盗賊ギルド ミスティのお部屋 |
キャンドルは、多少なりとも情報を得られればとギルドへ向かった。
■キャンドル To:ミスティ |
こんにちは。 最近は、どうかしら? |
■ ミスティ To:キャンドル |
まぁまぁって所ね。 あなたは? |
■キャンドル To:ミスティ |
良くも悪くも、冒険者。 って感じかしら? |
自分の前に50ガメルの山を作り、それを手で押さえながら、
■キャンドル To:(応対者) |
今日買いに来たのは、チャダイ村の情報なの、最近そこの村人が特産のきのこを売りに
来なくなったから様子を見て来てくれってね。 仕事って程じゃないんだけど、成り行きでそこまで行く事になったから何か情報が無いかな〜と 思って来て見たのよ(苦笑) そのものズバリか、それ絡みの情報があればそれを、後は、お金かコネに絡みそうなのがあれば、 そっちでも良いわ。 この額以上の情報があるなら、(ガメルを)積むわよ。(微笑) |
■ ミスティ To:キャンドル |
チャダイ村ねぇ……良く知らないわね。 残念だけど、特に情報はないわ。 |
当然の如く机に置かれたお金をしまいながら、ミスティは答えた。
■キャンドル To:ミスティ |
そう…、答えまでに間が無いわね(苦笑) ギルドに情報が無いなら、やっぱりお金にもコネにも縁は無さそうね。(溜め息) じゃあ、何か良いネタ(情報)拾って来たら、買ってもらえるかしら? |
■ ミスティ To:キャンドル |
ええ、それに見合う価値があればね。 |
■キャンドル To:ミスティ |
じゃあ、買ってもらえるネタ(情報)でも、がんばって探してくるわ。 お邪魔さま、また、何かあったらよろしく、お願いするわ。 |
と、席を立ちながらお別れの挨拶。
■ ミスティ To:キャンドル |
気をつけてね。 |
ヒラヒラと手を振るミスティを残し、キャンドルはギルドを出た。
いや、だから、……何も情報がないって情報が得られたじゃん。
決して、無駄足なんかじゃ……ないと思うよ、うん……。