07e 開かれた道
塔内に満たされた湖水は全て排出され、その螺旋階段を下りてゆく一行。
ランタンをかざして塔の底を見ると、なかば崩れかけた扉の奥に更に下へと伸びる階段を認める事ができた。
一行は湖面に最も近い窓を選び、その戒めを解いた。
そこから一旦船に戻り、遺跡探索の装備を整えることにした。
■ギュネイ To:アビィ、ギャルム、マーキュリー>ALL |
やあ、ご苦労様! いよいよ遺跡の内部に入れるんだな・・・ ここからが正念場だ、みんなよろしく頼むよ! |
■ギャルム To:ギュネイ&ALL |
よし、で、誰が行くかだが…… オレたちや導師は当然として、ナナイさんも一緒に来てもらった方がいいかな。 どうだい、みんな? |
■アビィ To:ギャルム&ALL |
帰りの足は確保しておきたいな。 船の保持と見張りをオウル殿におねがいしたいが……マイス殿はどうされる? |
■マイス To:アビィ&ALL |
俺は別に・・・。 |
■オウル To:マイス&ALL |
なーにいじけてんだよっ! ナナイも行くんなら着いていって行ってやれよ。 船は俺一人でも大丈夫だって。 |
マイス、顔をしかめながらもナナイの方を見る。
ナナイの方は手すりに頬杖を付いて、塔の方をじっと見つめるばかりだ。
そんなナナイにヘキサが近づき、手を差し伸べる。
■ヘキサ To:ナナイ |
ね、行こうよナナイさん。 ひょっとしたら何か思い出すかもしれないしさ。 |
「ナナイ」と聞いて振り向くナナイ。
差し出された手を、不思議そうに見た後、首をかしげてヘキサの手の裏も見みてみる。
怪訝な顔をしてヘキサを見るナナイ。
■ヘキサ To:ナナイ |
えーと、だからさ…… |
困ったように微笑みながら、ヘキサはナナイの手を取り、逆の腕で塔を指し示す。
■ヘキサ To:ALL |
忘れてきたキミを、見つけに行こうよ。 |
今ひとつ納得はいっていない表情だが、一応は意図が伝わったようだ。
ナナイは力強くうなずき、再び塔の方を仰ぎ見る。<
■マイス To:オウル&ALL |
・・・いや、俺もここに残ろう。 あんた一人じゃ、万が一の事もある。 何か急を要する連絡があっても、一人じゃ船を空にすることになるしな。 |
■ギャルム To:マイス |
感謝するよ。ナナイさんのことはちゃんとオレたちが守るさ。 |
■リールォン To:マイス&ALL |
じゃあ、マイスさんとオウルさん、留守をよろしくお願いしますね。 えと、あとは隊列をどうするかですね。 ギュネイさんとナナイさんは僕たちの間に入ってもらうとして、僕たちはどうしましょう? |
■マーキュリー To:ALL |
階段の下に降りてみないと、広さがわからないんですよね。 1列なのか2列なのか、3列かもしれないしね♪ 一般的には盾役の人と手先の器用な人が前で、 万が一に備えて後ろにも数人かな? とりあえず、塔内に入って階段を降りてみませんか?(^^) |
■ヘキサ To:ALL |
盾役は、ぼくが引き受けるよ。 それがぼくに出来る、パーティー内での役割だしね。 |
■ギャルム To:ALL |
よし、とにかく行ってみようぜ。 |
言うが早いか、塔に向かって歩き出す。
■アビィ To:ギャルム&ALL |
もしよければ目がきく私が先に立とう。 戦士殿がすぐ後ろに控えていただけるとありがたいが。 |
■マーキュリー To:アビィ |
僕もすぐ盾になれるように前の方にいるね♪ |