「銀の網」亭(幸せの木) |
「銀の網」亭に少し慌てた様子で、一人の青年が入ってきた。少しばかりほころびたマントに帽子、小型の背負い袋と言った簡易な旅姿である。 その身なりから判断するに、オランからわりと近い村から数日かけてやって来たと言ったところか。
辺りを見回してからカウンターへと真っ直ぐに向かい、おやじに声をかける。
■青年 TO:おやじ |
あの………私の村で問題が起きたんですけど、オーガーを退治してくれるような腕のたつ人に心当たりはありませんか? |
■おやじ TO:青年 |
オーガーとはまた穏やかじゃないな。 どれ、話を聞かせてみな。丁度良いヤツがいるか分からないけどな。 |
それからしばらくの間、おやじと青年は話し込んでいた。
話が終わるとおやじは辺りを見回したが、どうやらお目当てのパーティーが見つからなかったらしく、申し訳なさそうに首を横に振る。
失望の表情を浮かべた青年を慰めるかのように、おやじは依頼掲示板の方を指さして青年に言った。
■おやじ TO:青年 |
まぁ………そんなにがっかりするなよ。 依頼書貼り付けておけば、誰か良いヤツが引き受けてくれるさ。 ここにいるのはそいつらだけじゃないんだ。 |
■青年 TO:おやじ |
はぁ………………。 |
溜息とも返答ともつかぬような声をあげ、青年は重そうな足取りで依頼書を掲示板に貼り付け、「銀の網」亭を去っていった。
おやじは気の毒そうに青年を見送ったあと、一言呟いた。
■おやじ |
9000でオーガーか……… ギリギリ範囲内………かな? |
あくまでオーガーだったら、の話である。
銀の網亭・幸せの木(カナル&バティ登場) |
「銀の網」亭に再び忙しくなる時期がやってきた。依頼を終えたパーティーが一斉に集まって解散し、そして再び新たなるパーティーを組むのである。
しかし、物事に例外は付き物である。ドリームウィーバー(以下DW)にその必要はない。パーティーの構成は決まっているからである。
パーティーメンバーはバティ、カナル、リグ、イスカ、スレイ、ティトルの6人。その中のソーサラー、カナルが一番に姿を現した。
■カナル TO:おやじ |
おやじさん、いつものスピリッツをくれないか。 さて、そろそろまた稼がせてもらうよ。何か実入りのいい仕事はあるかな? それと、そろそろうちのリーダーが帰ってくるって噂を小耳に挟んだんだが、何か聞いてないかい? |
リーダーのイスカは訳あって今現在、パーティーを離れているのである。
■おやじ TO:カナル |
イスカか?そういや、帰ってくるとか言ってたな。 見かけたら、カナル達が探してたって言うようにするから、テーブルで待ってたらどうだ? |
そこにバードのバティが割り込むように姿を現す。
■ジャン=バッティスタ TO:おやじ |
いつも通り、予約席確保しておいてくれたよな、おやじ?今回は樽酒持ってこなくてもいいぜー。 |
■カナル TO:おやじ |
7番テーブルだな。それじゃ、おやじさん、イスカが来たらよろしく。 |
銀の網亭・幸せの木(リグ参上) |
カナルがカウンターを冷やかしたあとにテーブルへ向かおうとしたとき、神官戦士のリグがやってきた。
■リグ TO:おやじ |
おやじさん、たっだいま〜♪相変わらず大盛況だね。 とりあえず、いつものミルクティーちょうだいね。 そうだ、そろそろイスカ姉ちゃんが戻ってくる頃なんだけど見なかった? カナル兄ちゃん達も来てるはずなんだけど何処にいるのかなぁ。 |
■おやじ TO:リグ |
ああ、お帰り。ミルクティだな。リグがそういうと思って、用意してあるよ。 イスカはまだ見てないな。カナル達なら、あっち(7番)のテーブルにいるよ。 |
■リグ TO:おやじ |
ここのミルクティーを飲むと帰ってきたぁ〜って感じがしてホッとするんだよね。 どこ?あっ、いたいた。じゃあ、ちょっと行ってくるね。 |
というわけで、カナルとバティのいるところに向かうリグ
■リグ TO:カナル |
(行く手を阻むようにあらわれて) あっ、カナル兄ちゃんとバティ兄ちゃん見〜つけた。 まだ、イスカ姉ちゃんは来て無いみたいだね。 いつもの7番テーブルで待ってるなら、わたしはここでもうちょっと待ってるね。 |
■カナル TO:リグ |
よう、リグ。また頼むな。それじゃ、俺は先にテーブルに行っているよ。 |
■リグ TO:カナル |
は〜い、私も後から行くね。(しばし待つ、ふとカウンターを見るとイスカがテーブルの方へ移動するのが見えた。)あれ、イスカ姉ちゃんだ。そっか、もうテーブルへ移動するんだ。それならちょっと脅かしちゃおっと。(イタズラ顔を浮かべて7番テーブルに移動します。) |
ところ変わって、こちらは七番テーブル。
以下のような予約札がおいてありました。「こちらは悪名高いDREAMWEAVER様によって予約されております。
(「熱烈歓迎イスカ隊長」?こんなメモはなかったことにしましょう……捨て捨て)
■カナル |
…バティのせいで、変な噂がたってるのか?(カードを弄びながら、酒場を眺めています) |
銀の網亭・幸せの木(ティトル&スレイ来襲) |
話は再びカウンターに戻ります。
■ティトル TO:おやじ |
おやじさぁん〜ただいまですぅ〜相変わらず人がいっぱいですねぇ……。 あ、そうだ!イスカさん見なかったですか? 多分きっと帰ってきてるはずなんですよぉ〜また一緒に旅に出るんです。 それと…バティさんの予約って入ってますか?? (きゅ〜くるり♪<お腹がなったらしい) はっ(^^;と、とりあえずトリさん下さい〜。 |
■おやじ TO:ティトル |
ん〜、今日は揃ってイスカイスカだな。まだ来てないよ。 ああ、7番テーブルで予約取ってるよ。
はは、じゃあ… |
■ティトル TO:おやじ |
ありがとうです〜ん じゃぁテーブルいってますね〜イスカさんかきたら教えてあげてください☆ |
と、ティトルがカウンターを離れようとしたところでスレイが現れる。
■スレイ TO:おやじ |
(寝ぼけたエルフが2階から降りてくる) ふわぁ〜(>_<)おはようございます、マスター。 …相変わらずの人ですねぇ。昨日は遅くまで起きていたせいか、まだ眠いですよ。 え?あぁ、前回の冒険で分かったことなどをまとめていたんです。 夜更かしして寝坊するなんて、わたしも人間の生活に染まったものですね…(苦笑 あ、あそこティトルがいますね。じゃ、マスター(^^)/ |
とことことティトルに近づくスレイ。
■スレイ TO:ティトル |
おはよう、ティトル(^^) ティトルはいつもトリさんですね〜。 (飽きたりはしないんですかねぇ…?) ま、ここのトリは美味しいですからね。 そうだ、わたしはそこら辺を見てきますよ。 これだけ人がいるのも久しぶりですし、絶好の観察日和なものでっ♪でわ〜♪♪(すったかた〜) |
■ティトル TO:スレイ |
(と席を立とうとして、スレイに会う) あっ、おはようございます〜(^-^) トリさんは美味しいですもん! はぁい♪皆は7テーブルだそうなんで、私そっちで待ってますねぇ〜 |
ティトルも7番テーブルに移動しました。と言うわけで、場面は7番テーブルへ………。
■ティトル TO:カナル |
じゃかじゃ〜ん!カナルさんめっけ!ほい、トリさんですぅ〜(とトレイをテーブルに置いて)そういえば、さっきスレイさんに会いましたよ☆ |
■カナル TO:ティトル |
お、美味そうだな。他にも、リグとバティが居たぞ。あとは、イスカ待ちだな。 |
銀の網亭・幸せの木(イスカ見参) |
■イスカ |
・・ここには、いつも私の一番好きなものがある。錆と油がしみついた鋼の、独特な匂い・・小さなグラスランナーたちの笑い声・・素晴らしい冒険の始まりを約束してくれる依頼書の張り紙・・それに、自由。 自由、胸が詰まるほどの自由にあふれたこの空気と喧騒・・そして、ずっと会いたくて仕方のなかった人たち・・。大きな鳥の脚にかぶりつくティトルや、きょろきょろと物珍しそうに耳を立てているスレイや、そんな皆の姿。 ・・見渡せば、ほらね。・・やっと戻ってきたよ、第二の我が家「銀の網」亭に。 |
■おやじ TO:イスカ |
お、イスカじゃないか。お帰り、久しぶりだな。みんな、イスカが帰ってくるって言うんでお待ちかねだよ。ほら(と7番テーブルを示す) |
■イスカ TO:おやじ |
ありがとう。じゃあ、白葡萄酒をもらおうかな。 |
白ワインを片手にイスカも7番テーブルに移動しました。
■イスカ TO:ALL |
うーん、おいしそうな匂い。ティトル、ひとつもらってもいいかな? やあ、ひさしぶりだね。みんな変わらず元気みたいで、嬉しいよ。 私にとっても皆にとっても、この日々の間にいろいろあっただろうけど、私の帰ってくる場所が・・ないなんてこと、言わないよね? |
■リグ TO:イスカ |
(後ろからイスカにそ〜と近寄って、ガバッと抱きつく) イスカ姉ちゃんおっかっえり〜♪元気そうでなによりだね。 |
■スレイ TO:イスカ |
(激烈奮戦観察旅行から帰還です〜。 そして視界内に、背の低い女の子に襲われている(?) 半妖精の麗人を発見〜☆) おぉ、あれに見ゆるは……ヽ(゜▽ ゜)ノ (▽ ゜ノ) ヽ( )ノ(ヽ゜▽ ) (抱き着かれているイスカの横から) お久しぶりです、イスカ。あれ?しばらく見ないうちに、また綺麗になったんじゃないですか? |
↑(どこかでお世辞(?)を覚えてきた(ぉ))
何はともあれ、DWのメンバーは再びそろったのである。
■カナル TO:イスカ |
遅いぞ(笑) イスカこそ、帰ってくるのを忘れてるかのと思ったよ。 何はともあれ、これで揃ったな。おやじに部屋を貸して貰ってこよう。 |
個室を借りるためにカウンターに向かうカナル。
■カナル TO:おやじ |
おやじさん、個室を頼むよ。いつも通りのメンツだ。 |
■おやじ TO:カナル |
おう、いつものメンバーだな? ほら、鍵だ。良い依頼が受けられるようにな。 |
と言うわけで、個室に向かうDWの一同。
彼等の向かう先は天国か地獄か………。
どっちも変わらなかったりして(笑)