メイド室 | しなりお #40 |
鏡は斜めにひび割れて |
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■ メイド室 |
フェリムークに、2階のかつてメイド達が使っていた部屋へと案内される。
フェリムークは案内し終わると、食事の用意があるからとどこかへと行ってしまう。少し広めの部屋には、ベッドが4つほど並んでいるだけでがらんとしていて少し寂しい気がする。
■ フェリオ To:リュセラ |
じゃ、邪魔者も消えたとこで……よろしゅ。 |
■ リュセラ To:フェリオ |
うん。 あのおばさんの言う事を信じるなら、半年前にローズはここを立ち去ったらしいけど……。 |
■ヴェアリアス To:リュセラ&デイジー |
わたしも手伝うわ。 デイジーちゃん、なにか見覚えのあるものがあったら言ってね。 |
ベッドの傍らに手のひらに乗るぐらいの大きさの小物入れのような木の箱が落ちています。
■ヴェアリアス |
えーと……あ、あれ何? |
下ばかり見て歩いてます。ごそごそ。
■ヴェアリアス To:リュセラ |
ぃたぁい (/_;)……でも、…何かしら…これ?ローズさんの忘れ物? |
■ リュセラ To:ヴェアリアス |
どうかな? 小物入れみたいだけど、他の人の物かも。 |
ヴェアが箱を開けようとするのを見て、何となく1歩下がる。
■ リュセラ To:デイジー |
見覚えない? |
ヴェアが箱を開ける前に、ひょっこり入り口から顔を覗かせます。
■ アルト To: ALL |
……あ、いたいた(^^) みんな、お疲れさん。 |
■ リュセラ To:アルト |
今、ちょうどいい所。 箱が置き忘れてあったんだけど……。 |
ヴェアの持つ箱を指差す。
■ アルト To:リュセラ |
ハコ? |
アルトの後ろからひょっこり顔を出す
■ ジーク To:ALL |
おや?何か見つかったんですか? |
■ヴェアリアス To:ALL |
うん、ベッドの横にあったんだけど… |
■ アルト To:ヴェアリアス |
へぇ…誰の物だろうね? 開けてみなよ、ヴェア。 |
■ヴェアリアス To:アルト |
うん♪ |
笑顔で見守ります。でもって、ヴェアが開けようとしたら、
■ アルト To:誰にともなく |
そういえば……。 以前に聞いたどこかの国の話の中で、『タマテーバコ』とかいう呪いのアイテムの話があったっけねぇ…。 何でもそれは小箱の形をしていて、開けると恐ろしい呪煙の力によって開封者は一気に年寄りになってしまうとかなんとか…。 |
■ヴェアリアス To:アルト |
えー、まさか(^-^) |
言いつつ、じりじりと後ずさり(ぉ
■ アルト To:ヴェアリアス |
………気を付けるんだよ、ヴェア(^^) |
にこにこにこ。やや離れた位置から、再びヴェアを笑顔で見守ります(ぉ
端で聞いていたジークも何気にじりじり下がるこれ以上歳を取ってなるものか(笑)
■フェリオ |
エルフも年寄りになるのかなぁ……? |
何気にじぃぃっと観察。
■ヴェアリアス |
…………… まあ、開けてみよ。 |
ちょっとドキドキ。
ヴェアリアスが手に取った小箱をそっと開けると、もの悲しいメロディが流れてくる。
■ヴェアリアス |
きゃっ……… オルゴール……? |
そして、1枚の紙が箱から落ちる。
その紙にはデイジーにそっくりの少女の姿が描かれていた。
そしてその裏には「最愛の妹」と書かれている。
■デイジー |
あ・・・ |
落ちてきた紙を拾い上げ、じっと見つめる。
■デイジー To:ヴェアリアス |
あの・・その箱を・・・ |
■ヴェアリアス To:デイジー |
あ、はい;'-')/ |
箱を受け取ると、両手で包み込むように持ってそっと胸に抱く。
■デイジー |
お姉ちゃん・・・・ |
閉じられた目から、涙が静かに流れ落ちる。
■ヴェアリアス |
プレゼント…だったんだ…… デイジーちゃんのために…デイジーちゃんの誕生日に帰る予定だった…… |
■ヴェアリアス |
…………はずなのに…………? |
少ししてからデイジーを軽く抱きます。
■ヴェアリアス To:デイジー |
お誕生日…おめでとう…… |
デイジーの頭を何度か撫でまふ
■フェリオ |
………………。 |
さらにリュセラのところに移動して耳打ち(ぉ
■ジーク To:リュセラ |
オランに帰るのだったなら・・・・このオルゴールを置いていくことはありませんね(-~- ということは・・・・・・領主さんは何かを隠していそうですねぇ。 |
暫しの間、デイジーとヴェアを静かに見守った後。
■ アルト To:ALL |
…さ、ひとまず一旦引き上げようか(^^) |
デイジーの背中を、ぽんぽんと優しく叩きまふ。
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