普通のよりちょっと甘いけどさ。
俺なんかは食べ飽きちゃったけどね〜(^^;

■キルリック To:少年
甘くて美味しいトマト、それだけでも十分買い求める理由になります。
やはり、食べ物は美味しくないといけませんから。

■ミァ To:少年
Σ 食べ飽きるだなんて、羨ましー台詞言ってやがりますネー(○△○)ノ゛
とゆーかでこぼこの方が、見た目からして楽しーじゃありませんカー。
変わったモノこそ、ミーの血が騒ぐのでスヨー♪

■オルフェ To:ALL
うーん、これは手に入りそうにもないね。
あとは……銀の網亭でもあたってみようか?
あのおやじさんなら、でこぼこトマトを仕入れている可能性は十分にあると思うよ。
多少見た目が悪くても、安くて美味しいなら喜んで使いそうだ。

■キルリック To:オルフェ&おじいさん
確かに、おやじさんなら仕入れていそうですね。
ただ、銀の網亭に行く前に少しだけ状況とか聞いてみますね。

昼間ここでひと騒動あったそうですが、一部始終をお伺いできませんか?

■おじいさん To:キルリック
一部始終と言ってものう・・・
トマト買占めの若造に、何に使うか聞いたんじゃ。
そうしたら何と言ったと思う?
「つぶして身体に塗るんだ」とぬかしおったんじゃよ!
そんな奴にはうちの野菜は売れん、とがんばったんじゃが、その若造が何か声を張り上げたと思ったら。
急に自分が何をしてるかわからなくなったんじゃ。
気づいたらトマトが全部消えておったよ。
まあ、金は置いていったようじゃがな

■ミァ To:おじじ
まー、相手はエルフですシー。
エルフの風習でトマト厚塗りエステ☆があるんですヨー、きっと(=▽=)
・・・・・しっかし、結構強引にトマトげっとしていったんですネー。そいつ。

■キルリック To:おじいさん
全く持って、災難でしたね(苦笑)

ちなみに、おじいさんの他にでこぼこトマトを扱っていて、今からでも売ってくれそうな方とか、おじいさんにでこぼこトマトの仕入れをお願いしている方とかいらっしゃいませんか?

■おじいさん To:キルリック
他と言われてものう・・・

■少年 To:キルリック、ALL
仕入れてるのは俺だよ。そんなにトマトが欲しいのか〜?
まあ、この店以外にも卸してるから、他の店のならまだ残ってるかもしれないけどね。何?今欲しいの??

■キルリック To:少年
ええ、是非おねがいします。

■オルフェ To:少年
ちょっとわけありでね、どうしても欲しいんだ。
うまく手に入ったら、お礼はするよ。

■少年 To:オルフェ、キルリック、ALL
ふーん。まあ、そこまで言われちゃ、仕方が無いな。
いいよ、ちょっと待ってな!

少年はかごを背負いなおすと、通りの先へと駆けていった。
■ミァ To:少年>おじじ
ひゅひゅー♪ ひとっ走り行ってくれるなんて、親切サンでスネー(>▽<)
あっりがとーなのでスヨー。

あっとと!
そのエルフ、これから何処行くーとか、○○しなきゃー、とか、そーゆー思わせぶりぃーな台詞、言ってませんでしたカー? カー?

■おじいさん To:ミァ
かー?
うーむ。サーカスがどうとか言っておったかのう。
ああ、あと、なんか赤いハゲがどうとか、悪夢の化け物がどうだとか支離滅裂なことを言っておったわ。

■キルリック To:ALL
同業者でサーカス・・・
私達は、先を越されているみたいですね。

■リエラ To:キルリック&ALL
その同業者さんが、善意の第三者か、敵か味方かまだわかりませんが…。
急いでサーカス団のところに戻ったほうがいいかもしれませんね。
もちろん、トマトを手に入れてからですが。

■キルリック To:リエラ
はい、そうですね。
やり取りの様子を聞いた限りでは、サーカス団の心配をしていた様なので、邪魔とかはされないと思いますが、お仕事的には信用問題に係りますね。

■ミァ To:ALL
んにんに、なんであれお仕事横取りされるのは面白くないのでスヨー!
こーなったらサーカス団に全速力なのでスー。
悪夢のオバケなんて、美味しく料理してやりまショー(>x<)

■キルリック To:ミァ
ミァ、先に言っておきますが、本当に食べたらおなかを壊しますからね。

■ミァ To:キルリック
にはは、だいじょーぶ! ミーの胃袋は鋼鉄製でスヨー(=▽=)?
問題は、オバケの味付けの方かもしれまセーーン。

■ミリスレスカ To:ミァ&キルリック
う〜ん、じゃあ唐辛子を多めに効かせておくのはどうでしょう?
でもって、良く火を通して……

本気で食べてみたい、と思ったらしい。
■ミァ To:ミリスレスカ
ををう! 『スパイシーレッドなウェルダンオバケ、でこぼこトマトソース掛け』って感じですカネー(>▽、<)
リエラっち! リエラっちに料理してもらうのでスヨー♪

■リエラ To:ミァ&ミリィ
……オバケの料理…ですか?
そのオバケの正体にもよりますが、倫理的に食べても大丈夫そうなら料理してみましょうか?

二人の勢いにおされている。
■ミァ To:リエラ&ミリスレスカ
(☆▽☆)♪
ひゃっほう、やったのでスー!
リエラっちが約束してくれたーですヨー、ミリィっち!
こりでオバケ退治にも気合が入るってもんでスネー(ゴゴゴ←効果音)

■キルリック To:ALL
すっかり、ミァのペースですね(苦笑)

■ミァ To:キルリック
にっはは、決戦前でも気分が明るくなるってなもんでショー(=▽=)