SW-PBM #131 キューソ人を噛む 2階・物置部屋 |
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■ 【2階・物置部屋】 |
キュミーの案内で、パーティは2階へと上がる。
目的の部屋を開けると、雑然と詰まれた無数の品々が目に映る。
■シャイアン To:ALL |
ふむ。ここはネズミの被害が少ないようにみえるでござるが・・・ では早速お宝発掘にとりかかるでござるかな〜♪ |
■アビィ To:キュミー |
忘れ物というだけで、これほどあるのか。 それでは、私も遠慮なく調べさせてもらうぞ。 |
■キュミー To:アビィ |
どうぞ〜。 何が出てくるかはあたしも分かんないけどね。 |
■キャス To:キュミー |
また、これはすごいですねぇ・・・。 忘れ物だけでこんなにあるものなのですねぇ。 で、引き取り手の無い忘れ物ってずっとここに置きっぱなしのなのですか? 捨てたりとか誰かにあげたりとかしないものなのですか。 |
大人しく、キュミーと並んでシャイアンやアビィ達の様子を部屋の片隅で眺めています。
■キュミー To:キャス |
ここに置けるうちは預かっとくけどね。 置ききれなくなったら整理って感じかな。大体年に一度くらい。 |
■キャス To:キュミー |
そうなんですね。 それじゃあ、ここにあるのは古くても1年前ぐらいのものということになりますね。 |
■スカンピン To:キュミー |
これだけあると、1年後の処分もたいへんそうじゃの。 |
■キュミー To:スカンピン |
そだねー。 大掃除のついでにって感じかな。 |
■シャイアン To:ALL |
それにしても、こんな食べ物も無いところに、なんでこんなにネズミがいるのでござるかなー? |
■スカンピン To:シャイアン |
一階だけじゃなくてこっちのほうもネズミだらけとはの、ビックリじゃわい。どこかに大穴でも開いてるんじゃろうか。 |
■シャイアン To:スカンピン |
うむむ、そんな大穴が開いてたら一階から見えるのではござらんかなー? どうにも、我々の常識が通用しない相手のようでござるからなあ・・・ |
■スカンピン To:シャイアン |
とりあえず、ネズミの入ってきそうな穴さがしとるよ。そっち、荷物のほうをよろしくたのむ。 |
■シャイアン To:ALL |
うむ、承知したでござる・・・? おおっ!さっそくお宝発見でござるっ! これはっ!・・・年代物の金貨?ふむ。 のおおっ!これはっ!・・・トランペット?でござるかあ。 何ゆえこんなところに? 普通の楽器でござるかなー?? |
■スカンピン To:シャイアン |
トランペットを忘れていく客までいるのか。酒場は忘れ物も派手じゃのぉ。 |
■シャイアン To:スカンピン>ALL |
吟遊詩人の忘れ物ならば、すぐに取りに来てもよさそうなものでござるが・・・ ちょっと見てみるでござるか? |
そういって、トランペットを裾でゴシゴシ磨いたあと、みんなに見えるように差し上げる
■スカンピン To:シャイアン |
落とし主が吟遊詩人だったら路頭にでも迷っておりそうだの。まぁ、私らには関係ないことじゃ。 |
■キャス To:キュミー&ALL |
トランペットって、普通吟遊詩人の人って使いませんよね。 (キュミーを向いて)ここの酒場にトランペットを吹くような人が来てたことがあるんですか? |
■キュミー To:キャス |
忘れ主が分からないからここに置いてるんだけどね。 楽士の人ならたまに来るから、そういう人たちじゃないかな。 |
■キャス To:キュミー |
でも、商売道具を忘れて取りにこないなんて何か不思議ですよね。 自分がこんなのをなくしたら、思いつく限り探して回りますけどね。 |
そういいながら、トランペットをシャイアンから渡してもらいしげしげと眺めて見る。
■キュミー To:キャス |
なんで取りに来ないかまで考えたことはないからね〜。 旅回りの楽団で、気付いた頃には取りに戻れないくらいまで離れてたなんてことはあるかもよ。 |
■キャス To:キュミー |
確かにそういわれてみればそうですね・・。 |
そういいながら、てもちぶたさなのか、何となくトランペットをもてあそんでいる。
■アビィ To:スカンピン&ALL |
地味な忘れ物だったらいろいろあるぞ。 穴の空いた靴下のかたっぽ……割れた手鏡……栓を開けてみる気にはとうていならない水袋。 持ち主が名乗り出たとしたらかえって驚く物ばかりだ。 部屋全体にも特に変わったところはないようだ……鼠がやたら多いことを除けばだが。 |
■キュミー To:アビィ |
ほんっと、どこから湧いて出てくるのかしらね。 どの部屋に行ってもいるし。もぉ〜うんざり。 |
全員でがさごそと部屋を探している中、タナトスがふとその違和感に気付いた。
部屋中を我が物顔で駆けずり回るネズミたち。だがその中の一匹が全く動かずに、じっとこちらを見つめていた。
まるで、彼らを監視するかのように。
■シャイアン To:タナトス |
ん?タナトス殿、どうしたでござるか? なんか変なものでも見つけたでござるかな? |
■タナトス To:シャイアン |
ほら、あのネズミ。あのネズミを見てよ |
そういって、タナトスの視線の先を追って見る。
■シャイアン To:タナトス |
ふむ?あのネズミがどうかしたでござるか? |
興味を引かれて、そのネズミに近づいてみるシャイアン。
目線を合わせるようにしゃがみこんで、「コンニチワ」と挨拶してみる
■ネズミ |
チュッ。 |
シャイアンの視線に気付いて、慌てて逃げ出す。
荷物の隙間を抜けてどこかへと行ってしまった。
■タナトス To: |
あ…… |
■シャイアン To: |
あう・・・ |
■アビィ To:タナトス、シャイアン |
……ん 草原妖精の方々、あの鼠となにかコミュニケーションがとれたのか? |
■シャイアン To:アビィ、ALL |
いやあ、ダメでござった。 草木や虫のようにはいかないでござるなあ・・・ |
■キュミー To:シャイアン |
コミュニケーションが取れるんなら、何とか説得して追い出してもらいたいものだわ。 |
■シャイアン To:キュミー |
いやあ、普通のネズミっこならいざしらず、今回は尋常ではござらんからなあ(^^; |
■アビィ To:ALL |
……壁の穴から逃げていったぞ、これでは追うことはできないな。 コミュニケーションと言えば、腕のいい魔術師は鼠をつかって物をみたり聞いたりできると聞く。 いまの鼠がその手の輩とは言い切れないが、可能性はないとはいえない。 鼠のいるところで、不用意に計画や考えを口にしない方がいいかもしれぬ。 |
■シャイアン To:アビィ |
なるほど、「使い魔」でござるか。 または自身が変化している可能性もあるでござるか・・・ なんにしても、相手が話の通じる相手であれば、向こうから接触してくるやもしれぬでござる。 というのは楽観しすぎでござるかな〜(^^; |
■スカンピン To:シャイアン |
普通でないネズミが紛れてるのが分かっただけでも収穫じゃの。 |
■タナトス To:ALL |
あのネズミは僕達を見ていたのかなぁ〜? それとも部屋を見張っていたのかなぁ〜? |
■キャス To:タナトス&ALL |
どっちにしろこの建物の中では、見張られていると思って行動した方が良さそうですね。 |
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