囚われの異邦人
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第3章その4
続・病院へ行こう

すがすがしい朝。フィービーの風邪の進行判定も、可もなく不可もなく。

☆From:ジル To:メンバー
(朝日が建物の隙間から差し込んでジルの目を覚ます‥‥‥)
むぅ。もう朝か‥‥‥‥。
今日はいい天気のようじゃの。
この朝と同じようにすがすがしく依頼を終えたいものじゃな‥‥‥

みんな、朝じゃぞ。そろそろ行くとするかの。

そして昨日と同じ組分けで、再び情報収集です。
レンシオ・ジル・ヘルムンスの3人は昨日と同じく、ザドクの捜索です。

☆From:レンシオ To:ジル、ヘルムンス
そうですねぇ、早速行きましょうか。
下水施設と詰め所あとは行かなくて良いですよね?
今日は再び広場からで調べましょうか?

☆From:レンシオ To:辺りの人
ちょっとすいません、こういう人を見かけませんでしたか?
(と言いつつ、ザドクの似顔絵を見せる)

☆From:ジョギング親父 To:レンシオ
あ、おはようございます。いい天気ですな。
この男ですか?
いや、知りませんなぁ。

☆From:レンシオ To:ジル、ヘルムンス
…そうですか。でも、ありがとうございました。

さて、じゃあ、次はどこに行きましょうか?
旧詰め所と下水施設は避けるとして…
やっぱり情報収集の基本は酒場から、ですかねぇ。

☆From:ジル To:レンシオ
うむ。冒険者の基本じゃな。(^^;)
街からでたかどうかわからん以上、足で情報を稼ぐしかあるまいな。

そして、酒場(南側)へ移動。

☆From:マスター To:レンシオ
うん?この男かい?
そう言えば昨日は1日中いたのに、今日は顔を見てないなぁ。
まぁ、オランから来たって言ってたから帰ったのかな。

☆From:レンシオ To:マスター
え?昨日一日中いたんですか?
どんなことを話していたか、何をしていたか。覚えていたら教えて貰えませんか?

☆From:マスター To:レンシオ
いや、出身はどこだとか、他愛のない世間話さ。
それ以外は、特になかったなぁ。

そして次は宿屋に移動。

☆From:宿屋の主人 To:レンシオ・ヘルムンス・ジル
いや、知らないねぇ。

☆From:ヘルムンス To:宿屋の主人
そうですか・・・一応念のため、宿帳を見せてくれませんか?
約束では、昨日この街で落ち合う約束だったのですが・・・

☆From:宿屋の主人 To:ヘルムンス
あ、はいはい。えっと・・・・これですね。
どうぞ。

宿帳を見せてもらいますが、ザドクの名前は見あたりません。

そして、酒場(北側)へ

☆From:レンシオ To:マスター
すいませんが、宿帳で名前の確認させてもらえませんか?
昨日その人と落ち合う約束していたんですけど、現れなくて…

☆From:マスター To:レンシオ
いや、泊まり客にこんな男はいなかったな。
ん?宿帳かい?
ほれ、これがそうだよ。

ここの宿帳にもザドクの名前は見あたりません。

☆From:レンシオ To:マスター、ジル&ヘルムンス
…どうもすいませんでした。

次はどこに行きましょうか?
今度こそ、旧詰め所に向かってみますか?
それとも、下水施設にしましょうか?

☆From:ジル To:レンシオ、ヘルムンス
ワシとしては、詰め所の方も気になるが、、、
さすがに、いまさらあそこに張っていても、ワシらには落ちあえん事はわかって おるじゃろうから、下水施設にいるとは思えんのじゃがのう。
もしかしたら、詰め所の方の様子を探っていたりするかもしれん。そっちの方に 行ってみんか?

☆From:ジレンシオ To:ジル、ヘルムンス
そうですね、むしろそっちの方が良いかもしれませんね。
ただ問題は、自警団に目を付けられないかと言うことと人通りの少なさですけど・・ ・
でも今のところ探していないのはそこら辺ですからね、言ってみましょうか。

そして、旧詰め所に移動。

自警団員がうろうろしてる以外には、人通りは全くありません。

☆From:レンシオ To:ジル、ヘルムンス
結局見つかりませんでしたねぇ。
あまりうろうろしていても、自警団に怪しまれるからいったんかえりましょう。

☆From:レンシオ To:ジル、ヘルムンス
そうですね、こんなところに長居は無用でしょう。
他にもうめぼしい場所はないですしね。

ダーナ・シーアン・ミルマの3人も昨日に引き続き、医者探しです。
昨日聞いた住所を頼りにリーラの病院に行ってみましたが・・・住所が間違っていたらしく全く関係ないところについてしまいました。

☆From:ダーナ To:独り言&ミルマちゃん&リフォード君
なに?何処だここは?リーラ先生は?

宿屋のおやじ..住所間違いやがったな...。

ふむ、この辺でとりあえずリーラ先生の居所を聞込みしようか。

そして、しばらく聞き込みをしていると・・・・

☆From:ダーナ To:通りすがりのおばちゃん
済みませんが、ちょっとお尋ねします。 この街にリーラ先生というお医者様が居られると聞きましたが、 住所をご存知有りませんか? 連れが風邪を拗らせてしまいましたので..。

☆From:通りすがりのおばちゃん To:ダーナ
リーラ先生の診察所かい?
それだったら・・・・(住所を教える・・どうも旧市街の方らしい)

☆From:ダーナ To:通りすがりのおばちゃん
旧市街の...(住所をメモする。)..っと。 どうも、有り難うございました。

そして、移動。しかし、またしても住所が違うらしくたどり着けませんでした。

☆From:ミルマ To:ALL
どこ?ここ。
リーラ先生のうちは一体どこなのよぅ。も〜、ミルマ疲れたぁ。

☆From:ダーナ To:ミルマちゃん
ミルマちゃん疲れたか?
まだまだ、このくらい朝の散歩のうちじゃないか。
さて次、探しに行こう!

済みませーん...(そこら辺の人に声を掛ける。)

☆From:通りすがりのおじちゃん To:ダーナ
ん〜リーラ先生の診療所?
聞いたことないねぇ。

☆From:シーアン To:ALL
・・・・・・(絶句)。

くそったれ!
もう、やめだ、やめだ、リーラなんざ!

こうなったら、ヤブでもなんでもアルジャーノンとこ行くぜ!!
もう1回診察させて、風邪の治療してもらおうぜ。
わざと変な診断すんなら、ぶったぎるまでだ!

☆From:ダーナ To:リフォード君
ふむ、仕方ないな。
私としてはリーラの所に行きたかったのだがな...。

だが、リフォード君。
アルジャーノンの所に行ってもその調子は止めてくれ。
余計な騒ぎはこの少女まで危険に晒す事になるぞ。
さて、それじゃ行こうか。

☆From:ミルマ To:ダーナ
そうしよか、ダーナの旦那ぁ。 とにかく、ヤバイとはいえアルジャーノン先生も賢者なんだし、 ひょっとしたらいいヒトかもしれないしぃ〜。 こんだけ聞いても見つからないなら、とりあえずアルジャーノン先生の 住所を聞いて行くだけ行ってみようか…

そして、付近の人にアルジャーノン邸の場所を聞くミルマ。
え?何で聞くのかって?昨日神官に聞いた住所と一致するか確かめてるんですよ。
ミルマちゃん、賢い。

☆From:ミルマ To:通りすがりの人
あのぉ〜、アルジャーノン先生ってどこに行けば会えるか、 ご存知でしたら教えて欲しいの〜

☆From:通りすがりの人 To:ミルマ
アルジャーノン先生の研究所ですか?
それでしたら・・・・(住所を教える。神官が教えてくれた住所と一致する)

どうやら、昨日神官に聞いた住所と一致するようです。
では、アルジャーノン邸へ移動。

そしてアルジャーノン邸へ。
さすがは高名な(?)賢者と言ったところでしょうか。新市街の一等 地になかなか立派な居をかまえています
研究所と診療所もかねているようで、結構大きな建物です。

☆From:ミルマ To:ダーナ、シーアン、フィービー
おわ〜、リッパなおうちだねぇ…
最初に行った神殿に近いみたい。 だからあの司祭さんはここを勧めてくれたのかな…?
じゃあ、行ってみよう〜

そして、ミルマちゃんは周りの安全を確認します。
特に危険に感じるようなことはないようです。

☆From:ダーナ To:リフォード君&ミルマちゃん
ふむ、立派な家だな。
さて、診療してもらうとしようか。

− 玄関の前に立ち。

アルジャーノン先生は居られますか!

☆From:メイド To:ダーナ
あ、はいはい。
旦那様はご在宅です。
どのようなご用事でしょうか?

☆From:ミルマ To:メイドさん
お病気の人を診て欲しいの〜。 風邪なんだけど、拗らせちゃってて…
賢者のアルジャーノン先生なら、すぐに治せると思うの〜

☆From:メイド To:ミルマ
あ、それでしたらしばらくお待ちください。

と言って、メイドは中へと戻ります。そしてしばらくして・・・

☆From:メイド To:ミルマ・ダーナ・シーアン
お待たせしました。ご案内いたします。
どうぞこちらへ・・・

外見に劣らず、中も立派な作りのようです。
そうこうしているうちに、とある部屋へ案内されます。

☆From:メイド
(ドアをノックして) 旦那様、患者様をお連れいたしました。

☆From:アルジャーノン To:ミルマ・ダーナ・シーアン・フィービー
うむ。
で・・・風邪を引いているのはどちらかな?

中で待っていたのは、いかにもプライドが高そうな中年の男性です。

☆From:ミルマ To:アルジャーノン
先生、よろしくお願いしますぅ〜
さ、入って入って〜。診ていただけるってさ〜

☆From:アルジャーノン To:ミルマ・ダーナ・シーアン・フィービー
どれどれ・・・・むっ
君・・・この少女はどこから連れてきたのだね?

☆From:ミルマ To:アルジャーノン先生
どこからって(汗)…
ええっとねぇ…、うんとねぇ…。
… オランから来たのよ〜

☆From:アルジャーノン To:ミルマ
確かに・・・オランから来てはいるな。
オランの奇跡の店に注文した品々を届けてくれたのはこの少女だからな。
しかし、そう言うことを言っているわけではない。
この少女は確か私が未知の病と診断して、隔離されていたはずだ。
それがなぜここにいるのか・・・説明してもらおう。

☆From:ダーナ To:アルジャーノン
この子は不当に監禁されているものを我々が救出したものです。
しかし、体調が悪いようなので診察をしてもらおうと伺ったのですが。
...隔離されたと何故貴方がご存知なのですか?
この子を診察したのは..やはり貴方でしたか。

☆From:ミルマ To:(心の声)
(いいぞう、ダーナ。がんばれ〜)

☆From:シーアン To:リーダー、ミルマ
(小声で)
くそっ。風邪の人間を未知の病と誤診して、なおかつ隔離だと?
こんな奴がエライのか?こいつ、フィービーを隔離した後、 治療とかしたと思うか?

☆From:ミルマ To:シーアン
ゼンゼン偉くないよねぇ…
でも、マーファの司祭さんのおススメの先生だったのに、 なんでそんな事したのかなぁ…?

☆From:アルジャーノン To:ダーナ
不当に監禁だと?聞き捨てならないな・・・
その少女は私が診断し、その病が蔓延するのを防ぐために隔離したにすぎん。
確かな治療法がない以上、街が壊滅するかもしれない危機を放っておく訳にはいかないだろう。
それを、不当な監禁とは・・・失礼な物言いだな。

・・・・ん?確か、隔離していた旧詰め所を襲った冒険者というのがいたらしいが・・・
まぁ、いい。
それよりも、君たちにも感染している可能性がある。
診察するから、別室に待機していなさい。

と・・・その前に・・・誰か!
自警団を呼んできてくれ。
その少女は隔離する必要がある。

☆From:シーアン To:アルジャーノン
なんだと、てめぇ!
(グレートソードに手をかける)

☆From:ダーナ To:ミルマちゃん&リフォード君
ちっ!厄介な事になった!
おい、ミルマちゃん、リフォード君!ここは一旦引き揚げよう!

− フィービーを、ひょいと担ぎメイドを押し退け出口を目指す。

☆From:シーアン To:リーダー、ミルマ
あ、みんな逃げんのかよ(^^;
(さっと踵を返し、追いかける)
あいつ、人質に取ろうかと思ったのによ〜。

アルジャーノン邸からあわてて逃げ出したダーナ・ミルマ・シーアン ・フィービーの4人は無事何事もなく隠れ家へ到着することができまし た

☆From:シーアン To:フィービー
驚ろかせちゃったか(^^;? 具合はどうだ?

☆From:フィービー To:シーアン
え?えぇ・・・少しびっくりしましたけど・・・大丈夫で す。
ちょっと気分が悪いですけど・・・・まだ、大丈夫です。

☆From:レンシオ To:医療班
あ…すいませんみなさん。まだ、ザドクさんは見つからないんです。

…ところで、みなさん、息せき切らせてどうしたんです?
何かに追われましたか?

☆From:シーアン To:レンシオ他
(まだ肩で息をしている)
や・・・られたぜ。
アルジャーノンに会ってきたが、ありゃ、確信犯だな。
フィービーを再診してもらおうと思ったんだが、 自警団を呼びやがった。
俺達も”未知の病”にかかってる可能性があるから、 診察するとか言い出してよ・・・。

・・・リーダー達が逃げなきゃ、俺はあいつを人質にとってたぜ、多分。

☆From:レンシオ To:医療班
はぁ、なるほど…

と言うことは、アルジャーノン氏はザドクさんではないわけですね。再び救出するこ とに利点はないわけですからね…
それに、いくらフィービーさんの症状が風邪であるとはいえ、診断した人物の知名度 に差がありますからねぇ。大衆の前で風邪であると訴えても、信用してもらえるない でしょうからねぇ。
フィービーさんを監禁することにどういうメリットがあるんでしょうね?
どうしましょう、この先?

☆From:ヘルムンス To:医療班
しかし、アルジャーノン氏も頭が固いというか、自警団を呼んでまで あなたがたを拘束しようとするとは・・・
・・・ううむ・・・(そのまま考え込む)

☆From:ダーナ To:みんな
(息を整えつつ。) ふむ、如何にしたものかな...。
ザドク・アルジャーン説は無かったし....。
自警団は不治の病の少女を隔離する為、動いているようだしな。
うぅ〜む..煮詰まったな...。

☆From:ジル To:メンバー
しかしアルジャーノンが実力行使に出るとはの‥‥‥
いよいよ用心せんといかんな。
多勢に無勢の無謀な戦いではマイリーの加護も及ばぬ。
これからは一緒に行動した方がよいかの。

しかし、あれだけ探してザドクの行方も知れんということは‥‥‥‥

すまん、ちとみんな聞いてくれ。

☆From:ジル To:メンバー
実は今朝から気になってる事があっての。
いまのアルジャーノンの話を聞いて、もしかしたらと思うんじゃが‥‥‥‥。
フィービーは、未知の病と診断されてあそこに隔離されていたと言っておったの。
それはちと変じゃと思わんか?
仮にもアルジャーノンは街では名のある医者じゃ。
住んでおる建物も当然それなりに立派じゃろう。
その医者が、患者をあんな廃屋の地下になど閉じ込めておくというのは不自然ではない かな?
それほどの医者なら、隔離できる部屋くらい自前で用意できると思うのじゃがの。

そこでじゃ。こういう風に考えれば巧く話は繋がるのではないか?
確かザドクは言っておったの‥‥‥領主が善からぬ事のために少女を誘拐してお ると。
種明かしはこうじゃ。
まず、アルジャーノンが自分の所にきた患者の中で、めぼ しい娘を「未知の病」と診断する。こうしておけば、とりあえずのところ筋はと おるからの。
そして隔離という名目で自警団が匿う。頃を見計らってそのまま娘を領主に引き渡す。
こうすれば、街のものには疑われずに目的を果たせるじゃろうな。
当然、攫う娘はこの街に縁の無い者を選ばねばならんが、それは自警団の組織力とアル ジャーノン自身の信用を使えばたやすい事じゃろう。
娘の方は、残念ながら助からなかったと言う事にすればよいしな。
なにせ「未知の病」じゃ。誰も疑う事はあるまい。

(一息ついて)

それで、ザドクの方じゃが、もしかしたら自警団に捕まっておるのかもしれんな。
なんせ、昨日のあの雨じゃ。なにかのトラブルでワシらと合流できずに、うろう ろしているところを自警団に咎められたのかも知れん。
昼間にワシらがいろいろしていたことは自警団の連中も知っているだろうからの。
もしかしたらザドクの方も話が回っていたかも知れんしな。
前に雇われた冒険者もそうやって自警団に捕まったのかもしれん。。。。。

どうじゃ。どう思う?

場に静寂が漂う・・・と言うよりは、何が起こったのか理解できないメンバーが、唖然とジルを見ているだけのような気も・・・(笑)

☆From:レンシオ To:ジル
…………………………

☆From:レンシオ 
何か奇怪なものが聞こえたような・・・

☆From:ダーナ To:ジル殿
(絶句)…………………

− 固まってる。(笑)

☆From:シーアン To:ジル殿
・・・・・・
かっこいー

誰、あんた?

☆From:ミルマ To:ALL
ねぇねぇ、今のの何処にボケがあった?

☆From:ヘルムンス To:ジル
・・・なるほど。確かに論理的な推理ですね・・・
しかし、よりによってジル殿にそのような適確な推理を抜け駆け されるとは・・・(^^;;;

そしてGMも固まっている(笑)

☆From:ダーナ To:ジル殿&みんな
....そうでした。
情報の多さに惑わされて肝心な事件の動機、根拠をないがしろにしてました。
さすがですジル殿..頼りになります。

− ジルに深々と一礼をするダーナ。

ジル殿が我々に道を示してくれた!最良と思われる推理と共にだ!
みんな、呆けてる場合じゃないぞ!
私はこの線で間違いは無いと直感した!
今後の第一目標・ザドク救出! 
ついでに領主か、その息子の悪事の究明かつ、然るべき処置!
さて!行動しよう!

☆From:シーアン To:リーダー
 領主の息子か・・・
確かにまだ誰も近寄ってもいねーもんな。
行くか?

☆From:ヘルムンス To:ダーナ&ALL
ちょっと待ってください、隊長。
確かにジル殿の推理で今までの謎は解けるかもしれませんが、残念ながら 証拠といえるものはなに1つありませんし、裏付けとなるものも不十分です。

まず、少女を未知の病と診断して領主に渡すような真似を今までもやっていた のならば、今までにも「少女が未知の病と診断されて隔離された」という事件が あったかどうかが問題です。
「狂気じみた騒ぎ」が何度かあったという話だそうですが、その内容が今回と 似たような状況かどうかの確認が要りますね。

あと、そのような真似をしているのなら、アルジャーノン氏にも何らかの見返り があるはずですから、「そういう騒ぎを起こしはじめた頃から、急にアルジャー ノン氏の羽振りがよくなったかどうか」も確認したいですね。

それで始めて推理の裏付けが取れることになります。

まだ「証拠といえるものがない」という問題が残りますが・・・これは自警 団のリーダーかアルジャーノン氏に直接聞くしかないですかね。

そうそう、ザドクさんが捕まっているとしたら、旧詰所にいる可能性が一番 高いのでは?
先ほど見てきましたが、フィービーがいないのにあの場所に自警団がうろつ いているのは不自然といえば不自然ですから。

☆From:ミルマ To:ヘス参謀
アルジャーノン先生のことなら、ひょっとしたらメイドさんに聞けば 何か話してくれたかもしれないねぇ。 あの時はあわててたから思いつきもしなかったよぅ。てへ。
ダーナとシーアンとミルマとフィービーさんは顔が知られるから 行けないけどね〜
行ったらきっと捕まって実験台にされちゃうよぉ

☆From:レンシオ To:ヘルムンス、みなさん
(どっこいしょ、と立ち上がる)
…まぁ、なんにしても今の私たちには謎が多すぎて、やるべき事がはっきり決まって いないんですよね。
それに、元々情報が少ないのですから、この場でいくら筋の通った推理しても全ては 仮説に過ぎませんからね。
最終的に必要となってくるのはヘルムンスさんの言うとおり、証拠、ですけど証拠を 集めるためには、たとえ危険を冒してでも、やはり足を使わざるをえないんですよ。
今は行動あるのみ、です。
シーアンさん、ダーナさんもその気のようですし、「善は急げ」、さっさと行きま しょう。フィービーさんの体調やザドクさんの身の安全 を考えると、私たちにはあまり時間がないですからね。

☆From:ダーナ To:レンシオ君&みんな
うむ!そうだな。
時間が過ぎれば過ぎるほど我々は動きにくくなる筈だ。
早速、情報の収集を行おう!

..っと、ちょっと待ってくれ。
確か以前の行方不明者は「神隠し」になっていたよな。
これはアルジャーノンは関係していない筈だぞ...。
ふむ、この街の住人を誘拐するときは「神隠し」を使っていたのかな?
この点が私には府に落ちないのだが..以前の事件についても、
どんな些細な事でも良いから、もう一度情報を集めよう!

他に何か意見はないか?

☆From:ヘルムンス To:ダーナ&ALL
情報を集めることに異存はありません。
ただ、アルジャーノン氏は自警団に知らせたということは、彼らがまだ 活発に動いてたら今後の行動がやりにくくなる可能性がありますね。

ここは、少々リスクもありますが、領主の館付近まで行って現時点での 自警団の動きを把握してみるのはどうでしょう?
もし自警団の動きが依然として活発だとしたら、領主の館に報告するため に自警団のメンバーが頻繁に出入りしているはずですから。

☆From:ジル To:メンバー
そうじゃな。自警団の封鎖を突破するにしても、情報があるにこしたこ とはないからの。
ここにじっとしていても事体はよくならん。とりあえず、領主の館の方にでも様 子を探りに行ってみんか?

☆From:レンシオ To:みなさん
(すでにドアから体を半分外に出しつつ)
…ですから、何をするにも今はまず歩き回らないと。

(外にでながら)
先に建物外で待ってますよ!

さて、午前中の情報収集終了。
ジルが雄弁になったりと不思議な現象が起こってるけど、気にしない気にしない(笑)
未だ見えてこぬ真相。果たして真相や如何に?
livelierの冒険はまだまだ続く。

第3章その4〜fin〜


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