囚われの異邦人
このページでは新しい投稿が下に表示されます。

第4章〜その1〜
リーラ(前編)

這々の体で逃げ出したliveliers。何とか無事逃げることができました。
リーラ邸は、ちょっとこじんまりとした町医者の診察所と言った感じです。

☆From:ミルマ
こ、今度こそ…
ホントにホントのリーラ先生のおうち…だよね?

☆From:レンシオ To:中の人
ふぅ…逃げきれた…

(扉をノックしつつ)
すいません、リーラ医師はご在宅でしょうか?ぜひ見て欲しい患者が いるのですが、見ていただけないでしょうか?

☆From:リーラ To:レンシオ
はい。どうぞ、中の方へ・・・。
で、患者さんは・・・どちらさま?

☆From:シーアン To:フィービー
 良かったな、今度は大丈夫そうだぜ。
ほら、先生に看てもらえよ(^^)。

☆From:レンシオ To:リーラ
えっとですね…
(押し出されたフィービーを指して)
あ、そこにいる女性です。

☆From:リーラ To:フィービー
あら?確かこの娘は・・・・。
あなた、確か未知の病を患ってるとか言われなかった?

☆From:フィービー To:リーラ
は・・・はい・・・・

☆From:リーラ To:フィービー
そうよね。そうだわよね。
安心なさい。私が絶対に治してあげるから。
さ、ここに座って・・・・
はい、あーんして・・・

リーラは目を輝かせながら、フィービーの診察を始めます。

☆From:リーラ To:ALL
なぁんだ。ただの風邪だわ。
がっかりね・・・・
お薬を出しておきますから、しばらく安静にしてなさい。
そしたら、治るから。

それにしても誰よ、未知の病なんて診断したのは。

☆From:ミルマ
よかった〜(涙目)
まともなせんせいだ〜

☆From:ヘルムンス To:リーラ&ALL
・・・ふぅ、やはりレンシオさんの見立ては正しかったのですね。
とりあえず、よかったよかった。

☆From:レンシオ To:リーラ
そうですよね、風邪に見えますよね?
いやぁ、よかったよかった。

実は、彼女を未知の病と診断したのはアルジャーノン医師でして…
それで彼女は隔離されることになったんです。
とりあえず、彼女を連れだしたんですけど、自警団に追われる羽目になりまして…。
とりあえず、信用ありそうな医師を捜して、彼女をぬれぎぬをはらして、手配をとい てもらおうと思ったんですけど…お願いできないでしょうか?

☆From:リーラ To:レンシオ
えぇ、いいわよ。
ただの風邪で手配されたんじゃ、たまらないでしょうから。
自警団には私から言っておくわ。

☆From:ダーナ To:(独り言)&みんな
ただの風邪?...やっぱりかアルジャーノンめ。
ふぅ。しかし、これでひと安心だな...。

さて、みんなこれからどうしようか?
ザドクを探すか?街を脱出するか?それとも、人身売買の件を調べるか?
自警団とも完全に事を構えてしまった事だしな。

☆From:リーラ To:ダーナ
アルジャーノン?今、アルジャーノンって言わなかった?
また、あの馬鹿がやったのね。
まったく・・・あれでも医者だって言うから、お笑いだわ。
1年前だって・・・ただの風邪の患者を誤診して死なせておいて・・・

☆From:シーアン To:リーラ
ちょっと待った!
なんだって?
1年前の事知ってたら詳しく教えてくれ。

☆From:リーラ To:シーアン
え?1年前のこと?いいわよ。
まずは何から・・・そうね・・・
民間療法で風邪に薬効のある木の実があるのよ。
でも、その木の実は特殊でね。服用すると唾液や胃の内容物を赤く染め てしまうのよ。
それがすごく血の色に似ててね。
1年前、風邪をひいたある男性が、その木の実を服用して、で気分が悪 くなって嘔吐したのよ。
それを見たアルジャーノンは何を勘違いしたか、未知の病だって言い出 してね、その男性を隔離・監禁したのよ。
で、治療らしい治療もほとんどせず、環境の悪い場所にほったらかしに して、治るはずの風邪で死なせてしまったのよ。
思い出すだけでも腹が立つわ。
今度という今度は、きっちり言い聞かせてやらないと!

全員でアルジャーノン邸まで向かっていると・・・
☆From:自警団員 To:ALL
あ!貴様ら!
今度という今度は、観念してもらうぞ!

☆From:リーラ To:自警団員
馬鹿が来たわね・・馬鹿が・・・ ちょっと、あなた達。
何か用なの?

☆From:自警団員 To:リーラ
あ、これは・・・リーラ先生。
先生もご存じでしょう?その少女は未知の病を患っている、危険な少女 なのです。
そして、そこの冒険者は、愚かにも我々に喧嘩を売ってきた者どもです。
さ、怪我をするといけませんので、先生は下がっていてください。

☆From:リーラ To:自警団員
ふぅ、いいこと?
この少女は未知の病でもなんでもないの。ただの風邪よ、風邪
そして、そこの冒険者たちは、その疑いを晴らすべく立ち上がった正義 漢なの。
馬鹿なこと言ってないで、そこをのいてくれないかしら?
急いでるのよ。

☆From:自警団員 To:リーラ
あ、いや、しかし・・・・(たじっ)
その少女の病は、アルジャーノン先生が診断されておりまして・・・

☆From:リーラ To:自警団員
アルジャーノン先生?あんなやつに、先生なんて敬称付けてやる必要な いわ。
もう一度言いますけど、この娘は風邪なのよ。
それとも何?この私の言うことが信用できないとでも言うの?

そう言うと、リーラは魔法を唱える仕草をします。
#精霊魔法5LV!!

☆From:自警団員 To:リーラ
あ、ちょ・・・ちょっと待ってください。(汗)
少女についてはわかりました。
しかし、そこの冒険者は我々のメンツを・・・・

☆From:リーラ To:自警団員
何?メンツがどうしたって?
そんなくだらないこと言ってる暇があったら、神隠しの事件を解決した らどうなの?

☆From:自警団員 To:その他の自警団員
うぐっ・・・・ちっ。
退くぞ。

と言って、自警団員は去っていきます。
☆From:リーラ To:ALL
とんだ邪魔が入ったわね。
さ、行きましょうか。

☆From:ミルマ
… かっこい〜

☆From:ダーナ To:みんな
あ、ありがとうございます。(^^;
そ、そうですね、行きましょうか。

☆From:ジル To:独り言
ワ、ワシらのさっきの苦労は一体‥‥‥‥?

☆From:ヘルムンス To:ジル
はっきりいって、能力不足ってことですね。
・・・といいたいところですが、自警団だって自分の街のそれなりに 信頼されている住民と事を起こすことはできないでしょう。

かっこいいぞ!リーラ。
しかし、今までの苦労はいったい・・・(^^;)
liveliersの冒険はまだまだ続く。

第4章その1〜fin〜


メインページへ戻る | シナリオリストへ戻る | 目次に戻る


連絡先:ぐんそ
E-MAIL to masashi@po.synapse.ne.jp