静かな森の夜もいよいよ更けてきた頃、二直目として不寝番に立っているのはライル、アリューム、リールォンの三人。
突然、カラコロカラコロと賑やかな音が鳴り響きました。
足跡の経路に仕掛けた鳴子の罠に、何かが引っかかった模様です。
付近に居たライル、アリュームにはもちろん、離れた野営地に居たリールォンにもその音は聞こえました。
■カーガッド To: |
……ん。鳴子が鳴ってる……。 |
音に気付いて目を覚ましたカーガッドは、近くに置いていた自分の武器を確認し、身を起こした。
■カーガッド To:リールォン |
リールォンさん。今、鳴子の音聞こえましたよね。 ゴブリン達かもしれないので、向こうに応援を出さないといけませんね。 他の人も起こさないと……。 |
■リールォン To:カーガッド |
……確かに聞こえました。 まさか、こうもあっさり罠にかかるなんて思わなかったですね(^-^; じゃ、他のみなさんも起こしましょう。 |
野営地でも目を覚ます人がいる一方、やがて鳴子の音は止み、再び静寂が訪れました。
仮初めの静寂の中、リールォンは物音を立てないよう静かに、眠っている仲間たちを軽く揺すり、「何かが鳴子を鳴らしたみたいです」と声をかけた。
■ティア To:リールォン |
…ん…何…? …え、ほんと? じゃ、すぐに動かなきゃだめね。 |
■キャンドル To:ALL |
先に行くわね。 |
■カーガッド To:キャンドル |
お気を付けて……。 |
片手を上げ、カーガットに軽くウィンクをして、森の中に消えていった。
(しかし、この暗闇で、カーガットは、そこまで見えるのだろうか(笑))
静かに移動していくキャンドルを見送り、仲間達が目を覚ますのを待ちながら、周囲の様子に注意を向けつつ言った。
■カーガッド To:リールォン |
皆さんの準備が出来たら、我々も移動しましょう。 とりあえず、ライルさん達と合流しましょう。 向こうの様子も知りたいですしね。 ……と、そろそろ皆さん目が覚めたかな? |
■ラトリート To:カーガッドさん |
ふあい、ちゃんと起きたよー...。 |
■ティア To:カーガッド&リールォン |
おまたせ。 鳴子なってるのに気付かないで寝てるのって、ちょっとカッコ悪いわね(^^;) |
■カーガッド To:ティア&ALL |
いえいえ。昨日も夜見張りしてたから疲れてたんですよ、きっと。 さて、キャンドルさんは先に行かれましたし、我々も急ぎましょう。 もし、ゴブリン達が現れたのなら大変ですしね。 |
■リールォン To:ティア&ALL |
そーですよ、必要なときに必要な仕事をすればいいですから(^-^) 足りない部分はみんなでフォローすればいいですから。 それがパーティってものです。 さ、急ぎましょーっ! |
■ティア To:ALL |
そうね。 普通のゴブリンじゃないかもしれないし。 ゴブリンがこっちに来てるかもしれないから、ラトリートさんはカーガッドの後ろついていった方がいいかもしれないわ。 私は剣が使えないから、リールォン、後ろ頼める? とにかく、ライルたちと早く合流しましょう。 |
■リールォン To:ティア&ALL |
おーけいです。 後ろの警戒は任せてください!! |
■カーガッド To:ALL |
では、移動しましょう。ティアさんの言われた隊列で行きますね。 私が先頭で行きますので、皆さん何かあったら援護お願いします。 |
一方、鳴子に近いライル、アリューム組は...。
■ライル |
……。 |
鳴子の音に無言で広刃の剣を手繰り寄せるライル。
■ライル To:アリューム |
アリュームさん、今の聞きましたよね?鳴子の仕掛けの方に俺たちも移動しましょう。 |
鳴子を仕掛けた付近、影のように現れた現れたキャンドルが見たものは何者かに破壊された仕掛けの残骸のみ。
近辺に何かが潜んでいるような気配は感じません...逃げられた?
■キャンドル(心の声) |
(今、ここには居ないわね。 相手の方が一枚上手か、来るのが遅すぎたか・・・) |
キャンドルは、警戒しながら破壊された仕掛けに近づき、その状況を調べ始めた。
■キャンドル(心の声) |
(単体じゃ・・・ないわね、森の奥から来た見たいね。 やっぱり、畑を襲った奴かしら?) |