| SW-PBM Scenario #88 | 目次 |
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| 三角塔 |
調査5日目、アンリを除く他の皆は三角塔に来ていた。
受付を済ませ、何食わぬ顔でガレリアが講義を受けている教室の方へ向かう。
ガレリアはここで貴族の娘として恥ずかしくないように、一般教養の講座を受けているのだが、一向はガレリアには声をかけず、少し離れた所から様子を伺う事にした。
ちなみに鎧の類はつけていない、ダガーぐらいは忍ばせてはいるが、武器の類も置いてきて、一応ぱっと見怪しくないように気を使ったうつもりだ。
| ■イグレッタ |
| なにか落ち着かないわね… |
授業の雰囲気に、なんとも言いがたい表情を浮かべた。
学校に縁の無い生活してたから(笑
そして、ランスは・・・
| ■ランス |
| ZZZZZzzz... |
| ■ナミキ |
| ほんと、気持ちよさそうに……。 |
早くも沈没の模様。っていうか、授業始まる前から寝るなよ・・・
壁にもたれかかって、腕を組みながらこくこくと・・・。
教室の外には木製のロッカーがあり、ガレリアは授業が始まるギリギリまでそこでウロウロしていた。多分、自分でも手がかりを探そうとしているのだろう。
そこへ、数人の女生徒がやって来て、何やらガレリアに文句を言い始めた。その中の一人―――スリムな美人、ただし目つきはキツイ。ウェーブした金髪をポニーテールにしている―――がどうやらイザベルらしい。聞いていた容姿と一致するし、取り巻きを従え、エラそうな態度からして、まず間違いないだろう。
| ■イグレッタ To:ALL |
| あれがイザベルみたいね |
ガレリアはペコペコと頭を下げると、通行の邪魔にならないように廊下のはじに寄った。すぐに始業を告げるチャイムが鳴り、全員が教室に入ると廊下には静寂が訪れた。
| ■イグレッタ To:ガレリア |
| (独り言)もう、何故すぐ頭を下げるの…端に寄ってるし… |
様子を見て、苛立たしげに小声でぶつぶつ言っている
| ■ナミキ |
|
でもホント、女王様タイプよね。 |
| ■ランス |
|
うにゅ?(←起きたらしい) あれが?いざべる?? |
半分寝ぼけながらもイザベルを確認する。
| ■ナミキ To:ランス |
|
そーよ。 ランスもあの娘に踏まれてみたいクチだったりする? |
ナミキ・・・自分だって女王様タイプじゃん・・・<GMのつっこみ
| ■ランス To:ナミキ |
| 踏まれるのはナミキだけで十分やって。 |
「だけ」を妙に強調している(笑)
結局、この日は何の収穫もないまま宿に戻った。
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