Sword World PBM #46
- Howl from Behind - 獣の声が聞こえる
午前11時…全ての始まり
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銀の網亭・テーブル

■フィアルラ To:リーア
……え? え、え?
リーアさんが……人殺し
……冗談ですよね……。

■フィリス To:リーアさん
なるほど、リーアさんが犯人なんですか…はい?(・・;
も、もう少し詳しく、話してくれません?
どうしてリーアさんが犯人さんなんですか?

■アルフレッド To:リーアand ALL
 えっ!それってリーアちゃんが連続殺人の犯人だって事?Σ ( ̄□ ̄ ;)
 お、お、お、おち、落ち着いて最初から話してくれるかな?

■リーア To:ALL
 私……時々、別の人格に…なるんです………。二重人格とか……言うらしいんですけど………
 ………それで……目が覚めたら………部屋中……血だらけで………

■フィリス To:リーアさん
!?
え、えと、それでリーアさんは、私達にどうして欲しいんですか?
「殺人犯の逮捕」って、リーアさんを縛って官憲にってわけにも…いきませんよね?(・・;

■クラウディア To:リーア&ALL
……ちょっとまっておくれ。
と,いうことは,リーアちゃんが人殺しっていうのは正確じゃないね。
自分が人を殺したと思っているのであって,直接手を下した記憶があるわけじゃないんだろ?

■アルフレッド To:リーアand ALL
 ふむふむ、なるほど。φ(.. )
 で、リーアちゃんは、怪我とかして無いの?

■フィアルラ
そうです、それが一番大事です! 女のコなんですから、身体に傷つくっちゃダメですよ。

 フィアルラは、展開に頭がついて行っていないのか、錯乱ぎみである。
■リーア To:ALL
 怪我は……ないです。血は……たぶん………殺された人のものだと………

 リーアが何かを押し殺すような声で答えている。
 アップルは、それをじっと聞きながら、しかしリーアが犯人ならとっくに捕まっているのであろうことを考えている。
■アップル To:リーア
 ・・・。
 ごめんね、リーアちゃん。もうひとつ聞きたいんだけど・・
(言葉を選びながら)
 ・・それで、目が覚めたとき、自分の服とかそういうのって、その・・血とかで汚れてたのかなぁ?
 ”返り血”っていうのかな? そういうのがないんだったら・・ね?リーアちゃん。

 アップルが微笑を浮かべて安心させようとするが、リーアの強ばった表情はゆるまない。
■リーア To:アップル
 服は……血だらけでした………。
 ………それから……あの…人殺しが残すっていうメッセージが……血で…鏡に………

■クラウディア To:リーア
……つらいことを聞くようだけどさ,そういうことがあった日って,いままで何回ぐらいあったんだい?
幾日前とか,覚えているかい?

■リーア To:クラウディア
 5回……です。日は……その…人殺しがあった日に………いつも………

■オジイ To:リーア
 あと、できればそのメッセージ……ダイイングメッセージって奴ですか?……が、何語でどんな内容だったかとか教えて貰えないでしょうか。
そして、拭くことが出来たかどうかも。

 ダイイングメッセージは殺された人が残すものであって、殺した人が残すのとは違うと思うけど………
■リーア To:オジイ
 共通語で……鏡の中から…獣が…迎えに来るって………

 と、そこで、リーアはがばっといった様子で顔を上げた。思い詰めたような表情は変わらない。
■リーア To:ALL
 知り合いに、衛視の人がいるんです。私を、捕まえてくださいって、言ったんです。でも、ちゃんと調べてるからって、もう一人の私が犯人だって、信じてくれないんです。
 だから…だから……

 そしてまた顔をうつむける………
■リーア To:ALL
 ………だから………もし、私が…もう一人の方になって……誰かを殺そうとしたら………私を…捕まえて欲しいんです………

■アルフレッド To:リーアand ALL
 ふむふむ、なるほど、現場を押さえるって事だね。φ(.. )
でも、そうなったらこれから毎日、リーアちゃんの家に泊りに行く事になるのかな?
 それとも事件のおこる日は、何か前ぶれがあるのかな?
それと、家族の人はこの事を知ってるの?
みんなで、リーアちゃんの家に行く事になったら、家族の人にも説明をしないと、驚かせてしまうからね。/(^_^)

■リーア To:ALL
 ……お父さんとお母さんは…このこと知らないんです………あ、でも、お金は………2000ガメル…あります。
 あの……それから…学院のお友達って言えば…大丈夫だと思います。

■クラウディア To:リーア
ちょっと待った,2000ガメルといえば,かなりのお金だよ。リーアちゃん,あんた,それを使っちまって本当に大丈夫なのかね?きっとそれはあんたのお金なんだろうけれど…一生懸命作ったんだろう?

 これで解決しなかったら、リーアには後がないのだろうと思いつつクラウディアが訊ねる。しかし、リーアは黙って俯いてるだけだ。

 横でアップルがうんうんと頷いている(とりあえず頷いているらしい)
■オジイ To:リーア
なにやら曰く付きのお金なのかなあ?……じゃあ、ちょっと話を変えますね。
さっき話してくれた衛視さんの名前とどこの場所の衛視なのかとか、教えて貰えませんか?
学院の友達かー。自分とアル先輩はすぐに追い出されそうだな……。
いや、アル先輩は魔法の杖を持っているから追い出されるのは自分だけかも……。

■リーア To:オジイ
 ………ええと…ウェイツさんっていう………オランの衛視さんだと思いますけど………

■オジイ To:リーア
 それと、よろしければリーアさんの家って何をやっているかを教えていただけますか?

■リーア To:オジイ
 医者……です。診療所を…やってるんです…。私も…薬草学の勉強とか……学院でやってます………

■オジイ To:リーア
 なるほど、それは立派なご家庭ですねえ。
実は自分も学院で最近勉強しているんですよ。そうは見えないですけどねえ。
で、学院でリーアさんがついている師匠さんの名前とかもよろしければ教えていただけないかなあ。

■リーア To:オジイ
 ……ユーディート先生です。えと…薬学講座の………

■クラウディア To:ALL
……あのさ,聞きたいことがいっぱいあるのはわかるけど,リーアちゃんもいきなり質問攻めじゃ可哀相じゃないかね。
こっちから聞くより,まとめて話してもらったらどうだろう?

■クラウディア To:リーア
……もしよかったら,最初から順を追って話してくれないかね?
…その…最初に事件のあった時…その前におかしな事があったとしたらその時から…
思い出すのもつらいんだろうけど,なにがあったかわからないと,あたしたちも動きようがないからね。

■リーア To:クラウディア
 1回目と2回目は……ただ、鏡に……血でメッセージが……残ってました……。
 それで……怖くて………ウェイツさんに相談したら…いたずらだろうって………。
 でも…3回目も…同じで………。
 それで、私………

 ───そこで一旦言葉を切ると、リーアは顔を上げた。
 顔を上げると光の加減か、普段黒い目がブラウンに見える。
 ………そして、すぐに元通り視線を逸らした。
■リーア To:クラウディア
 ………私……死のうとしたんです………。でも……でも………だめでした。
 こうやって…ナイフ持って……そしたら………いつの間にかベッドで寝てて………街で聞いたら4人目の人が殺されたって………。
 5回目も…同じで…今度は……部屋中血だらけだったんです………。

■クラウディア To:リーア&ALL
ちょっとまった!
じゃあ,部屋が血だらけだったのは,今回が初めてだというんだね?

………こりゃよく考えてみないといけないねぇ。

■アップル To:リーアand ALL
 ・・死のうとなんて・・・・・・(絶句)

 だめだよ。そんなの・・・リーアちゃんが、その・・犯人って決まったわけじゃぁないんだから、もう少し元気を出そうよ!
 元気なんか出ないかもしれないけど、”から元気も元気”っていうじゃない?ね?

 うーん。そういうことだったら、リーアちゃんのいう通り、ご一緒させてもらった方がいいかもしれないね。
 ついて行く人のことだけど・・

 既にこれでもかってくらい重くなってきている話を少しでも明るくしようと、声だけでも明るくしてみせる。
■アップル To:ALL
 どうしたらいいと思う?みんな?

■フィリス To:アップルさん&ALL
うーん…ここは二人くらいで行った方がいいかもしれません。
なるべく単独行動は避けた方がいいと思うんですよ。

■アルフレッド To:アップルand ALL
そうだね、不確定な事が多すぎるし、慎重に動く必要が有りそうだね。
それと、リーアちゃんの家に行く時は、鎧や武器は、隠すか置いて行くかした方がいいんじゃ無いかな。
みんなそのままの格好だと、すぐ冒険者ってばれてしまうんじゃ無いかな?(特に戦士系の人が(^^;)

■フィリス To:アルさん
 あ、それは冒険帰りの同級生とその友人ってことで大丈夫じゃないですか?
学院の人も私達みたいに遺跡調査とかするんですよね?
ちょっと長い冒険から戻ったあとでまだ住むトコ決まってなくて宿屋暮らし。
そういう友達が荷物一式持って泊まりがけで遊びに来た…と言う感じでどうでしょう♪

■アップル To:ALL
 あと、なんだか不思議なことがおこってるような気がするんだ。
 学院とかで調べてみたら、何かわかるかもしれないね。
あとは、やっぱりフィアのコネよね・・・

■フィアルラ To:アップル
コネって言われてもぉ……私まだ新米で、ギルドには顔つなぎくらいしか……(ごにょごにょ)

■フィリス To:ALL
じゃあ学院で調べモノする人と、問題のリーアさんの部屋を見せてもらう人で
分かれましょうか。うーん…

 フィリスは、全員の顔をゆっくり見回しつつ、考えをまとめながら話す。
■フィリス To:ALL
 えと、変な精霊が住み着いててってことがあるかもしれないので、
私はリーアさんの部屋に行きたいです。
 部屋で捜し物するからには…フィアさんにお願いしたいですね。
魔法が関係してるかもしれないので、アルさんかオジイさん…
うん、実際に魔法を使ってもらうかもしれないからアルさんが
来てくれた方がいいかもしれません。
 となると、オジイさんには学院の方をお願いして、と。
あとは万一のコトを考えて、治療のできるアップルさんはオジイ
さんについていってもらって、と。
 ディアさんはリーアさんの家についてきて欲しいです。私達だけじゃ
万一「変なの」がでてきたときイチコロですしね。それにドワーフ
さんの特技「職人的な目のつけ所」にも期待してます♪
 と、こういう感じに分かれてみるのはどうでしょう。

■オジイ To:all and リーア
 そうですね。
フィリスの案でいきましょう。
で、リーアさん、先ほどお金を用意されたとおっしゃられましたが、そのお金、ここのご主人に預かっていただきませんか?
とりあえず、600ガメルはなにかと入り用になる可能性もありますので前金としていただいて、後はうまく行ったときだけおやじさんから受け取るという形を取りたいと思います。
我々はもちろん最善を尽くしますがうまく行かなかったときはおやじさんからリーアさんがお金を返して貰ってくださいね。。

■リーア To:オジイ
 じゃあ………これ………お願いします………

 そう言うと、リーアは懐から袋を取り出した。大きさからすると、用意したという2000ガメルが入っているようだ。
 いきなり出してしまうところをみると、後払いとか前払いとかいうことにはあまり頓着していないようだ。単にそういうことに疎いのか、それとも気にすることもできないほどせっぱ詰まっているのか。
■アップル To:all and リーア
 じゃぁ申し訳ないけど、この中から、えっと・・600ガメル・・っと、これだけ前金として受け取っておくね。

 アップルは、リーアから袋を受け取ると、ちょうど600ガメルだけ数えて取り出した。
 そして、残りが1400ガメルちょうどであることを確認し
■アップル To:all and リーア
 ・・・で、残りをおやじさんに預けておくということで・・、これでいいよね?

 もう一度、リーアに確認を取る。
■リーア To:アップル
 はい……お願いします………

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ゆな<juna@juna.net>