| ノガード村・北東の森・岩山付近 |
アイリンに導かれて祠へと向かう一行。
程なく森の中に不意に大きな岩山が見え始める。
| ■アイリン To:ALL |
| あれが祠のある岩山です。 |
| ■クラウディア To:ALL |
|
へえ、いかにも伝説に歌われそうな、趣のある風景じゃないか。 緑と岩とのコントラストがそれだけで詩になりそうだ。 何事もなく、平穏な感じににそびえる巌が、実にいいねぇ。 |
詩作に気を取られて、目的を忘れつつある者若干1名(^^;
いや、いちお〜怪物の巣が目の前にあること分かってます?(^-^;;
| ■イヴ To:アイリン,ALL |
| ソウデスか、、では早速行きマショウ。 |
| ■コリューン To:ALL |
| ・・ぁ、あれってゴブちゃんじゃない? |
さり気なく、岩山の方を示す。
岩山には確かにゴブリンの姿が一匹。
| ■アイリン To:ALL |
|
あっ ・・・・・見られてしまったでしょうか? |
ちょっと不安げ。
| ■メルディス To:アイリン |
|
んー、どうでしょうね? この角度だと見られててもおかしくはないですが。 |
| ■イヴ To:コリューン |
| ソウデスか、、事前の話通りデ問題アリマセンね? |
そのままの足取りで岩山に向かう。
| ■アイリン To:イヴ&ALL |
| あ、あの、このまま近づいても大丈夫なんでしょうか? |
かなり不安げ。
| ■メルディス To:アイリン、ALL |
| まぁ、とりあえずいるのは一匹みたいですし、問題ないでしょう。 |
| ■アスタルテ To:アイリン&ALL |
| そだね。1匹だったら楽勝だよね。 |
| ■アイリン To:メルディス |
| 冒険者という方々はすごいんですね。 |
ちょっと尊敬の眼差し(笑)
| ■クラウディア To:ALL |
| やれやれ、あんまり詩的じゃないものを見ちまったからには、あたしなんかが、前に立たなきゃだめだねぇ。 |
| ■アイリン To:クラウディア&ALL |
| 私はどうすればよろしいでしょうか |
| ■アスタルテ To:アイリン |
|
ん〜〜・・・ とりあえず、後方から弓で援護ということでいいんじゃないの。 メルディスに引っ付いて行って指示をもらったらどう? |
| ■クラウディア To:アスタルテ、アイリン&ALL |
|
そうだね、あと、もうひとり戦える人についてもらって。 前衛があたしと、チーリーダーとでいいかい? |
| ■コリューン To:クラウディア&ALL |
| しんがりは私がやるよん♪ あともう一人くらいやってくれると助かるにゃ〜。 |
| ■メルディス To:コリューン、ALL |
|
それでは、アスタルテにコリューンと一緒に後衛についてもらいましょう。 中列に俺とアイリンさん。 残りの3名が前衛ということでかまいませんか? |
| ■アイリン To:ALL |
| はい、わかりました。 |
アイリンはそう言って弓をいつでも射れるように構えます。一方岩山の方でも動きがあった。
冒険者達に気が付いたのかどうだかわからないが見張りのゴブリンが不意に姿を消したのだ。
| ■コリューン To:ALL |
| 気づかれたかな? |
| ■メルディス To:ALL |
|
その可能性は高いですね。 なんにせよ向こうもそれなりの準備はしてると思いますし、注意を怠らないようにしましょう。 |
冒険者達とアイリンは隊列を組み、岩山へと近づいていく。
祠へと繋がる道は岩山を削って作られたものなのだろうかなり急斜面で申し訳程度に滑り止め用の溝が掘られて いた。
見える限りではゴブリンの姿はないが、どうやら坂道の上で何匹か息を潜ませてこちらを伺っている感じが伺えた。
| ■クラウディア To:ALL |
|
(小声で)向こうさんは、お出迎えの準備をしているようだよ。 攻め込むなら一気に行くしかないけれど、降りてきてもらった方が楽かもしれないね。 |
腰に下げた木琴を手で軽くたたいてみせる。
| ■メルディス To:クラウディア |
| ん?何かいい手があるんですか? |
| ■クラウディア To:メルディス&ALL |
|
(小声)連中を魅了できいるかもしれない歌があるんだよ。 昔から伝わる呪歌(まがうた)がね。 うまくいけば、こんな急な斜面を攻め上らなくても、あちらから降りてきてくれるさね。 |
| ■メルディス To:クラウディア |
|
便利な歌があるんですねぇ。 しかし、それは楽でいいです(笑) その手でやってみましょうか。 |
| ■アイリン To:クラウディア |
| その歌って私たちも魅了されてしまうんですか?(^-^; |
| ■クラウディア To:アイリン&ALL |
|
そうだね……いちおうみんな耳をふさいでおいておくれよ。 耳栓になるものをつめこんでくれてもいいけれどね(^^; 連中がうまく降りてきてくれたら演奏をやめるから、そうしたら大丈夫だよ。 |
| ■アイリン To:クラウディア |
| わかりました。 |
| ■イヴ To:クラウディア |
|
Oh!Msクラウディア、演奏イタシマスカ? ドワーフの演奏初めてミマス。 Very楽しみデス。是非聞かせて下サイ。 |
呪歌を聴く気ですか?!ヽ(゜▽、゜)ノ
| ■クラウディア To:イブ |
|
Oh!Msイブ、聴くのデすか?ホんとうニ??? ……まあ、どうしてもっていうのなら、止めはしないけれどね(^-^; あんまり前には出ないようにしておくれよ。 |
| ■コリューン To:クラウディア |
|
ディア姉、歌うの? 歌うの〜? 私、伴奏やる〜♪ |
| ■メルディス To:コリューン |
| クラウディアの邪魔しちゃいけませんよ。 |
きっとその願いが聞き届けられませんよヽ(゜▽、゜)ノ
| ■クラウディア Toコリューン |
| コリュ……いや、よろしく頼むよ!(^^) |
クラウディアが演奏を始める寸前、アイリンとチーゼル、それにアスタルテは耳をふさぐ。
さすがに呪歌を耳にする気にはなれないようだ(笑)
| ■クラウディア To:岩山の上&ALL |
|
♪夢のたまゆら おりなすは 時のなごりを とどむこえ 耳をかたむけ 心をひらけ 音のひびきに 身をゆだね アルーヴァ ライライ グツンデラドム ガルーヴァ メイメイ セドラドム♪ |
歌うクラウディアの後ろでは、コリューンがリュートを奏でながら、変な踊りを踊っている。クラウディアの木琴の音にコリューンのリュートの音が重なる。
少々呪歌としての旋律をかき乱されたかもしれない。
それでもその調べにイヴは心を奪われたようだ。
| ■イヴ To:クラウディア |
|
Excellent!! Very very marvelous. トテモ素晴らしい演奏デス!! 伝説のギタリスト、ジャン・バッティスタ・オルシーニに勝るとも劣りマセン ベルダインでドワーフ系musicianとしてdebutスレバ、初盤ミリオンセラー確実デス! |
何が初盤なのかはツッコミどころ。
というかバティを知っているのですか?!>イヴ嬢
| ■メルディス To:クラウディア、ALL |
|
(なるほど、これが呪歌ってやつか) んー、ゴブリン達、反応ありませんね・・。 |
| ■クラウディア To:メルディス&ALL |
|
(やれやれ、メル先生まで……流石に、先生には効かないみたいだけれどね(^^;) さあ、これからだよ〜♪ |
メルディスにこそ効いたら面白かったのにヽ(゜▽、゜)ノ
| ■クラウディア To:岩山の上&ALL |
|
(ゴブリン語) ♪みんなで、そろって、あそびにおいでよ いわやま、くだって、ここまでおいでよ ひろばで、つどって、まっているよ いそいで、はしって、おりてこようよ♪ ♪にもつはおこう、ぶきもおこう ごぶりんどうしで、かたをくもう こえあげわらおう、はをみせわらおう みんなでわらおう、あっはっはぁ!♪ (共通語)♪声あげ笑おう、歯を見せ笑おう みんなで笑おう、あっはっはぁ! 大きく笑おう、もいちど笑おう みんなで笑おう、あっはっはぁ!!♪ |
クラウディアの歌声が辺りに響いて行く。
しかし道の向こうに居るはずのゴブリン達に動きは見られない。
いや、もしかしたら岩の陰で何事かと顔を見合わせているかもしれないが、ともかくもまるで声が岩山に反射して森 の中に消えていったかのように反応はなかった。
| ■クラウディア To:ALL |
|
おかしいねぇ。 呪歌は効果あったみたいなんだけれど……。 ……Ms.イブ、大丈夫かい? |
| ■イヴ To:クラウディア |
|
……ダイ…ジョウブ……? ……フ、フフ……ウフフ…… |
イヴは答えず、俯いて右目を見開いたまま口だけで含み笑いを洩らしました。
なんか恐い笑い方だ(((((^-^;;;
| ■アイリン To:クラウディア |
| ・・・・・もう耳をふさがなくても大丈夫ですか? |
クラウディアが演奏を止めたのを見て、アイリンはそう尋ねる。
| ■クラウディア To:アイリン |
|
ああ、大丈夫だよ。 ……って、この答えが聞こえてる時点で、もう手を離しちまっているじゃないか(笑) |
| ■アイリン To:クラウディア |
|
あ・・・・・・。 そうですね(笑) |
もちろんすでに手を耳から離してました(笑)
| ■クラウディア To:ALL |
|
やれやれ、上手くいかなかったみたいだね、ごめんよ(^^; さて、どうしたもんかねぇ。 連中に呪歌を効かせない、なにかがある可能性もないわけじゃないしねぇ…。 |
| ■コリューン To:クラウディア |
| 単に、ゴブちゃんsに情緒とか歌心とか言うもんがないだけなんでない? |
いや、良い歌だったが伴奏がしっちゃかめっちゃかだったずら(ゴブリンs(嘘)
| ■メルディス To:クラウディア、ALL |
|
んー、スチアに偵察させてみましょうか。 スチア、行ってくれ。 |
| ■コリューン To:スチア |
| ササミちゃん、Go〜! |
| ■アスタルテ To:メルディス |
| ササミ?それはおいしそうな名前の鳥だね。 |
| ■コリューン To:アスタルテ&メルディス |
| メル兄の大事なお弁当だからね♪ |
メルディスから飛び立ったスチアは、親鳥が雛を護るために巣から離れた場所から飛び立つようにぐるりと迂回して 岩山の上へと飛んでいく。
集中したメルディスの視線がスチアの視線と重なり合う。
坂道の上はやや広い広場のようになっており、そこにゴブリンの姿が3匹見えた。
3匹は手に粗末な小剣を持ち、広場の縁で腹ばいになってこちらの様子をうかがっているようだ。
またいくつかの大きな丸岩がゴブリン達の脇に落ちている。
さらに岸壁にぽっかりと穴を空けた洞窟の入り口辺りに数匹身を隠しているようだ。
| ■メルディス To:ALL |
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・・・・・・・・・と、だいたいこんな感じですね。 やはり岩を用意してるようですが・・うーん。 ゴブリンの力であの岩、押せるんでしょうかね? ま、それはともかくこのまま進むんであれば岩をどうにかしないとなりませんね。 |
| ■クラウディア To:メルディス |
|
岩を落としてきそうな連中をなんとかできないかねぇ。 先生のお得意の、チチンプイプイ…なんたらかんたらでさ。 |
| ■メルディス To:クラウディア |
|
チチンプイプイって(笑) ・・ゴブリンを一掃できそうな魔法ならあるんですけどね。 射程距離が20Mなんですよ。 拡大しても40Mって所ですね。 そこまで近づく前に岩を落とされると結局同じなんです。 |
| ■コリューン To:メルディス |
| メル兄が、ゴブちゃんに変身して近づくとかダメ? |
「メル兄の勇姿は忘れないよ」と瞳が語っている。
| ■メルディス To:コリューン |
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そんな目をしたって駄目です。 それに、俺がゴブリンに変身したら真っ先にコリューンに狙われる気がしますよ・・。 |
| ■コリューン To:メルディス |
| そんな事ないよ〜ン☆ |
セリフを瞳が裏切る、声音が裏切る、満面の笑みが裏切りまくってる。
| ■クラウディア To:メルディス |
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ってことは、連中がそこまで来てくれればいいわけか……。 ゴブリンって、かんかんに怒ったら、突っ込んでくるかねぇ? |
| ■チーゼル To:クラウディア |
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んと、とりあえず…やってみるだけ、やってみる? どうにせよ、向こうから、行動起こしてもらいたいわけだし… … え、っと…なんなら、少しぐらい目立つ位置まで行って…みたほうがいいかな? |
| ■クラウディア To:チーゼル>メルディス |
|
……流石、チーリーダー。 実に勇敢だね〜。いや、これぞ、クライマックスって感じだよ(^^) メル先生、その岩って、万が一うっかりくらっても、なんとかなりそうな大きさかい? |
| ■メルディス To:ALL |
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どうでしょうね?俺ならひとたまりもないですが(苦笑) まぁ、その役目はこいつらにやらせましょう。 かりそめの命をこれに授け、我が意のままに・・ |
メルディスの放り投げた二つの石は魔術の力によりその姿を石の従者へと変えた。
| ■メルディス To:ALL |
|
こいつらを先行させれば、ゴブリン達が石を落としてくるんじゃないでしょうか? 俺達が登るのはその後にしましょう。 |
| ■クラウディア To:メルディス |
|
あれって、いつぞやのダークエルフが使ってた魔法だよね。 さっそく自分のものにしちまうなんて、さすが先生だ。 味方としてなら、実に頼りになりそうな連中さね。 |
| ■イヴ To:メルディス |
|
グレイト!ワタシ、埴輪始めて見マス。 Mr.の死体と一緒に埋めマスね? |
| ■メルディス To:イヴ |
| あいにくと、やり残したことがあるんでまだ死にたくはないんですよ(苦笑) |
| ■コリューン To:メルディス&ALL |
| ・・フリルのついたワンピとか着せとけば、効果抜群だと思うよ・・・・ |
| ■アスタルテ To:コリューン&ALL |
|
おとりを出したついでに反対側からでもゴブリンにこっそり近づけたらいいのにね。 そしたら奇襲でも強襲でもやりたい放題なのに・・・ コリューンって、消える魔法は使えないの? |
| ■コリューン To:アスタルテ |
|
使えるけど、アレやりながら動くのって無理なんだよね。 透明になったまんま、ここに突っ立ててもしょうがないっしょ? |
実際には3m動けますけどね(^-^;
ただ集中しながら崖をよじ登るのは無理でしょう。
というか登り終わるまでコリューンが静かにしているわけが・・・・
| ■アスタルテ To:コリューン |
| あ、そうなんだ・・・ 企画倒れか。 むぅ・・・ |
アスタルテに頭脳労働は無理だったようだ。
アスタルテのCPUは焼きついてしまった。
| ■メルディス To:ALL、サーバント |
|
それでは動かしますよ。 この道を登れ! |
| ■サーバント’S To:メルディス |
| ま゛っヽ(゜▽、゜)ノ |
ストーンサーバントは石で出来た身体を揺らしてゆっくりと祠への道を歩き始める。
とたんにがけの上のゴブリン達の動きが慌ただしくなり、大岩が一つ二つ姿を見せるとそのままストーンサーバント 目がけて落とされた。
| ■メルディス To:サーバント |
| 岩を止めろ! |
| ■サーバント’S To:メルディス |
| ま゛っヽ(゜▽、゜)ノ |
メルディスの命令のとおり、サーバントは落ちてきた石をがっちりと受け止める。
2個3個と転がってきた丸岩をどうにか止めたサーバントだったが、その石で出来た身体はきしみ、進退極まった状 況となった。
| ■イヴ To:ALL |
|
大体できるコトやってみマシタね? 諸般の事情デ急がなければなりマセン。 登ってミマス。 |
ストーンサーバントにそもそも期待してなかったのか、それとも生来の性格か 自体が膠着したと見るや、いきなり登り始めようとするイブ。
| ■アスタルテ To:イヴ |
|
むう、おとなの事情ってやつだね。 しょうがないか。 |
大人の事情というかなんというかねぇヽ(´▽`)ノ
| ■メルディス To:イヴ、ALL |
|
いや、待ってください。 どうも敵の岩はあれで弾切れみたいです。 それならサーバントを解除してから登った方が早いです。 押さえるのを止めさせますので、みんな離れてください。 命令解除。 |
| ■サーバント’S To:メルディス |
| ま゛っヽ(゜▽、゜)ノ |
サーバントはメルディスの命令をすべてキャンセルし、岩を支えるのを止める。
岩はサーバント達の身体に鈍い音とともにぶつかり、サーバントの身体はじりじりと後退していく。
| ■コリューン To:メルディス |
| ねぇねぇ、デッカイ君にゴブちゃんずを蹴っ飛ばしてくるようにってお願いは出来ないの? |
| ■メルディス To:コリューン |
|
岩をどかさないと、殴りにも行けないですよ。 サーバントの力では押さえるだけで精一杯のようです。 |
サーバント達は岩の圧力に負けてじりじりと後退し、やがて支えきれなくなったのか派手に後ろに転倒する。
そして岩は哀れなサーバントを乗り越えて、勢いよくメルディスたちの方に転がって来た。
| ■サーバント’S |
| がごげげっヽ(゜▽、゜)ノ |
| ■アスタルテ To:ALL |
| いや〜、お約束だねえ。 |
いや、そんなこと言ってる場合じゃ無いと思うよ。
ほら、大岩が迫って来てますよ(w
| ■コリューン To:ALL |
|
ひゃっ!? 総員退避にゃ〜っ!! |
| ■アイリン To:コリューン |
| は、はいっ。 |
丸岩は慌てて避けた冒険者達の脇をごろんごろんと転がっていき、大きな音を立てて近くの木に当たって止まっ た。
| ■クラウディア To:ALL |
| うひゃ〜、やれやれ、くらわないで良かったよ(^^; |
| ■アスタルテ To:ALL |
|
ふう、死ぬかと思った・・・ って、一息入れてる場合じゃないか。 みんな!! |
アスタルテは実にやる気だ。
突撃がそんなにうれしいものかと、ふと考えてしまう今日この頃。
| ■メルディス To:ALL |
|
当然そのつもりですよ。 もう向こうも小細工はないでしょう、行きましょう! |
冒険者達は祠へと続く坂道を一気に駆け上がった。
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