囚われの異邦人
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第2章その2
脱出!

そのころ上では・・・・・

☆From:自警団員A To:自警団員B&C
ふむ、大声で叫んだと言うことは仲間がいると言うことか・・・・。
おそらくは地下だろう。袋の鼠とはまさにこのことだな。
よし、机を階段近くにおいてバリケードを作り応援が来るのを待つぞ。

☆From:自警団員B&C To:自警団員A
はっ。了解しました。

そして、地下では・・・・
Iの部屋をミルマが確認しに行ったようです。

☆From:ミルマ To:シーアン
ちゃんと下水につながってるみたいだよぉ〜

☆From:ミルマ To:ジル
ううぅ、さっき外から見た時よりも増水してるよぅ…
あっ、でも通路があるみたいだから水に落ちないように 気をつければだいじょぶかな。

☆From:ヘルムンス To:ミルマ&ALL
しかし、先ほどよりも増水しているとなれば、ミルマ嬢が落ちてしまった ら、足がつかずに確実に流されてしまいますね。
問題なのは、下水道への道の存在は彼らも知っているでしょうから先ほど の汚水処理場に先回りをされていないかどうかですね。

☆From:シーアン To:ヘルムンス
みんなの体をロープで縛ろう。
下水処理場へ先回りしてるかどうかはわからねーが、 階段の上で奴等が待ち構えてると言う事は、 間違いないだろうからなぁ(苦笑)。
ミルマやジル・・・フィービーには辛いだろうが、行くっきゃないだろ。

☆From:ミルマ To:ヘルムンス
ミルマはだいじょぶ。なんとかがんばるよぅ。
でも、その女の子のことは誰かおんぶしてあげてね。 お風邪でフラフラじゃ、普通に歩くのも大変だもん。

☆From:シーアン To:ミルマ、みんな
フィービーは俺が面倒みよう。
(おんぶは辛そうだが(^^;)
ミルマは前方に注意して先頭歩いてくれよ。
俺はフィービーと(隊列の)真ん中あたりがいいだろ。

☆From:ダーナ To:みんな
−まだ階段を警戒ながら、みんなの所に移動する。

ふぅ〜む、気は乗らんが下水から脱出するしかないのか。
それでは先頭をミルマちゃん警戒の方頼んだ。
ジル殿、前方からの敵を頼みます。
真ん中は少女にリフォード君、ヘス参謀。
私は後ろの守りを固める。
さて、行こうか!

☆From:ミルマ To:みんな
ミルマロープ持ってる。このロープ使おうよ。

☆From:ジル To:ミルマ
ミルマ、ないすあいであじゃ!!
ほれ、ダーナ。お主はこっち側をくくりつけるのじゃ。

☆From:ミルマ To:ジル
ミルマ… ジル殿だけは支えられる自信ないなぁ…
ぜったい、ぜ〜ったい、滑ったらダメだからねぇ。

☆From:ヘルムンス To:ダーナ&ALL
ちょっと待ってください、隊長。時間稼ぎのために、階段にダークネスを かけて視界を防いでおきましょう。
さらに階段に油を撒いて滑りやすくしておけば、相手もゆっくり階段を 降りざるをえないでしょうから。

階段にダークネスの呪文を唱えます。
階段の周辺が暗闇に包まれました。

そして、全員が水没したときのために、ヘルムンスとダーナの間のロープの部分にあらかじめライトをかけておきます。
ロープに光が宿りました。

そして、階段に油をまきました。

至れり尽くせりです(笑)

☆From:ジル To:ヘルムンス
どうせなら、火も放った方が陽動になってよいのでわないかな?

☆From:ヘルムンス To:ALL
しかし、これだけの量の油では、今火をつけたらせいぜい数分程度しか炎は ついていないとおもいますよ。
彼らが進入するころには火も消えて、油の効果も消えていることでしょうね。

それよりは、彼らに点火してもらいましょう。
魔法に明るくない人なら、魔法の暗闇に突入するのにもたいまつやランタン くらいは持って入るでしょう。
その状態で転んだりしたら・・・どうなりますかね?

☆From:ジル To:ヘルムンス
‥‥‥。(あ、あくどいのう。。。)
ヘルムンス。もしかしてお主、実は、闇エルフじゃったりせんじゃろうな?? (^^;)

☆From:ヘルムンス To:ジル
大丈夫ですよ。 油びん1つ程度の炎では、人は死ぬようなことはないはずですから。
要は、下に降りてくるのを躊躇させるだけでいいんです。

☆From:シーアン To:フィービー
これから下水道を通って脱出だ。
まんがいち、フィービーが下水に落ちても慌てるなよ。 俺が助けてやるから(笑顔)
(自分のハードレザーアーマーを脱ぎ、動きやすくする)
荷物はこれでよしっと。
(前から回ってくるロープをフィービーに結び、その後自分に結ぶ。
そして、ロープを後のヘルムンスに手渡す)
風邪ひいてるのにごめんな。少しの間辛抱してくれよ。

フィービーは自分を気遣うシーアンににこっと微笑みます。

☆From:ダーナ To:独り言
おぉ、そうだった最悪、下水を泳ぐ事になるかもしれんな。
私も鎧は脱いでおくか。

−手際良くリングメイルを脱いでいく。

☆From:ジル To:独り言
(シーアンとダーナが鎧を脱ぐのを見て)
ワシのチェインメイルも脱いでおいた方がいいかの‥‥‥
どうせ、ワシは泳げんからもし落ちたらどっちでも同じなんじゃがな‥‥

-先に括り付けたロープとかが邪魔になったりしながら手際悪くチェインメイ ルを脱いでいく(笑)

☆From:ヘルムンス To:ダーナ&ALL
私もリスクが大きいので気は進みませんが・・・上にどれだけの敵がいるか 把握できない以上、仕方ないですかね。
それでは行きますか。
上の方々もおそらく増援が来れば降りてくると思います。降りてくればここに 逃げていることも感づかれるでしょうから、後ろには気を付けてください。

☆From:ダーナ To:ヘス参謀
ふむ、なるほど承知した。
もしもの時はヘス参謀、援護の方頼む。

ヘルムンスは、下水道を10mほど進んだ時点で下水道入り口部分にダークネスをかけます。
あたりは暗闇に包まれました。

そして、下水道通過です。
ここで、簡単にルールを説明しておきます。
まず、下水道通路から落ちたかどうかの判定です。
通路は滑りやすくなっています。軽業判定で目標値は8です。技能がない場合平目となります。
次に、誰か落ちてしまった場合、落ちなかった人がロープで引き上げます。
冒険者レベル+筋力ボーナスを基準値として判定します。基準値が高い人から順に1回ずつ行います。
失敗したら、落ちます。全員落ちた時点で、水泳の判定に移ります。
水泳の判定は目標値8です。この場合、ロープで全員の体をつないでますので1人でも水泳に失敗した場合、みんなで流されてもらいます。
以上の判定を3回行います。

それではまず一回目。
落ちたのは・・・・・・。

☆From:ダーナ To:叫び!
むっ!(足を滑らせる。)
うおっ〜!(頭から下水に落ちる。)

ブクブク・・・・。(沈んでいく。)

☆From:ヘルムンス To:ALL
・・・おっと危ない。このあたりは苔が地面に生えていて滑りやすく なってますね・・・うわっ!
(ざっぱーん)

・・・の2人です

さて、引き上げです。まずはシーアンから・・・しかし・・・・
☆From:シーアン To:リーダー、ヘルムンス
(余裕で歩いていたら、突然後方で水音が!)
(くるっと振り返り、すぐ後ろのヘルムンスを助けようとする)

大丈夫か?!

今引き上げるからなっ。
(言うが早いか、ロープを掴んで、引っ張りあげようとする
が・・・あともうちょっとの所で・・・)

ザッパーン!

(1ゾロ振ってしまうのである(^^;)
あ、わりぃ(^^;;;!
良かったなぁ、ロープあって。なけりゃ流されてるかもな (^^;

なんと1ゾロ(笑)。

☆From:ミルマ To:シーアン、ジル
わぁ!シーアンっ!!
大変ジル殿!早く引き上げなくちゃ…

さぁ、ジル。初の見せ場になるか?(笑)

☆From:ジル To:ミルマ
な、なぜお主たちが落ちる!?
ワ、ワシを巻き込むなぁ!!!
(渾身の力を込めて引っ張る。。。というか、落ちないようにふんばる)

見事、みんなを救ったようです。

☆From:ダーナ To:ジル殿&みんな
ハァハァ...っぱぁ!(顔に付いた水滴を払う。) 申し訳ない!迷惑お掛けしました! さて、気を取り直して出発しよう追手が来るぞ。

さて、みんなが苦労しているときに、一方のレンシオはと言うと・・・

☆From:レンシオ 
やれやれ…濡れネズミだ…
はぐれたときの待ち合わせ場所は決めてあったから、ここで待っていればやって来る だろうな。
とりあえず来ているものを干しておくか…

そして、着ていたものを干し終わってやることが無くなってから・・・

☆From:レンシオ 
まだだれも来そうにないな…
しょうがない、ちょっと休憩していよう。

寝始めました(笑)
さて、2回目です。落ちたのは・・・・

☆From:ダーナ To:(独り言)
さて、気を引き締めて掛らんとな。
私が皆の足を引っ張る訳には...!!

ズル!(足が滑る。)

ザッパーン!(またもや頭から落下。)

☆From:シーアン To:
わっ?

ダッパーン!

おわわわわ、落ちちまった〜!
って、そこらじゅうみんな落ちてるじゃねーか(^^;;;!

☆From:ジル To:マイリー
(ズルッ) うを!? (ザッパ〜ン)
マ、マイリーよ!!今御許へ行きますぞぉぉぉ!!!

・・・・の3人です。

まずは、ヘルムンスから。

☆From:ヘルムンス To:ALL
うわっ!危ないっ!!
(さっきの体験から(^^;、とっさに体勢を立て直して踏みとどまる)
くっ!男性陣は全滅ですかっ・・・ フィービーさん、ミルマ嬢、危ないですから壁際まで下がってください!
ここはなんとか私が・・・くっ、重い・・・ うわっ、しまった!
(ざっぱーん・・・またかい。(T_T))

あらあら・・・(^^;;
次、フィービーです・・・大丈夫かな?
しかし、予想に反して見事にみんなを救ったようです!

☆From:フィービー To:みなさん
はぁはぁはぁはぁ・・・ごほっごほっ。 みなさん・・・大丈夫ですか?

☆From:シーアン To:フィービー
はぁはぁ。
さんきゅーな(^^;
(とってもバツが悪い)
まさか、フィービーに助けられるとはなぁ・・・。

☆From:ミルマ To:フィービー
フィービーさん、だいじょぶ?

フィービーの背中をさすってあげるミルマでした。

☆From:フィービー To:ミルマ&シーアン
あ、はい・・・私は大丈夫・・
ごほっごほっ

☆From:ダーナ To:みんな
....申し訳ない。 もう、落ちん..。

そして3回目。

☆From:フィービー
ごほっごほっ・・・はぁはぁはぁはぁ

先ほどみんなを救ったフィービーは、体力をかなり消耗したのかふらふらと歩いています。

☆From:シーアン To:フィービー
(心配そうにフィービーを見ている)
・・・おい、平気か?

☆From:フィービー
はぁはぁはぁ・・・あっ!

やはり、足を滑らせて落ちてしまったようです。
流れに逆らうだけの力がないのか、かなり激しく浮き沈みしています。
完全に溺れてしまっているようです。

☆From:シーアン To:フィービー
フィービー!!
(すぐに引っ張りあげる)
おい!大丈夫か?
おい?フィービー???
(はっとして)
やべぇ、こいつ息してねーぞ!

☆From:ミルマ To:シーアン
たいへんたいへん!
シーアン、こーゆーときはジンコウコキュウだよぅ!がんばれ!

☆From:シーアン To:ミルマ
よ、よし
(フィービーをゆっくり通路に仰向けに寝かせると、 口を開けさせ、大きく息を吸い込んで、その開いた口から空気を送り込む・・・)

☆From:ダーナ To:リフォード君
−リフォード君の肩越しに少女の様子を伺う。

リフォード君、しょ、少女は大丈夫なのか?
救出の途中でこの娘に、もしもの事が有れば我々の行動は
ただ少女の命を縮める為に行った事になる....。

リ、リフォード君頑張ってくれ..。

手当のかいあって、息を吹き返しました。が、意識は失ったままです。

☆From:シーアン To:フィービー、みんな
ハァ、もう大丈夫だ。
息は吹き返したぜ。まだ気を失ってはいるが・・・。
ここから先は俺が運ぼう。
(と言って、フィービーをおんぶする)

・・・・・・助かって良かったぜ。 これで何かあったら、俺らただの悪モンだよな(^^;

多少のトラブルはあったようですが、無事に下水道を通り抜け外に出ました。

みごと任務を成功させ、無事に脱出!
しかし、不安材料もちらほらと・・・・
livelierの冒険はまだまだ続く。

第2章その2〜fin〜


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