食事を終えた一行は、
人探しの情報を集めるということで
村人達に話を聞くことになった。
■ホラドリック To:村人>ALL |
こちらの方々に村を案内して差し上げてください。 では皆さん、この者が村を一通り案内いたします。 何か手掛かりが見つかることを祈っていますよ。 |
■ザン To:村人 |
よろしく頼む。 |
■村人 To:ザン>ALL |
やあ、お安い御用ですよ。 ではとりあえず村をぐるりと巡りますか。 大して時間はかからないですけどね。 |
■ザン To:村人 |
ホラドリック殿は大した方だな。 まだ若いのに、村長としてしっかりやっているようだし。 |
■村人 To:ザン |
ええ、もう10年になりますかね。 小さな頃から大人びたお坊ちゃんでしたからなあ。 皆さんも知っているかと思いますが・・・ この村は悪い噂のせいで、トラブルが絶えないんですが、 村長さんが対応してくれるおかげで丸く収まってますわ。 村のモンは人と付き合うのが苦手な連中ばかりなんで、いらぬ誤解をされちまいますからな。 |
■ザン To:村人 |
いらぬ誤解……とは? |
■村人 To:ザン |
ううん・・・まあ、相手の捉え方にもよると思うが・・・ 例えば「お前は邪教の信徒か?」と問われて おどおどして黙っていれば、 言い訳を考えていると思う者もいるでしょうから。 この村の者は心に傷を負った者が多いのですよ。 |
■ザン To:村人 |
……なんだか、隠れ里のような事を言うな。 そもそも、この村は最初からそうだったのか? つまり、そういう人たちが集まって村となったのか……だ。 もし違うのならば、どこかにそうなってしまった原因があるのだろう? |
■村人 To:ザン |
恐らくそうでしょうな。 私がここへ来た時には既にそんな傾向でしたよ。 ・・・私も妻と娘を強盗に殺されまして。 絶望のまま飲んだくれていた日々がありました。 そんな時、このアウスの話を聞いてここに入村したんですよ。 |
■ザン To:村人 |
……何やら、宗教がかった様に聞こえるな。 絶望していた者たちが集まり、そしてこの村で希望を取り戻すなど……。 |
■村人 To:ザン |
いやぁ、希望を取り戻してるわけじゃないんですがね・・・。 確かにそんな風に見えるかもしれませんな。 まあ街で暮らすより、ずっと気が楽ですからね。 あとは時間が心の傷を癒してくれるってわけですよ。 |
■ザン To:村人 |
なるほどなぁ。 では、この村で癒されたとして……この村を離れ、再び街に戻って行った者などはいるのか? |
■村人 To:ザン |
そう言われてみると・・・私の知る限りではいないですかね? 村長さんも良くしてくれますし、居心地が良くなったんでしょうな(^^ |
■ルキシュ To:村人 |
ほえー、村長さんってすごいねー。 ところで、この村って季節ごとに移動してるんでしょ? 墓地とかってどうなってるのかな? こういう村って初めてだから、興味津々でごめんね(^_^; |
ごまかしつつ場所を訊ねる。
■村人 To:ルキシュ |
いえ、移動といっても場所は決まっていますから、 特に希望がなければ、亡くなった時の村に埋葬しますね。 この村の他に身寄りのある者は、 そちらに埋葬することもありますがね |
■ルキシュ To:村人 |
そっかー。じゃ、季節ごとにお墓のあるところに帰るって事はみんな命日に知り合いに逢えて嬉しいね☆ |
■村人 To:ルキシュ>村のお姉さん |
やあ、わかってきたね。 ところで・・・探し人のことはいいのかい? おい、嬢ちゃん。この人達、おまえと同じくらいの 娘さんを探してるんだとさ。 金髪と美人だそうだ、知らないかい? |
■村のお姉さん |
・・・ |
お姉さんは無言で頭を振った。
■村人 To:村のお姉さん>ALL |
そうかい。留守番のお前が知らないんじゃな・・・旅のモンでそうゆう女性はいないかもしんないな。 |
■ザン To:村人 |
そうか……。 後一つ。答えにくいかもしれないが……村長の兄、ジェレイドの事だ。 二人は兄弟だ。この辺り、おぬしらはどう考えている? |
■村人 To:ザン |
どうって、言われてもなあ。 お兄ちゃんは気の毒だったけど、 だからって人様に迷惑をかけるようなことをしちゃいけないよ。 まったく何考えてるんだか・・・ あれでも昔は仲の良い兄弟だったんだよ。 身体の弱いお兄ちゃんを弟がしっかり支えて、いやあ、兄弟愛だったねぇ。 |
■ザン To:村人 |
体が弱い? ジェレイドがか? |
■村人 To:ザン |
ええ。狩りも全くダメ。まあそのかわり頭はよかったけどね |
■ルキシュ To:村人 |
そういえば最近、ジェレイドって人この村に帰ってきてたらしいけど何か知らない? |
■村人 To:ルキシュ |
へ?お兄ちゃん帰ってきたのかい?そりゃ村長さんが黙ってなかったろう。何しに戻ってきたんだい? |
■ルキシュ To:独り言>村人 |
おっかしぃなぁ……。ギルドの情報が間違ってるとも思えないし……460も払ったのに……。 何しにだろう? 村長さんも知らなかったみたいだし。 違うのかな〜? |
10Gさっぴいた事は遠く記憶の彼方(笑)
■村人 To:ルキシュ |
ふうん。戻ってたら色々文句言ってやるのになあ・・・ |
そこにザンとルキシュを見つけたライルから声が掛かる。
■ライル To:ザン、ルキシュ |
ザンさん、ルゥ、お待たせしました。 『こちらの準備』が出来たので付いて来て下さい。 |
目配せしてついてきて欲しい事を促すライル。
■ザン To:ライル、ルキシュ>村人 |
ん? ……そうか、分かった。 ルゥ殿、行こう。 いろいろとすまなかった、ありがとう。 |
村人に礼を言い、ライルの後を付いて行く。
■ルキシュ To:村人>ザン&ライル |
色々ありがとうでした☆(ぺこり) はーい♪ 今行くね。 |
村人との距離が離れたのを見計らい、かいつまんで今までの状況を説明するライル。
■ライル To:ザン、ルキシュ |
という事で、村人に気づかれぬよう調べる事にしました。そちらはどうでしたか? |
■ルキシュ To:ライル |
大した成果はなかったかな(^_^; ジェレイドさん体が弱かった、という事と誰もジェレイドさんが帰ってきてた知らない、って事くらいかなぁ。 おかしいなぁ、ギルドの情報は正確だと思うんだけど……。 高いお金出したんだから、ガセだったら損害賠償ものだよね……ブツブツ…… |
■ザン To:ライル&ルキシュ |
……しかし、ジェレイドは体が弱かったというのが引っ掛かるな。 そんな奴が諜報員などやっているれるものか? まあ、何かしらの魔法で補っているのかも知れんが……。 |
■ライル To:ザン&ルキシュ |
なるほど…。 (羊皮紙の隅っこにメモをとりながら) あとでパーティーメンバーだけで収集した情報を検討してみましょうか。 取り敢えずはトロアさんの依頼通りに動きましょう。 |