SW-PBeM Scenario #31
かなしみのおやこ
第7章 森の奥には何がある?

西ヘ東ヘ

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村長宅


 朝。さわやかに小鳥が鳴いている。
 冒険者の泊まった部屋にはそれぞれ2人部屋にはシンディ、4人部屋にはミトラが起こしに行った。
■ ミトラ To:ALL
 おはよぉ〜〜〜〜〜〜
 おにぃちゃん達ぃ朝だよぉ〜〜♪おきよぉよぉ〜♪

 ミトラは朝からとても元気だ
■ オジイ To:ミトラ
 んんんん、おはよ……。

■ ヘルムンス To:ミトラ
 ん、ふぁぁ・・・朝ですか。おはようございます。
 つっ。まだちょっと脚の筋肉が張ってるなぁ。(^^;

■ アフル 
 え…(ムクッ)ん…(バタッ)Zzz…

 ヘスは流石に昨日の疲れが残っているのか、身体のあちこちの筋肉が悲鳴をあげている。
 その点、若いアフルはというと‥‥いつもど〜り寝ぼすけなのであった‥‥
■ ミトラ To:アフル
 アフルにぃちゃ〜〜〜☆おねぼぉさんの朝ご飯はねぇ、カエルのスープだってよぉ♪
 一発で目が覚めるっておねぇちゃんが言ってたもん♪

 いぢわるなのか、はたまた無邪気なだけなのか。
 ミトラはそういいつつアフルを起こしにかかった。
■ アフル To:ミトラ
 カエルのスープ?……美味しいんでしょ…だったらいいや…
 Zzz… 

■ ミトラ To:ALL
 ??アフルにぃちゃ‥‥朝からお腹いっぱい食べるんだ♪
 んじゃ、シンディおねぇちゃんに1品増やしてもらいにいくねぇ〜☆

 あ、アフルにぃちゃ起こすのたぁ〜っち☆
 ボク、おねぇちゃんに行って来るねぇ〜〜☆

 とミトラは元気よく階下へ降りていった。
 ‥‥
 本当にアフルの朝食にはカエルのスープが出るのだろうか?


 一方、シンディは‥‥というと
■ シンディ To:ノエル&ソフィティア
(静かにノックして)
 おはようございます。朝食の支度ができましたよ‥‥

 ミトラと対象的とも言えるぐらい静かである(^^;;;
■ソフィティア To:独り言
 ん、んん♪

 どうもまだ夢の世界で楽しんでいるらしい。
■ ノエル To:シンディ
 おはようございます。
 すぐにいきますね。

 相変わらず静かな物腰のシンディを見て、彼女にはきっとアフルとソフィーの寝ぼすけコンビをたたき起こすなどできそうにないな〜‥‥と思わず考えてしまう(^^;

 そしておもむろにソフィーのベッドに近づくと・・・ぶぁさぁっ

 あはれ、眠り姫様は幸せの布団を取られてしまった‥‥‥(笑)
■ソフィティア To:ノエル
 わかったわよぉ、起きれば良いんでしょぅ、起きれば(;_;)

 モゾモゾと起き出した。いい加減パターンになってるような(^^;


 冒険者達が皆テーブルにつくと、シンディとミトラがテキパキと食事をテーブルに並べる。
 朝のメニューは簡単に野菜のスープと焼きたてのパン、そして川魚を焼いたものだ。
■ シンディ To:ALL
 おかわりは一杯ありますから、たくさん食べてくださいね(^^)

■ オジイ To:シンディ
 あ……ありがとうございます。おいしそうですね。
 いただきます。

■ソフィティア To:シンディ他村長宅の人
 じゃ、いただきまぁ〜す(^o^)

■アトール To:all
 じゃ、俺もいただきます。

■ ヘルムンス To:シンディ
 では、わたしも失礼して。
 ・・・これはなかなか美味しいじゃないですか。

■ シンディ To:ヘルムンス
 ありがとうございます(^^)(にっこり)

■ ミトラ To:シンディ
 あ、おねぇちゃん♪お願いしていたスープできたぁ?

■ シンディ To:ミトラ
 えぇ、一応作ったけど‥‥朝からあのスープはちょっと刺激が強いんじゃないの?

■ ミトラ To:シンディ
 ううん。アフルにぃちゃが飲みたいっていってたし♪出してあげてよ(^^)

 とミトラの笑みの後に‥‥アフルの前にちょっと赤いスープが運ばれた。
■ ミトラ To:アフル
 アフルにぃちゃ♪朝眠いのもこれ飲めばばっちり目が覚めるよぉ(^^)/

 一見、普通のスープである。具も‥‥細かく賽の目に切られているので、一見には何の肉かも分からない。
 ただ、赤い。
■ アフル To:ミトラ
 え…、これがカエルのスープ…?
 でも、これなら、肉も原型をとどめてないし、まだ食べやすいかな…
 でも、ほんとに出てくるとは思わなかった…(^^;;

■アトール To:アフル
 アフルだけの特製料理みたいだから、残さず一気に飲み干さないと失礼だぞ(笑)

■ ミトラ To:アフル
 うん♪ピリってして美味しいから、全部飲んでね(^^)/

 ミトラはニコニコとわらっている。
 ベクトも止めないところをみると、本当に普通のスープらしい。
■ アフル To:ミトラ
 うん、それじゃあ…

 と、意を決して少し口にする…
■ アフル To:ミトラ
 ……っ、辛いけど確かに美味しいよ。
 これで、カエルの肉ってわかってなかったら何のためらいもなく食べれるんだけどなぁ(笑)

■ シンディ To:アフル
(くすっと笑って)
 ね、美味しいでしょう?あ、他の方もいかがです?

 と、にこやかに笑うシンディ。
■ ノエル To:シンディ
 ごちそうさま。とてもおいしかったわ。
 そのスープ、私は遠慮させてもらいますね。もう朝からいっぱい食べちゃったし。

 と、ノエルは丁寧に‥‥かつきっぱりとシンディからの申し出を断るのだった‥‥‥
 ‥‥きっと、辛いのが苦手に違いない。
 うん。
 そういう事にしておこう。(逃げ)
■ソフィティア To:シンディ
 そ、それじゃぁ、わたしが貰ってみようかな(ドキドキ)

 「美味しい」らしいがカエルという事で、ちょっとドキドキしているようだ(^^;
■ シンディ To:ソフィティア
 えぇ、ではもってきますね(^^)

 そう言うと、シンディはソフィティアのためにももう一杯スープを持ってきた。
 あたりに香辛料の良い香りが漂う。


■ ノエル To:シンディ
 ところで一つお願いがあるのですけど。
 今日はずっと森の中にいることになりそうなので、お弁当用意していただけませんか?たぶん一度村に戻る時間はないと思うんです。

 ずうずうしいお願いをしているようで気が引けるのか、ノエルはもともと小柄な体をさらに小さくしている。
■ シンディ To:ノエル
 お弁当ですか?
 ん〜〜今から作ると、ほんと簡単なモノしか準備できませんけど、それでもよろしいかしら?

 急に言われて、ちょっと困惑気味のシンディ。
 内心今ある食料と、簡単なお弁当を頭の中で反芻している。
■ ノエル To:シンディ
 あぁ、簡単なもので十分です。あまり豪華すぎると、食べ過ぎて眠くなっちゃっても困りますし(^^;

 冒険者が食事をしているかたわら、ベクトは羊皮紙に地図を書いていた。
■ ベクト To:ALL
 ほれ、これがホズとティールの家じゃよ。
 そろそろいかんと、森に仕事しにいくかもしれないぞ?

 地図から見ると、村の外れの方に家があるらしい。
■ソフィティア To:ALL
 ホズさん達に会った時、この地図に罠の場所とか書いてもらえるとよさそうね。

■ ベクト To:ソフィティア
 そうじゃな。狩人の仕掛ける罠は、お主ら冒険者が使う罠とはまた違うものかもしれんしな。
 野外活動が得意な者がホズに直接聞くとええじゃろう。

■ ミトラ To:ベクト
 ホズさん家?ならボクが案内するよ♪
 ねねね、じぃちゃん、いいでしょう?

■ べクト To:ミトラ
 だめじゃ!
 おまえは約束を破って一人で村を出て行ったから、しばらく罰として家にいなさい。

■ ミトラ To:ベクト
 え〜〜〜!!!
 だって、ボクが頼んで連れて来たんだよ?どうして手伝っちゃいけないの??

■ ベクト To:ミトラ
 どうしてもじゃ。
 そもそもこれからは「冒険者」の仕事じゃろう?仕事を邪魔しちゃいかんしな。
 ホズ達の家にしたって、わしがちゃんと地図で書いて教えたから‥‥おまえが案内しなくとも大丈夫じゃろう

■ オジイ To:ミトラ
 うん、おじいさんの言うとおりだよ。
 あとは、自分たちに任せてね。

 ミトラは大分不満そうではあったが、シンディに小声で諭され‥‥仕方なくうなずいた
■ソフィティア To:ミトラ
 森の中も安全って訳じゃないみたいだし、。人を守りながら闘うのって……すごく大変な事なの。ミトラ君の気持ちは十分わかるけど、村にいてくれたほうが私達も安心して事件に専念できるのよ。

 前回の依頼の事が脳裏をよぎっているようだ。
■ ミトラ To:ソフィティア
 う〜ん‥‥‥

 ミトラはオランに行く途中に他の冒険者に助けられた事を思い出した。
 あのとき自分は何ができたのか?ただのお荷物ではなかったか?
 少年は、ぐぐぐっと行きたいのを‥‥こらえている。
■ソフィティア To:ミトラ
(みんなに聞こえないようにミトラの耳元で)
 それにほら、おじいさんだって物凄く心配してたんだぞぉ。少しは安心させてあげなさい(^^)

■ ミトラ To:ソフィティア
 じぃちゃが??
 ‥‥‥う〜ん、考えられないや‥‥

■ ヘルムンス To:シンディ
 そうそうシンディさん、本日はずっと家にいらっしゃるんですか?
 私達が森から帰ってもし時間が空いていれば、いくつか聞きたいことがあるのですが。

■ シンディ To:ヘルムンス
 ええ、事が事ですので‥‥家にずっといると思いますわ。
 どうしても家から出なければならない用事は‥‥申し訳ないのですけれどもおじい様に代わりにしていただいているから‥‥

 冒険者達が村長宅を出て、狩人の家へ向かう途中‥‥幾人かの村人とすれ違った。
 朝早くから仕事らしい。
■ ノエル To:お仕事にいく人たち
 おはようございます♪

■ 村人 To:ノエル
 おぉおはよう。
 お前さん達じゃな?村長さんとこのミトラ坊が連れてきた「ゆうしゃさま」っていうのは。
 まぁ、がんばってくだされや‥‥

 ちょいと頭を下げてから冒険者の脇を通っていく村人。
 昨日ほどの視線は感じられない。村長が村人に言ったのだろうか?
■アトール To:all
 村長のおかげか、昨日とは違って話しやすそうな雰囲気だな。

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