冒険者シナリオ

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= test scenario:躍らされし者達 =

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:カヴァレス To:フィオン&パスィオン
 クックック・・・おいおい、パスィオンさんよう、そんな事が簡単に解るくらいなら、こんなチンケな仕事を受けるかよぉ。 おっと、気に触ったかい?
 しかし、人間って奴ぁ・・・・・・
 自分の体と違うってぇだけで、こうも嫌悪するか・・・つくづく目出度いねぇクッククク・・・

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:パスィオン To:フィオン
(おいおい……まだ完全に状況を把握していないのに、そんな安請け合いするなよ……(^^;;;))
 肌の色を変える……か? 私は聞いたことがないな。
 おいカヴァレス、お前さん、こういうのが専門じゃないのか?

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:フィオン To:パスィオン、カヴァレス、キャプ
(小声で)
ファラリスの暗黒司祭かしら? あの執事・・・・どうもおかしいと思っていたのよ。 それにしても厄介だわね・・・・。
ところでかかるだけで肌の色を変える液体? そんなものあるのかしら?

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:フィオン To:ミリア
そう、つらい思いをしたのね。でももう大丈夫。私たちがなんとかしてあげるわ。 貴方のお母さんも助けるし、貴方の肌の色ももとに戻してあげるし、その執事も追い払ってあげる。 だからもう泣くのは終わりにしましょう。それでは何も解決しないのだから。

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
3人の言葉に何を思ったのだろう。 暫く皆を見回していたがミリアはマスターに促されるとポツリポツリと話はじめた。

しゃっくりをあげながら途切れ途切れにミリアが話した事を要約すると、執事が母親をファラリスの信者にしようとしているとの事。 少しずつ彼女の心にファリスへの不信感を植え付けている儀式をミリアはたまたま目撃してしまったのだ。
彼女の肌の色を変えたのも執事らしい。 家を抜け出した直後に執事に見つかった時に掛けられた液体(執事は黒の聖水と呼んでいた)が原因のようだ。 なんとか執事からは逃げおおせたものの、肌の色のせいで友達にも怖がられ、神殿でも話すら聞いてもらえなかったとミリアは泣きながら語った。

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:キャプ To:ミリア
 え・・・あの・・・ま、参ったなぁ・・・泣き出しちゃった。  こんな時、どーすればいいんだろ・・・(おろおろ)

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:フィオン To:ミリア
 あ、ええと私の名前はフィオン。
(ここにいるってことは、さらわれたんじゃなくて家出したってことよね?)
 お母様、心配してらしたわよ。
―――肖像画で見たあなたの肌の色はもっと白かったと思うんだけど、その肌の色が家出の原因なのかしら?

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:パスィオン To:ミリア
(額に手をやって)事情がよく飲み込めんな……。
(ミリアの目を見つめる)私の名はパスィオン。
 貴女の母君には先ほど会った……が、悲しみに暮れている他は別段変わった様子もなかった。
 もう少し落ち着いて話してくれると助かるんだけどな……。
 貴女の母君のことと……それから、その肌の色のことも。
 ゆっくりで構わない。順を追って説明してほしい……。

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:ミリア To:キャプ
(マスターに頷かれて、ポロポロと涙をこぼしながら話し出す)
 お願いします助けてください。お金は今は無いけど後で必ず払いますから。
 お願い・・・ママを助けて・・・・・。

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:キャプ To:ミリア
・・・ミリア、さん・・・だよね?
 でも、その肌の色・・・一体どーしちゃったんだい??
 もしかして、家出の原因と関係があるのかな・・・

 あぁ、ゴメン。ボクはキャプって言うんだ。
 君のお母さんから、君を捜す様に頼まれたんだけど・・・何か深い事情があるみたいだね。
 聞かせてくれないかなあ。何でこんな事になっちゃったのか・・・

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
☆From:マスター To:フィオン、パスィオン、カヴァレス、キャプ
・・・・彼女が君達の探していたミリアだ・・・・・

■古代王国の扉亭 カウンター奥の小部屋
主人の案内に従い4人が入った場所はカウンターの奥にある小部屋だった。 そこに居たのは一人のダークエルフの少女。
いや、屋敷で絵を見せてもらった者達は気が付くだろう。 そのダークエルフと同じ肌の色の少女がミリアである事に・・・・。 少女は、主人の後に入ってきた君達を見るとビクリと方を震わせ、明らかに脅えた瞳で君達を見つめている。



☆From:マスター To:フィオン、パスィオン、カヴァレス、キャプ
・・・・・・とりあえずこっちに来てくれ
(カウンターの奥に入っていく)

☆From:フィオン To:メンバー、マスター
そーよね、あの執事ったら途中で語調まで変わって怪しかったわよね。
 ―――見つけたらお嬢さんにちゃーんと話を聞かなきゃね。単純でない理由がありそうだわ。
(執事が嫌いで家を出たとか言ったら面白いんだけど・・・)

☆From:キャプ To:パスィオン、マスター
 へっ? マスター、何か知ってるの??
 頼むよぉ〜。こっちの方はと言えば、これこれしかじかと言うわけで、手がかりは無いは、制限は多いは……。
 おまけに、胡散臭い執事がいるわで、手詰まり起こしちゃってるんだ。

☆From:カヴァレス To:マスター
 で,どうだい? 俺たちゃぁ合格かい? だったら何か教えて欲しいもんだがなぁ。

☆From:カヴァレス To:パスィオン
 クックック・・・おめでたいなぁ。おめぇ,試されてるのが解らねぇかぃ?
 コイツ(マスター)の目を見てみりゃぁ,解ると思うがなぁ・・・クク・・・

☆From:パスィオン To:マスター
(フィオンが話しているところに首を突っ込んで、訝しげに)
どうするんだい……って、それはどういう意味だ?
依頼内容が「家出した娘を探す」ことなのは、マスターだって知っているだろう?
単純に考えて、探し出したらその子を依頼人の元へ返す以外、選択肢はないはずだぞ。 それとも…………マスター、何か隠していないか?

☆From:マスター To:フィオン
ふん、そのやる気だけは認めてやってもいいか。
なるほど、フィオン、おまえの言うその娘が依頼人の言っていた女の子なんだな。その子を探してどうするんだい?
どうしても必要ならば、私も力を貸してやろう。

☆From:フィオン To:マスター
(キャプの後ろから)
 やる気ならあるわよ!
マスター、こーゆー娘知らない?
(と言って、屋敷で見た肖像画の少女を説明しだす―――)

☆From:マスター
なんだ、おまえらか。新しい情報だって?そんな事言われても、依頼を受けたのはおまえたちだろう?詳しいことは依頼主の方と交渉するべきだと思うのだが・・・ちがうか?
それとも、もうこの仕事を降りる気になったってことはないよな。こっちも信用問題だからな。何がどうなったのかぐらい、話してみろよ。
やる気は当然まだあるんだろうな?

☆From:キャプ To:フィオン、パスィオン、カヴァレス&扉亭マスター
 へっ・・・? リーダーって・・・!?
 そんな〜。ずるいぞぉ、フィオン。
 こーゆー時だけ、ボクに押しつけるなんて・・・え、あ、ちょっと・・・
 わ、判ったから、押さないでってばぁ・・・

 えーっと・・・ただいまぁ、マスター。
 取りあえず、何か食べるモン下さいな。お腹ペコペコだよ・・・(笑)
 (判ってるって、皆んな・・・モノには順番ってのがあるんだから・・・)

 うん。さっき受けた仕事ね、な〜んかややこしい事になっちゃっててね。
 ねぇマスター。あれから何か新しい話、入ってないかなぁ??
 こっちの方は、手がかりがまるで無いんだ・・・

☆From:フィオン To:キャプ、パスィオン、カヴァレス
 みんなで一斉に行くの?
(カヴァレス、パスィオン、キャプの順に視線を移し、キャプの上で止まる)
 リーダー、行ってらっしゃい♪
(ぐいとキャプを前に押しやる。)
大丈夫よ、もちろん後ろからついていくから(^^;


時は流れ・・・


☆From:マスター/ミリア
マスター:ミリア、随分と具合が悪いようだね。今は奥で少し休んでいるといい。 後のことは、私に任せておきなさい。
女の子:でも、…お母様が…
マスター:大丈夫、きっと君を守ってくれる冒険者達がいる。彼らがここに戻ってくれば…
それにしても、この子の肌の色、尋常ではないな。彼女の母親が、彼女を救うために逃がしたというのは本当だろう

☆From:女の子/マスター
(水色の服を着た女の子がこそっと入って来る)
マスター:?…どうした?
女の子:お願い…助けて…
マスター:…(顔色を見て)…とりあえず話してみろ。
マスター…人探し…って…この娘を探しているんじゃなかったか?
まぁいい。その話が本当ならまずいし…しばらくここにいなさい。


そのころ・・・・


■路地
☆From:オウガ
(・_・;!        前方にドワーフのアベック発見!
(;- -)        目で追うオウガ

  ( ^o^)ρ(^O^ )     はい! あ〜んして☆
  (* ^)(*^_^*)ゞ     よく出来ました〜☆

(-.-")凸       怒り爆発!!!
|★O=(-_-;      怒りを壁にぶつける!
(: ;)        痛い、空しい、寂しい・・・

■路地
☆From:オウガ
 しかし、冒険者稼業がこんなに頭を使うとは・・・思わなんだ。
 わしの知る話だと、冒険者は世に巣くう悪を正義の名の下に打ち砕き、ため込んでいた財宝を奪取!
・・・もとい、所有者が不明な財宝を預かるという、単純明解な商売なはずなんだが・・・?

 おぅ! 何だ?
(名前を呼ばれたような気がして、頭を上げる)
 しまった、つい習慣でここ(チャ・ザ神殿)に帰ってしまった・・・。
 いや、何でもない。さらばだゴルック! 冒険者はいいぞ〜
(心にもないことを口走りながら、チャ・ザ神殿を後にするオウガであった(笑)。)

■路地
☆From:オウガ
 ・・・それにしても、あの連中はいったい何なんだ?
 リーダーの坊主は酒の味もわからないくらいの若僧で、実質リーダーのお嬢は性格腕力に問題有りときている。
 その上、生まれながらの盗賊グラスランナー・・・
(財布の存在を確かめている(笑)。)
 それより一番問題なのは、あの緑の男だな。何を考えておるか全くわからん。
 今回の仕事が片付いたら、もっとまともな仲間を探そう。
 (自分の事は棚に上げている。 (^^;;; )

■盗賊ギルドへ行く途中
☆From:シュウ
(リュートを奏でながら)
♪ さてさてこれからど〜なるか♪
  みんなで わかれて 聞きに行く
  かの人探して 聞きに行く
  御屋敷の中を探したが
  ここ そこ あそこと見てみたか?
  とにかくかにかく 聞きに行こ☆

■依頼主の屋敷
☆From:シュウ To:ALL
 ふにふに♪ みんなそれぞれ聞き込みに行くのね♪ じゃ、あたしもそろそろ行きましょう♪  ふーにふにふに行きましょう♪
(と、シュウは妙な音楽を奏でながら屋敷を出て行った)

■依頼主の屋敷
☆From:カヴァレス To:フィオン&オウガ
クク、しゃぁ無ぇな、ここは一つフィオン嬢ちゃんについていくとするか。
なぁにぃ? 技だぁ?
 そんなもの、教えちまったら「取っておき」じゃぁなくなるってもんよぉ・・クッククク・・・ さて、嬢ちゃん、行くかねぇ・・・

■依頼主の屋敷
☆From:シュウ To:ALL
 ねぇねぇ、みんな冒険者の店に行くの? んー、確かにちょっとお腹はへったよね☆ ・・・・(考えている)。 あ、あたしはやっぱりちょいとギルドの方に顔を出してくるよ☆ 何か情報が入ってきているかもしれないしさ☆  ・・・シーフの誰かはついてくるぅ? ま、一人でも行くけどね☆

■依頼主の屋敷
☆From:キャプ To:扉亭へ向かうみんな
・・・そーいや、何だかお腹がすいたね。
 取りあえず帰って、ご飯食べたら、何か良い考えが浮かぶかも知れない・・・ うん、そーしよう♪

■依頼主の屋敷
☆From:フィオン To:メンバー
 じゃ、私達は古代王国への扉亭へ行ってくるわね。 あとでまた会いましょう、シュウ、オウガ。
(フィオンは古代王国への扉亭へ向った・・・)

■依頼主の屋敷
☆From:オウガ To:パーティーの皆
 そうだな、わしはひとまず「麗しの我が家亭」に戻って装備を整えて来よう。
 お嬢達は「古代王国への扉亭」だったな? 各自情報収集が終わったらそこで落ち合うということでどうだ?

■依頼主の屋敷
☆From:キャプ To:みんな
ゴメン、待たせちゃったね。
で、これからどーするの・・・へっ、聞き込み???
まいったなぁ・・・苦手なんだよなぁ、聞き込みって。
ほら、ボクって口下手だから(^^;;;

■依頼主の屋敷
☆From:執事 To:キャプ
・・・・・・・・・・・・・・・・。

■依頼主の屋敷
☆From:キャプ To:執事
・・・そーだね。あんたの言う通りだ。
ボク達が引き受けたのは、「娘さんを探し出すこと」だったね・・・。

でもね、ボク達「冒険者」の世界にも、スジってもんがあるんだ。
裏の事情次第によっては、仕事の後にもう一仕事・・・てな事もあるからね。
身に覚えが無いことを、祈ってるよ・・・。

そうだ、一つ言い忘れてた。
ボク達を雇ったのは奥様の筈だよ。あんたじゃ無い!!
そこんトコ、勘違いしないよーに・・・

■依頼主の屋敷
☆From:パスィオン To:シュウ&フィオン
 さて、どこで聞き込みをしたものか……さっぱり思いつかないな(^^;;)。 ボーっと待っているのも何だし、私もついていこう。

■依頼主の屋敷
☆From:パスィオン To:カヴァレス&オウガ&キャプ
 ……で、わけのわからんやり取りをしているところのオウガさんにカヴァレスさんよ(笑)。 ついでに、心なしか陰の薄いキャプも含めて、お前さん達はどうする? シュウについていくか?

■依頼主の屋敷
☆From:オウガ To:カヴァレス
 ぬ? わしが大層な冒険家だと? そんな話をした覚えはないぞ? なんせ、 今朝冒険者稼業に足を踏み入れた、筋金入りの素人だからな。
 まあ、侍祭をぶん殴って神殿を飛び出したのも冒険には違いないな。
ガッ、ハッ、ハッ、ハッ!
 しかしお前さん。仕事もせず分け前にだけ在り付こうとは、随分と虫がよすぎんか? それとも、取って置きの技でも隠しておるか?(にやり!)

■依頼主の屋敷
☆From:シュウ To:フィオン姉さん
 ふにふに? 聞き込みの話し? あたしだったら一人でも二人でも三人でも・・・
あ、笑いは取らなくても良いのね(^^;。んと、単数でも複数でもいいわよ♪
ま、多少たよりない所はあるけど、なんてったってあたしは普通の恰好 (彼女はクロースを着ています)だしねん♪
"聞き込み"はしやすいと思うよ〜どんな聞き込みをするかは自信無いケド・・・(^^;

■依頼主の屋敷
☆From:フィオン To:メンバー
 ―――待ち合わせするなら、この屋敷かそれとも古代王国への扉亭が妥当な所か しらねぇ・・・。
 団体行動とるなら、関係ないけどね。あんまり離れるのはよくないかしらね?
(シュウ一人で行動させるのがちょっと不安らしい(^^;)

■依頼主の屋敷
☆From:カヴァレス To:ALL
結局何処に行くんだい? クク,俺のこの風体じゃぁ聞き込みは無理だぜぇ。屋敷の周りでも探索するかぁ? そこのドワーフさんよぉ,オウガっていったかい? 聞いてりゃぁ大層な冒険家さんじゃねぇか。 クク,そう嫌がるなよ。なぁに,ちょっと探索のコツってもんを教えてくれりゃぁいいんだがな?


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