| 銀の網亭２Ｆ・個室 |
さて、新・穴掘団も無事再結成と相成り、個室へと移動してきた面々。
冒険者同士親交を深めるという名目の元、宴会が始まるというのがここのしきたり・手順なのだが。
はてさて今回はどうなることやら？と、別の部屋にいった帰りなのかは知らないが、ちょうどいい具合におやじがひょっこり顔を出す。
| ■おやじ To:ALL |
| 何か注文があったら聞いていくぞ？ |
中の面々にそう声を掛ける。
| ■メルディス To:おやじ、ALL |
|
あ、それじゃあ適当に食べ物と飲み物をお願いします。 えーっと俺はアルコールじゃないほうがいいんですが(笑) まぁ、適当に持って来てくださいよ。 （どうせ金を出すのは俺だしなぁ） |
言いながら親父に近づき紙を一枚渡す。
| ■メルディス To:おやじ |
| それもお願いします。 |
| ■おやじ To:メルディス |
|
分かった、適当に持ってくるよ。 食べ物も”飲み物”もな（笑） |
おやじはちらっと紙に視線を落とした後、メルディスににやりと笑いかけます。
どーやらこのおやじもいたずらは大好きのようで（笑）
| ■メルディス To:おやじ |
| ええ、頼みますね（笑） |
| ■イヴ To:メルディス |
|
……???……チップデスか? オランではどのくらい払イマスか? |
そういっておやじにチップを払う素振りを見せるイヴ。
| ■おやじ To:イヴ ＞ＡＬＬ |
|
いや、チップはメルディスからもらうからいらんぞ（笑） 飲み物の方はすぐに持ってくるからちょっと待っていてくれ |
| ■メルディス To:おやじ、イヴ |
|
チ、チップ！？ いや、違いますよ（笑） だいたい今までチップなんて話題に上がったこともないでしょう？ だから、イヴもチップなんて払わなくていいですよ。 （おやじさん、まさか本気じゃないよな？） |
| ■おやじ To:メルディス |
| いや、みんな払っていたぞ？（笑） |
おやじは冗談とも本気ともわからない笑顔。
| ■チーゼル To:おやじ |
| …あ、そういえば…払ったことなかったっけ。 |
素（笑） でも別に払おうとするわけでも無い（笑）
| ■アスタルテ To：おやじ |
| そういえばボクも払ったことないなあ。 |
そりゃ、チップなんて誰も払わないし（笑）
| ■コリューン To:メルディス＆おやじ |
| ちっぷ？ フィッシュ＆チップス？ くれくれにゃ〜☆ |
何か勘違いしてるのも一人居るけど・・・(^-^;
| ■おやじ To:コリューン |
| あとで持ってくるよ（笑） |
おやじはそう言うと個室から出ていきます。
ほどなくしておやじはエールと白葡萄酒、それに果物を絞ったジュースとそれぞれ入った壺とジョッキを６個、 それにトレイに載ったトマトジュースを人数分絶妙なバランスで持ってきます。
さらにおかみが乾き物とハムやチーズ、ポテトフライや鶏の唐揚げなどが載った大皿のつまみと、旬の野菜を 使ったこれまた大皿のサラダを持って入ってきました。
| ■おやじ To:ＡＬＬ |
| ほい、お待たせ。 |
| ■クラウディア To:ALL |
|
おやおや、こりゃ豪勢だね。 毎度すまないねぇ、メル先生。 さて、今夜は食べまくるよ〜(^^) |
| ■おかみ To:ＡＬＬ |
| またあとで食べ物の追加はもってくるわ。 |
おやじとおかみは飲み物を置くとまた忙しそうに個室から出ていきます。
| ■メルディス To:おやじ、おかみ |
|
ああ、ありがとうございます。 注文通りですよ（笑） |
| ■コリューン To:メルディス |
| あ、トマトジュースがある〜! メル兄、ダイエット？ガリガリなのに。 |
| ■クラウディア To:メルディス＆コリューン |
|
ダイエットだって？ なんでまた、人間たちは吹けば飛ぶような体になりたがるんだろう。 体力は落ちるし、見た目に安定性はないし、どこがいいんだかさっぱりだ。 ……もっとも、美容にっていうのならわからんでもないがね。 野菜を多く取ると、お肌つやつやになるとは、聞くからねぇ。 |
| ■メルディス To:コリューン、ALL |
|
トマトジュースは健康にいいんですよ（笑） じゃあ説明しましょうか。 これから宴会の後、仕事を選びに行くんですけどその前に運試しといきましょう（笑） トマトジュースを人数分用意しました。 この中に１つだけ当たりがあります。 当たらない方がいいと思いますが・・・。 まぁ、あまり気にしないで選んでください（笑） 当たった人がこのパーティのリーダーになります。 みんな、それでいいですか？ |
| ■イヴ To:メルディス |
| オランではリーダー…ランダムで決めマスか? |
| ■メルディス To:イヴ |
| じゃんけんで決める場合もありますね（笑） |
| ■アスタルテ |
| ・・・いいんだろうかそんないい加減な事で。はっ！！ それともこれが本当の冒険者のしきたりだったの！！ （ガ〜〜ン） |
そんなしきたりはなかった気がするが・・・(^-^;
| ■クラウディア To:メルディス |
|
当たり、ねぇ。 なんだかどこかで、似たような場面に出くわした気がするけれど…。 まぁ、面白そうだからいいじゃないかね(^^) |
| ■コリューン To:メルディス |
| メル兄、辛いの好きだね〜☆ |
| ■チーゼル To:メルディス |
|
…んと…まぁ、いいですけど… いいんですか、本当に…その、どうなっても…？ …あんまり、好きじゃないし…トマトジュース… |
さて、一人づつ順番にトマトジュースの入ったカップを取っていく。
おやじの腕もたいしたもので、色はおろか匂いもトマトジュース以外の何物でもなかった。
だが、当たりのカップは確実に一つあるのだが。
| ■メルディス To:ALL |
|
それではまずはパーティの結成を祝って乾杯といきましょう。 乾杯！！ |
| ■チーゼル |
| と…乾杯。（＾＾） |
| ■コリューン To:ALL |
| 乾杯〜♪ |
| ■クラウディア To:ALL |
|
乾杯！ 未来の幸運に……ね。 |
| ■アスタルテ To：ALL |
| かんぱ〜〜い！！ ( ^_^)／C□☆□D＼(^-^ ) |
トマトジュースを一気に飲み干す６人。
今回の犠牲者は・・・・・チーゼルだった。
一口目は普通のトマトジュースだったのだが、次の瞬間に燃えるような辛さが胃と咽喉と口と鼻に広がった。
| ■メルディス |
| ごくごく・・。（よし・・・大丈夫だ。今回は俺じゃないぞ！） |
ま、確かにトマトジュース（と見せかけたタバスコジュース）の犠牲者はめるちゃんじゃなかったね（笑）
でも世の中には人を呪わば穴二つっていう諺があるんですよ（ｗ
| ■チーゼル |
|
… …… ぎゃうぃっ…ぐぁはっ！！ え”…え”ほっ！ …げほげほっ |
チーゼルは机に倒れこむようにしてむせる。
そりゃ、おやじですからちょ〜激からジュースといえども手を抜いたりしてません（ぉ
| ■クラウディア To:チーゼル |
|
ほらほら、チーリーダー。 一気に飲んじゃだめだよ……って、わけでもないか(^^; だいじょうぶかね。 ジュースなんかより、こっちのほうが口当たりがいいと思うよ。 |
そういってクラウディアは空いているジョッキに白葡萄酒を満たして手渡す。
でもアルコールって喉の水分奪うから逆に辛さだけが残りそうな(^-^;;
| ■イヴ To:チーゼル |
|
ダイジョウブデスカ?、チーゼルサン。 先程ノ飲み物に劇物ガ混入されていた様デス。 命に別状アリマセンが、口腔や食道が炎症ヲおこす場合がアリマス。 酒類は控えて、マズ水で洗浄してクダサイ。 |
イヴはグラスに水をついで手渡す。
| ■アスタルテ To：チーゼル |
| 癒しはいる？ |
| ■コリューン |
| “不幸”と書いて“リーダー”と読む、と。 |
ぼそっと。
| ■メルディス To:チーゼル |
|
（劇物とはひどいな、ただの唐辛子とタバスコだよ） 大丈夫ですかリーダー？ 一気に飲んだからですよ（笑） |
| ■チーゼル |
| う”〜… |
抗議のつもりらしきうめき声を誰にともなく。とりあえず起きあがってくる様子は無いチーゼル。
と、そこへこれまた山盛りのフィッシュ＆チップスとパスタを持っておやじが部屋に入ってくる。
フィッシュ＆チップスにはモルトビネガーとタルタルソースが添えられていて食欲をそそりそうだ。
パスタは漁師風という奴でこれでもかというくらいに新鮮な海産物が入っている。
| ■おやじ To:ALL |
| ほい、追加のフィッシュ＆チップスと漁師風のパスタだ。 |
二つの皿をテーブルに置いたときに悶絶しているチーゼルに気が付く。
| ■おやじ To:チーゼル |
|
ちょっと辛すぎたか・・・・・すまん(^-^; 文句は頼んだメルディスにいってくれよ。 |
おやじはそういうとそそくさと部屋を後にしました。
| ■メルディス To:ALL |
|
（う゛・・・おやじさん、余計なことを・・） さ、さて、ちょっと依頼でも見に行こうかなぁ。 ははは（乾いた笑い） |
おやじに続いて逃げようとするメルディス。
| ■クラウディア To:メルディス |
|
え？せっかくおいしそうな料理がきたっていうのに、もう仕事の心配かい？ パスタは、あつあつがおいしいのに……、参謀殿は気苦労が絶えないねぇ。 まあ、先生が見に行きたいっていうなら、止めはしないけれど……。 |
といいつつ、あつあつのパスタを自分の皿に取り分ける。その上にタバスコをたっぷりとかけて……（笑）
クラウディアが飲んだほうが良かったかもね（ｗ＞激辛ジュース
| ■メルディス To:クラウディア |
|
（うわ・・あんなにかけて大丈夫なのか？） え・・まぁ、料理は逃げませんしね。 ところが依頼の方は逃げるかもしれないんですよ、これが。 |
| ■コリューン To:メルディス |
| ・・・・・メル兄、私も一緒に行くよ。 |
コリューンは殊更低い声で言う。
| ■メルディス To:コリューン |
|
わ・・ワタシ？ コリューンどうしました？ 熱でもあるんじゃないですか！？（真剣） いつもより声も小さいですよ。 |
| ■イヴ To:コリューン |
|
体調ワルイのデスか?ダイジョウブデスか? ………ワタシ、グラスランナー初めて見マス。 エサは何デスか?芋虫食べマスか? |
| ■コリューン To:イヴ |
|
(・・・私、ぐららんだったのか・・) 芋虫は食べないよン♪ エサなら鳥肉だね。 |
メルディスが連れているオウムへ意味ありげな視線を送る。
そう言えばグラスランナーは生きた小鳥を食べるんですよねヽ(゜▽、゜)ノ＜#27参照（ｗ
| ■イヴ To:コリューン |
|
ソウデスカ・・・。 図鑑には「好物：山蛭・芋虫」と書いてアリマシタですガ。。 |
いったいどんな図鑑を見たんだろう(^-^;;
| ■コリューン To:イヴ |
|
・・・それから、体調が悪いのはメル兄の方だよ。 今は悪いようには見えないかもしれないけど、すぐそう見えるようになるから・・ |
| ■コリューン To:メルディス |
| コリューン・パ〜ンチっ!! |
| ■アスタルテ To：コリューン |
| な、なにぃぃぃぃぃ！！ あ、あのパンチは！！ |
コリューンの振り向きざまのコリュ〜ン・パンチは見事メルディスの鼻っ柱に炸裂！
当たらないと噂のコリュ・パンもここのところ噂と違って当たるようで(^^;
| ■メルディス To:コリューン |
|
どげし！（←見事にヒットしたことを示す効果音） あたたたた・・・。 な、何をするんですか。 人がせっかく心配してあげているというのに・・・ぶつぶつ。 |
| ■イヴ To:メルディス |
|
鼻からの出血には上を向いて首の後ろをトントン叩くとアリマス・・・。 ・・・民間療法でカエッテ逆効果デスが・・・。 |
| ■メルディス To:イヴ |
|
ん・・いぇ、血は出ていないようです。 （というか、逆効果のを教えてもらっても・・・) |
| ■アスタルテ To：メルディス |
|
まあ、いざとなったら魔法で一発で治るって。 ボクにおまかせ！！（ファンブルしなきゃね） |
| ■コリューン To:メルディス |
|
心配する内容が悪いにゃっ! ちゃんと手加減はしてあげたんだから、感謝するにゃっ!! |
| ■メルディス To:コリューン |
|
（鼻の辺りをおさえながら） 手加減と言うより、思いっきり殴ったような気がしますが・・。 ・・ん、とにかく依頼を見に行きましょう。 コリューン、行きますよ。 |
| ■チーゼル |
| ふぅ…ぁ〜、やっと落ちついた… |
ちょっとノドを撫でながら、でも割と何事もなかったかのように起きあがるチーゼル。
そして周囲の状況や雰囲気にやや気圧され（笑）
| ■チーゼル To:ALL |
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え、っと…んと…ぁ… …と…何か…？ |
| ■クラウディア To:チーゼル |
| だいじょうぶかい？チー先輩。いま、メル先生とコリューン嬢が依頼を探しに行ってくれるそうだよ。とりあえず パスタでも食べて、腹ごなししたらどうだい？ |
そういいつつチーゼルに回したパスタは、上半分が妙に赤い……。
いや、さすがにそれは食べないと思うよ(^-^;
| ■クラウディア To:メルディス＆コリューン |
| よろしくね〜。またサーガがつくれそうな、思いっきり派手な依頼を見つけてきておくれよ〜。 |
騒ぎを気にすることなく、また食事に取りかかるおばちゃんであった。
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