ギャスパー、ハティノス、アズラは湖の対岸、丁度マルシェの村があるあたりが、炎が燃え上がるような色に染まっているのに気づいた。
■アズラ・ラ・ライト To:独り言 |
なんか、変です……? |
急に慌てて立ち上がり、先程張った罠のロープの手前まで走ると、ロープにつかまって身を乗り出すように驚いた表情で対岸を指差すアズラ。
当然の様に鳴子の音が静寂を破る。
■オウル To:ギャスパー、ハティノス、アズラ |
ん、どうした? |
■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
なんか……あっち、村ですよにぇ?? 真っ赤、光です、なんか明るいです〜〜!? あれって、ひょっとして…… |
■オウル To:ALL |
なんだって!? |
オウルも身を乗り出して村の方を見る
■ギャスパー To:ALL>リシィア |
火事みてぇだな…。 どうする? 夜道を半日走り続けるとなると、ラクじゃねぇぞ?? |
■ハティノス To:ギャスパー |
夜道を無理して進んで、途中アクシデントがないとも限りませんしね |
■アズラ・ラ・ライト To:ギャスパー&ハティノス>リシィア>オウル |
でも、でも……村燃えてるですよ〜? 確かに夜道を村まで行くのは……でも、でも……(涙目 村にガイコツ襲って来たりしてて、かもしれないですよぅぅ。 リシィアおねーちゃん、どうしたら良いですか?? オウルさんはどう思うですか?? 私はどうしたらいいか解んにゃいですぅ…… |
■リシィア To:ALL |
そうですね……では、私がブランシュに乗って先に村へ向かうというのはどうでしょう。 アンデッドがでていた場合でも対処出来ますし、火事の場合には怪我人が出ているかも知れませんからその治療が出来ます。 夜道は少し危険ですけれど……放ってはおけませんからね。 |
■ライラック To:ALL |
じゃぁ、リシィアさんとオウルさんとが急いで行って・・・ えーと、えーと、・・・アズラさんなら後ろに乗っても大丈夫なんじゃないでしょうか。 とにかく、火事と決まったわけじゃないですけれど、火事だとしたら一人でも多く行ってあげないと(大汗) |
■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
私じゃあんまりお役に立てないかも知れないですが、火事の火を消す手伝いくらいなら出来るかな…… 私が付いていくなら、罠は一応残しときますから朝になったら罠のロープ回収しといてもらえるでしか? |
■ギャスパー To:ALL |
馬も2頭いることだし、オウルさんやアルテナもリシィアと一緒に行った方がいいだろう。剣も精霊魔法も使えるし、夜目が効く分早く着けそうだしな。 |
■アルテナ ギャスパー |
心得た。お前たちはどうする? |
■ギャスパー To:ALL |
残りの俺たちも、走りはしないにしても、荷物をまとめ次第出発ってことでいいよな? |
■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
だったら、ちょっと待ってて下さいですっ。すぐにロープ回収してくるです〜(たたたたた) (ゴソゴソ) うんしょ。お、お待たせです〜。 |
■オウル To:ALL |
・・・まてよ、確かこの湖岸沿いに中継の船小屋があったはずだ! 軽装なら4人は乗れる小船が常備してある。 それを使えば陸路の半分の時間で着くと思う。 馬に2人乗りか・・・こちらも同じくらいで到着するだろうな。 |
腕を組んで難しい顔をしているオウル。
■オウル To:ALL |
うむう。火事だけなら村の青年団だけで対応できるのだが・・・。 スケルトンどもだとしたら、村に立て籠もっても長くは持つまい。 急いだ方がいいな! |
■ハティノス To:ALL |
それじゃ、きまりですね! 行きましょう |
■ギャスパー To:ALL |
じゃ、ヤロウ3人は船、女性陣とオウルさんは馬だな。 多少スペースに余裕があるから、荷物は船で運ぶよ。馬組の4人は急いで行ってくれ。 |
■アズラ・ラ・ライト To:女性陣&オウル>男性陣 |
解ったですっ、じゃあ急いで行くです〜っ☆ 私がオウルさんの後ろで、アルテナおねーちゃんがリシィアおねーちゃんと一緒で……いいでしかね? そっちも、慌てすぎてひっくり返ったりしないように気を付けてです〜。 |
■アルテナ To:アズラ>リシィア |
う、うむ。実は馬に乗るのははじめてなんだ。できるだけ静かに走ってくれよ。 それから、止まるときには止まるって言ってくれ。たっ、たのむぞ。 |
リシィアの肩をがしっとつかんで苦しいくらいにひっつく。