仲間捜しの酒場4 Scenario #114
とってもおいしぃはなし


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銀の網亭 カウンター
 少し緊迫した空気の中、もっともこの空気に似合わない客がイグレッタの元を訪れた。
■シャイアン To:イグレッタ
 イグレッタ殿〜、しばらくぶりでござる〜♪

 一瞬驚いた顔をしたが、諦めたように首を振って持ち直す。
 グラスランナーと言う生き物は、いきなり生えるものらしい…
■イグレッタ To:シャイアン
 久しぶりね。

■シャイアン To:イグレッタ
 この間の旅は大変だったでござるなあ・・・
 なんとも不思議な体験でござった。

■イグレッタ To:シャイアン
 二度としたくない体験でもあるわ

■シャイアン To:イグレッタ
 ん?具合悪いのでござるか?

■イグレッタ To:シャイアン
 気分が少しね

 あいかわらずイグレッタとバリィの間の空気は、周囲の雰囲気とは相容れない空気が漂っているようである。おやじもすでに去っている。
 しかし、さらにもう一名、周りの空気を読み切れていない者が存在していたようだった。ザンセールである。
 卓からカウンターめがけて真っ直ぐ走り寄ってくると、同じ勢いの口調で話し始めた。
■ザンセール To:イグレッタ
 んちわ、そこの兄ちゃんとねぇちゃん、二人?俺らんとこ今4人いるんだけど、仲間になってくんねぇ?

■イグレッタ To:ザンセール
 仲間は探すつもりだったけど、こいつと?

 その指は、バリィを指さしたものか。はたまたシャイアンを指さしたものか。
 何はともあれ嫌そうだ(笑)。
■ザンセール To:イグレッタ
 こまけぇ事はいいっこなし。そのうちおもしれぇことがみつかるもしれないじゃないか。そういうわけで、よろしくな。

 勝手にポンポン話を進めていくザンセール。
■バリィ To:ザンセール
 ・・なんだ、お前ぇ? お前もやんのか? 別に俺ゃ何人だって良いけどよ。

 どうも、サイコロ賭博のお誘いと勘違いしているくさい。
■イグレッタ To:バリィ
 …………

 イグレッタは、バリィをただの飲み客と勘違いしたらしい。
■バリィ To:ザンセール
 そっちの、暇も愛想もねぇ代わりに、胸だけはあるネーチャンはどうするよ?
 まさか、度胸の方もからっきしって事はねぇよな?

 その言葉がバリィの口から放たれた瞬間、無言で、筋力18の右ストレートがバリィの顔へ。
 勿論、拳骨である…
 それは、世界ランキング上位に食い込みそうなほど見事な右ストレートであったと、後にその光景を目にした者達は語り合ったという。
■ザンセール To:バリィ&イグレッタ
 なんだかよぉわかんねぇけど、やろうやろう。その前にあっちの卓に戻ってからな。

 さりげな〜く勝手に仲間にはいったことになってるようである(笑)。
 そんなザンセールにバリィを指し、
■イグレッタ To:ザンセール
 ただの呑み客誘っても、仕方ないんじゃない。

 かなり、誤解をしているようだ(笑)。
■ザンセール To:イグレッタ
 顔に模様書いたこのおもしれぇ兄ちゃんがただの飲み客?そんなこたぁあるはずじゃねぇか。こいつぁ冒険者にまちげぇねぇ!

 びしっと指を差しながらげらげらと豪快に笑いつつ返答。
 失礼極まりない上に、物事はあまり深く考えてないようである。
 バリィはもちろん、伸びてしまっていたのだが・・・
■バリィ To:ザンセール
 お前に“おもろい”言われたかねぇ〜よっ!!!!

 ザンゼールにツッコミを入れるためだけに復活したのだった。
■ザンセール To:イグレッタ
 まぁ、なにはともあれ、早く卓に来てくれよな。みんなお待ちかねだからよ。

 そんなザンセールの行動を、イグレッタは冷ややかに見返している。
 一抹の不安は拭えないようだが、エールを持つと方向転換。
■イグレッタ To:ザンセール
 先に行ってるわ。

 誰も待たずに、とっとと向かう。
 先に卓に向かったイグレッタを見送りながらザンセールはひとりごちた。
■ザンセール To:バリィ
 おっと、ねぇちゃんは気が早いねぇ。もういっちまったよ。んじゃ、俺も先に言ってるからな。

■バリィ To:ザンセール
 ・・・・お前ら、実はケンカ売ってんだろ?

 バリィは、ぶつぶつ言いながらテーブルへ移動した。


銀の網亭 6番テーブル
 カウンターから移動してきたイグレッタは、ザンセールを指して、
■イグレッタ To:テーブルの面々
 テーブルへ来てくれと言われたんだけど、ここでいいのかしら?」

 名前を聞いてなかったらしい。
■レジー To:イグレッタ
 ん?
 ああ、ザンセールのことか?
 それならここで正解だ。

 あんたが来てくれたってことは、あの派手な奴(バリィ)も来てくれるのかな?
 なにはともあれよろしく頼むよ。

 俺はレジー、探偵だ。

 バリィを残して一足先に戻ってきたザンセールは戻ると同時に例の早口でまくし立てた。
■ザンセール To:レジー
 うおっす、勧誘成功だ。これで6人だよな?なんか仕事探せるんだよな?このあとぁ、どうすりゃいいんだぃ?

 ものしらずもいいところである。
 そんなザンセールの後から、
■バリィ To:ザンセール
 どうも俺にケンカを売りたくてしょうがねぇみたいだから、買いに来てやったぞ。

 目が完全に据わっているバリィ登場。
■バリィ To:ザンセール
 なにいってんだぃ兄ちゃん。ねぇちゃんに拳固いれられて記憶がふっとんだんじゃないの?これから仕事を探すんだよ、仕事を。ってわけで、しばらくの間よろしくな。

 ヤクザな視線など何処吹く風よ。ご〜いんぐまいうぇ〜〜♪
■バリィ To:ザンセール
 俺は単に、適当な博打仲間を探しに来ただけだぞ。

 バリィは、少しの間考え込んだ。
■バリィ To:ALL
 ・・・ま、お前らでもいっか。とりあえず、部屋取ろうぜ

■シャイアン To:ALL
 うむむ。なかなか個性的なメンバーが集まったでござるな〜
 これからよろしくでござる(ぺこり)
 イグレッタ殿はまた一緒でござるな。
 今回も、まあ、お手柔らかにお願いするでござるよ〜♪

 シャイアンが元気良く仲間に挨拶してる横を通り、バリィが個室を取りに行く。
■バリィ To:おやじ
 おい、賭けのメンツが決まったから部屋を貸してくれ。
 こいつらなら良いだろ?

 くい、と6番テーブルを指さす。
■おやじ To:バリィ
 おぅ、そうか。この鍵を持っていけ。
 注文は後で取りに行くからな。

 おやじはバリィに鍵を手渡した。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp