SW-PBM #131 キューソ人を噛む 占い店・ルナ |
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■ 【占い店・ルナ】 |
スラムの入り口で追い返された一行は、その理由を探るためにギルドの情報を求める事にした。
向かった先は、表向きは占い屋として営業しているテントである。
相変わらず副業は盛況らしく、テントの入り口前には若い女性達が行列を作っていた。
■シャイアン To:ALL |
うむむ。別の意味で入りづらい雰囲気でござるな(^^; |
長蛇の列もなんのその。
入り口の脇を抜けて中にテントの中に入るシャイアン
■スカンピン To:ALL |
なるほど、確かに入りづらいのぉ。わしらは表で待っていたほうがよさそうじゃな。 |
■アビィ To:スカンピン&ALL |
彼女らをかき分け、集団で入って人目を引きすぎるのもなんだしな。 あとで問題になるとやっかいだ。 草原妖精殿おひとりくらいなら、見とがめられぬやもしれぬが。 われらはあまり人目をひかないようにしておくのがよいだろう。 |
■シャイアン To:館の人 |
やあ、ご無沙汰してるでござるな。 今日は「仕入れ」に来たでござる。 最近スラムで盛り上がっている「金になる大ネズミ」。 詳しい者はいないでござるか? |
行列を気にもせずに中へ入ろうとするシャイアン。
しかしその肩をぐいっと掴まれ、引き戻される。
■女性客 To:シャイアン |
ちょっとぉ、何よアナタ? 私たちだってリュー様に占ってもらうためにさっきからずっと並んで待ってるのよ。 横入りしないでよっ。 |
ものすっごい目つきで睨まれる。
■シャイアン To:女性客>リュー様 |
やあ!これは美しいご婦人どの!ようこそ占いの館に参られたでござる〜! 拙者、この館に出入りしている業者の者でござるよ? のう、リュー殿〜? |
顔は笑っているが目の奥は真剣な眼差しのシャイアン。
他の客からは見えないように、左手の裾の中からギルド支給のシーフツール入れの刻印をちらりと見せる。
そんな風にして入り口側で押し問答をしていると、テントの中から腕だけがにゅっと出てきてシャイアンの頭を引っぱたいた。
■リュー To:シャイアン>ALL |
こらぁ、お客さんの迷惑になることするんじゃないのっ。 ……ったく、仕方ないわね。 ごめんねー、みんな。 この子急用みたいだから、悪いんだけどちょっと待ってね。 その分割引してあげるから。 |
そう言い置いて『営業中』の札を引っくり返し『休憩中』にすると、シャイアンの耳をつまんでテントの中に引っ張り込んだ。
■リュー To:シャイアン |
まったく、アンタはルールって物を知らないの? 並んで待つくらいしなさいよ。 これで客足が鈍ったらアンタの責任だからね。 |
仕事の邪魔をされてご機嫌斜めっぽい。
長い赤毛をかき上げて、シャイアンの前に立つハーフエルフの女性が睨みつけてくる。
■シャイアン To:リュー |
やあ、それはすまなかったでござるな(^^; しかし、副業に精を出すのもよいでござるが、構成員の責務を果たしてもらわねば困るでござるよ。 要件は先ほど言った通りでござる。 情報屋に繋げてもらえれば、早々に退散するでござるよ。 表のお客様をお待たせしてはいけないでござるよ〜(^^ |
■リュー To:シャイアン |
あのね、繋ぐも何も私がその情報屋なの。 いくら軽い頭でも、人の顔くらいは覚えときなさい。 それから占いは副業とはいえ、立派なギルドの収入源であり情報のソースでもあるのよ。 今度邪魔したら、タダじゃおかないからね。 |
ますます機嫌を損ねている。
■シャイアン To:リュー |
あ、いや、拙者はリュー殿と初対面でござるが(^^;;; 拙者が言っている「構成員の責務」とは、本業であるギルドの窓口としての責務のことでござるよ。 もし仮に、拙者が緊急性の高い情報を持っていたとしたらどうするでござる? 占いの列の最後尾に着いて自分の番を待つのでござるか? もっとも、お主がギルドの窓口ではないというなら話は別でござる。 拙者はギルドの窓口に来たつもりでいたのでござるからな(^^; そうであれば、このとおり、素直にあやまるでござるよ・・・ |
両手を膝につけて、ペコリと頭を下げるシャイアン
■リュー To:シャイアン |
ったくぅ。 ……スラムの大ネズミ、ねぇ。 最近金色の体毛を持つ大ネズミを見かけるって言うけど、それの事じゃないかしら。 |
■シャイアン To:リュー |
金色の体毛でござるか。 拙者達が追っている大ネズミは金ではなかったでござるな・・・。 それはいつ頃から出現しているのでござるか? |
■リュー To:シャイアン |
ん〜……十日くらい前からだったかなあ。 見かけるって情報が入り始めたのはその頃ね。 |
■シャイアン To:リュー |
ふむ。時期は合っているでござるな。 その金色の大ネズミの出現地域は特定できないでござるか? 地域が特定できなくとも、出現場所に共通した特徴があれば教えて欲しいのでござるが・・・。 もし精度の高い情報を持っているのならば、情報料の額を提示してほしいでござる。 |
■リュー To:シャイアン |
今のとこはスラムに出るって噂だけなのよねぇ……。 神出鬼没って言ったらいいのかしら。突然現れたり消えたりしてるんですって。 どうやって移動してるんだか知らないけど。 |
そこで言葉を切って、ちらりとシャイアンに目を向ける。
■シャイアン To:リュー |
やはりわからぬでござるか・・・ 他には何か掴んでいないでござるか? その金の大ネズミ以外でも、ネズミ関連のことなら何でもいいでござる。 ネズミが大量に発生しているとか、最近起っているおかしな現象とか |
■リュー To:シャイアン |
そうねえ。その金のネズミを神の使いと崇める男がいる、なんて情報があるけど。 スラムの廃教会を根城にしてるらしいわよ。 聞いた話だと、ネズミと会話らしき真似事も出来るって。 |
■シャイアン To:リュー |
ありがたい、そうゆう情報を待っていたでござるよ! スラムの廃教会・・・ふむ。 まずはそこへ行ってみるしかないようでござるな。 |
50ガメル金貨を指で弾いて宙で掴み、机の上に乗せる
■シャイアン To:リュー |
これで足りるでござるかな? すっかり長居してしまったようでござる(^^;拙者は早々に退散するでござるよ〜 |
言って背中を見せようとするシャイアンだが、その肩を掴まれる。
■リュー To:シャイアン |
コラ、ちょっと待ちなさい。 ……桁が違うんじゃないの? せめてもう一枚置いていってくれないと、私も困っちゃうんだけどなぁ。 |
■シャイアン To:リュー |
そう言われても拙者も困るでござるよう(^^; リュー殿は金額を提示しなかったのだから、こちらに情報の価値判断を任せたのでござろう? 情報料の相場は有って無きがごとし。 老婆心ながら忠告でござるが、欲しい金額があるのであれば、情報を渡す前に前金で情報料を取るのがトラブルのない取引方法でござるよ〜(^^ |
■リュー To:シャイアン |
ふーんだ、いいわよケチ。 けど私だって仕事でやってるんですからね。 あなたが相場を幾らで判断するかは自由だけどね、「この情報を50で買った」って事は上に通達されるわよ。 あんまり渋っても、今後の情報収集で自分の首絞めるだけだからね。 |
べーっと舌を出してシャイアンの横を通り過ぎると、札を「営業中」に戻して行列待ちしていた娘さんたちを招き入れる。
■シャイアン To:リュー |
まあまあ、そう感情的になってはいけないでござる。 告げ口のような事としても、皆に笑われるだけでござるよ・・・ 拙者も遊びに来ているわけではないでござる。 互いが互いの仕事をした、それでよいではござらんか。 |
刹那、まじめな顔にもどり、リューの後ろ姿を見守るシャイアン。
■リュー To:シャイアン |
ほら、用が済んだらさっさと出て行きなさい。 まったく、商売の邪魔はされるわ偉そうにお説教はされるわ、今日は厄日かしら。 |
■シャイアン To:リュー |
さようでござるな(^^; 世話になったでござる〜♪ |
■スカンピン To:ALL |
シャイアンの話が終わったようじゃぞ。アノ顔つきだと何かいい情報を仕入れた感じじゃな。 |
テントから、たたたーっと駆け出てくるシャイアン。
皆と合流して、ほーっとため息をつく
■シャイアン To:ALL |
いやあ、ひどい目に遭ったでござる(^^; ギルドに頼るのもほどほどにせねばいけないでござるな〜(--; 大ネズミの手がかり、なんとか手に入れたでござるよ♪ スラムの連中が追っているのは、金毛のネズミのようでござるな。 スラムの廃教会に、金毛のネズミを神の使いと崇める男が居るそうでござる。 ネズミと会話ができるらしいでござるから、その男にネズミ大量発生の心当たりを聞いてみるのはどうでござるか? |
■キャス To:シャイアン&ALL |
お疲れ様でした。 ねずみと話が出来るなんて、そんな人がいるんですか。 なんとなく、会いたいような人じゃなさそうですね(苦笑)。 でも、折角苦労してシャイアンさんが、情報をもらってくれたので、皆で行ってみましょうか。 |
■スカンピン To:シャイアン |
ごくろうじゃったのぉ。となると、次は廃協会にいる男とやらに会いに行くのがよさそうじゃな。 |
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