04b 太陽丘、午前

丘の向こうから朝日に照らされ、その白い建物は神々しい輝きを放っている。
「太陽丘」と呼ばれる所以である。
礼拝の時間だろうか、建物の門はラーダ神の信者達が列が連なっている。
■メイプル To:仲間
(口をぽかんとあけて)
なにあれ・・・・こんな建物、オランにあったんだ・・。
ねぇ・・あそこの中に入って・・・取って食われたりはしないよね?(怯

偏見があるらしい。どうした学者育ち(笑)
■ライル To:メイプル、ALL
オランのラーダ神殿はなかなか大きいからね^^
まあ本国(アノス)のファリス神殿に比べれば小さいけど。

…さ、取って食われたりはしないから中に入ろうか。

■メイプル To:ライル、心の声
う・・・うん。。
(なんだ・・・残念><b)

■ラーダ信者A To:ALL
君達、列を乱さないでくれんかね。
先を急ぐものではない。
整然と、そして理性的でなければ、神の声を聞く事はできぬよ。

列に並ぶ中年の男が一行に声をかける。
一行の風体を訝しがるように見回している。
■リールォン To:ラーダ信者A
申し訳ありません。
僕たちはここで調べものをしたいと思いまして、足を運んだ冒険者です。
ご無礼をいたしましたことお詫びします。

他宗派とはいえ、同じ光の神々を信奉する神殿と信者を前にして、さすがにいつもののほほんさは成りを潜め、神官らしい振る舞いをする。こういった礼儀をとろうとおもえば、とれるリールォンである。そして、仲間にほほえみを向け
■リールォン To:ALL
神殿では特に、ほかの方々にご迷惑をおかけするような行動は慎まなければいけませんよ。
この方のおっしゃるように、焦って急いだら、石につまずいて転んじゃうかもしれないですから。

……ラーダ信者の言葉の意味を取り違えるあたり、やっぱりリールォンはリールォンといったところなのかな(苦笑)
■ライル To:ラーダ信者A
(リールォンに微笑みながら)
本日は《口伝》で伝わっている知識について知りたくまかり越しました。
ラーダ神の加護を得ている《語り部》の方々をご紹介いただけますでしょうか?

■カーガッド To:ラーダ信者A
もし礼拝の時間と言うことであれば、終わった後で宜しいですので、どうかお願い致します。

■ラーダ信者A To:ALL
ふむ・・・。
そうゆうことであれば、本堂脇の窓口に参られるとよい。

男は残念そうに苦笑し、正門の奥を指差す。
■ラーダ信者A To:ALL
老婆心ながら。お布施の額で助言の量や質が変わるわけではない。
それは問う者の知恵次第ということを心されよ。

■ライル To:ラーダ信者A、ALL
心得ました。ご助言感謝致します。
(全員に向かい)
それじゃあ行こうか^^

■メイプル To:ライル、仲間
りょーかいー

だからそこでスピアを構えるのはやめよう。
■カーガッド To:メイプル
ここでは武器の出番はありませんよ。
一般の人もいるから、今はしまって置いてくださいね。

カーガッドはそう苦笑しつつメイプルに言いながら、先程言われた窓口へと歩を向ける。
程なくして言われた窓口に到着し、中に声を掛けた。
■メイプル
GRUUUU.....

■カーガッド To:窓口
すみません、少々お知恵を借りたいことがあるのですが……。

窓口に座る女神官は軽く会釈し、帳面と羽ペンを一行に差し出す。
記帳を済ませ中に通されると、廊下の長椅子で待つように言われる。

・・・静寂は時を長く感じさせるのだろうか、かなり時間が経ったあと、すぐそばの扉の奥から、部屋の入るように言われる。
扉を開けると、中は机も椅子も無い絨毯敷きの部屋だった。
部屋の奥に胡坐をかいて鎮座する、長衣の人物の後ろ姿が見える。
■長衣の人物 To:ALL
では、ご用件を伺いましょうか。

■ライル To:長衣の人物
はじめまして。ライルと申します。
本日は金言を賜りたく参上仕りました。
願わくば、愚昧なる我等にラーダ神の知恵をお授け下さい。

ライルは一礼するとゆっくり話し始めた。
■ライル To:長衣の人物
早速ですが、リザードマンとその言語について何か伝承で伝わっている事象はありませんでしょうか。
(ライルは軽く思案して言葉を繋げる)
…例えば人間を捕獲・保護して育てるリザードマンの事とかリザードマン語を使うリザードマン以外の部族、あるいはリザードマンやその部族が持っている特殊な能力などがありましたらお聞きしたいのですが…

■長衣の人物 To:ライル>ALL
リザードマンの生態ついてはここで申し上げるまでもないでしょう。
彼らが使う言語は、竜族が使う下位古代語です。
もし古代種が生き残っているのならば、その上位語を継承している可能性が強いでしょうね。

■ライル To:長衣の人物
竜族ですか!?
ということはドラゴンも下位古代語たるリザードマン語を使う、という事でしょうか。
それと古代種が継承している上位語というのは一体どういったものなのでしょうか?

■長衣の人物 To:ライル>ALL
ええ。賢者達はこの上位語の事を「ドラゴン・ロアー」と呼んでいるそうです。
この上位語は、人間の異教徒が使う事もあり、人を竜に変えるような危険な魔法語として、神殿から警戒されています。

■ライル To:長衣の人物
「ドラゴン・ロアー」!?
聞いたことがあります。
光の5大神ではなく、「竜」を崇める者達の魔法語の事ですよね。
確か、この竜語魔法の使い手はドラゴンプリーストと呼ばれ、文明圏を離れた未開の地で、自らが「竜」に生まれ変わるべく厳しい修行を行っているらしいですね。
独特の宗旨があり、「生ものしか口にしない」「火を崇める」「毒を神聖視する」など行動が、しばしば邪教徒とみなされて迫害されているという、アレの事ですよね?

■長衣の人物 To:ライル>ALL
ええ、そうです。

■リールォン To:ALL
へえ、変わった人たちがいるんですねえ……。
でも、考え方が違うからといって、邪教と扱いはひどいと思うなあ。
お互いのことを分かり合う努力をしなくちゃ、幸せにはなれないのに……。

なかば、独り言のように呟くリールォン。
一瞬の僅かな悲しみを表情にたたえ、幸運神に祈りを捧げる。
■ライル To:長衣の人物
ふむ…

ライルはわずかな情報を頼りに推測をめぐらす。
■ライル To:長衣の人物
竜語魔法の中に自分の身体をリザードマンのようにする魔法、あるいはリザードマンが人間の姿に化ける魔法というのは存在しているのでしょうか?

■長衣の人物 To:ライル>ALL
上位語の本質は竜の力の獲得にあります。
竜族へ変じる魔法は必ず存在するでしょう。
しかし、その逆は有り得ません。
人への変貌はその本質に反しているからです。

■ライル To:長衣の人物
なるほど、良くわかりました。

■カーガッド To:長衣の人物
もう一つうかがって宜しいでしょうか。
このオランの近郊にリザードマンの集落は存在しているのでしょうか。

■長衣の人物 To:カーガッド>ALL
どうでしょうか・・・リザードマンを目撃したということならば、その近くに集落がある可能性は高いでしょね。

■メイプル To:長衣の人物
可能性が高い・・・って、そういう人たちがいるところとかの心当たりとか・・・ないです?

■長衣の人物 To:メイプル>ALL
リザードマンはアレクラスト全域に生息しています。
オラン周辺でも、時間をかければ集落を見つけ出すのも難しいことではないでしょう。

■カーガッド To:長衣の人物
過去にオラン近辺に大量にリザードマンが現れたとか、そういった伝承は伝わっていませんか?

■長衣の人物 To:メイプル>ALL
リザードマンの知能は低く、彼らだけで複雑な組織を形成する事はできません。
一般にはそれほど大量に出現することはないでしょう。

■リールォン To:長衣の人物
じゃあ、リザードマンの生体に詳しいヒトとか、リザードマンに知り合いがいるようなヒトに心当たりはありますか?

■長衣の人物 To:リールォン>ALL
・・・探検家のグレイ・テンダールをお尋ねなさい。
オランに住む者の中では、彼が第一人者です。
しかし、人に聞く事だけが最良の道ではありませんよ。
自分の足で赴き、自分の耳目で見聞して初めて知識となるのです。

■ライル To:長衣の人物
(にっこり微笑み)
真に優れた知者と出会えたことに感謝いたします。
愚かな人間の中には「泥にまみれた書物は読めぬ」と考える人々もいますので。
ともあれ、貴重なお時間を割いていただき感謝いたします。
些少ではございますが御布施としてお納めください。

ライルは懐から金貨1枚(50ガメル相当)を取り出すと長衣の人物に納めた。
■ライル To:カーガッド、ALL
さて、それではひとまず「銀の網亭」に戻りウォルフたちと合流しましょうか。
情報を整理したほうが学院での調査もはかどるでしょうし。

■カーガッド To:ライル&ALL
そうですね。昼食がてら相談しますか。
情報によっては行き先を再検討する必要があるでしょうし。
何かあちらでも情報が入っていると良いんですけどね。

それでは一旦「銀の網亭」に戻りましょう。

■メイプル To:カーガッド&ALL
ごはんーごはんー

今にもテーブルを両手で叩き始めそうな口調だ。