冒険者 その後の足跡(第10期引退)
冒険者を引退した後、一回り成長したヴィクターは久しぶりに父親に会いに 行った。そこでソーサラーになるために賢者の学院で本格的に勉強を始めるこ とを告げたのである。
 父は賛成はしなかったが反対もしなかった。本心を言えば反対したくないわ けではなかったのだろう。だが息子は自分にとっての信仰と同じくらいに大切 な、そんな道を、"夢を"見つけてしまったのだ。
 それを認めてしまえば、もう反対することなど出来はしなかった。
 翌朝、家を出て歩き出した息子の背中を見つめながら、父は静かに祈りの言 葉を唱えた。
 "偉大なるマーファよ、願わくば、いつまでも彼を守り導きたまえ"

 そして現在のヴィクターはと言えば、念願の古代語魔法を学びに三角塔へと 通う毎日。耳を澄ませば、ほら今日も元気にドタバタと学院を駆け回る彼とリ ッキーの足音が聞こえてくるだろう。 



能力値 ボーナス  
器用度 20 +3
敏捷度 20 +3
知 力 16 +2
筋 力 10 +1
生命力 13 +2 生命力抵抗 +7
精神力 15 +2 精神力抵抗 +7
名前
ヴィクトール・ディスブランド
種族 出身
ハーフエルフ(人間) 司祭
出身地
オラン
宗派
マーファ
性別 年齢 利き腕
18
所持金 預金 預け先 預金額 借金 貸し主 借金額
6,090 ダーナ 500    
経験点 冒険者レベル
5616 5
技能 レベル
プリースト 5
セージ 4
ファイター 2
   
   
言語 会話 読解
共通語
東方語
ゴブリン語 ×
下位古代語
エルフ語 ×
     
     
魔法
ルーン レベル 魔力
神聖語 5 7
     
     

コモン・ルーン 消費精神点
   
   
   
   
   

呪歌
 
 
 
 
 
所持品
背負い袋 水袋(エール)
ベルトポーチ マント(青×濃青)
毛布 ランタン
油(5つ) ロープ(10m)
リッキー用マント(紫) 食器
水袋  
火口箱 羊皮紙(2枚)
羽根ペン(銀製)/インク ノート
ダガー、2本装備 魔晶石(残り精神点1点)
保存食×9  

技能   攻撃力   クリティカル 追加D 回避力   D減少
ファイター   +5   +0 +3 +5   +4
武器 必要筋力 攻撃力 打撃力 クリティカル 追加D      
クォータースタッフ 10 +1 15 12 +0      
ダガー 5 +0 5 10* +0      
ダガー(投) 5 +0 5 10* +0      
ブーメラン(投専) 9 +1 9 12 +0      
必要筋力 攻撃力


回避力

なし                
必要筋力



回避力 防御力 D減少
ハードレザー 10



+0 10 +0
合計
攻撃力 打撃力 クリティカル 追加D 回避力 防御力 D減少
クォータースタッフ   +6 15 12 +3 +5 10 +4
ダガー   +5 5 10* +3 +5 10 +4
ブーメラン(投専)   +6 9 12 +3 +5 10 +4

備考
 #38: 遺跡"月法門"に関する調査資料。羊皮紙2枚。

冒険履歴
#04 サーカスサーカス 成功
#11 手紙 成功
#13 妖魔が村にやってきた 成功
#19 冒険作家殺人事件 成功
#34 心の意味 成功
#38 忘れていた危険 成功
#49 その瞳に映るのは 成功
#53 狂気の村 成功
#61 ファリスの村 成功
#78 幻の珍獣を探せ!? 成功


 オレはヴィクトール、ヴィクトール・ディスブランドって言うんだ。
人からは良く子供扱いされるけど、これでも18歳なんだよ。
オレの父さんは、オランの都の大地の女神様の神殿で司祭をやっていて意外と偉いみたいなんだ。
えっ?母さんはって?・・母さんは・・オレが小さい頃に死んじゃったんだ。
女神様の奇跡でも治せなかったんだって、父さんは言ってた。
母さんが死んですぐの頃は女神様を恨んだよ。
父さんには秘密だけど、どうして助けてくれなかったのって、ベッドで毎日泣いてた。
だけど、毎日ベッドで泣いているうちに不思議な声が聞こえるようになったんだ。
それは、優しくて・・暖かくて・・まるで母さんみたいだった。
それが女神様の声だって気付いたのは、ずいぶん後のことだったよ。
友達と遊んでるときにその友達が怪我しちゃって、オレその時動転しちゃって
どうしたら良いかわかんなくて、それで女神様に祈ったんだ。マールを助けてって。
あっ、マールって言うのは、その時怪我したオレの友達の名前なんだけど。
オレ、ハーフエルフでしょ?近所の人達はみんな良い人で差別とかはされてなかったんだけど、
それでも友達とか出来難くって、その時のオレのたった一人の親友だったんだ。
話し、脱線しちゃったね(苦笑)
それで、女神様に祈ったらね、マールの怪我が治っていったんだ。
オレも、マールも、周りにいた大人の人達も驚いちゃって、それでやっと分かったんだ!
今まで聞こえていた声が女神様の声だったんだって。
あっ!おいっ!!やめろってばっ!!
ご・ゴメン・・こいつリッキーって言うんだけど、その・・悪戯好きで・・
多分、おっちゃんの持ってるそのリンゴが欲しかったんだと思う。
駄目だろう!食べ物を見るとホントに見境がないんだから、お前は!
で、何処まで話したっけ?
まぁ、とにかく!今のオレの夢は、立派な魔術師になることなんだっ!
えっ!?どうして、魔術師なのかって??
それは、決まってるよ!だって、かっこいいモン!!
それに、女神様だって夢を追うことは人として自然な姿だって言ってくれるし。
だからオレ、父さんに反対されても家に帰れなくても絶対に諦めないんだ!
絶対に!!