SW-PBM #072 汎用ヒト型演劇人形 |
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時間は、朝の8:30。銀の網亭は、開店後の来客混雑が一段落したという状況。6番テーブルから、冒険者達がカウンターに来た。
■おやじ To:全員 |
おお、おまえ達。仲間を揃えて準備万端整ってるな。 早速仕事だ。個室に行ってる暇は無いぞ。 そこの奪還依頼、至急の奴を請けてくれ。 依頼人が朝一番で飛び込んで来たんだ。場所は近いぞ。 |
掲示板を指差す。
■ラヴィ To:おやじ |
うぇ・・・休む間も無しってやつ? 人使い荒いのね。 |
溜め息ひとつ。
■おやじ To:ラヴィ |
この仕事を済ませてからゆっくり休むんだな。 |
■ラヴィ To:おやじ |
ううう、鬼ぃ〜・・・・。 |
■おやじ To:ラヴィ〜全員 |
ん、何か言ったか?(聞こえないふり) MAD(エムエィディ)人形工房は、店を出て右、1本目の通りを左に曲がってから2つ目の交差点の角だ。 依頼書は持って行っていいぞ。 |
■ルリィ To:おやじ&ALL |
まぁ、仕事の方からやってくるなんて幸運と思うべきなのでしょうね。きっと(^-^;; (依頼書を手に取り)……んー、この文面。 確かに至急、という思いがありありと伝わってきますね。 |
■フィアルラ To:おやじ |
ん……と、おやじさんのご推薦ですし、もちろん受けたいんですけど……。 疑るわけじゃないですけど、ちゃんと信用できるお仕事なんですよね? 万一私たちの手に余るお仕事だったりしたら、折角紹介してくれたおやじさんにまで迷惑が掛かりますし。 少しでもいいですから、内容のことを聞かせて欲しいんですケド。 |
■フェリオ To:フィア&親父 |
確かにな〜。 今まで依頼人が実は……ってパターン、結構聞く話だし。 まぁ、その辺を調べるのも俺等の腕の見せ所なんだけどな。
えっと……店を出て右……一本目の通りを……左…で……。 |
■ヴィトリス To: |
……たしかに…… |
方向オンチが二人。
■おやじ To:全員 |
人形が盗まれたという話だが──。 大きい物らしい。汎用ヒト型何とかと言ってたが、俺も人形の事は専門外だからどんなに貴重な物かは判らん。 何でも、明日どうしても必要なんだそうだ。その辺の事情は向こうで聞いてくれ。 MAD人形工房からの依頼は初めてになるな。 マークは有名な人形技師だと、うちの奴は言っていたし、近所でも悪い噂は立ってないぞ。 |
■ルリィ To:独り言 |
(汎用ヒト型…なんて面白そうな……v) |
■チーゼル To:おやじさん〜みんな |
んと、汎用ヒト型…? って…(’’) …って、考えてもしょうがないか…。 と。それで、「明日どうしても必要」ってことは…まぁ、今日中にってことですよね。多分。 本当に至急ですね… とっとと聞きに行った方がよさそう、かな? どうします? |
■フィアルラ To:ALL |
この場合、行けばまず『お仕事を受けた』って事になりますねぇ。 困ってるみたいですし、私はお手伝いしたいと思いますけど。 みなさんはどうですか? |
■フェリオ To:フィア |
まぁ、他に受ける依頼が決まってる訳でもねえしな。 結構面白そうだし、いんじゃねえ? 俺はそれで良いぜ。 |
■ラヴィ To:フィア |
う・・・・・もちろん反対はしないわよ。 困ってる人を見過ごすのも後味悪いしね。 |
■ルリィ To:フィア |
えぇ。私たちの力がお役に立つんでしたら嬉しい限りですよ(^-^) |
■ヴィトリス |
(うん、うん) |
■フィアルラ To:ALL |
じゃ、急いで行きましょうか。 えっと、出て右……で、左……の2つ目の角でしたね。 MAD人形工房、っと。 |
情報いんぷっと。
至急の依頼を請ける事となった冒険者達に、店の奥からおかみさんの声が掛かる。
■おかみ To:全員 |
ちょっと待ってぇ〜。 人形工房の方に行くなら、頼みたい事があるんだけど〜。 |
ぱたぱたと足音が近付いて来る。
■ルリィ To:おかみ |
…はい、なんでしょう? |
■ヴィトリス |
??? |
足を止める。
■ラヴィ To:独り言 |
おかみさんの頼み事・・・・・な〜んか嫌な予感するわ(汗 |
■おかみ To:全員 |
ちょっとした荷物をね、運んで欲しいの。 人形工房から西に数軒の所にある、茜色っていう店まで。 誰に運んでもらおうか、悩んでたのよ。 |
カウンターの奥、床に置かれた3つの大袋を示す。
袋には石の塊が詰められており、見るからに重そうである。
■ラヴィ To:おかみ |
う・・・・・・・・・・・・・・・・・(絶句)あの・・・これ一体何なのかしら?^^; |
■おかみ To:ラヴィ〜全員 |
知りたい? 持って行けば教えて貰えるわよ(にこっ) もちろん無報酬とは言わないわ。 |
■フィアルラ To:男性陣 |
フェリオさん(と男性二人)、頑張ってくださいね♪ |
■チーゼル To:おかみさん〜みんな |
…んと…どうだろう…。 ま、とりあえず…わ、っととっ。 |
とりあえず持ってみて、あっさりとよろける(笑)
■チーゼル To:おかみさん〜みんな |
…って、ほんっと〜〜に重いんですけど、これ… 大体…女の人一人分ぐらいの重さじゃないですか…(^^; …まぁ、そんなに遠いわけでもないでしょうから、…なんとかならないでもないとは、思いますけど… う〜… |
■ヴィトリス To:フェリオ |
(これは……僕には無理だ……) じゃ、フェリオさん、頑張ってくださいね♪ |
■フィアルラ To:おかみ |
で、おかみさん。何を戴けるんですか? |
目が輝いてたりするカモ。ちなみに中身を詮索する気はさらさらない(笑)
■おかみ To:フィアルラ |
そうね、運んでくれた人は今晩の夕食を一品増やしてあげる。 |
■ルリィ To:おかみ |
ん〜〜(^-^;; まぁ、期待はしてなかったですけどね。 お世話になっているおかみさんの頼みですし、運ばせていただきますよ(苦笑) |
と言いつつ、自分で運ぶ気はまったくないらしい(笑)(筋力17は何処へ?(爆))
■フィアルラ To:男性陣&おかみ |
じゃ、その一品は『クリームシチュー』でお願いしま〜す。 さ、フェリオさんたち頑張って運んでくださいね☆ |
あくまでも爽やかな笑顔でお願いする。
■ラヴィ To:おかみ |
あ、私はチーズハンバーグね。 |
自分の分はちゃっかりと頼んでおく(笑)
■フェリオ To:ALL |
いや……俺どっちかと言うと海鮮料理が良いんだけど…… チーズあんまし好きじゃないし…… ……荷物持ちに発言権はないんですね……(TwT |
■フィアルラ To:おかみ |
……ん〜、でも結構重そうですよねぇ、これ。 おかみさん、『もう一声』ダメですか? 人形工房の依頼を成功させたら、そのお祝いに夕御飯ごちそう、とかでもいいんですケド……。 |
自分で運ぶわけでもないのに……(笑)
■おかみ To:フィアルラ |
世の中そんなにおいしい話は転がってないよ(溜め息) 繰り返すけど、一品増えるのは「運んだ人」だからね。 |
働かざる者食うべからず。
■フィアルラ To:おかみ |
あう……。 |
■フェリオ To:ALL |
でもこれ、流石に一つしか持てないぜ。 ヴィトリスも持………………引きずれない? |
ヴィトリスのひ弱そうな腕を見つつ精一杯の提案
■おやじ To:全員 |
これを貸してやる。頭を使え。 |
空の袋を3枚、ヴィトリスに手渡す。
■ヴィトリス To:ALL |
???はて…??? え〜と……運んだ人にしか報酬ももらえないみたいですし その…あの…袋貰ったんで、もしよろしければ、みんなで分けて運びませんか? |
げんなり顔の男性陣を見回して、ルリィは溜め息をひとつ。
■ルリィ To:ヴィトリス&ALL |
んー、じゃあ仕方ありませんね。 おやじさんの助言通り、ここは分担といきましょう(苦笑)。 ……えと…チーゼルさんとラヴィさんと私は1/2。 ヴィトリスさんとフィアルラさんが1/4。 でもって、フェリオさんはまるまる1袋分って感じかな? |
■チーゼル To:ルリィ〜おかみさん |
ん…了解、っと。 |
とっとと仕分けはじめる(笑)
■フェリオ |
どっちにしろ俺の持ち分は変わらんのな…… |
■フィアルラ To:ALL |
しょうがないですね……重そうですけど、頑張ってみます。 …にしても…ほんと、なんなんだろ、これ…? あ、そだ。 んと、その「茜屋」さんって、何のお店ですか? |
■おかみ To:チーゼル |
あら、知らないかしら? 小さな武器工房なんだけれど。 |
と答え、
■おかみ To:全員 |
それじゃ、お願いね。 ああ忙しい……。 |
おかみさんは、慌しく行ってしまった。
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