SW-PBeM Scenario #65

2章 出発のための準備をいろいろ
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銀の網亭  酒場「幸せの木」

 翌日。
 一行は、宴会の余韻を引きずりながら、階下へ降りてきた。
 朝飯を少し過ぎた時刻の酒場は、多少閑散としている。
■キャンドル To:おやじ
おはよう、良い朝ね。
昨日はご馳走様、どの料理も美味しかったわ。

■ おやじ To:おおる
おう、よく眠れたか?
これが、準備した食料だ。
それと駄賃の先渡し分で、250ガメル。
よろしく頼むな。

 おやじは、テーブルの上に準備して置いた保存食を示した。
■ メルディス To:おやじ
ええ、わかりました。
ところで、チャダイ村までの地図を書いてもらえませんか?
簡単なもので結構ですので。

■ おやじ To:メルディス
お安いご用だ。

 そう言ってペンを取ると、上手いのだか下手なのだ分かりかねる地図を書き上げた。
■ メルディス To:おやじ
お手数おかけします。
どれどれ?

 と、地図を覗き込む。
■ ユウル To:おやじ
(地図を覗き込みつつ)へ〜ここがチャダイ村なんだ。
そうだ、いつもきのこ持って来てくれる人って、なんていう人?
その人に話を聞いてみたほうがいいんだよね?

■ おやじ To:ユウル
ナップって言う若い男だ。

■ メルディス To:おやじ
(ナップね)
そういえば、キノコの代金とかはいらないのですか?
まぁ、我々で勝手に取りに行けばよいのであれば必要はないと思われますが。
普段持ってきてもらっていた時はどうされていたんです?

■ おやじ To:メルディス
おいおい、俺がお願いしたのは、様子を見てきてくれってだけだぞ?
まぁ、確かに一緒に持って帰ってきてくれればそれに越したことはないが、無事ならナップか誰かが売りに来るだろうよ。

■ メルディス To:おやじ
いや、それではシチューにありつけないじゃないですか(笑)
まぁいいです、臨機応変にやりますよ。

■ おやじ To:メルディス
ああ、よろしく頼むよ。

■キャンドル To:おやじ
ちなみにさぁ、私等がきのこ仕入れて来たらいくらで買って貰えるのかしら?
あと、きのこって何種類もあるのかしら?

■ おやじ To:キャンドル
そりゃ、別に誰が持ってきても買うが、村の奴らはあまりいい顔はしないだろうな。
それと、種類か? それなら、一種類だぞ。

■キャンドル To:おやじ
おやじさんが言ったんじゃなかったかしら?
何かあれば、そっちで仕事貰えって、だから相場聞いておけば、お金の換わりにきのこもらってくれば良いじゃない?

一種類しかないのね、特別なのとかあったらついでに探してこようかと思ったのに、残念だわ。(しみじみ)

■ フィリス To:マスター
? ナップさんか誰かが…ってことは、そのナップさん以外にもキノコを売りに来ていた人がいるんですか?

■ おやじ To:フィリス
村に奴しか住んでないわけじゃないし、別段閉鎖的って訳でもないからな。
オラン見物のついでに、旅費の足しにと、きのこをおいてくおやじとかも居るぞ。

■ フィリス To:マスター
そうなんですか、ちょっと安心しました(^^;
あ、きのこを置いていくってことは、向こうではこの「銀の網亭」って
結構有名なんですか?村一番のお得意様になっているとか。

■ おやじ To:フィリス
さあ、そこまではしらんが、うちの名前を出せば相手は分かると思うぞ。

■ クラウディア To:おやじ
それじゃとりあえず、「銀の網」から来たといえば、チャダイ村では信用してもらえると考えていいんだね。
あと、念のためにそのおやじさんの名前もわかるといいのだけど。

■ おやじ To:クラウディア
なんて言ったかな……確か、グラーブとか言ったかな?

■ クラウディア To:おやじ
とりあえず、おやじさんには、その村から人が来なくなったわけについて、心当たりはないんだよね?
最後に来たのは、ナップさんていう若い衆だったのかい?

■ おやじ To:クラウディア、女将
最後は、誰だったかな……ちょっと待ってくれ。

おい、最後にきのこを持ってきたのは誰だったかな?


 おやじが、奧に声を掛けると、濡れた手を拭きながら女将が現れた。
■ 女将 To:クラウディア
最後は確か……キャスターじゃなかったかな?
ほら、あの子ったら、どうしてもオランの街を見たいって我が儘言って、親父さんを 困らせてきたって言ってたじゃない。

■ クラウディア To:おやじ&おかみ
ふぅん、それは幾日くらい前のことなんだい?
あと、その時、キャスター君なり、親父さんなりには特に変わった様子はなかったのかね。
そう、持ってきたきのこにも……?

■ ユウル To:おやじ&おかみ
キノコ持ってくるのって、突然パタッとゼロになっちゃったの?
それともだんだん量が減ってきちゃったのかな?

■ おやじ To:おおる
確か、キャスターが来たのは……1週間ほど前だ。
きのこ自体におかしいところはなかったが……いや、多少鮮度が落ちていたかな。
そうだな、言われてみれば、この1ヶ月ほど、徐々に質が落ちてきた気がしていたんが、 無理をしてかき集めて、売りに来てくれていたのかも知れないな。

■ リシィア To:おやじ
なるほど……そういった質が落ちるような事は、これまでにもあったのでしょうか?

■ 女将 To:リシィア
いいえ、これが初めてよ。

■ リシィア To:女将
そうですか……。
(ほんとうに、ただ様子を見てくるだけで終われば良いのですけれど……。)

■キャンドル To:おやじ
おやじさん、売りに来た時、その事(品質)には触れなかったの?
商売人のおやじさんが、質の落ちたものを言い値で買うとは思えなんだけど?

■ おやじ To:キャンドル
人をがめつい守銭奴のように良いやがって(苦笑)
別に、粗悪品てわけでもなかったし、物自体は悪くなかったぞ。
ただ、多少鮮度は落ちていたかな?
その事は向こうでも分かっていたらしく、結構勉強してくれていたよ。
まぁ、詳しいことは話してくれなかったがね。

■キャンドル To:おやじ
違うわよ、お互い商売人なんだから、品に対して妥協しない、って姿勢を崩さないわよね?、って確認よ(微笑)

■ おやじ To:キャンドル
まぁ、いいがよ(笑)

■ ユウル To:ALL
実は天候不順で不作だっただけ、とか(笑)
そんな気楽な理由だったらいいんだけどね。
とにかく様子を見に行ってみない事には始まらないかな。
もうそろそろ出かける?

■ メルディス To:ALL
そうですね。
実際に行ってみれば分かるでしょう。

じゃあ俺はちょっと準備もありますので失礼します。
店の前で合流しましょう。

 メルディスは、一人先に店を出ると、馬小屋へ向かった。
■ リシィア To:おやじ
そういえば……忘れる所でした。
すみませんが、片方には水を、もう片方には……そうですね、
なにかお料理に使えるようなお酒を入れてくださいませんか?
よろしくお願いします。

 水袋2枚を差し出しながら、そう要求した。
■ おやじ To:リシィア
おうよ。
さて、他には居ないか?

■キャンドル To:おやじ
じゃあ、私は、お酒はスピリタスでお願い。
もう片方は、水ね。

 リシィアに続いて、水袋2枚を差し出す。
■ クラウディア To:おやじ
あ、それじゃあたしも水を頼むわ。

■ フィリス To:マスター
あ、私もお願いします〜。

 おやじは順々に袋を受け取ると、次々と水やワインなど、注文の品を詰めていった。
 しかし、無料と聞くと遠慮のない!(苦笑)

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