SW-PBM #079
50%の預言者

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オランから西に街道に沿って進むこと4日間、そこから更に脇道を進む事3日間。
朝日が昇ると共に歩き始めた一行。そうしているうち小高い丘から炊煙昇る村を発見。
村は北側を山に、東側は川に囲まれた小さな村のようである。川に渡されてる橋を渡ると村にはいるようである。

更に進み橋の手前およそ2〜3キロといったところまで来た一行。
さて、村に入るための身なりをそろそろ考えないといけないのだが・・・。
■ジェシカ To:ALL
ええと、村の方に近づいてきましたが装備の方はどうしましょうか?
なんでしたら私がここで見張っておきましょうか?

■ミルマ To:ALL
いまおもったんだけど、旅の一座のフリをするってどーかなぁ。ジークとクレフさんとミルマ、楽器えんそうできるし。お祭りみたいになってるなら、余興としていれてもらえないかな?そしたら、多少装備があっても言い訳できるカモ〜?

■クレフ To:ミルマ
私はあんまりじょうずじゃありませんけどね…(^^ゞ

■ジェシカ To:ミルマ
旅の一座・・・ですか?

■リュセラ To:ALL
長旅なら、それなりの装備があるのが普通よね。
それで、一座の一員として私は何になるのかな?

■ミルマ To:リュセラ
ん〜〜〜。……踊り子さんとかどうかなぁ?

■リュセラ To:ミルマ
そう、それよ!
ミルマは、やっぱりよく分かってるわね。

■ミルマ To:リュセラ
えへへへへ(^^

■リュセラ To:イルミナ
ね、この案でどう?

■ジーク To:ALL
あまり厳めしい装備でなければいけるかもしれませんね。
少なくとも追い返されることはないかと思いますが・・・(^^;

■イルミナ To:ALL
そうですね、変装すれば入れないことはないかと思いますが入った後のことを考えればできればすんなり入りたいですからね(^^;
まだ、時間的には余裕がありますし、冒険者風の人はほんとうに見かけないのか等、まずは村の様子がどんな感じなのか見に行ったほうがいいと思います。
様子を見に行く人を決めて残りの人はこのあたりでちょっと待機しているというのはどうでしょう?
様子を見に行く人ですが、私はとりあえず行こうかと思います
ジェシカさんにも来ていてただくとして、あとどなたか一緒にいかれる方いませんか?
人数的には後一人か二人が良いと思うのですが...

■ジェシカ To:イルミナ
わっ、私もですか?(^^;

■イルミナ To:ジェシカ
えぇ、村に入って村の様子を見る際に予知で見えた映像と重なる場所等があれば確認できるかと思いますので

■リュセラ To:ALL
ここは、頼りになる男性を連れてくのがいいんじゃないかな?

周りを見まわしてみる。
■ミルマ To:リュセラ
……ジーク?

■ジーク To:ミルマ&リュセラ
私ですか?(^^;

■リュセラ To:ALL
無難な所よね。
ミルマも行く? 行くなら荷物預かるけど。

何かあって、盗賊の商売道具が見つかると厄介だろう。
■ミルマ To:イルミナ
うん、行きた〜い。けど、いっしょに行ってもいい?リーダー。

■ミルマ To:カヴァレス、ALL
あっ。それと、カヴァレスさんが残るなら、烏さんも連れていくのどうかなぁ。先発隊でヤバいことがあって動いて欲しかったら合図するとか。前も烏さんに他人の家の中覗いてもらったりしたよねぇ。ダメかな?

■ジーク To:ミルマ&ALL
それは良い案ですね(^^

■イルミナ To:ALL
それでは、村の様子はミルマさん、ジークさんも一緒にお願いします(^^
それと、カヴァレスさんもよろしいですか?使い魔さんをお借りして(^^;
よろしければ、時間がもったいないですし早速様子を見にきましょう

■カヴァレス To:ALL
構わねぇぜぇ。俺よりよっぽど役に立つだろぉぜぇ・・・。

■ジーク To:イルミナ
わかりました(^^

■ミルマ To:残り組
わーい。いってきまーす

■ジーク To:残り組
では、お留守番よろしくお願いしますね。

■カヴァレス To:ジーク
クク,棺桶の準備は無ぇからよぉ,気ぃ付けて行ってきてくれやぁ。

■ジェシカ To:カヴァレス&ALL
か、棺桶・・・ですか?(^^;
と、とりあえず私はこちらの方に残っておいて村の様子の方が分かってからででも・・・。

そういうと行きたくないそぶりを見せ始める。
■ミルマ To:ジェシカ
なんで行きたくないの?自分の予言を確かめる絶好の機会なのにぃ。

■ジェシカ To:ミルマ
そ、そうですよね・・・。

そう言うと少しうつむき何かを考えこむ。
が、意を決したようにパーティーに向かって話し始める。
■ジェシカ To:ALL
じっ、実は・・・・。

ジェシカにはまだ迷いがあるようではあるが、ゆっくりと言葉を選びながらパーティーに話しかける。
■ジェシカ To:ALL
実は以前にこの村で予言をした事があったのですが、その時に・・・間違ってしまって顰蹙をかった事があるのです・・・。
昔の事ですが、まだ覚えている人もいるでしょうから私が行くのというのは・・・。

そう言うと、また少しうつむき加減になる。
■ミルマ To:ジェシカ
えっとぉ……いま、なんて言った?

ミルマは、今聞いたことが予測もしていなかったことなので信じられないようだ。
■ジェシカ To:ミルマ
えっと、ですから間違った予言をしてしまった・・・と・・・。

■イルミナ To:ジェシカ
そういったことはもっと早くにおっしゃっていただかないと...

■ジェシカ To:イルミナ
すみません・・・。

■イルミナ To:ジェシカ
一体いつ頃、どういった内容の予言をなされたのですか?

■ジェシカ To:イルミナ&ALL
ええと、どこからお話すればよろしいでしょうか。
ああ、予言をした時期ですね。ちょうど2年くらい前のことでした。

■ジーク
二年前のことなんですか(^^;

■ミルマ To:ジェシカ
つい最近じゃん。

■ジーク To:ミルマ
いえ、人間にとって二年は結構長いですよ。
二年経てば生まれたばかりの赤子も歩けるようになりますからねぇ。

意味のあるたとえなんだろうか(^^;
■リュセラ To:ジーク
誰の子?

■ジーク To:リュセラ
?!Σ( ̄◇ ̄;)
いえ、一般論ですよ(^^;

なぜかちょっと狼狽気味(ぉ
■リュセラ To:ジーク
ふーん……。

疑いの眼差し。
■ジェシカ To:ALL
当時は私もまだ予言を感じ始めたばかりで、曖昧な部分の解釈についてはまだまだ未熟な時でした。
予言した内容は「子供が『悲しみと憎悪に満ちた何物か』に襲われる」といった物でした。内容的には今回のものと似ておりますわ。ただ、その『何物か』の大きさまでは分かりかねてました。

忘れてしまいたい過去を振り返りつつ、後悔に満ちた表情で話を続ける。
■ジェシカ To:ALL
それまで、そういった危険を予知した事がなかったものですから何も疑わずに突っ走ってしまいましたわ。
今回のように冒険者を募集して、万全の体勢で待ってましたの。でも、何も現れなかった。
後で聞いた話では、現れた物といえば子供に小ネズミを殺された親ネズミ。
子供が寝ている時に耳をかじったという事でした。
その後報酬のことや、騒がせたことなどでいろいろと揉めてしまってそれ以降冒険者の村への出入りは拒否されるようになったらしいのです。

■クレフ To:ジェシカ
は…ぁ………

■カヴァレス To:ジェシカ
てぇ事ぁ,俺達がここで悩んでるのもよぉ,神官殿が与えたもうた試練ってぇ訳だ。クックック・・・

■ジーク To:ジェシカ
まあ報酬が無いと冒険者は死活問題ですからねぇ(^^;;

■ジェシカ To:ALL
以上が事の顛末です。本当なら皆さんに依頼するときに言っておかなければいけないことでした。
隠していた事に付いてはいけないとだったとは思っています。でも・・・でも、全部をうち明けていれば今回の依頼を受けていただけないと思いましたので・・・。

■リュセラ To:ジェシカ
もう引き受けた事だから、今更気にはしないけど……。
今回は報酬の話も付いてる事だし。
まぁ、任せてよ。ネズミ退治なら私経験あるんだ(^^

■ジェシカ To:リュセラ
くすっ、そうなんですか?

過去を話したことにより少しは気が楽になったようである。
■ミルマ To:ジェシカ
ネズミは快楽のために人を殺したりしないよぅ?
そんなことするのは知能が高いヤツだけだと思うけどなぁ〜

せっかくのジョークに水を差すミルマだった。
■リュセラ To:ALL
……ネズミじゃないの?

■ジーク To:ジェシカ >イルミナ
そうですね、そーいう事情があるのならしょうがありませんね。
でも同じ村で同じような予知をされるとは、よほど縁があるということなのでしょう。

で、どうしましょう?
ここはジェシカさんには残っていただいて、私とイルミナさんとミルマちゃんで行きますか?


■ミルマ To:ジーク
ミルマはそれでいいよぅ。

■リュセラ To:行く人
皆が行ってる間、ジェシカさんが村に入れるように努力してみる。

■リュセラ To:ジェシカ
村の中に入れないと、今日明日野宿ですし。
大丈夫。任せて下さい。

■ジェシカ To:リュセラ
お化粧をして下さるのですか?綺麗にして頂けます?

■リュセラ To:ジェシカ
……。
ええ、別人みたいに♪
素材がいいですからきっと素敵になりますよ。
ですから、協力お願いしますね。

返答の際、わずかな間があったのは何故だろう。
■カヴァレス To:ALL
クク,化粧の必要が有るってぇならよぉ,俺が行っても構わねぇぜぇ?
我転ず,仮初なる我へと・・・

一瞬,ローブの中身が縮んだようにみえた・・と思うと,突然フードを取った。そこには精悍な顔つきの,やや細身では有るが決して華奢では無い,どちらかといえば「逞しい」に属する青年が居た。
■ジーク To:カヴァレス
?!Σ( ̄◇ ̄;)
カヴァレスさんがカヴァレスさんらしくなくなってしまいましたね(^^;

■ジェシカ To:リュセラ
わ、私もあの様に変わってしまうのでしょうか?

少々(だいぶ?)困惑気味。
■リュセラ To:ジェシカ
お、お望みなら。

■ジェシカ To:リュセラ
ええと、余裕があればお願いします。

お望みなのか!?(ぉ
■イルミナ To:カヴァレス
それでは、ちょっと様子を見に行ってきていただけますか?
それほど厳重な警備でないようでしたら、ジェシカさんに変装していただいた上で村へ向かうということにしましょう。

■カヴァレス To:ALL
任せておけ。夢でも見ながら待つが良い。

■クレフ To:カヴァレス
よ…容姿はともかく…なぜ口調まで…?

■ジーク To:クレフ
きっと鬱積していたカヴァレスさんの本性・・・・とか・・・・。

■リュセラ To:カヴァレス
あはは……。
なんだか夢見てるみたい(^^;

■ミルマ To:リュセラ
あのヒト誰?

■リュセラ To:ミルマ
ミルマ、知らない人を指差しちゃ駄目。
あの人の名前はジークレフ。南の国の王子様よ。

飽きもせず嘘の説明。
■カヴァレス To:ALL
世迷言はどうでも良い。何か我に願い事があるか?
無ければ往くぞ。

そもそも聞く気も無いのか,とっとと踵を返して村に歩を進めていく。
■リュセラ To:独り言
やっぱり、古代語魔法って危ない物なのね……。

作戦会議の末、まず先発隊として村に行くことになったのは、姿も喋り方さえも別人になってしまったカヴァレス。
川にかかっている橋を渡り村に入る。
スタンディ村の入り口にはこれといって見張りはいなく、変わりに「ようこそ木の村 スタンディ村へ」という立て札が建ててある。
まだ朝ということもあってか人影はまばら。
その入り口から村の中心の方を見ると大きな木が一本立っている。
どうやらそれが忠誠の木のようだ。
■カヴァレス To:独り言
ふむ。なかなかに見事な木であるな。

独り言にしてはかなり大きい声でつぶやきつつ,スタッフや装備品を見せつけるように木の元へと歩を進めていく。
まだ時間が早いためだろうか?木のまわりにも人影はまばらである。
そうしていると、木のふもとで老婆に話しかけられる。
■村人 To:カヴァレス
もしもし、見かけぬお顔じゃな。この村に何か御用ですかい?
旅の方なら宿屋でもお探しなのですかい?

■カヴァレス To:村人
そうだな・・・確かに泊る場所も必要かもしれんな。
して,旅の宿に心当たりでもあるのか?

■村人 To:カヴァレス
ああ、あるにはあるでよ。そんなにおっきなもんでもねぇけどねぃ。
それよりお前さん、その格好はよしといた方がええでよ。
村長に見つかったら何言われるかわかんねぇですだい

■カヴァレス To:村人
む?この容姿に何か問題でも有るのか?
我が身を守るには帯剣・甲冑でも良い位だと思うがな。

■村人 To:カヴァレス
ほれ、この通り村は平穏そのものでよ、何から身を守ると言うのですかねぇ?

■カヴァレス To:村人
では,どのような容姿なら良いと言うのだ?

■村人 To:カヴァレス
まぁ武器らしい物は持っておかない方がよかろうて。よそ者が何しに来たって思われるでよ。
おぬしも些細なことで揉めるのは嫌じゃろうて。
そんじゃ私は農作業しにいくでよ。

そう言い残すと老婆は歩き去っていった。
■カヴァレス To:独り言
ふむ・・・
まあ,この程度であろうな。

これ以上一人でここに居るのは得策ではない,と判断したカヴァレスmk2は,大きな独り言を残しながら村を去っていく。
■カヴァレス To:独り言
どうやら我は早く着きすぎたようだな。
同志が来るのは,はやくても後3〜4日後といったところか。
どれ,どこかで時間を潰して来るとするか・・・


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp