06a 西門広場、夜
夕食を終えて銀の網亭を出て、そのまま西門広場にやってきた一行。
広場の一角に、巨大な天幕が張られている。
その周囲に、いくつかの焚き火が見える。
どうやら酒盛りをしているようだ。
■カーガッド To:ALL |
おや、興業は終わっているみたいですね。 直接見れなかったのは残念ですが、団員の方に話を聞いてみますかね。 |
■アズラ・ラ・ライト To:カーガッド |
はにゃ、終わっちゃってるでしか……残念です〜。 |
■ウォルフ To:アズラ |
この件が無事に解決できたら観に来ましょうね☆ |
そう言ってアズラを慰めるウォルフ。
■グレイ To:カーガッド、ALL |
なんじゃ、終わっておるのか? ”死なない男”とやらはどこにいるのかのう・・・ |
■リールォン To:グレイ&ALL |
そうですね…… とりあえず、いきなり"死なない男"さんに会いたいって言ったら、警戒心を持たれるかもしれないですよね。 ここわ、ファンのふりをして 「今日の公演は終わっちゃったんですか〜、残念だな〜。"死なない男"さんのファンだったのにぃ〜。サインほしかったな〜、いまからお会いできませんか?(はぁと)」って感じで、近づくとか。 |
そう口にした彼は、妙にワクワクとした表情と仕草をしていたりする。
■メイプル To:リールォン |
・・嬉しそうじゃない。 じゃ、ヨロシクねっ |
今にもリールォンの肩を”ぽんっ”とたたきそうな雰囲気。
■カーガッド To:リールォン&ALL |
(苦笑しつつ)そう言う手はありと思いますね。 聞く相手を選ぶと思いますけど……。 他の手としては、宴会の輪に入れて貰って話を聞くのがいいかなぁとか思います。 前もってお酒でも買ってきていれば良かったですかね。 |
■ウォルフ To:カーガッド |
お酒ならありますけど? |
そう言ってどこからともなく“ドワーフ殺し”を取り出すウォルフ。
■アズラ・ラ・ライト To:ウォルフ |
……流石ウォルフおにーさん、一体何本お酒持ってるんでしか(苦笑。 |
■ウォルフ To:ALL |
リールォンさんの策を使うとしたら、メイプルさん,アズラさん, 保護者役としてグレイさんとライルさんかカーガッドさんのどちらかが 加わるのがいいんじゃないかと思いますが☆ |
そう“自分は被害は被らないぞ!!”という提案をするウォルフ(笑)
■グレイ To:ALL |
うむ?何をそんなに警戒しておるのじゃ? ふつうに”死なない男”はどこにいるか聞いてはまずいのかのう? |
■ウォルフ To:グレイ |
夜な夜な徘徊しているリザードマンとなんらかの関係がある可能性もありますからね☆ 用心を重ねるに越したことはないでしょう☆ |
■グレイ To:ウォルフ、ALL |
ふむ。まあ、街での調査はお主達の方が長けておる。 方法はまかせるぞい |
■ライル To:ウォルフ、ALL、カーガッド |
う〜ん、もちろんウォルフの言う事が圧倒的に正しいんだけど… 俺がちょっと気になるのは、時間をおくと事件が起きる危険性が高くなる、っていうことなんだよね。 グレイさんの言う通りにした方が、案外簡単なんじゃないかな? どうします?カーガッド。 |
■カーガッド To:ライル&ALL |
……そうですね。素直に話を聞きに行きましょう。 手土産にお酒を持っていけば相手の口も滑らかになるでしょうし。 それでは行きますか。 |
そう言って酒盛りの輪に近付いていく。
大体5、6人が集まった焚き火の輪が3つ。
歌を歌う者、まじめな顔で話している者、大声で笑い続ける者など各組色々な酒盛り模様が窺える。
■カーガッド To:サーカス団員? |
盛り上がっている所に済みません、ちょっとお聞きしたいことがあるんですが。 よろしいでしょうか? |
■団員 To:カーガッド |
あい?あー、ごめんねー。今日はもう終わっちゃてるのよ。 明日は午後一番と夕方に一回ずつやるんで、よかったらまた遊びにきてよー! |
■ライル To:団員 |
おや。そうでしたか〜(棒読み) |
■カーガッド To:団員 |
そうだったんですか。それはお疲れ様でした。 お休みの所すまないのですが、実は少しお聞きしたいことがあるんですよ。 その代わりと言っては難ですが、これは我々からの差し入れと言うことで受け取って頂けませんか? |
応対してくれた団員にそう言って、酒瓶をもつウォルフに目配せをした。
■団員 To:カーガッド |
おー、わるいねー! まあ兄ちゃんたちもこっちきて飲みなよ。 そんで、聞きたいことってのはなんだい? |
■ウォルフ To:団員 |
実は人を探しているのですが‥‥ それはさておき、ささ、おひとつど〜ぞ☆ |
そう言ってにっこりと微笑みつつ“ドワーフ殺し”を勧めるウォルフ(笑)
杯になみなみ注いで一気に呷る。
が、げほげほと咳き込んで苦笑い。
■団員 To:ウォルフ |
ね、ねーちゃんすごい酒持ってんね(^^; |
“ねーちゃん”じゃないんだけどなぁ、とのほほんと思いつつ、
■ウォルフ To:団員 |
そうですか? |
と、艶やかに微笑みつつそう応え、自分はなみなみと注いだ杯を何ともなしに飲み干すウォルフ(笑)
■カーガッド To:団員 |
お聞きしたいのは、結構話題になっている「死なない男」のことです。 もちろん、タネを聞きたいとか言う話ではありません。 実は私達は人を捜しておりまして、色々調べたところ「死なない男」を演じている方に関係がありそうなことが分かりまして。 それで、出来れば本人とお話をしたいなと思いまして伺った次第です。 |
“死なない男”と聞いて団員同士で顔を見合わせる。
困ったように言い出せないでいると、となりの焚き火の輪から、ひげの男が現れて、深々と礼をする。
■ひげの男 To:カーガッド、ALL |
こんばんは。“死なない男”興味をお持ちのようですね。 あいつは南蛮の言葉しかしらないですからね、あまり話しにならないと思いますよ。 どうしてもお会いしたいならば・・・少しお時間を頂けませんか? |
■アズラ・ラ・ライト To:団員 |
それと、よろしければ団長さんにもお話聞きたいな〜とか。 駄目でしか? |
■ひげの男→千の牙 To:アズラ・ラ・ライト |
私が団長の“千の牙”です。 どういったお話でしょうか? |
■ライル To:千の牙 |
こちらは時間は問題ありませんよ。 聞きたい事があるからお邪魔したんです。 |
■千の牙 To:ライル |
そうですか・・・では、明日の開演前にまたいらしてください。 その頃には、あいつの機嫌も良くなってるはずですから。 |