Sword World PBM #46 |
- Howl from Behind -
獣の声が聞こえる
午後5時…穏やかな夕陽 |
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銀の網亭 |
クラウディア達が銀の網亭に戻ると、他に客もない様子でおやじが食器を拭いている。
■クラウディア To:店内 |
ただいま〜。遅くなっちまってごめんよ! …………。 ………。 ……。 …おやおや,まだみんな帰ってきてなかったかね(^^; |
■おやじ To:クラウディア |
ああ、おかえり。 |
おやじは食器を拭く手を休めずに応える。
■フィリス To:ディアさん |
そうみたいですね〜. 病院見学してたから,結構遅くなったと思ってたんですけど. …ふぅ,なんだか緊張のしっぱなしで疲れちゃいました^^; 聞いたこと整理しながら,お茶でも飲みましょうか. |
■フィリス To:マスター |
マスター♪ミルクティーひとつ,くださいな〜♪ |
■おやじ To:フィリス |
ほいよ、ミルクティだな。 他の連中はどうしたんだ? |
そう言いながら、おやじは食器を置き、棚から茶葉を取り出す。
ややあって、フィリスの前にミルクティが置かれた。
■フィリス To:マスター |
♪^^ ん〜,いま別行動してるんです.多分もう少ししたらみんなも戻ってくると思うんですけど…. |
と、ちょうどそのタイミングで、店の入り口が開いた。
■フィアルラ To:ALL |
ただいまです〜。 あ、もうみんな帰って来てるみたいですね。お土産ありますよ♪ |
フィアルラが機嫌良さそうに買ってきたケーキの箱を見せる。
■クラウディア To:フィアルラ |
お疲れさま。 オー先生達,詰め所に行ったメンバーがまだのようだね。 そろそろ帰って来る頃だとは思うけど… おや,フィア嬢,気が利くじゃないか。疲れたときは,甘い物が一番さ,ねえ,フィリス嬢。 それじゃ,詰め所組が帰ってくるの待って,ちょっと遅めの午後のお茶とでもしゃれこもうかい? |
■フィリス To:フィアさん |
そうですね♪ うぅ,美味しそうですね〜.私,甘いモノ大好きなんですよ〜♪^^)o |
その言葉を自ら証明するように、ぐ〜という音が鳴る。
■フィリス |
あ………(*・・*) |
■フィアルラ To:フィリス |
うふふ。慌てなくても、みなさんに切り分けられる分、ちゃんとありますよ。 |
■クラウディア To:おやじ |
おやじさん,お茶をポットで頼めるかい? |
■おやじ To:クラウディア |
ああ、分かった。すぐ用意するよ。 |
■オジイ To:ALL |
ただいま〜。みんな帰ってきてたんだね。 自分たちが一番最後? |
■アップル To:ALL |
ほんとだ。みんなお揃いだね。 |
■アルフレッド To:ALL |
みたいだね、ただいま〜。 |
■リーア |
……… |
リーアはなにやら落ち着かない様子で、きょろきょろと酒場の中を見ている。
■フィアルラ To:オジイ、アップル、リーア |
おかえりなさーい。三人ともお疲れ様でしたぁ。 じゃあ、みなさん揃った事ですしお茶にしましょうか? ケーキ買って来てますよ♪ |
■リーア To:フィアルラ |
え、お茶?ケーキ? |
■アルフレッド To:フィアルラ |
ん? おおっ、いいね〜。 今日は、色んな意味で疲れたから助かるよ(^^)。 |
■アップル To:フィアルラ |
あ、お土産だ^_^ どうしたの、フィア? 調べごと中になんかいいことでもあったの? |
■フィアルラ To:アップル |
う、う〜ん……良い事、あったのかな? |
ついさっき食べさせられていたものを思い出して苦笑する。
■クラウディア To:ALL |
お帰り。 よかった,丁度お茶がくる頃だよ。 ケーキも美味しそうだし…フィア嬢が気を利かせてくれたんだよ。 リーアちゃんも一緒に,ね? |
■リーア To:クラウディア |
あ! あたしの分もあるの? |
リーアはぱっと表情を明るくすると、身を乗り出した。
■フィアルラ To:リーア |
もっちろん。忘れるはずないですよ。 |
■フィリス To:リーアさん |
(あ,なんだか明るい♪向こうで何かあったのかな?) さ,座って座って♪^^)/ |
フィリスは自分の隣の椅子を引くと、ぱたぱたと椅子を叩いて招く。
■リーア To:フィリス |
うん♪ |
リーアは嬉しそうにぴょんと椅子に座った。
■クラウディア To:リーア? |
もちろんだよ。…ところで,これからの予定はどうするつもりなんだい? |
クラウディアは、親しげに肩に手をかけつつ訊ねた。
■リーア? To:クラウディア |
…うん? |
ケーキの方をじ〜っと見つめていたリーアが、クラウディアの声に気付いてそちらを見る。
■リーア? To:クラウディア |
な、なに?予定? んっと、これからケーキ食べて、それから、それから……う〜ん、どうしよ。 |
■アルフレッド To:心の声 |
(あれ、誰だこの子は? 見た目はリーアだけど、別人のような気がする(・_・;)) (はっ、もしかしてΣ( ̄□ ̄;) |
■オジイ To:リーア? |
も……もしかして、リーアさんでなくなってるとか? 自分の名前とか分かります? |
■リーア? To:オジイ |
え、なになに、え、え、えっと……… |
リーアはオジイから視線を逸らしつつ、手はそ〜っとケーキの更に伸びている。
と、その手をすかさずフィアルラがぺちっと叩いた。
■フィアルラ To:リーア |
めっ! リーアさん、お行儀が悪いですよ。ちゃんと手を洗って、みんなに切り分けてからです。 |
■リーア? To:フィアルラ |
む〜〜〜〜 |
なにやら呻きつつ、眉間にしわを寄せてケーキを睨む。
■クラウディア To:ALL |
………ま,腹がへってはなんとやらと言うしね。 食べながら話でもしようか? |
■オジイ To:リーア? |
さっきの話の続きですが、もしかしてアンゼさんじゃないんですか? あ、自分オジイっていいます。 話せば長いことなんですが、今リーアさんの護衛みたいなことやらさせて貰っているんですよ。 で、ちょっと話がずれるんですが、貴方のこと、ウェイツさんから教えて貰ったんで知っていんですよ。 ……そういえば、みんなはこの事知らなかったですよね。 かいつまんで説明しますね。 |
オジイは、ウェイツから聞いた内容を手短に説明する。
■フィアルラ To:オジイ、リーア |
へえ〜っ。それじゃあ、リーアさんとアンゼさんが一緒にいるんですかあ。 ……あ。ひょっとして、ケーキも2人分要りますか? |
■アンゼ? To:フィアルラ |
これ、あたしの分だもん〜〜… む〜〜〜〜。 |
しばらくケーキを睨んだ後………
■アンゼ? To:フィアルラ |
リーアの分と半分こ……… |
と言って、ナイフを手に取る。
■フィアルラ To:アンゼ? |
こらっ、ダメですってば。ちゃんとみんなにも分けないと不公平でしょう? |
と、フィアルラはアンゼ(?)から手の届かないところにケーキを待避した。
■アンゼ? |
ちゃんと分けるもん……… |
アンゼ(?)は少し不満そうだ………。
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