ギルド特有の目印や符丁を頼りに、ウォルフとアズラは盗賊ギルドへとやってきました。狭い部屋の中、カウンターの向こうにはどこにでもいそうな愛想のいい小男がいる。
■小男 To:ウォルフ、アズラ |
やぁ、ようこそようこそ。ご用件は何でしょうか? |
■アズラ・ラ・ライト To:小男 |
えっと、この街は初めてなんで宜しくお願いしますです〜(ペコリ) でですね、ちょっと調べ物というか人捜ししてるんでしが、最近この街で不穏な噂っていうか、夜毎徘徊してる不審な人とかっていないでしかね? ああ、お仕事の人とか夢遊病みたいなお年寄りさんとかは勿論別ででしが〜。 |
懐に手を入れ財布を取り出す振りをしながらにこやかに語り掛ける。
■小男 To:アズラ |
ふおん、不穏な事件ね。はいはい、少々お待ちくださいね、と。 ここ一週間ので殺人、強盗、暴行、事故がそれぞれあるね。 夜な夜な徘徊してるってのなら、夜警の官憲と酔っぱらい、あとは怪しい人々くらいみたいだね。私や君たちみたいなね。 事件に関する情報なら一つにつき100ガメルだね。破格。 つまるところ、どれもあんまり調べられてないってことだけどね。 |
■アズラ・ラ・ライト To:小男 |
うぅん、それなら別のところで聞くのと変わらないような情報しかないかにゃあ?(悩 じゃあ、ここの街の中で凄く変わり者な人とかっているでしか? すごく不健康そうで目つき怪しくて不審がられてるような人とか、怪しい研究してるって言われてるような人とか、昼間でも頭の天辺から足の爪先から顔まで黒尽くめの人とか。 あ、私らのお仲間さんは別にして。 |
首を傾げながら財布の口を開け閉めしてみたり。
そんなアズラの言動に合わせるかのように
■ウォルフ To:小男 |
同業者以外で夜毎徘徊してるような輩の噂みたいなものはないもんかねぇ。 |
と、殊更、のんびりとした口調で尋ねるウォルフ。
■小男 To:アズラ、ウォルフ |
人間として変わってるっていえば、まぁブラトニス候ですかね。ただ、不健康で目つきが悪いかどうかは誰にもわかりませんがね。 怪しい研究といえば魔術師ですかね。ただ、オランに比べれば危険そうなコトしてる方もいないと思いますね。 昼間から真っ黒いのや夜毎に徘徊する怪しい人物ね...そうね、とくに報告にはあがってないね。 まぁその方面にギルドの興味が向いてないだけかもしれないけどね。 |
小男は人差し指を立てた後、カウンタをトントンとカウンタを叩きます。「さらに質問するならば、100ガメル置きなさい」と言ってるみたいです。
■アズラ・ラ・ライト To:ウォルフ |
うーん、今のところ特にめぼしそうな情報は無いって事でしか〜。 どうするです? もうちょっと何か聞いてみます?今色々聞くより、もっと手掛かり掴んでからもっかい来る……くらいの方がいいかにゃとも思ってるんでしが。 |
財布から出した手の平の上の100ガメルを見ながらウォルフに向かって呟くアズラ。
■ウォルフ To:アズラ |
‥‥確かにもう少し絞れてからのほうがいいかな? |
そうアズラに囁くウォルフ。うんうんと頷き、アズラは小男に向き直る。
■アズラ・ラ・ライト To:小男 |
えっとでしね、今のところ欲しい情報が無いみたいだからちょっと出直してくるです〜。 もういっぺんまた来るかも知れないでしけど、その時はまた宜しくお願いしますです〜。 |
小男に向かってぺこり、と丁寧に頭を下げる。
■小男 To:アズラ |
え、あれ?終わりなのね? じゃ、調査が進んでいい情報が手に入ったら売りに来てね〜。 |
■アズラ・ラ・ライト To:小男 |
うん、どうもお邪魔しましたです〜。 |
二人はパタンと扉を閉めて外に出た。
■アズラ・ラ・ライト To:ウォルフ |
結構遅くなっちゃったですね。 キャスさんとランバートさん、まだあの酒場に居ますですかねぇ? |
■ウォルフ To:アズラ |
まぁ、まだいるんじゃないかな。 夜道は物騒だから(苦笑) |
そう言いつつ、ダガーの感触を確かめるウォルフ。
用心を重ねるに越したことはない、と考えているらしい。
■アズラ・ラ・ライト To:ウォルフ |
取り敢えず行ってみますです〜。お酒も呑みたいし〜 んじゃ、れっつらごーです♪ |