囚われの異邦人
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第3章〜その1〜
未知の病という名の風邪

あれほど降っていた雨も上がったようです。
パーティの面々は結んでいたロープをほどき、鎧を着け始めました。
周囲の状況を確認しますが、特に異常はありません。

☆From:ミルマ To:みんな
雨あがってるね…
あっ!ザドクさん、ひょっとしてあの雨の中待っててくれたりしちゃったかなぁ。 ミルマちょっと先に広場へ行ってくるよ。
お風邪のフィービーさんをあんまり連れまわすのもワルいし、 できたらザドクさんに隠れ家まで来てもらおうと思うんだけど、 どうかなぁ?

☆From:ジル To:ミルマ
そうじゃな。ワシも泳いだんでもうクタクタじゃ。
見張りに見付かってしまった以上、少しでも早く行動した方がいいじゃろうな。
ワシらは、レンシオと合流するから、ミルマ、ザドクの所まで行ってくれる か?

☆From:ミルマ To:ジル
うん!これで一件落着だねぇ〜

☆From:シーアン To:みんな
それが良さそうだな。
ミルマ1人で大丈夫か?
戦闘もOKなリーダーが、一緒に行った方がいいかもな。 (そう言って、視線はダーナに・・・)

☆From:ダーナ To:みんな
ふむ、そうだな私がミルマちゃんと行こう。
みんな少女の事は頼んだ、容体が悪化したら先に街を出てくれても構わん。
ただ、その旨を隠れ家に手紙で記しておいてくれ。

さて、ミルマちゃん行こうか?
私は余り足が速くないから手加減してくれよ。

☆From:ミルマ To:ダーナ
は〜い。
行こう、行こう、るんるんるん。 旦那とおっでかっけ うっれしいいなぁ〜っと♪

そして、広場に移動。
雨の後だからか、人通りはそれほど多くありません。
とは言え、他の場所よりは人通りが多いようです。

ザドクを探してみましたが、それらしい人物は見あたりません。

☆From:ミルマ To:ダーナ
あれぇ、ザドクさんいないねぇ…
どうしたのかなぁ

そうこうしてるうちに・・・・

☆From:通りすがりのグラスランナー
大変だ!大変だ!大事件だ!!

☆From:ミルマ To:変なグラスランナー
ちょっとちょっとぉ、何があったのさ?
ミルマにも教えてよぅ。

☆From:ダーナ To:ミルマちゃん
おっ、おい!ミルマちゃん!
待ってくれ!

ダーナをほっぽってダッシュで聞きに行くミルマ。
おいおい(^^;;

☆From:グラスランナー To:ミルマ
聞いてくれよ。
な、なんと、未知の病にかかってた奴が逃げ出したらしいぜ。
ついさっきの話さ。

ミルマびっくりまなこでさらに聞いてみます。

☆From:ミルマ To:変なヤツ
へぇ〜、そりゃ大変だぁ!
で、で?逃げたってことは捕まってたのかい? 一体どっから逃げたんだい? 未知の病って何なんだい? 診たお医者は誰なんだい?
ついでについでに、あんたの名前はなんてンだい〜♪

☆From:ピット To:ミルマ
おいらかい?おいらはピットっていうんだ。
あんたの名前は?

☆From:ミルマ To:ピット
ミルマはミルマさ!
賢者ミルマってこの辺じゃユーメイだよぅ

腰に手を当てていばりんぼポーズっス。

☆From:ピット To:ミルマ
ミルマかぁ。いい名前だね。覚えておこーっと。

何でも旧市街にある前の自警団の詰め所に監禁してたんだけど、冒険者 風の人が連れだしたらしいよ。

誰も知らないから、未知って言うんじゃないのかなぁ?(?_?)
おいら、よくわかんないや。

診た医者かい?なんて名前だったか・・・まぁ、とにかく偉い賢者様さ。

☆From:ミルマ To:ピット
わかんないから未知なのかぁ。そりゃそーだね、ピット! この賢者ミルマもそう思うよ。
ところでねぇ、ピット。その話、誰から聞いた? 出所が明らかじゃない話を言いふらすのはどうかなぁ。 もしうそだったら、街のヒトからヒドイ目にあわされるよ!
そうなったらピット、それこそ大変だよ!

☆From:ピット To:ミルマ
自警団の人が騒いでるのを聞いたのさ。
今頃、自警団の人たちは全力を挙げて探してるんじゃないかなぁ?

☆From:ミルマ To:ピット
そっか〜。そんなら確かなジョウホウだね!
でもきっと、それならなおさら言いふらさない方がいいね! 逃げてる奴の耳に入ったらもっと逃げられちゃうかもしれないよぅ。 そしたらピットのせいになっちゃうかもしれないでしょ?
ミルマは誰にもいわないよ! だからピットも誰にもいわない方がいいよ!

☆From:ピット To:ミルマ
げ!それはいやだなぁ。
(顔に縦線(笑))
うん、わかった。もうこの話は誰にもしないよ。

☆From:ミルマ To:ピット
うん、約束!
じゃあ、気をつけてね、ピット!

ピットに別れを告げてダーナの所に行きます。

☆From:ミルマ To:ダーナ
ダーナの旦那ぁ、今の話聞いてた?
フィービーさんって「未知の病」なヒトらしいよ。 早くお医者に見せてあげないと、大変だよぅ
この街にちゃんとしたお医者様はいるかなぁ。

☆From:ダーナ To:ミルマちゃん
み、未知の病気ぃ?確かに容体は良くはなさそうだったな。 ちっ、ザドクは一向に現れんし..。 ミルマちゃんの言う通りこの街の医者に見せるしかないのか? んん、神殿と言う手もあるな..? ミルマちゃん、どちらにしろ我々二人ではどうにも出来ん。 一旦、みんなにこの事を報告するために帰ろう。

☆From:ミルマ To:ダーナ
そだね。じゃ、尾行されないように気をつけてかえろ。

そのころ、隠れ家では・・・

☆From:シーアン To:レンシオ
遅くなっちまったかな。
(そろりと入ってくる。下着だけのレンシオを見つけ・・・)
(^^;フィービーが気を失ってて、良かったかもな。
おい、レンシオ。まだ寝てんのか?

(部屋の隅っこにフィービーを横たえる)
お姫様は無事救出したぜ(^^)v
今はちょっと気を失ってるが、じきに気づくだろう。

あ、リーダーとミルマは公園にザドクを呼びに行ってる。
彼女−−−フィービー−−−ってんだが、フィービーがこんな状態じゃ 向こうに来てもらった方がいいだろうって事でね。

☆From:レンシオ To:シーアン
ZZZzzzzz…
(寝起きでまだぼんやりしている)
………。……ん?
あ〜。どうもすいませんねぇ、皆さんと服が乾くのを待っているうちに寝入ってしま いましたよ。(^^;

無事救出は出来たようですね、ご苦労様です。
幸い皆さんも無事なようですね。それでは依頼人に会ってさっさと帰りましょうか。

☆From:ヘルムンス To:レンシオ
依頼人は今隊長たちが探しているので、私達まで動いてしまっては入れ違い になってしまう可能性もありますし、彼女(フィービー)のことも心配です からね、しばらくここで待っていたほうがいいでしょう。
彼女をこれ以上動かすことはデメリットが多すぎます。

☆From:レンシオ To:ヘルムンス
はぁ、なるほど。
(フィービーの方を見て)
確かによく見ると顔色も良くないし、あまり動かさない方が良いでしょうね。
なら、ダーナさん達が戻ってくるまで待機していましょうか。

でも、まだ下着姿なんだよなぁ・・・
セクシーレンシオ?(爆)

そして、ダーナ達が帰ってきます。

☆From:レンシオ To:ダーナ、ミルマ
おや、お帰りなさい。
ザドクさんはどうしました?

やっぱ、まだ下着姿なんだよなぁ(^^;;

☆From:シーアン To:レンシオ
彼女の目が覚める前に、服着たほうがいいぞ(^^;

☆From:レンシオ To:シーアン
…へ?…服?(。。)
(改めて自分を見てみる)
あああああ!そ、そう言うことは先に言って下さいよ!
(慌てて服を着る)

き、気づいてなかったの?(^^;;

☆From:シーアン To:リーダー、ミルマ
ザドクの野郎はとんずらかい?
(注:もちろん冗談のつもりである(^^;)

☆From:ミルマ To:シーアン
それが聞いてよぅ、シーアン。
ザドクさんたらいないんだよぅ。 約束の時間守らないなんてよくないよねぇ。

☆From:シーアン To:ミルマ
何?いなかったのか?
・・・・・・まさか、この雨で雨宿りしてるとか・・・(^^;
・・・・・・・・・・・・ザドクも探さないといけないのかよ、チッ。

☆From:シーアン To:ミルマ
話が一段落したらでいいからよ、彼女の様子を看てくれよ。
その・・・濡れた服を乾かした方がいいと思うんだが、 流石に俺が脱がせちゃまずいだろうし(^^;
(自分のマントを外して、しぼる)
必要だったらこれ、かけてやってくれ。

☆From:ミルマ To:シーアン
うん、わかったの。ミルマのマントじゃ小さいしね。
そーだ、広場でピットから聞いたんだけど、 なんでも「未知の病」ってヒトが旧詰所から逃げて大変らしいよぅ。 それがどーも、フィービーさんのことらしいんだけど…

☆From:レンシオ To:ミルマ、独り言
未知の病?

だとしたら、自警団はこの少女を隔離するために監禁していたことになる…
自警団に関わる悪い噂とこの少女にはどんな関係があったのだろう?

☆From:ダーナ To:みんな
うむ、今、ミルマちゃんの報告どうり、ザドクは広場には居なかった。
未知の病気の件は自警団の罠かも知れないが、
少女の命、第一で行動をしたいので現状は否定するまい。
さて、早速行動を起こさんと手後れになりそうな事ばかりだぞ!

☆From:レンシオ To:ダーナ
まぁまぁ、ダーナさん。
急いで行動を起こしてどうなるというのです?
行動を起こすと言っても具体的にどうするかは決まっていないでしょう?

救出を依頼したザドクさんは来ない、救出した対象も未知なる病を持っているようで す。
病のことが本当なら、オランにまで連れて帰るわけにもいきません。もし、それが伝 染性のものだったら混乱が起きます。大体、病弱の人を引き連れてこの町から脱出で きるかも分かりません。
何より今回私たちはただ働きどころか、病の根本を外に出したという大罪を働いたこ とにもなりかねませんよ。

かといって、再び自警団に引き渡すのも忍びないものがあります。今一度、どうする かを考えるべきでは?

☆From:ヘルムンス To:ALL
あと、もう1つ考慮しておかなければならないのは、彼女がかかっている未知の病にわれわれも感染 しているかもしれないということですね。
その場合、下手に動くことは最悪の結果をもたらすことになります。
もっとも、かといってこのまま動かずにいることもできませんが・・・

☆From:ダーナ To:レンシオ君
くっ、そんな事は百も承知だ。
しかし、現状この少女の命を握っているのは我々だ。
そうなれば報酬より何よりこの少女の命を最優先しなければならん。
少女の容体からして、これ以上の無理も出来んし時間も余り掛けれないだろう。
その事を踏まえた上で今後の行動方針を決めよう...。

☆From:ヘルムンス To:ALL
まず、彼女の容体がこれ以上悪化しかねないことをかんがえると、彼女をここから下手に 動かすのは避けたいですね。
とすれば、もちろんここから全員が離れるわけにもいきません。
動けるのは全体の一部だけになりますね・・・

☆From:ミルマ To:ダーナ
ミルマもフィービーさんの命最優先ってゆうの、賛成するよ。
とにかく、病気を診てくれるお医者さまか司祭さんを探さない?

フィービーは熱があるのか、かなりうなされています。
時折、息苦しそうに咳をしています。

濡れた服を脱がせて乾いた布(無けりゃ、自分の服(^^; ちょっと汚れてるケド) で拭いてあげてシーアンのマントでくるんであげて、ハンカチぬらしてきて おでこの上へ置いて…

☆From:ミルマ To:ジル殿
フィービーさんつらそうだよぅ…
ねぇジル殿。このお病気、神様に頼んで治してもらえないかなぁ

☆From:ジル To:ミルマ
す、すまんのぅ。今のワシの未熟な力では、まだ彼女の病気までは治し てやれんのじゃ‥‥‥今ワシにできる事は、彼女の冥福を祈る事くらいかのぉ‥‥‥

勝手に殺すなよ(^^;;

☆From:ミルマ To:ジル
…うう。ジル殿の出番が来ないようにがんばろうね。
ミルマ、フィービーさんに治って欲しいよぅ。

☆From:レンシオ To:ジル、ヘルムンス
縁起でもないことを言わないで下さい、まったく。(−−;)

ヘルムンスさん、精霊に働きかけて何とか症状の緩和は出来ませんか?

☆From:ヘルムンス To:レンシオ&フィービー
ふむ・・・サラマンダーに働きかけて作用を少し弱めてやれば、この熱くらいなら下げてやることはできます。
ただし、熱を下げるだけの効果しかありませんから、症状の緩和とまではいくかどうか・・・
とにかく、試すだけ試してみましょう。
(フィービーの方に向かい、精霊に働きかけるべく精神集中をおこなう)

☆From:レンシオ To:独り言、フィービー
(フィービーを見ながら)
未知の病気とは言っているもののこの症状は、どう見ても風邪だよ な…。もうちょっと詳しく見させて貰うか。

フィービーさんちょっと失礼します。
症状を詳しく見させてください。

ここで、レンシオの出した目はなんと6ゾロ!。・・・やってくれる・・・(;_;)

☆From:レンシオ To:みなさん
(しばらくの間検診中…)
これは…風邪です。間違いありません、風邪です。
拗らせて悪くはなっているようですが、保証しますよ。
しかるべきところに連れていって見て貰えれば、直りますよ。
…やっぱり何かが絡んできていますね、これは。

あぁ・・・未知の病の恐怖が・・・(T-T)

☆From:ダーナ To:レンシオ君&みんな
なに?..風邪だったのか...良かった。 ふむ、確かに私の見た限りでは風邪だったのだが自信が無かった。 何はともあれ良かった有り難うレンシオ君。 しかし、こうなって来ると分かり易い展開だな。 ザドクにしろ自警団にしろ何らかの思惑で動いてはいるだろが、 それが、この少女の伝染病と結び付かなかったから途方に暮れていたが、 この少女の身元と誘拐の経路、ザドクの行方、正体、あと本来の目的を 明かせばこの件は片が付くな。 さて、どう動こうか?

☆From:フィービー To:
う・・・うぅん・・・・。

ミルマの看病とジルの祈り(笑)とヘルムンスの処置のかいあってか 、フィービーは意識を取り戻します。

☆From:フィービー To:周囲の人
あ・・あの・・・。ここは・・・?
シーアンさんは・・・・・?

☆From:シーアン To:フィービー
お、気が付いたのか(^^)。
良かったな、さっきは呼吸も止まるし、 一時はどうなることかと思ったぜ。

シーアンの顔を見ると、安心したのか表情がほぐれます。

☆From:フィービー To:シーアン、みなさん
あ、あの・・・みなさん、助けていただいてありがとうご ざいました・・・。

と言いつつ立ち上がろうとしますが、バランスを崩し倒れそうになっ てしまいます

☆From:シーアン To:フィービー
おっと、危ない!

(とっさに身を乗り出し、フィービーを抱き留める)

大丈夫か(^^;?
(まだ腕の中にいるフィービーの顔を覗き込む)
・・・・・・大丈夫じゃなさそうだよな。顔が赤いぜ。

☆From:フィービー To:シーアン
あ・・・・(真っ赤)。
あ、あの・・・もう大丈夫です。すみません・・・。(やっぱり、真っ赤)

☆From:シーアン To:フィービー
(赤い顔を覗き込んで(笑))
大丈夫そうに見えねーって(^^;
(おでこに手を当てる)
やっぱ、熱いぞ!
(騒ごうとしてふと気づく)
・・・あ、風邪だっけか。微熱あんの当然かもな(^^;;;

それな、俺のマントなんだ。
フィービーの服が乾くまではおってていいぜ。
俺のは普通のマントの倍の生地使ってるからな。
(多少重いけど)暖かいだろう(^^)?

ジル「まぁ付いてこいと行っときながら、下水に落とされたら、熱も出るわな」

☆From:フィービー To:シーアン
え・・・・?あ・・・え? きゃっ!(さらに赤面)
(やっと、自分の格好に気づいたのかしゃがみ込む)

☆From:レンシオ To:誰にともなく
………(´〜`)
(ポリポリと顎を掻きつつ)
風邪……治ったんですかね。

☆From:ダーナ To:誰にともなく
...ん、んん! (軽く咳払いして後ろを向く。) その、何だ、それだけ元気が出れば質問の答えてもらおうか。

未知の病・・・それは風邪(笑)
ラヴラヴで風邪も吹っ飛んだか?(^^;;
livelierの冒険はまだまだ続く。
レンシオ〜、今に見てろよぉぉぉぉぉぉ(GMの叫び(笑))

第3章その1〜fin〜


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