「#55:継夢」
ソード・ワールドPBM キャラクター用紙
能力値 |
値 |
ボーナス |
|
器用度 |
13
|
+2
|
敏捷度 |
10
|
+1
|
知 力 |
13
|
+2
|
筋 力 |
14
|
+2
|
生命力 |
18
|
+3
|
生命力抵抗 |
+7
|
精神力 |
17
|
+2
|
精神力抵抗 |
+6
|
|
名前 |
ジーク
|
種族 |
出身 |
人間
|
旅人
|
出身地 |
ベルダイン
|
宗派 |
----
|
性別 |
年齢 |
利き腕 |
男
|
25
|
右
|
|
所持金 |
預金 |
預け先 |
預金額 |
借金 |
貸し主 |
借金額 |
1,331
|
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|
経験点 |
冒険者レベル |
2,080
|
4
|
技能 |
レベル |
バード
|
2
|
ファイター
|
4
|
プリースト
|
1
|
セージ
|
1
|
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|
言語 |
会話 |
読解 |
共通語
|
○
|
○
|
西方語
|
○
|
○
|
フェアリー語
|
○
|
×
|
エルフ語
|
○
|
×
|
下位古代語
|
|
○
|
|
|
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|
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|
魔法 |
ルーン |
レベル |
魔力 |
ホーリー・プレイ
|
1
|
3
|
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所持品 |
背負い袋
|
水袋×2
|
マント
|
食器
|
ロープ(30m)
|
羊皮紙(10枚)
|
羽根ペン/インク
|
ランタン
|
ほくち石
|
油×5
|
フルート
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古ぼけた銀貨
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技能
|
| 攻撃力
|
| クリティカル
| 追加D
| 回避力
|
| D減少
|
ファイター
|
| +5
|
| +0
| +5
| +4
|
| +3
|
武器
| 必要筋力
| 攻撃力
| 打撃力
| クリティカル
| 追加D
|
|
|
|
オーガスト・ウィンド フランベルジュ(2H)
| 19-5
| +0
| 24
| 10*
| +0
|
|
|
|
ダガー
| 5
| +0
| 5
| 10*
| +0
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
盾
| 必要筋力
| 攻撃力
|
|
|
| 回避力
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
鎧
| 必要筋力
|
|
|
|
| 回避力
| 防御力
| D減少
|
スプリントアーマー (高品質-3)
| 14
|
|
|
|
| -1
| 22
| +0
|
合計
|
| 攻撃力
| 打撃力
| クリティカル
| 追加D
| 回避力
| 防御力
| D減少
|
ファイター技能 (オーガスト・ウィンド2H)
|
| +5
| 24
| 10*
| +5
| +3
| 22
| +3
|
ファイター技能 (バスタードソード2H)
|
| +5
| 19
| 10*
| +5
| +3
| 22
| +3
|
ファイター技能 (バスタードソード1H)
|
| +5
| 14
| 10*
| +5
| +3
| 22
| +3
|
ファイター技能 (ダガー)
|
| +5
| 5
| 10*
| +5
| +3
| 22
| +3
|
遥か西にある十の子供たちの一つ、芸術の街ベルダイン。
私はそこで生まれ、そして20も半ばになるまでそこで育った。
私の父母ともベルダインでは少しは名の知れた吟遊詩人であり、かつては冒険者であった。
そんな両親の影響もあってか、私もいつしか吟遊詩人となっていた。
初恋は街でのこと。
吟遊詩人として初めて街の広場で歌う私の歌に聞き入ってくれる者など誰もいなかった。
ただ一人の少女を除いては。
お世辞にも決して上手いとは言えぬ歌と演奏を彼女は終わりまでじっと聞いていてくれた。
その時もらったガメル銀貨は今でも大切に持っている。
毎日のように歌を聴きに来てくれた少女。何時の間にか彼女の座る場所は目の前から、私の隣へと移っていた。
そしていつの日か私は彼女に恋をしていた。
だが、その恋も儚い夢と消えた。
少女は相手の顔も知らぬまま、父の命に従って私の知らぬ街へと嫁いでしまったのだ。
”私は籠の中の鳥。どんなに憧れても貴方のように自由に空を羽ばたけないの”
愛を説く私にそう言って首を横に振った彼女の言葉を理解したのはその時だった。
その時からだろうか、悲恋の歌しか歌わなくなったのは。
成就せぬ恋の歌の二人に自分の姿を重ねていたのかもしれない。
そして私の運命を変える日は唐突に訪れた。
それはある夏の日のこと、突然両親が二人の幼子を連れてきた。
双子の女の子だった。
− 今日からおまえの妹だ。
− 面倒を見てあげてね。
だがロゼとリゼと名づけられた新しき妹達の世話を焼くうちに、私はいつしか彼女たちの兄になっていた。
本当の兄妹かどうかもわからない。
でも、私にとって可愛い、そして大切な妹達であることには違いなかった。
妹達も私に懐き、慕ってくれていた。
忙しい、しかし平穏な日々がはじまった。
時は矢のように流れ、妹達が十を越えたころ、私は一つの決断をした。
愛しき妹達もいつか誰かと恋をして、そして私のもとを離れていくだろう。
その時私は兄として吟遊詩人として、彼女らの祝宴に最高の歌を歌おうと。
そして今私はこの街にいる。世界最大の都に・・・・・。