= test scenario:躍らされし者達 =
シュウもまた何の音も耳にはしなかった。だがシュウはその事を仲間に告げる前に手を振りかぶる。
慌てたのは仲間達。
だが真っ先に気付いたフィオンが間一髪でノックをしようとしたシュウの首根っこをつかんで引き戻した。 そんなこんなで危機(笑)を回避した冒険者一同。しかし、未だ何の手がかりも掴んではいない。 何故誰も居ないのだろうか? いやそれよりも執事は、一体どこに居るのだろうか? 微かな波紋が、不思議な静けさを際立たているようにすら感じる・・・・。 |
■扉の前 |
☆From:フィオン To:みんな |
(シュウから少し離れて、こちらも聞き耳・・・) ま、念のためよ、念のため。(^^; ・・・・・・・・
・・・私には何も聞こえないわ。そっちも同じなら、行くしかないわね。 |
■扉の前 |
☆From:シュウ |
ふみ……罠とかはないと思うけど……ちょっと中の音聞いてみるね☆ だ・か・らちょっとみんな静かにしてね☆<って、一番騒がしいのが言ってどーする(苦笑) |
シュウの案内を頼りに依頼主の部屋の前までもどってきた。ここまで来る間もやはり誰にも会わなかったところを見ると本当に誰もいないらしい。 念の為に他のメンバーが周りを警戒している間に、シュウが罠と鍵をさぐる。 しかしシュウの出した結論は罠も鍵も掛かっていないと言う結論であった。 |
■キャプの肩の上 |
☆From:シュウ |
To:キャプ にゅにゅ。そろそろ降りた方がいいね(^^;。んじゃ、キャプ☆今までのせててくれてありがとぉ♪ (”ちゅっ☆”と軽くキャプの頬に感謝のキスをし、そのまま音も無くキャプの肩から飛び降りる)
To:パスィオン&カヴァレス |
■玄関ホール |
☆From:カヴァレス To:キャプ&ALL |
クク、どぉした、声が震えてるぜぇ? さぁ、そんな所で縮こまってねぇで、とっととカタぁ付けに行こぉや、なぁ? (先刻の時計によるものか、葉とは裏腹に慎重に歩を進め、シュウの後に続いた) |
■キャプの肩の上 |
☆From:パスィオン |
なっ……?!(慌てて身構える) ……柱時計……? ……ったく、脅かすなよ……。 別に仕組まれてなったわけでもないと思うが、十分警戒した方がよさそうだな…… (と、冷静に語るその表情は青ざめていた(笑)) |
話し合う声は静まり返った屋敷に響き渡るが、人っ子一人出てこない。 静まり返った屋敷に戸惑いながらも、一度来ていたおかげで大体迷わずに進むことができる。 外から見た感じではこの屋敷は2階建てのようだった。 だとすれば屋敷全部を廻ったとしてもそれほど時間は掛からないだろう。 そんなことを考えながら周りを見回していた冒険者達を嘲笑うかのように、唐突に柱時計が鳴り響いた。 何かを予感させるように、低く・・・長く・・・・。 |
■キャプの肩の上 |
☆From:シュウ To:キャプ&ALL |
うにっ☆いや、別に怪しいって思ったわけじゃないもん! ちょっと気になってただけだもんっ! ぷぅっ! (うにょ〜んと、キャプのホッペをつまんで横に伸ばす・笑)
ふみっ! さ、いこいこっ! |
■シュウの下(笑) |
☆From:キャプ To:シュウ、フィオン |
廊下のシミ・・・アレのことかな。 執事の気を引くために、ボクが、こうやって靴を擦り付けたんだけど(笑) まぁ、怪しいと言えば、怪しいけどね・・・ |
■玄関ホール |
☆From:シュウ |
To:ALL ふにっ? みんなしてどこ行くの・・・って、奥様の部屋に行くんだね☆ あ、あたし奥様の部屋がどこにあるか、知ってる知ってるぅ〜☆だ・か・ら、あたしが案内したげるね☆ (キャプの肩の上でちょっとはしゃぎながら) 「ん〜とぉ〜、こっち☆こっちの方だよぉ〜☆」(と、指差している)
To:フィオン姉さん |
■玄関ホール |
☆From:パスィオン To:ALL |
私も、自慢じゃないが屋敷の構造は今一つ把握できていないからな(苦笑)。 シュウに一蓮托生……といったところか。しっかり頼むぞ。 ……では、私は周囲の警戒に専念しておこうか…… (表情を改めるパスィオン。しかし彼には、シーフ技能はおろかレンジャー技能すらない(^^;;;))。 |
■玄関ホール |
☆From:キャプ To:みんな |
地下室・・・そーか、そんなモノも考えないといけないんだね。 でも、取りあえずは奥様の部屋に行ってみよう。最初の計画どおりに、ね。 シュウ、案内頼むよ。 |
■玄関ホール |
☆From:フィオン To:シュウ&メンバー |
ねぇ、さっき屋敷をうろついた時に地下室って誰か発見した?
シュウはあちこち行ってたわよね、なんかあったかしら? |
屋敷は不思議な静寂に包まれていた。人の居る気配がまるでしない。この前に来た時とは大違いだ。
つい別の屋敷に来てしまったのでは無いかと錯覚を起こす。
門は鍵を外されており中に入るのは容易い事だったが、それもまた何かの罠なのではないかと変に勘ぐってしまう。 庭を通り過ぎると大きな両開きの扉が6人の進路を塞ぐ。 しかしその扉にも鍵はかかっておらず、人気の無い玄関ホールに足を踏み入れた。 |
■屋敷の玄関 |
☆From:シュウ |
(ちょっと考えている……んと、別に今回は後ろ暗い事があって突入するんじゃないから・・・) こんにちわぁ〜っで、おっじゃまっしまぁ〜っす☆ (キャプの肩の上でぺこりと頭を下げる・・・をいをい(^^;;;) |
■屋敷の前 |
☆From:キャプ To:ALL |
みんな、準備はいいね・・・くれぐれも油断しないよーに。 じゃ、突入っっ!!
(いつの間にか、肩に登ってるシュウに) |
■屋敷の前 |
☆From:カヴァレス To:ALL |
さて、こんな所でグズグズしてたって始まらねぇ、勇者御一行様の参上だぜ。
ククク・・・おっと、いつ殺られてもおかしく無ぇ館だ、悪ぃが俺ぁ先頭、殿はお断りだぜ。 クク、こんな体でも,まだ死ぬ訳にゃあいかねえんでな。 |
意気揚々と屋敷へ向かう冒険者達。その進む先に依頼主の屋敷。
いや、このオランの町で闇に暗躍する者達のアジトが見えてくる。 全ての謎が今解けるのだ。あの執事を倒しさえすれば・・・・。 たどり着いた屋敷の門は、まるで彼らを招くかの様に開かれている。 |
■屋敷へ向かう道 |
☆From:シュウ |
(リュートを静かに弾きながら。キャプさんの耳触りにならないように・・・)
♪ 哀れな娘を救うため 悲しき母を救うため 冒険者達は立ち向かう 彼らはただの冒険者 駆け出しはじめた若輩者 勇者と呼ぶにはまだ遠い されど彼らは立ち向かう 悲しき涙を止めるため 親子の愛を護るため 暗黒の使徒に負けぬため・・・ |
■屋敷へ向かう道 |
☆From:シュウ(キャプの肩にて) To:キャプさん |
ではでは、お屋敷までの間、ちょっと肩を拝借するねん♪ 大丈夫ぃ☆ 屋敷についたら降りるからさ☆ ・・・・・きっとね(^^;;;; あ、キャプぅ〜。屋敷についたらあたし別行動とろうか? ほら、娘さんの解毒剤探さなきゃなんないんじゃないの? もし、執事さんと対決ぅ〜みたいになって、解毒剤を盾にされちゃったら大変だしさぁ・・・ |
■古代王国の扉亭の前 |
☆From:フィオン To:ALL |
やっと、あのクソ生意気な執事と対決ね。 (とても嬉しそうに微笑むと古代王国への扉亭を後にした) |
■古代王国の扉亭の前 |
☆From:カヴァレス To:オウガ |
クク,怒鳴ったり悩んだり、冒険者家業ってのは随分忙しいらしいなぁ? 日焼けしたドワーフだぁ? クク、俺ぁ日焼けしてないドワーフなんざぁ見た事がねぇがなぁ? 鏡を覗きゃぁ、ダークドワーフとやらを拝めるかもしれねぇぜ? クッククク・・ (そう言うと、キャプの後を滑るように歩いていった) |
■古代王国の扉亭の前 |
☆From:オウガ To:カヴァレス |
ほれ、なに突っ立っとる? 行くぞ! で、さっきの話の続きだが・・・ 肌の黒いエルフがダークエルフというのなら、日焼けしたドワーフはダークドワーフというのだろうか・・・? (←目がマジ (^^;;;) |
■古代王国の扉亭 |
オウガの祈りと共に崩れかけたミリアをマスターがそっとベッドに寝かせる。そして、無言のまま部屋を出るように合図すると、自分もカウンターへもっどって行く。 |
■古代王国の扉亭 |
☆From:オウガ To:ミリア |
お嬢さん、ちょっと目をつぶってくだされ。 気休め程度にしかならんが・・・ 「チャ・ザよ、この者の心に平静を」 このままゆっくりと深く眠りなされ。 目が覚めた時、すべてが悪い夢であったと思えるように・・・ |
■古代王国の扉亭 |
☆From:オウガ To:キャプ |
傭兵のやり方を町中に持ち込むのは間違っておる。
暗黒神のやり方を持ち込むのが間違っているのと同様にな。 だが、このパーティーのリーダーはお前さんだ。 お前さんの意見に従おう。 |
■古代王国の扉亭 |
☆From:キャプ To:みんな |
へ? 優先順位・・・考えもしなかったなぁ、そんなの(^^;;; そーだなぁ、「母親の安全確保」「解毒剤のキープ」「邪教連中の殲滅」の順でどうだろ。 最初の2つをクリアすれば、3番目はオマケでついてくると思うけどね。 で、ファリスの応援は・・・やっぱりアテに出来ないと思うよ。何より時間が惜しいし。 保険は、そこのマスターに頼むさ・・・もしボクらが帰らなかったら、あとの事はよろしく、ってね。 冒険者なんだぜ、ボクらは。少々の危険は覚悟して、この世界に入った筈だよ。 身の安全を気にして、チャンスを逃す事の方が、ボクは怖いからね。
それからね、オウガ。 じゃあ、そろそろ出掛けようか。あんまりぐずぐず出来ないからね。 |