SW-PBM Scenario #61B 目次

銀の網亭へ

 

銀の網亭

 夜に飛び出してから 2 日ぶり、夕方近くになってようやく我等が銀の網亭に帰還することができた。酒場は相変わらずにぎやかで、おやじは相変わらず皿を磨いている。
■アスタルテ To:おやじさん
マスター、ただいまぁぁぁぁぁ!!

■おやじ To: ALL
おぉ、お帰り!お前等のことだから大丈夫だろうとは思ってたが、みんな揃ってるか?怪我なんかしてないか?

■アトール To: おやじ
2人ほど仲良く痺れていたけど、みんな無事だよ。
とりあえず、俺はエールを頼む。

■ソフィティア To:おやじ
怪我は治してもらったけど、ダークエルフってホントいやな奴。

■おやじ To: アトール、ソフィー
仲良くって……ははぁ(^^;
ソフィーはダークエルフと相性悪いんじゃないかとは思っていたが、さてはアフルもか。そりゃ大変だったなぁ。

■アフル To: おやじ
そうだよ、悪かったね。
ダークエルフって、魔法は使うし、毒も使う。
やっぱり、相手にしたくない相手だね。

■ソフィティア To:アフル
そうだ、次ぎの冒険までの間に魔法の事教えてよ。アフルみたいに精霊さんとお話するのも面白そうだし、何よりも魔法の事知ってれば少しはマシな対処できるとおもうの。

■アフル To:ソフィティア
うん、いいよ。
それじゃあ、明日から頑張って特訓だ(笑)

■ヴィクトール To:ソフィティア&アフル
えっ、アフル兄ちゃん達、魔法の特訓するの?いいなー。

 羨ましがってみたり。
■おやじ To: ALL
何はともあれ、無事が一番。まずは荷物を置いてゆっくりしてくれ。とりあえずエールを持っていくよ。

■ソフィティア To:おやじ
えぇ、それじゃテーブルでまたせてもらうわ。

■アスタルテ
(びくっ)エ、エール・・・

■ヴィクトール To:おやじ
あ、オレお酒よりオレンジジュースがいいな。

 席に着くが早いか、テーブルにはエールの大ジョッキが 5 つ、オレンジジュースの大ジョッキが 1 つ並べられた。
■アトール To: ALL
じゃあ、とりあえず無事依頼の完了を祝して、
かんぱ〜い!

■アフル To:アトール
かんぱ〜い

■ソフィティア To:ALL
かんぱ〜い!

■ヴィクトール To:ALL
はい、かんぱーい!

■アスタルテ To:ALL
・・・か、乾杯。

■アスタルテ
・・・・・・・・・・

 周囲の盛り上がりと裏腹に、一人真剣にジョッキを見つめるアスタルテ。そう、アスタルテにとって最後の戦いが始まろうとしていたのであった。
■アスタルテ
(もう以前の私じゃない。そう、数々の冒険をくぐりぬけ私は成長したのよ。今の私はただのアスタじゃない。あえて言うなら『アスタ・ダッシュ』よ!!)いざ勝負!!んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ・・・・・(エールを飲む音)・・・・・バタンキュウ!!

 どうやら敗北に終わったようだ。床には真っ赤な顔をして目を回すアスタルテの姿があるだけだった。
■ソフィティア To:アスタルテ&おやじ
あらら、飲めないのに無理するなんてしょうがないわね(^^;とりあえず、連れて行ってあげるから上に行こ。

おやじさん、上の部屋かりるわよ〜。


■おやじ To:アスタルテ&ソフィティア
ほいよ、キーだ!

 おやじが投げてよこす鍵を、ソフィティアは軽く受け止める。
 アスタルテが無事 2 階の寝室に収容されている頃、つまみを持ったおやじがテーブルにやってきた。
■おやじ To: アトール、カナル
そういやお前さんら、冒険者家業を辞めるんだって?寂しくなるな……
辞めてどうすんだい。お節介かもしれんが、何かあてはあるのかい?

■アトール To: おやじ
いや、俺の場合は辞めるというより、一時休業だな。
とりあえず、子育てをノエルにまかせっきりという訳にもいかないから、オランでしばらく働きながら子供の面倒を見るつもりだ。
手が掛からなくなってきたら、また冒険にでるつもりさ。
そのときは、家族でパーティーなんてのも良いかもな(笑)

■おやじ To: アトール
そうか!じゃあまたそのときにはうちを贔屓に頼むよ(笑)
ノエルと……子供の名前はラウナスだったか?よろしく伝えてくれ。

■カナル To:アトール
俺は、少しばかり、調べたいことが出来たんでね。
学院に戻るよ。

■おやじ To: カナル
ほう、何を調べるんだ?差し支えなければ教えてくれよ。

■カナル To:おやじ
知り合いへの嫌がらせに、そいつの呪いを解いてやろうと思ってね。

■おやじ To: カナル
………(^^;
善い事なのか悪い事なのかさっぱり判らんな。そう言うのがお前さんだけに、さらにどっちだかわからん(笑)

 銀の網亭を離れる彼らには、これから先もそれぞれの人生が待っている。幸多かれと祈るおやじであった。


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