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06a マルシェ村解放!


村の正門を攻めていたスケルトンは、一行の働きによって全滅した。
篝火を頼りに周囲を伺うと、村を包囲していたスケルトン達が、
まるで潮が引くかのように整然と撤退していく様子が遠目に見えた。
■ギャスパー To:ALL
おお、すげぇ数だな…。壮観、壮観。

ギャスパーの知りうる限りでは、スケルトンが
このような組織的行動を取る事例は聞いたことが無かった。
そもそも、スケルトンは複雑な命令を解することができない
というのが一般的なのだが・・・
■アルテナ To:ALL
これは…こんな統率とれた動きなどいままで聞いたことが無い…どういうことだ。

■ライラック To:独り言
うはぁ・・・・・ボク、これから勤まるのかな(汗)

ライラックはスタッフにすがるようにしながら、
全身の力が抜けて行くようにその場にへたり込んだ。
■アズラ・ラ・ライト To:独り言>ライラック
ふええ、バケモノがいっぺんにどっかに行くですにゅう〜。一体どこに行くでしょうかねぇ……

って、あやや……ライおにーさん大丈夫でしか??(^^;;;

■ライラック To:ALL
は、はい、だいじょうぶです〜(ヘロヘロ)

■オウル To:ALL
いやあ、すごい!本当に強いんだなぁ君達は!
それにしても不気味な奴らだったな・・・。
さっきの一斉攻撃といい、この引き際の良さといい、
ただの骸骨の化け物とは思えんな。

■リシィア To:オウル
そうですね……やはり、何者かに操られていると考えるべきでしょうか。

■オウル To:リシィア
うむ、恐らくは。やっかいな事になってきたな・・・

■ハティノス To:ALL
ま、今は詮索しても仕方ありません
とりあえず、今は村の安否を確認しましょう

村に入ると、そこら中で男達のうめき声が聞こえてくる。
多くの村人達が怪我を負ったようだ。
村の目抜き通りを抜け、中央の広場までやってくると、
古めかしい騎士鎧を着込んだ老人が、指示を与えているのが見えた。
威厳に満ちた声で回りの村人達にを叱咤激励しているのが、
かなり離れた一行にも聞こえてくる。
■アルテナ To:オウル
オウル殿、あのご老人が?

■オウル To:アルテナ>ALL
ああ。マルシェの領主、タウル・ハウゼン・マクドナルドさ。
ふぅ、親父達は無事だったか・・・しかし、大分ひどくやられたな・・・

■アズラ・ラ・ライト To:オウル
みんな結構怪我してるですぅ……いつまたバケモノ来るかも知れないですから、早く手当てしないとですね。
はにゃ、あの鎧着てるおいちゃんが領主様でしか? すごくテキパキしてカッコイイ方でし〜〜。

■オウル To:アズラ・ラ・ライト
ああ、そうだよ。頑固親父だが、こうゆう時には頼りになるよ。

■ギャスパー To:ALL>リシィア
とりあえず商談…の前に、怪我人の手当てかな?

どうしようか? 下手でよければ俺も一応治癒の呪歌は使えるけど…。音が大きすぎて、寝た子も起こしちまいそうなのが俺の楽器の欠点で…。

自分の楽器の音量を思い出して、尻すぼみになる。
■オウル To:ギャスパー>ALL
なんだ?治療ができるのか?だったら頼む!みんなを助けてやってくれ!

■リシィア To:ALL
今は、音量がどうとか言っていられる状況ではなさそうですね。
ギャスパーさまは比較的軽症の方を集めて、呪歌をお願いします。
ハティノスさまは、私と手分けして重症の人を魔法で治して回りましょう。
その他の皆さんは、人手の足りない所のお手伝いに回ってください。
あくまでも予想ですが、今日これからすぐの再襲撃は無いと思いますから。

■ギャスパー To:オウル&リシィア>アルテナ
ほい、了解。
音量はけっこうあるから、無理に一箇所に集める必要はないぜ。怪我人はその場でリラックスするように、それだけ伝えてくれや。

それとアルテナ、アンタは夜目が効くし、念のため周りにも気をつけてくれや。

■アルテナ To:ギャスパー
心得た。

といいつつ、心なしかギャスパーから少し離れたことろに腰掛ける…
腰掛けられそうな場所を探すと、荷物の中から大ぶりなバグパイプと、足踏みふいごを取り出すギャスパー。
しばらくごそごそと楽器を組み立てたり、音が出るかを確かめたりしていたが、やがて単調な旋律を奏で始める。広場に癒しの歌が響き渡る・・・
■オウル To:ギャスパー>ALL
ありがたい!恩に着るよ!あとは重傷者だな・・・多分屋敷に運び込まれてるだろうから、
手伝ってくれる人は付いてきてくれ。
っと、その前に親父に一声かけとくか・・・

オウルは騎士鎧の老人の元に駆け寄っていく
■アルテナ To:リシィア&ALL
リシィア! できたら手の空いたメンバーをつれて領主殿のところへあいさつをしてきてくれ。
この演奏のことも一言行っておいたほうがいいだろう。

■リシィア To:アルテナ&ALL
私とハティノスさまで、ご挨拶はしてきますね。
他にどなたか行きますか?

■ライラック To:リシィア&ALL
ボクは外にいます。中に入っても何のお役にも立てないでしょうから。
それより、一人でも見張りが多い方が良いでしょうし。

■アズラ・ラ・ライト To:ALL
んじゃあ私も外にいた方がいいかにゃ。何か手伝う事があったら呼んで下さいです〜。

■オウル To:領主タウル
おやじ!今もどったぞ!

■領主タウル To:オウル
・・・オウルか。正門の一隊を殲滅したそうだが?
腕のいい冒険者を見つけてきた様だな。
村の被害だが、死者は無い。だが青年団員はほぼ全員が戦闘不能だ。
次の襲撃があれば、マルシェは終わりだ。

■オウル To:ALL
・・・なんてこった・・・

■ハティノス To:オウル
その方たちは私どものほうで見ましょう
ある程度の回復は見込めるかと思います

■オウル To:ハティノス
それは助かります!

■領主タウル To:ハティノス>ALL
よいのか?魔法の連続行使はかなり疲労すると聞いておるが・・・
しかし、仮に全員を癒したとして、次の襲撃があればやはり被害は免れんだろう。
襲撃の直後、救援の早馬を放ってはいるが、援軍がくるまでは2、3日はかかる。
何か手を打たねばならぬな。

■リシィア To:タウル
正直な所、何かあった時のために力を温存する必要が有りますから、魔法での治療は特に危険な状態の方を数人治療するのが精一杯です。
あとは、先程から広場で私達の仲間の一人が、怪我を癒す効果のある歌を歌っていますので、動かせる方からそちらに運んで歌を聴かせてあげて下さい。
それで今後の対策は、何か考えていらっしゃいますか?

タウルは特に訝しがる様子もなく、幾度か頷いている。ふと思い出して、姿勢を正して自己紹介をするリシィア。
■リシィア To:タウル
申し遅れましたが、今回の依頼を請け負った『銀の雫』のリーダーを勤めさせて頂きます、リシィア・グレイシードです。
宜しくお願い致します。

■ハティノス To:タウル
同じく『銀の雫』のメンバーのハティノス・ノーグです
私は蘇生術も多少心得ていますので、魔法で治癒を施せない方には歌を聞いていただきながら手当てをしたいと思います。

■領主タウル To:ALL
この村の領主、タウル・ハウゼン・マクドナルドと申す。
先程は村の窮地を救って頂いたようで、皆に代わって御礼申し上げる・・・。

深々と頭を垂れるタウル
■領主タウル To:リシィア、ハティノス>ALL
このような状態なので、ご好意はありがたく頂戴する。
村の詳しいことはオウル聞いて、自由にしてもらって結構だ。
今後のことはまだ決まっておらぬ。これから家の者と合議を持つつもりだ。
場合によっては、依頼内容も変わるかもしれぬが、
当面は怪物どもの退治・調査を継続して欲しい。
村の被害は大きいが、報酬は間違いなくお支払いする。
存分に力を発揮してくれ。


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