SW-PBM #87 覗き魔にご用心!? 後日談……ですか? |
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クローディウス家 |
■バーモント To:ノルク |
サナリアのためには……この方が良かったのだろうか……? |
■ノルク To:バーモント |
私は旦那さまの判断は正しかったと存じますが。 お嬢さまの幸せを第一に考える。親の勤めとしては素晴らしいものです。 |
■バーモント To:ノルク |
しかしなぁ……お蔭でウォイル家との縁も切れてしまったし。 我が家もいよいよここまでかな……。 |
■ノルク To:バーモント |
何をおっしゃいますか。 旦那さまはまだまだこれからでございます。 このノルクも精一杯お仕え致します、頑張ってくださいませ。 |
■バーモント To:ノルク |
……そうだな。 お前の息子の勤め先を無くす訳にもいかんしな。 |
■ノルク To:バーモント |
い、いえ、私は決してそのような……。 |
■バーモント To:ノルク |
はっはは……。 よし、やり直すか! |
ウォイル家 |
■ルークス |
ああ……アルテナ……。 |
■メイド1 To:メイド2 |
ねえ、お坊ちゃまアレからずっとあの調子ね。 やっぱりご結婚が破談になったのが堪えてるのかしら? |
■メイド2 To:メイド1 |
そんなわけないじゃない、あのお坊ちゃまに限って。 それがね、ここだけの話なんだけど……。 実はお坊ちゃま、他に一目惚れした女性が出来たんですって。 クローディウス家との結婚もお坊ちゃまの方から断ったらしいわよ。 |
■メイド1 To:メイド2 |
えっ? そんな話になってたの? それで、その女性って? |
■メイド2 To:メイド1 |
それがなんと、冒険者なんですって。 でも旦那様も奥様も、『それでルークスの悪癖が収まるなら』って、その人とお坊ちゃまを結婚させるのも辞さないつもりらしいわよ。 |
■メイド1 To:メイド2 |
ふぅん……そのお坊ちゃまに狙われた女性、幸せなのかしらね? それとも不幸なのかしら? |
■メイド2 To:メイド1 |
さあね。本人の気持ち次第じゃない? 結婚ってそういうものでしょ。 さ、お仕事しないと怒られるわよ。 |
■ルークス |
アルテナあぁ〜。 My Sweet Lover、アルテナちゃあぁぁ〜ん……。 |
オラン官憲詰め所 |
■ウィスノー |
事件は何処だ〜っ? どのような事件でも、このウィスノーがたちどころに解決してみせようっ! |
■官憲1 |
最近アイツ、調子に乗ってやがるなぁ……。 |
■官憲2 To:官憲1 |
仕方ないさ、何かの間違いだったとはいえ、クローディウス家の覗き魔事件を解決したんだから。 まぁ、本当に奴の手柄なのかは疑わしいけどな。 |
■官憲1 To:官憲2 |
聞いた話だけどさ、あの事件、実はどっかの冒険者が解決したって話だぜ。 ウィスノーの野郎はちゃっかり自分の手柄にしちまったみたいだけどな。 |
■官憲2 To:官憲1 |
まあ言わせておけよ。 どうせそのうちに、すぐ化けの皮が剥がれるさ……。 |
■ウィスノー |
ふっふっふ……。 このっ、ボクに解決できない事件はなぁ〜いっ! |
メイド派遣協会 |
■アイレン To:協会長 |
お呼びでしょうか。 |
■ベル To:協会長 |
お邪魔しまぁす。 |
■協会長 To:2人 |
ああ、2人とも。 突然解雇になって大変だったわねぇ。 |
■アイレン To:協会長 |
いえ。お仕えする方が居なくなってしまったのですから仕方ありません。 |
■協会長 To:2人 |
それでね、今日呼んだのは新しいお仕事先を紹介できそうだからなの。 ウォイル家なんだけれど……どう? |
■ベル To:協会長 |
えっ……ウォイル家っていったら、ルークスさんのお家ですよねぇ? |
■アイレン To:協会長 |
……分かりました。 |
■ベル To:アイレン |
えーっ……アイレンちゃん、行くの? ベルは……ルークスさんにアルテナさん取られちゃったからなぁ……ベルはやだなぁ……。 |
■アイレン To:ベル |
いいわよ、無理して一緒に来なくても。 ……でも、彼の側に居ればまたアルテナさんに会えるかもね。 取り返す機会もあるかもよ? |
■ベル To:アイレン |
あっ……そっかあ。 やっぱりアイレンさん、頭がいいですぅ〜。 うんっ、ベルも一緒に行きますっ。 |
クローディウス家 |
そして、時は過ぎて。
■ノルク To:バーモント |
だ、旦那様っ! |
■バーモント To:ノルク |
どうした、ノルク。珍しく慌てて。 |
■ノルク To:バーモント |
お、お嬢様からお手紙ですっ。 |
■バーモント |
っ!? |
『 お父様へ 長らくご連絡を取れずに申し訳ありませんでした。 サナリアは元気にやっています。……もちろん、カミールも。 今日筆をとったのは、カミールがお父様たちを自分の演奏にご招待したいと言ったからです。 私も、暫く振りにお父様とお会いしたいと思っています。 是非、いらして下さい。お待ちしています。 サナリア 』 |
短いメッセージの手紙と共に同封されていたのは、数枚のチケット。
そこに書かれた文面には……。
於 ベルダイン国立中央大劇場 |
……みんな、幸せだといいね……
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